1983年カナリア諸島沖
「や…やったついにひきあげたぞ」
「百年前に沈んだ宝の箱を」
「た、宝の箱にしては少しひょろ長くねえかい?」
「は、早くあけようぜッ‼︎」
我々は…この箱に見覚えがある…このブ厚い鉄の箱を知っている。百年ぶりに大気を吸ったこの棺桶を!
「やったッ!は…はやくこじ開けろ‼︎」
「まて!き…奇妙だ!」
「この宝の箱、内側から鍵がかかっているぞ…??」
「知るもんかよーッブッこわせーーーッ‼︎」
男たち三人が棺桶をある文字が目に入った。
「D・I・O…ディオ…名前かな?」
「オメーッそのなこたあどーでもいいだろーーーっ陽がくれちまうぜ!」
ある日一艘のクルーザーが波間に漂っているのが発見された。
無人だった
争ったあともなく船のどこも故障なく正常だった。飲みかけの三人分のコーヒーカップすらあった。なぜいなくなったのか、誰もわかる者はいなかった。ただひとつ変わっていたのはアセチレンバーナーで焼き開けられた鉄の箱がドンと甲板にあったことだ。中はからっぽだったがみんなシェルターのような2重底の構造になっているのを不思議がり宝の発見を想像したが…………数ヶ月もすると…
やがて忘れられた
そして、35年の時が流れ2018年10月下旬
義理の妹である美徳は内浦でスクールアイドル活動に勤しんでいる中、美琴はどうしているのかというと、どういうわけか留置所に入っていた。
「おまわりさんほんとは優しい子なんですよ、そんな大それたことができる子じゃないんですよ。」
御坂美琴20歳身長は数ヶ月前まで一七八cmだったがつい最近に一八〇cmなった。父旅掛は、コンサルタントの仕事で海外に、母美鈴はイギリス系アメリカ人の空条ホリィと日本人の空条貞夫のクォーター、貞夫はジャズミュージシャンで現在演奏旅行中
「おばあさん、日本語お上手ですなあ日本に住んでどのくらいで?」
「どうりで、そしてそちらは…」
「娘の美鈴です。」
「そちらの男性と修道服方は?」
「美琴の親友の上条当麻です。こっちはえーと…じ、自分の妹です。」
「ほーう」
(あ、あぶねーなんとかなったようだ。インデックスは戸籍ないからこういうこと聞かれると不味いんだよなー。)
「美琴は何人ぐらい殺しちゃったんです?きゃー聞きたくない、聞きたくない!」
「お母さん落ち着いて!」
「あのですなあ、誰が殺したなんていったんです?」
「ケンカですよ」
「もっとも、相手のゴロツキ共はヌンチャクとナイフと拳銃を所持元ボクサーのもいる4人ですが4人全部で15の骨折感電もしていて…タマタマも潰されておっと失礼、病院送りにしましたがね」
「うっわー体が震えてきた。」
「とうま、タマタマってどういうことなの?」
「インデックス、それは知らなくていいぞ…」
「当麻くん不思議だと思わない?仮に学園都市の能力を使ったとしてもここまでになるかしら?」
「確かに、美琴は
当麻は美琴が男の急所を潰すようなことはしないはずと疑問に思っていた。
「おばあさん、おかあさん反省させてくださいよ反省を‼︎」
「はァーい」
「しかし問題はそのあとです。変わってますなア、おたくの娘さん」
「??」
「こらッ!起きろ御坂ッ!おばあさんとお母さんと親友が迎えにきたぞッ!出ろッ!釈放だッ!」
「ええ!もう釈放ですか?」
「いつまで泊めとけませんよ。」
「職業は成り立ての考古学者とコンサルタント業で学生時代は常盤台のエースや超電磁砲と呼ばれていた…ね…」
「こらッ超電磁砲!とっとと帰れというのがわからんのかァアア〜〜〜っ!」
ゴゴゴゴゴゴ
「ゴ…」
「ゴクリ…」
牢の中にいる美琴を見て当麻とインデックスは
「あの短髪からすごい貫禄を感じるかも…」
「た、たしかに」
「お母さんとおばあちゃんとアンタたちもきてたのね悪いけど帰ってちょうだい学園都市の統括理事長から連絡がこない限りここを出るつもりはないわ!」
「美琴ちゃんなんで出るかないか言って」
「私には『悪霊』が取り憑いている…『そいつ』は私に何をさせるかわからない、さっきアイツらが絡んできたときもそうだった、その『悪霊』アイツらを止めたなんなら電撃使いの能力を使ってきた、このままだとみんなを傷つけるかもしれない…だからここから出さないで。」
美琴以外の全員はどうして『悪霊』という言葉が出てきたのか不思議だった。
「美琴ちゃん…」
「ほーらこれですよ…」
「釈放だってのにさっきからこういって出ようとせんのです…食いっちゃ何ですがおたくのお孫さんもとい娘さん…こっちの方は大丈夫なんでしょうね?」
「やれやれホテルじゃねーつーの!」
すると同じ牢にいるイカつい囚人が(何故女性である美琴が男性と同じ牢にいるのは謎だが)怯えた様子で何か訴えてきた。
「檻房を移してくれーッ!」
「こいつのいうことは本当だーッ!」
「俺たちは知っているッ!こいつは本当に悪霊が取り憑いているんだ!」
「助けてくれッ!おっ…おそろしいーッもう悪事は働きませんッ!」
「だからこいつと一緒の部屋はやだーッ!」
「………」
「やかましいッ!騒ぐのはやめろォッ」
「そ…そうだ!美琴、お前の好きなゲコ太ぬいぐるみだぞ、出てきたらあげるぞ…あれ?」
何故か当麻の手にあったはずのぬいぐるみが牢の中にある上に缶コーヒーまであった。
「ろーやの中でコーヒーを飲んだ!き…きさまッ!どうやってそれを持ち込んだ!?」
「だからいったでしょ、『悪霊』よ、『悪霊』が持ってくれるの。」
すると美琴はいきなりラジオを聞きながら少年ジャンプを読み始めた。
「うぉぉぉぉんしょ…少年ジャンプを読みながらラジカセを聞いているッ!」
「ど…どうやって!?」
「も、問題だぞこれは問題だぞッ……!」
「待ちなさい!この程度のことじゃあまだ釈放されるかもしれない…『悪霊』の恐ろしさを見せてやるわ。私を外に出したらどれだけやばいかを教えるためには。」
すると美琴は神経を研ぎ澄ましたかのようなポーズをして背後からかなり筋肉質な右腕を出しその腕は一人の刑務官に腕を伸ばし拳銃を抜き取った。
「ああああー!わ…わたしの拳銃が!奪われちまった、な…なぜ?どうやって!?」
「アンタたち見えなかったの?今の私の『悪霊』が!」
刑務官と囚人には見えなていないようだが、ホリィ、美鈴、当麻、インデックスは見えていた。
「見えないのなら、これでどう?」
「美琴ちゃんーッ!」
「美琴!お前正気かよ!」
ガーーン
美琴は拳銃の引き金を引いた……が謎の腕が弾丸を掴んでいた。
「私の後ろに誰がいる!最近取り憑かれたみたい。」
「ジョセフおじいちゃんも不思議な力を持っているけどわ…わたしの孫はい…いったい…!?」
「大覇星祭のときの競技で能力を使っているところを学園都市で見てきたけどこんな能力は見たことないわ!?」
「ね、ねぇとうま…今短髪が出したやつ…自分ととうまがやつと同じかも。」
「もしかすると関係があるのかもしれねーな。」
そういうと二人は美琴のいう『悪霊』に関することを思い出した。