【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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223話 なくなってた、きちゃない袋さん

頭の上をふわふわ浮かんでる輪っかに、背中にくっついてないけど感覚のある羽。

 

なんでこんなのが僕に生えてるんだろうね。

まぁ困ることはなさそうだから別にいいけど。

 

『――――――――――――……』

『――――――――――――……』

 

……でもこれ見て、また拝み込んでなんまんだぶされてるみたいでちょっと困るなぁ……言葉どころか名前すら通じないし。

 

「……ん。 服……変わってる……」

 

しょうがないから立ち上がってみた僕。

 

脚にはサンダルみたいなの。

 

……布団なのに脱がされてなかったのは、海外的な価値観なのか。

それともダンジョンの中だからなのか。

 

両方かもね。

 

「……この服、着心地良いけどすっごくすーすーする……」

 

【すーすーする】

【すーすー】

【いいね】

【ああ……】

【ハルちゃんの率直な意見が大変参考になる】

 

【ノーブラノーパン疑惑は?】

【そのうちハルちゃんがつぶやいてくれるんじゃね?】

【んなわけ……ハルちゃんだからあり得る】

【あり得る】

【とりあえず尊い犠牲のおかげでノーブラは確定だし、あとはおぱんつつつつつ】

 

【おっと、ノーネームちゃんがお怒りだ】

【ノーネームちゃん、なんか基準ブレること多くない?】

【気分次第なんだろ】

【上位種の気分次第で粛正される……素晴らしい……!】

【おい戻って来い】

 

「ダンジョンが冷えてるってこともあって、お風呂上がりにタオル巻いてぷらぷらしてるときみたい……いや、夏場に脱いで開放的なときみたい……」

 

【えっ】

【!?】

【朗報・ハルちゃん、やっぱ裸族】

【繋がってしまったか……】

【ああ……】

 

【お風呂関係のワードで、そんな予感はしてたけど……】

【それを自分から言い出すハルちゃんよ】

【配信してること忘れてね?】

【いやまぁ1ヶ月もひとりぼっちだからしょうがないだろ】

【ハルちゃん自身は配信繋がってるって確証ないわけだしな】

 

【しかし、この見た目で裸族……】

【控えめに言って】

 

 

【最高】

 

【♥】

 

 

【草】

【いよいよ本気で煩悩を隠さなくなってきたノーネームちゃん】

【ノーネームちゃん! ずるいぞ!!】

【これが……これが推しに孕ませてもらって産まれた余裕……!】

【推しのお嫁さんにして子供とか】

 

【推しに生まれ変わらせてもらうとか人類にはできない所業……】

【それをどさくさ紛れで達成したノーネームちゃんよ】

【ノーネームちゃん!】

【ノーネームちゃん、もう最強ね】

【ノーネームちゃん、案外おちゃめ】

【おちゃめ……うん、まあそうねぇ……】

 

なんとか拝むのを止めてもらった僕は、子供たちを立ち上がらせて廊下に押し出した。

 

そうしたら手を取られて通路の先へ。

 

【お、昨日ちらっと映ってた場所】

【結構広いのね】

【たいまつが壁に、床の上にはテーブルとかイス、あとはいろんなものが置かれてるのが、また「らしい」な】

 

【ファンタジー的なお部屋】

【ファンタジー(本場】

【ああ……異世界?だったねぇ……】

【ダンジョンのドロップ品だけでやろうとすると、こうなるのか……】

【確かに、どれも低階層でドロップするようなのばっかだな……】

 

「ん……わ。 ここ、高い」

 

良い感じの部屋は置いといて、僕が気になったのはくり抜いた感じになってる壁。

 

そこからそっと外を見てみると……ビルの何階かって感じの高さ。

下には……モンスターが徘徊してるね。

 

「……僕が普段してるみたいな感じなのかな……」

 

【お部屋のことよりまずは外の警戒を怠らないハルちゃん】

【さすハル】

【移動したらまず周囲の確認  プロだな】

【ダンジョン内の戦闘においてはもはやプロ中のプロだもんな!】

【ハルちゃんの配信が真面目に分析されて、いろんな講習に採用されてる程度にはガチだもんなぁ】

 

【ハルちゃん……普通にやってればプロとして普通に有名で普通に高収入な人生だったはずなのに……】

【プロ(持ち込みしたけど、1ヶ月以上単独で生き残った】

【プロ(基本敵は遠距離で初見必殺】

【プロ(気を抜いたらもぐもぐしてくるモンスターたちのすくつでもへっちゃらメンタル】

【プロ(生える】

 

【けど確かにここ  ハルちゃんの巣穴みたいな雰囲気だな】

【草】

【巣穴って……いやそうだけどさ】

【ああ……ハルちゃんって大部屋の壁際から登ったくぼみとか大好きだもんねぇ……】

 

【なるほど  つまりは樹上暮らしか……】

【草】

【もしかして:人類の原点】

【女神なのに?】

【女神でも天使でも人類の真似事くらいしたくなるんだろ】

 

「……モンスター」

 

目の前に広がる、結構広い空間。

そこには巡回コースをとことこと回ったり、そのへんで寝入ったりしてるモンスターたちがうようよ居る。

 

「……78体……」

 

【え?】

【そんなにいるの!?】

【ああ……そういやハルちゃん、索敵能力が……】

【ハルちゃんの1番の強みだもんな】

 

【端の方は暗くてよく映らないけど、さすがにワンフロアまるまるってわけでもないみたいだし……そこにそんなにモンスター、集まるぅ……?】

 

【モンハウ……ってわけでもないのか】

【もしかして:異世界ってば、これで普通】

【ああ……モンスターたちの本場?だもんなぁ……】

【あのときのハルちゃんも『魔力が濃い』とか言ってたし】

【ダンジョンの常識からして違うのか……】

 

【……これさ  ダンジョン内のモンスターが集団移動するだけで人類詰まね……?】

【普通に出口から出て来るだけでやばいな】

【スタンピードってレベルじゃない気がする】

 

【詰む  やむ】

【あの……もしかしてさ  昨日の軍勢ですら、こっちじゃ大部屋モンハウ程度なんじゃ……】

【えっ】

【万単位のモンスターでぇ……?】

【なぁにそれぇ……】

【えぇ……】

【やめて  やめて】

 

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