だから野球大会の方から
え?それとも真人対寮母のデストロイヤースタイルを見たいですか?
歌姫語
いおりん
「現役時代のママが知りたい?」
虎さん
「はい、俺達の知ってる寮母さんってこう……優しい人だから戦い方とか知りたくて」
くぎゅう
(優しい人は洗脳何かしないって)
いおりん
「そうだな〜一言で言うならデストロイヤー、メガザウラーでもいいな」
メグミン
「っ!?」
いおりん
「呪力パンチで壊して呪力キックで破壊して黒閃をほぼ任意で出せるな」
虎さん
「す、すげぇ〜」
いおりん
「なんせ私のママなんだしさ!」
GLG
「歌姫じゃなくて僕のママだけど」
いおりん
「あぁ!!!」
本日は交流会二日目。
とある糞目隠しと糞前髪のせいで何故か野球大会をしている東京校と京都校。
「平和ですね〜」
「お、おう……そりゃ三特最強生物と呪術師最強二人と物理最強に挑む阿呆何て少ないぞ」
「うむ……」
何故かユニフォームを着てビール片手に野球観戦のおっさんスタイルの両学長と、チア衣装で「頑張れ〜」なんて応援してる御母家。
「おらァ!ママが見てるんだから京都の意地みせろや!」
「ママが見てるんだしコールドしちゃおうね♪」
京都校監督、庵歌姫
東京校監督、五条悟
この二人の気合はとてつもなかった。
いや確かに仲は悪かったがそこに「ママにダサい姿を見せたくない」なんて気迫も籠もってるのだ。
「えっと……しまっていこー!!!」
謎の気迫に推され、虎杖は定番のセリフしか言えない。
一番バッターは夏油美々子。
どうやら夏油の義理の娘なのだが……何ていうか殺意が御母家に向かっている。
そして一投目、芯から捉えられた打球は一直線に御母家に向かい当たると思われたが眼の前で消滅してしまった。
「何あれ?」
「恐ろしく早い手刀、儂でなきゃ見逃してしまうな」
最近おしゃべりしまくる宿儺が解説してくれたお陰で何があったのか理解出来たが、これ学生のスポーツだよねと思ってしまう。
「キレは変わらずだな」
「そんな〜……もう私も三十ですよまさみちちゃん」
「肉体衰えても研鑽は怠らん、お前ほどの逸材が何故寮母に収まる?」
「よしのぶちゃん、ママをおだててももう戻りませんからね〜」
京都校学長である楽巌寺嘉伸曰く、御母家の術式は起源であり原初そのものと言い何故一線を退くか理解が出来なかった。
「戻らぬなら良い……手遅れにならぬようにな」
「私はママですよ〜手遅れになんてさせません」
「まったく、何年経っても手のかかる娘だ」
「みみこちゃんななこちゃんの事ですか〜?
それともゆきちゃん?」
「全員だ」
とまぁ、そんなこんなしてる内にヒートアップした両学長と教師やら引率やらが参加し、混沌の限りを極める野球大会。
呪力をボールに纏わせてホームランを妨害する東堂や、無下限を使い庵だけを妨害する五条。
パンダがパンダしてたりと、もはやルール無用の残虐野球になるのは時間の問題だ。
「皆〜お昼ですよ〜」
「「「「「「「「は〜い……」」」」」」」」
暴れ過ぎたが故に、野球のスコアすら解らず全員が全員グラウンドに倒れている。
そこにお重やら鍋やら持ってきて昼だと教えてくれる御母家。
「今日の昼はなんすか?」
「天気も良いしお外でおにぎりとお味噌汁のお弁当よ♪」
「しゃけ!!!」
「マジかママ!」
しゃけと叫んだのは小柄な表現しにくい髪色の男子『狗巻棘』で、御母家をママと呼ぶ三人目は『パンダ』だ。
いや、本当にパンダなのだ。
ただこのパンダは産まれた時から面倒を見てもらってるのであの洗脳ママチームとは違い、割とママ呼びが間違いで無いパンダなのだ。
「暴れたら腹が減ったな超親友!」
「また上がってるし……でも確かに腹減ったな〜」
「スパム!こんぶ!ツナマヨ!」
「僕に負けた歌姫は一個だけな〜」
「はっ!負けてねぇし!」
「喧嘩しなくても大丈夫ですよ〜
ちゃ〜んとみんなの分有りますからね〜」
四段お重を開くと一段目と二段目にはおにぎりが詰められており、三段目には唐揚げや海老フライや卵焼きなんて子供が大好きなおかずばかり。
四段目にはパスタサラダやフルーツ等の口休め。
鍋には味噌汁とつい嬉しくなってしまう弁当だ。
「しゃけ!しゃけ!ツナマヨ!(うまっ!うまっ!おかわり!)」
「ほらこうきちちゃんも沢山食べてね〜♪」
「あ、ありがとう……ございます……」
先日一応イベントがあったが史上最強の寮母と、その同級生二人により秒で鎮圧され細かい事は内々に処理され晴れて京都校のメンバーとなった少年『与幸吉』は恐縮しながら味噌汁の器を受け取り一口。
「ほっ……」
「あー!悠仁がおにぎり一個多く取ったー!」
「早い者勝ちだし五条先生だって卵焼き沢山食べてるじゃん!」
「やれやれ虎杖!
そのクソ目隠しに嫌がらせしまくれー!」
なんて平和だが賑やかな光景だろうか。
虎杖を親友扱いしてるインテリゴリラこと東堂葵はおにぎりを一つ手に。
親友とも再会出来、まさに最高の交流会だった。
そう思いながら一口齧ると……二人は共鳴した!
そう
ある夏の日だった。
何時も通り親友と二人で遊び、屋上でグラビア雑誌を回し読みして青春を満喫していた。
ただ、今日は東堂の家に母が居なく家に入れなかったのだ。
そんな時に虎杖が「なら家に来いよ」なんて提案してくれた。
「あらおかえり〜」
「ただいま〜」
「お邪魔します!」
家に入ると笑顔で出迎える御母家。
しかも虎杖が小腹を空かせて帰ってくるのを見越してかおにぎりと味噌汁を用意してくれてた。
「ほら東堂君もどうぞ♪」
「それではいただきます!」
そしておにぎりを一口。
「マミー!!!」
「どうしましたあおいちゃん?」
「うぅ……この味、まさに心友の゙マミーの味だな
夏に心友の家に行った時を思い出すなぁ~」
おいインテリゴリラ、なにジャイアンみたいな呼び方してるんだよ。
しかも涙流してマザーとか叫ぶな。
「また上がってるし……」
今日も今日とて平和でしたとさ。
御母家の同級生
二人居るが、夜蛾曰く「五条と夏油よりも頭を抱えたよ」と言われるほどの問題児。
かつては問題児世代として呪術界で名をはせたらしい。
虎杖の実力
御母家が稽古を付けてるのと、教師の一人が甚璽なので近接戦に関しては結構強い。
そして東堂みたいな存在にも割と寛容に接してる。
禪院真希、真依
御母家の姿を見たときから死んだ魚の目になり黙って大人しくおにぎりもぐもぐ。
禪院は全員覚えているのだ、でちゅねに支配されてる事を