【超短編】ライスシャワーのアンチテーゼ 作:NINOBANANA
いつもと変わらないいつもの日々
今日はとあるウマ娘の話
ライス「今日はどうしようかな...」
彼女はライスシャワー、大きいウマ耳と外に跳ねている黒鹿毛のロングヘアを持ち、右目が前髪で隠れている小柄なウマ娘。
彼女は街を歩いていた、理由としてはただなんとなくである
新しい発見があるんじゃないか、いつもとちがう何かを見つけられるのではないか。
そう思いながらなんとなくで見慣れた街から見慣れない街へと自然に足を運んで行った、何かに釣られるように...
「...はっ、良い匂いがすると思ってなんとなくまた歩いて来ちゃった..あ...ここ...」
足を止めたのはとあるパン屋だった。
小さな、あまり目立たない、こじんまりとした...
しかしそこから香る良い匂いに..彼女の足は自然に釣られてやってきた
彼女は朝はパン派を自称しているが大好物というわけでもない、しかし
「折角来たんだし..」
カランカラン...
小さな鈴の音を鳴らしながらゆっくりと扉を開くと、彼女の全身を包むように良い香りが
「わあ...すごい..いい匂い..」
「いらっしゃいませ」
カウンターの向こう、店主であろう白髪の似合う男がニコニコと出迎える
さっそく近くにあるトレイとトングを手に取り店内を見渡す
カチカチ....パンを威嚇すること忘れる事なく色んなパンを眺める..
「(どれも美味しそう...とっってもいい匂いで..なんだか宝石みたい)」
スーパー等のパンコーナーとも違う、パン屋という独特の空間でしか味わえない特別な感覚
自然と笑みを浮かべて、気になるものを手に取っていく
甘い香りただよう物から少しジャンキーな組み合わせの物..
気づけば彼女の持つトレイはパンで山積みになっていた
こう見えて彼女、小柄ながら大食漢である
山積みのパンを抱え、笑顔の優しい店主が立つカウンターへと持っていく。
「こんにちは.ではお預かりします。えーと...」
ニコニコとした表情を崩さないまま、山積みになったパンを数え始める
そこで特に彼女は何かを言うわけでもなかったが、ふと店主から優しく声をかけられる
「お嬢さん、ウマ娘かな?近くのトレセン学園の..どこか見たことあるなあと思ったんだよ」
「あ、えと...」
「綺麗な髪の毛だからテレビで見ていて印象深かったんだ。確か..ライスシャワーちゃんだったかな?」
「わ、私のこと知ってたんですね...で、でも私よりももっと有名なウマ娘なんか沢山いるのに..」
「おじさんはね、感動したんだよ。」
「感動...?」
店主はパンを袋に手際よく詰めながら楽しそうに語る
忘れないために一旦投稿、すぐ続き書きます。