ーside刹那ー
「さて、今から何をするか…」
朝食を食べて、部屋に戻った訳だが…
特にすることがない。当たり前だ、転生してまだ少ししか時間はたっていないんだからな。
「なぁ、エンペラー。なにすれば良いと思う?」
〔俺様が知るわけないだろうが。〕
こいつに聞いた俺が馬鹿だった。つかデバイスってこんなに口悪かったっけ?
「ん〜、明日から学校だからな〜。」
休みがまだあるならなにかとやれたんだが…
あっ、そういえば…
「俺学校どこあるか知らないじゃん。」
かなり重要なことに気がついた。これだな、今日やることは。後のことは歩きながら考えるか。
そうと決まれば早速準備しなきゃな。
準備が終わった。
んじゃ、出掛けるか。
「刹那、出掛けるの?」
「うん、少し出かける。いってきます、母さん。」
「いってらっしゃい。」
さてと、取り敢えずは学校に行くか。
そう思い、歩いていると…
《おい、刹那。》
急に頭に声が響いた。
「うおっ、なんだ?」
驚いた俺は周囲を見渡すが、誰もいない。
《落ち着け。俺様だ、エンペラーだ。
これは念話といって、声を出さずに会話をする魔法の一つだ。心で念じながら話してみな。》
俺は驚きながらエンペラーに言われた通りにしてみる。
《これで良いか。》
《あぁ、大丈夫だ。》
へぇ、こらが念話か。便利だし、魔法って何でもありだな。
念話に感動していた俺だったが、エンペラーが話しかけてきたことを思い出した。
《ところでエンペラー、なんか用か?》
《お前、どこにいっているんだ?》
あぁ、言ってなかったな。
《明日から学校だろ。だけど俺、学校の場所知らないからさ、一応確認のために行ってんだよ。》
《あっそ。で、場所は分かるのか?》
《ああ、地図確認してきたから。》
そこんところにぬかりはない。
《ところでさ、エンペラー。お前俺の転生うんぬんは分かるのか?》
今更ながら、気になっていたことだ。
もし知っているなら、色々話したいことがある。
《もちろん知ってるさ。俺はお前のためだけに作られたからな。》
《そうか。じゃあ、お前この世界の原作知ってるか?》
《いや、知らないが…どうしてだ。》
《俺も原作はあまり知らないんだ。知っていることといえば、主人公とその仲間の名前、あと魔法くらいだ。だから少しでも情報があれば良いと思ったんだが、仕方がないか。》
《でも、介入はしないんだろ。じゃあ、なんで?》
《巻き込まれないためだよ。》
いくら介入しないからといって巻き込まれたら意味がない。その為に情報が欲しかったが、まあいいか。
エンペラーと話しているうちに学校についた。
以外と近かったな。
「これが聖祥小学校ね。結構でかいな。」
初めて見た感想だが、立派な学校だった。小学校でこんなに良い校舎なんて抵抗あるぞ。
《古いよりはましだろ。》
《まあな。》
そういっても、前世ではこんなに良い校舎なんてそうそうあるもんじゃない。恵まれてんな〜。
そう思いながら、学校を後にする。
さてと、これから行くとこれは…
《おい、次どこに行くんだよ。》
エンペラーが聞いてきた。
《地図見てたら図書館があったからさ、そこにいこうかと。少し遠いけど。》
前世では本結構読んでたからな。ここにどんな本があるなかが気になる。推理小説があると良いが…
移動中は特に何もなく、図書館に着いた。
俺は早速本を捜してまわった。
(へぇ〜、前世と同じ物もあれば、違うのもあるか。これなら飽きそうにないな。)
そう思いながら、本を見てまわっていると、一人の車椅子に乗っている少女が視界に入った。
その少女は本を取ろうとしているのだが、車椅子に乗っているせいで、あと少しというところで届いていなかった。
(はぁ、面倒だ。)
そう思ったが、ここで見て見ぬふりをするのは気が引ける。
俺は少女の方へ行き、少女が取ろうとしているであろう本を取った。
「これで良かったか?」
そう言い、本を少女に差し出した。
ーsideはやてー
私の名前は八神 はやてや。見ての通り車椅子に乗ってる。車椅子に乗ってるせいで、小学校にも行ってない。だから結構な頻度で図書館に来てる。今日も図書館に来て、読みたい本を探しとった。本は見つかったんやけど、車椅子のせいで手を伸ばしてもギリギリ届かんかった。
「ん〜!!」
一生懸命手を伸ばすけど、届かん。
「どなんしよ〜。係員さん呼ぶんはなんか悪いしな…」
でも自分でも取れへんし…
そんなときやった。視界に手がうつって私が借りようとしてた本を取ったんは。
「あっ…」
思わず声が出てしまった。私は少し非難がましい目で本を取った人を見た。
その人は私と同じくらいの男の子やった。
(あぁ、こうなるんやったらはじめから係員さん呼んどけば良かった。)
そう思ったが後の祭り、私はそこを後にしようとした。
そしたら目の前に本が差し出された。
「これで良かったか?」
そう言って私に本を差し出されたのは、さっきの男の子やった。
お久しぶりです、セオです。
今回で原作キャラを出してみました。
八神はやてです。
自分的にははやてをこの作品のヒロインにしていこうかなと思います。
だいたい投稿するペースは1〜2週間ペースになると思います。
今後ともよろしくお願いします。
感想待ってます。
カッコの使い方
「」普通の会話
()心の中で思っている こと
〔〕デバイス
《》念話
増えたら、逐一報告します。