転生したらデモンズだった件 Re START!   作:ポンノ

6 / 7
今回……ようやく1000文字位のあのシーンを使える
俺の身体を熱くするのはデモンズ熱故か将又風邪故か……
って感じの6話、開催です


06話 初変身!変わる全身!?

 

 親愛なる読者の皆様へ 

 今回のあらすじは書き置きって形でやらせて貰うね。 

 御容赦しておくれよ? 

 

 洞窟を抜け出したプロス=テンペストは、ゴブリン達との邂逅の末、彼等の村へと来訪。 

 そこで彼等の願いを承諾し、ゴブリン村の守護者になる事を宣言し、牙狼族を討伐する意思を見せる。 

 その為にも、与えられた力を使いこなせるのか……ってね? 

 

 by.ツムグ 

 

 

 ……これでよし。

 やるべき事、成すべき事はし終えたわけだし、後は物語を悠々自適に楽しもうか。

 

――――――――――――

 

 成り行きの形ではあったが守護者になった俺は、すぐにでも出来ることをすべく、リムルとは別行動で動いてる。

 今頃アイツはこの村の負傷者を助けてるところだろう。

 

 まさかあの時食い漁ってた白いユリがここで役立つとは思わなかった。

 まぁそういう所は素直に尊敬できなくはない。

 

「進捗はどうかな?プロス君」

 

 こうやって調子に乗らなけりゃ全部完璧なんだが。

 まぁ完璧な人間なんて存在ってのは周知の事実だし、そういうことなんだろう。

 

『そりゃ「人間であること」が大前提の話だろ?リムルは純度100%のスライムだゾ☆』

「ちょっと黙ってな」

 

 言論統制しつつ、君付けされた怒りを抑える。

 ここでキレて対応しちゃ、今までと何ら変わりないやり取りになってしまう。

 それは阻止しなければ。

 

「……基盤部分は作ったぞボケ。早く補強用の糸出せカス」

「うーん流れるような罵倒。傷つくなぁー……ちらっ」

「ははっ!そりゃ良かった!さっさと死ね!」

「シンプルにひっでぇや……」

 

 馬鹿みたいにわかりやすく同情を誘ってきたもんで、抑え込んでいた怒りが解き放たれる様に暴言が溢れる。

 やっぱり、今回も駄目だったよ。

 

 そんなこんなしてる内に迎えた夜。

 ようやく俺の力をこの世に見せつけることが出来ると思っていたのもつかの間。

 リムルの野郎から「お前は裏で待機しててくれ」と命令されてしまった。

 まぁ警戒は怠らない方が良いとは思うよ?

 

 でも考えて欲しい。

 牙狼族は『全にして個』である種族。

 まず単独行動なんてしないし、狼如きが分離して行動するなんてことは考えないだろう。

 最悪だ。

 

「俺にも戦わせろっての……」

 

 月が綺麗に映える夜空を眺め、先程まで吸えていなかったタバコを一本取り出し、火を付ける。

 吐き出した紫煙が夜空に拡がり、次第に溶けていく。

 

 そんな中、俺の背後に何者かの気配を感じ取る。

 そこに殺意らしきものはないのだが、心配や恐れに似た何かがある。

 「一体何だ……」と思い、タバコの火を消しつつ振り向くと、そこにはゴブリンの少女が居た。

 

「プロス様……私達、助かるんですよね……?もう怖くって……」

 

 まぁそうなるのも無理はないか。

 今まで何度もあの狼共に襲われ続けてきたんだ。

 ここは一つ、俺がその心配の糸を解いてやろう。

 

『できるんかぁ?お前如きにぃ?』

 

 舐めんなよ。

 

「……心配しなさんなお嬢さん。この村は今、表はリムルが、裏はこの俺が守ってんだ。心配することはねぇよ」

「……!は、はい!」

「さぁお嬢さん、家に戻ってな」

 

 頭を軽くポンポンと叩き、家に戻るように促す。

 そうするとゴブリンの少女は笑顔を浮かべ、タッタッタと軽快な足音を鳴らして去っていく。

 

『なんだよ。そこそこギザな事言えんじゃん?』

「ったりめーよ。こちとら何万回と人生やり直してきた猛者中の猛者なんだぜ?」

『ヒュー!さっすが俺ちゃんの宿主!ぃよっ!日本一ィ!』

 

 ってな感じでもう一度タバコに火を付けて吸い、先程も取り出したあの扇子を開き、威風堂々とした姿勢で扇ぐ。

 

 その時、柵の外側の空にポッカリと穴が開く。

 果てしない威圧感を放ちながら。

 

「なんだ……?」

『うっわ……いや〜な感じが漂ってるぜ』

 

 ネクスが嫌悪感を示すと、その穴からバイスタンプの押印音のような物が聞こえてから、ギフジュニアと思わしき白と黒をベースにした悪魔が現れた。

 その数、計13体。 

 不吉な数字だ。

 

「ギフ……ギフ……」

 

 蠢きつつ、コチラに進行しようと歩み寄るギフジュニア共。

 

 せっかくだ。

 ここいらでいっちょ、戦闘しときますか。

 

「っしゃ、実践といくか。ネクス!」

『あいよ!』

 

 デモンズドライバーを魔素から錬成し、ネクスがデモンズドライバーに潜入、改めてデモンズドライバーの機能を活性化させる。

 

《 デモンズドライバー! 》

 

 腰元にドライバーを構えると、腰回りにベルト帯『デモンズラダー』が形成され、腰元に固定される。

 

『初変身だから聞いとくが、契約内容はどうする?今までと同じでいいか?』

「あぁ、それで問題ない。お前の力、借りさせてもらうぞ」

『オッケー!』

 

 ネクスとの口頭契約を交わしつつ、俺は柵を飛び越え、ギフジュニア共の前に堂々と立つ。

 契約も成立した所で、“アレ”、やっときますか。

 

「我が命を懸けて……貴様を倒す!」

 

 ヒロミさんの世界一格好良いあの台詞を使わせていただきつつ、『デモンズラダー』に付属して造形された『バイスタンプホルダー』にセットされていたスパイダーバイスタンプを右手で取り、アクティベートネックを押して起動させる。

 

《 スパイダー! 》

 

 バイスタンプが薄っすらと、されど鮮明に輝くのと同時に『デモンズレッドパッド』にバイスタンプを押印。

 

《 Deal… 》

 

 『オーインジェクター』の液晶が点灯。

 デモンズドライバーから待機音が流れるのと共に、虚空から糸を垂らして、青い瞳をした銀色の蜘蛛が出現。

 俺の右肩辺りに降りた所で蜘蛛は止まり、その瞳を輝かせる。

 バイスタンプを持った腕を天高く掲げ、あの言葉を言う為に口を開く。

 

「変身ッ!」

 

 高く掲げた腕を勢い良く振り下ろし、デモンズドライバーの『オーインジェクター』に押印。

 

《 Decide up! 》

 

 その音が鳴ると共に、俺の足元に『オーインジェクター』に表示されていた画面が映り、右肩付近で停滞していた蜘蛛が糸を吐きながら俺の周りを旋回する。

 

Deep.(深く) Drop.(落ちる) Danger…(危機)

 

 周りを囲う糸は徐々に増加してゆき、その糸は俺の全身を包み、アンダースーツが形成される。

 アンダースーツ用の糸を吐き終えた蜘蛛は俺の右肩に止まり、蜘蛛の巣状の糸を吐き、それが装甲に変化する。

 

(仮面)rider Demons!

 

 仮面に施された8つの青い目が前から順に光り、変身が完了する。

 今まさに、この世界に仮面ライダーデモンズが君臨したのだ。

 

『ん~~!良いねぇ!決まったねえ!多分今の俺ちゃん達最っ高にかっこいいぜ?』

「ったりめーだろ?こちとら最高にかっこいい仮面ライダーでお馴染みのデモンズだぜ?そんなライダーを俺達……いや、オレ達が使ってかっこよくならねぇわけがねぇんだよ」

『ハハッ!違いねぇや!』

 

 デモンズドライバーの液晶を通して聞こえてくるネクスの声に対応しつつ、軽く身体を馴らす。

 そうしてる内に、ギフジュニアの一部は剣のような武器を取り出す。

 お相手さんも気合十分ってとこだな。

 

「んじゃ……行きますか!」

 

 大地を抉り取る様に駆け出した俺は、手始めに先頭に居たギフジュニアをちょっと強めに殴る。

 意図せずしてオーラのようなものを纏った拳は、本来のデモンズが持つ火力を超越していたらしく、吹っ飛んでいったギフジュニアは、火花と思わしきものを撒き散らしながら、後続に居たギフジュニア2体を巻き込んで爆発する。

 残り10体。

 

「なんだ。思ったより強くねぇのな」

『そりゃまぁ、寿命代償にしてるし……ねぇ?』

「あー……それもそっか」

『ほれほれ、残りの奴らもちゃちゃっと倒しちゃいな』

「応」

 

 振り下ろされた剣やこちらに向けて飛んできた拳を躱しつつ、いつもの調子でネクスの対話する俺。

 思ったよりも相手の攻撃は単調であり、回避は楽だし、そこからの反撃も容易い。

 一体、また一体とカウンターを決めていき、徐々にギフジュニアの数は減っていく。 

 残り7体。

 

「っと、その剣良いな。使わせてもらう……ぜ!」

 

 俺の首元に向けて振り降ろされた剣の刀身部分を掴んで奪い、持ち替えてから、2体まとめて横一閃に切り裂く。 

 我ながら中々いい剣筋である。

 残り5体。

 

「んじゃ、これはお前にやるよ!」

 

 再び持ち替えて槍投げのような構えを取り、縦に並んでいた2体のギフジュニアを纏めて突き刺す。

 思ったよりも自分の腕が良かったらしく、2体のギフジュニアを突き刺した剣はその後ろに生えていた木に突き刺さり、そのまま爆発する。

 残り3体。

 

『んじゃ、そろそろ決めちゃうか?』

「ああ。一輝に……じゃなくて、一気に行くぜ!」

 

《 スパイダー! 》

 

 俺はすぐさま『バイスタンプホルダー』に装填したスパイダーバイスタンプを手に取り、デモンズドライバーの『オーインジェクター』に押印する。

 

Charge

 

 デモンズドライバーから待機音が流れる中、俺の身体に今にも溢れ出んとする力が漲る。

 その力を身体の中で全力で抑え込みつつ、空中に跳んで体制を整える。

 

デモンズフィニッシュ!

 

 勢い良く『デモンズノック』を押し込み、抑え込んでいた力が解放。

 俺の背から赤い蜘蛛の脚が生え、突き出した俺の右足を囲う。

 

「デヤァ!」

 

 見事命中したライダーキックはギフジュニアの胴体を、背から生えた8本の蜘蛛の脚と共に貫いた。

 

『それではご唱和下さい!3!

2!!

『「1!!!」』

 

 突拍子もないネクスのカウントダウンになんとか対応し、貫かれたギフジュニアは爆発四散する。

 思いの外力を発揮できたもんだ。

 

 デモンズとして初めての戦闘に思ったよりも満足出来たが故に、少しの余韻を残してからデモンズドライバーを外す。

 ……さて、と。

 

「ネクス。さっきので何年使った?」

『えーっと、変身×1で10年、デモンズフィニッシュ×1で5年だから、計15年ってとこだな。お疲れさん』

「……ありゃま、そこそこ使ったな」

『これでも抑えてんだぜ?感謝してもろて』

「へいへい、ありがとさん」

『うい!』

 

 変身の代償だけ確認し、ベルトとバイスタンプを魔素に還元する。

 それとともに、僅かながら眠気が襲う。

 

「ふわぁ……眠ぃわ」

『んじゃ、家帰って寝ちまいな。いい夢見ろよ』

「うい……」

 

 って訳で、俺は千鳥足に似たような足取りでゴブリン村まで戻り、そのまま寝ることにした。

 ようやく数十日ぶりの睡眠が出来る。

 おやすみなさい、だ。

 

――――――――――――

 

 かくして彼はこの世界で初の変身、そして初の戦闘を終えて一眠りするのであった。

 いやぁ……良いものを見れたよ。

 やっぱり長生きってのはするもんだねぇ。

 

 ……閑話休題。

 その裏で、リムル=テンペストが牙狼族の長を淘汰し、生き残りの牙狼族を配下に迎え入れたのだが……

 

 ……まぁ、これはまだ彼の知らない事か。

 




ちょっと投稿遅れたろ?
風邪引いてた上に限界テトオタクになってたんだ
明日位にゃテトさんのアクリルキーホルダーをコンビニ決済で買うぜ
ヘッヘッヘ……31歳好き好き大好き



プロス=テンペストの寿命
??? −15年
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