でちゅね廻戦   作:ジャックマン

4 / 20
よし、でちゅねは全てを救う
つまり甚爾も夏油もでちゅねで生きてる
うん、皆でちゅねを信じるのだ〜


母は強しです!

 

御母家聖の朝は早い。

先ず初めにすることは朝食の下準備である。

やはり朝食なら味噌汁と白米は外せない、それに合わせておかずと小鉢を考え、下ごしらえを終わらせて庭へ出た。

 

「あら、ゆうじちゃんは早起きさんなのね〜」

 

「えっ!?あっ!?お、おはようございます寮母さん」

 

「もぅ、ママで良いのよ〜

ゆうじちゃんも私の可愛い子供なんだからね♪」

 

緊張で早起きしてしまった虎杖が庭で軽く体を動かしているとそこに遭遇し、軽く話してから自身の武器を取り出す御母家。

何て説明すれば良いのか……肉厚な包丁?刃の太い小太刀?

彼女はそれを高速で振り抜き、投げると華麗に木の中央に刺さり、次は高速で動き手刀で雑草の伸びすぎたところだけを刈り取った。

 

「お、おぉ……」

 

「さて、お庭のお手入れもおしまいよ♪」

 

動きの速さもだが、呪力の流れが鮮やか過ぎて感動の一言を漏らしてしまう。

足だけや手だけ、それに目だけや全身にを流れる様に管理し物事を高速でこなす。

しかも息一つ乱れてないのは本気でない動きだからだと感じ、この人の強さを知りたいと思い、だが女性だしと思いモヤモヤとした気持ちを抱えてしまう。

 

「どうしたのゆうじちゃん?」 

 

「あ、いや……その……」

 

「ふわぁ〜……あ?昨日の小僧に……げっ!?」

 

「あら、とうじちゃんも早起きさんね♪」

 

そ、そうだ、男同士だし先輩後輩だしと思い虎杖は甚爾に組手を申し込んでしまった。

そう、天与呪縛と言う生まれ付き自身を縛る呪いにより肉体を与えられた……一言で説明するなら肉体においては誰一人として寄せ付けない最強の存在にだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伏黒甚爾は人間である。

これについては何を言ってると言われるかも知れないが彼は呪力と言う物を一切宿していない。

それは異常な事だ。

呪力とは負の力、人を妬むや恨む等の感情の力でありそれの塊が呪霊。

そしてそれを祓うのが呪術師なのだ。

つまり伏黒甚爾とは全く人を恨まない……いや、人を恨むや妬むと言った『感情』を生まれ付き捨てさせられ、代わりに神話の英雄と並ぶ肉体を持ってきた『人間』なのだ。

負の力の強い呪術師と、負の力を宿さずに素直に尊敬出来る伏黒甚爾。

人間の理想的な姿と言われるかも知れない。

 

 

 

 

 

「じゃあ頼みますよ甚爾先輩!」

 

「?おぅ」

 

ちなみに伏黒甚爾は呪術高専の近接戦の教師であり、先輩と呼ばれたのに少し戸惑っていた。

 

初手は虎杖のダッシュ力を加えた右ストレート。

確実に当たるコース、タイミングだが甚爾は右の人差し指一本で軽く止めた。

しかも欠伸をしながらだ。

 

「っ!?」

 

「筋は有るが全部駄目だ、オラもっと撃ち込んでこい」

 

両腕を広げ宇宙の帝王みたいなポーズを取り挑発されたので、虎杖は遠慮なく打ち込む。

裏拳、正拳突き、下段回し蹴り、燕返し、大外刈、チョークスリーパー、チキンウイングフェイスロック。

汎ゆる技をかけるが全く持って微動だにしない。

そして最後にと腕ひしぎ十字固めをしようとした時だ。

 

「ほらよ」

 

「あがっ!?」

 

腕を掴んだ瞬間に胸ぐらを掴まれ、軽く地面に投げられた。

まさに圧倒的な差だ。

 

悔しいが……でも嬉しいと思ってしまう。

この強い先輩達に鍛えてもらえば沢山の人を笑顔に出来る、そう思いもっと学びたいと思った時だった。

 

「朝ごはん出来たよ〜ゆうじちゃんもとうじちゃんもお服パンパンしてもぐもぐしましょうね〜」

 

朗らかにヤバい発言ばかりの寮母に呼ばれて手を止めた。

そして、ふと思い声をかけてしまう。

 

「甚爾先輩は御母家さんに勝てますか?」 

 

「無理だな、特に今じゃ手が着けらんねぇ

もし殺せって依頼が来たら運んできた奴を殺すな」

 

「えぇ〜……」

 

ガチトーンで返事をする甚爾。

そりゃそうだ、かつては五条悟を殺しかけた程の超が付く実力者だがこの女には負けたのだ。

しかも殺すでもなく捕まえるでもなく最悪な方法でだ。

ある意味一番の被害者かも知れない。

 

 

ちなみに朝食は鯖の塩焼きとネギとわかめと豆腐の味噌汁。

ひじきと枝豆の和物、白米、きゅうりの塩もみと、非常に和食だった。




御母家聖
普段は寮母だが極たまに呪霊を祓いに出る。
一応四級呪術師だがほぼ名目上であり本来なら特級呪術師として扱われる。
何故四級なのかと言えば、そうすればまだまだあんよが出来ない子達をそばで守れるからだとかなんだとか。
領域展開出来る四級とか何だよと頭を抱える事態になっては居るが、一部上層部がでちゅとろいされたので逆らうのは御三家に逆らうより恐ろしいらしい。

伏黒甚爾
本来なら五条悟との再戦で死ぬはずだがあの時の五条悟が推定特級呪物である『ガラガラ』と『おしゃぶり』を鳴らした為に速攻で駆け付け反転術式で即治し甚爾を赤ちゃんにした
本人はギリギリの勝負と語るが本当はある物を見た瞬間にでちゅとろいされた

五条悟
でちゅとろいの被害者(?)の一人。
昔はイキって挑んだが即でちゅとろいされ赤ん坊にされた。
だが五条家の人間が自身の持つ術式と六眼にしか興味が無いのに対し、彼女だけは五条悟として見てくれた。
そう思い即落ちニコマしてしまい割と原作よりもマトモな性格。
ただ御母家をママと呼んでる。

伏黒甚爾
たった一手ミスしたが故にでちゅとろいされた哀れな男
ヒント欲しい?武器をしまってる呪霊はイモムシと何を合わせた物?
ガチで御母家が苦手であり、三食無料で寝床が常にある安心できる状況だからと一応教師をしている。
呪具扱いのプロであり、出身故に禪院真希とは仲が良い。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。