「さとるちゃんもすぐるちゃんも大丈夫なのかしら〜!!!
あぅうぅぅううううぅ心配だわ〜」
本日は快晴也。
何故、コイツが騒いでるかはお察しだ。
五条と夏油が星裝体と言う重要物の護衛任務だからだ。
特級二人でも不足と言われる任務に対してこの最悪の生命体は不安になっているのだ。
「落ち着きぃや、あの二人は曲がりなりにも特級なんやで、簡単に死ぬほど軟なんか?」
「応よ、オメェさんのガキッてのは特級任務程度でやられるのかって話だ」
「でもさとるちゃんもすぐるちゃんも子供なのよ!?」
「「そりゃお前(アンタ)もだろが!!!」」
二人に突っ込まれつつも二人は無事なのか、大丈夫なのかとずっと心配してウロウロとしてるのだ。
そんな時に四年の教室に入ってきたのはピカピカの一年生の二人。
一人はやたらと背が高く髪は地毛で金髪だが若干の日本の血が入ってる顔付きと、ハーフかクォーターな少年。
そしてもう一人は人懐っこい年相応の顔付きと純血と解るほどの日本人らしい黒髪の少年だ。
何ていうか、例えるなら金髪の方は猫で黒髪の方は犬だ。
「おはようございます御母家先輩、今日の任務なのですが急遽別件により灰原と共に沖縄に向かうことになりました」
「ごめんなさい御母家先輩!」
「あらあら〜ゆうちゃんもけんとちゃんも大変ね〜」
黒髪の方がゆうちゃんこと灰原雄で、金髪の方がけんとちゃんこと七海建人だ。
堅苦しいのが七海でやたらと元気なのが灰原と、全く真逆な性格や性質なのに何故か仲が良く御母家はこの関係が好きである。
そんな二人のためにカバンから包を取り出して手渡す。
最初は二人共頭にハテナマークを浮かべるが、中身を確認すると顔に光が灯る。
「これは……」
「けんとちゃんはカスクートが大好きでしょ〜♪
だから作ってみたの〜」
「え!?七海のはカスクートなの!?
此方のはおにぎりだよ!」
「ゆうちゃんはお米大好きだからなの♪」
ちなみにこの時の二人はでちゅねの悪魔だと知らず、ただ人をちゃん着けで呼ぶ世話焼きの先輩だと思ってたので悪い印象は持ってなかった。
と言うか、両名とも好物を弁当として持たせてくれるし栄養バランスも考えてくれるしで、当時の五条、夏油コンビよりも懐いていたのだ。
二人は頭を下げて例を言うが御母家は「いいのよ〜」と言って見送るのだった。
ちなみにちゃんと御母家特性沖縄セットも持たせ、二人は至れり尽くせりと思ったり、呪術師はクソだが御母家だけはマトモなんて誤解したりとヤバい方向に進みつつ沖縄に向かうのだった。
例の事件まであと少し。
七海建人(学生時代)
呪術界に入ってからそれなりに時間は経っているので、呪術師はクソと言うのは理解してる。
その中で毎回弁当を持たせてくれるうえに安全祈願や無事に生還してほしいと本心から願っている御母家を異常だと思っては居るが、それが嬉しいとも思っている。
まだでちゅねを知らないから好印象。
灰原雄(学生時代)
七海建人の親友で御母家に懐いている忠犬系男子。
呪術界に入って日は浅いが割と呪術師って酷くないかなと思い始めている。
その中で御母家は自分達の為に色々してくれてるので呪術師として外れてるけど人としては外れてない、と思っている。
週に数回の家族との電話が楽しみ。
御母家特性沖縄セット
汗拭きタオル×四
塩分タブレット×二袋
冷感シート×二袋
虫除けスプレー×二本
安全祈願御守り×二人分
沖縄名物リスト(手書き)×二冊