ARMORED CORE Ⅵ 妄想   作:荒潮提督

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やはりACは良い、私にはコレが必要なんだ。


この小説でのアセン

【挿絵表示】



mission「不明機体調査」

惑星ルビコン、かつて「アイビスの火」と呼ばれる大災害によって周辺星系を巻き込んで焼かれた惑星。

その災害により焼き払われたはずの物質「コーラル」が未だ燻っていると判明し企業同士、独立傭兵らがコーラルをめぐって血生臭い争いをしている。

独立傭兵「レイヴン」、強化人間C4-621とその飼い主、ハンドラー・ウォルターも同じくコーラルを求めてこの惑星に降り立った。

621は人生をやり直す為、ハンドラー・ウォルターはコーラルを手に入れる為に。

そしてあるミッションで致死量のコーラルを事故で浴びた結果621と交信が可能になった姿持たぬルビコニアン「エア」。

2人(3人)は様々な困難を乗り越えついにコーラルが集積されていると思われる場所を封鎖してる地点に辿り着く。

コレはその直前に起きた本来ならあり得ない筈のifの物語である。

 

 

 

 

 

「621、ウォッチポイントアルファの探索の前に仕事だ」

「仕事」

「ベイラム、及びアーキバス。両社からの共同の依頼だ。連中が先日の封鎖機構の一件以来お互い啀み合っていたがどうもそれどころでは無い自体が起きたらしい。ブリーフィングに参加しておけ」

「了解」

《ベイラムとアーキバス、両社が手こずる相手とは一体・・・。レイヴン、嫌な予感がします》

 

 

 

強化人間C4-621、識別名「レイヴン」。

この惑星でコーラルを手に入れる為、自分の仕事を果たすためにハンドラー・ウォルターが新たに買った旧型の第4世代強化人間。

事故で脳を焼かれ、人としての最低限の機能以外は死に果てた少女。

髪は色素が抜けて白く、眼も既に役目を果たせる状態では無いので生き残った視神経に直結する形で頭部に接続されたセンサーで周囲の状況を把握。

聴覚も同様に代わりとなるセンサーが代用。

身体も死人のような肌を隠すように全身に巻かれた黒い包帯、内臓も生命維持に必要な物以外は既に人工物に置き換えられている。

脚は動かせない為基本車椅子での移動になる。

誰かのサポート無しではその日生きる事も難しい、それが彼女C4-621である。

流石に包帯だけで過ごしている訳ではなく特殊なスーツを着て過ごしている。

飼い主であるウォルターに連れられモニターの前に座る。

画面にはベイラムグループ、レッドガン部隊指揮官、総長「歩く地獄」G1ミシガンとアーキバスグループのAC部隊、ヴェスパー部隊の第2隊長でありルビコンに置けるアーキバスの実質的な指導者V.Ⅱスネイルが映っている。

 

 

 

『G13レイヴン!久しぶりだな!今回はかなり特殊な事情によりアーキバスとの共同の依頼になる!ブリーフィングの内容を頭に叩き込んでおけ!』

『こちら、V第2隊長V.Ⅱスネイルです。本来ならば我々だけで対処すべき事なのですがそうも言ってはいられない自体になったので仕方なく貴方方にミッションを出す運びになりました』

「何があったミシガン」

『先日、我がベイラムグループのウォッチポイント探索の為の拠点が襲撃を受けた。何とか撃退したが本社に増援を要請する必要がある被害を受けてしまった。我々はアーキバスの仕業と断定し即座にアーキバスに報復の準備を開始した』

『我々アーキバスの先遣隊も強襲を受け同じ被害が出ておりベイラムに抗議しました。そこで両社と話し合いの席を設け襲撃を仕掛けた機体の画像データを照会した所』

「同じ機体だった、と言うわけか」

『話が早くて助かるなウォルター。件の機体は我がベイラムグループ、アーキバスグループが運用するどのMT及び汎用兵器、強いてはAC部隊にも当てはまらない全く持って謎の機体だ』

『分かっている事は重量級の機体である事、高火力のエネルギー兵装を所持している事、そしてエンブレムです』

「エンブレムだと?」

『ああ、コイツだ』

 

 

 

ミシガンが画面に当該機体の画像を表示し、拡大する。

その機体の左肩には骸骨の頭がついた人形を逆さまにした様なエンブレムが映っていた。

画像がスライドされ様々角度から撮られたであろう物に変わっていく。

その機体はまるでACのような特徴を持っている。

重量二脚のACにも見えるがしかし既存のどのACにも該当する特徴が見当たらない。

成る程、確かにコレは謎の機体だ。

 

 

 

「これは・・・ACなのか?」

『分からん。全く情報が出て来んのだ。だが攻撃が全く通らないという訳では無いらしい。うちのイグアスとレッドが確認している。最も撃破までは行かなかったらしいがな』

『こちらもV.ⅣとV.Ⅷが迎撃に移り撃退しています。その際エネルギー武装が効果が薄いという報告をV.Ⅷから受けています』

『本題に移ろう、今回のミッションは単純だ。この機体の調査、及び撃破だ』

『今回僚機としてベイラムからはG1が、アーキバスからは私が出る、予定でした』

『・・・何があった?』

『・・・何処からか話が漏れたのかフロイトが俺を参加させろと言い出しましてね・・・。あの戦闘狂め・・・』

『・・・何というか、貴様も苦労しているのだな』

『・・・今はその慰めは素直に受け取っておきますよミシガン』

『・・・話を戻すが目標が潜伏していそうなエリアは既にある程度絞れている。V.Ⅳがどうやら発信機をつけたようでな』

「場所は」

『このエリアです。途中で気づかれたのか発信機は剥がされ3箇所に反応が分散しています』

『そういう訳だ、頼んだぞG13!』

 

 

 

ブリーフィングが終わり画面が消える。

今回の仕事はかなり特殊だ。

何せレッドガン部隊の司令官とヴェスパー部隊最強と言われるV.Ⅰフロイトが僚機に着く。

それだけ危険なのだろう。

621はウォルターの手に寄りACに乗せられアセンブルを開始する。

エネルギー武装は効果的では無いという情報からエネルギー武装を外し実弾武装を中心にする。

右手にガトリングガン「DF-GA-08 HU-BEN」、左手には射突型ブレード「PB-033M ASHMEAD」、右肩部には6連装ミサイル「BML-G2/P03MLT-06」、左肩部には二連グレネードキャノン「SONGBIRDS」をセット。

機体は中量二脚フレームで機動力を確保。

準備は整った。

出撃だ。

 

 

 

「621、今回の仕事は色々と不明な事ばかりだ。・・・慎重にな、引き際を誤るなよ」

《レイヴン、私もウォルターと同意見です。自身の身の安全を最重要にしてください。・・・気をつけて》

 




ちょっとだけ続くんじゃ
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