【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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251話 することないから罠でも解体しよう

【前衛の子たちが弓矢撃ったら後退】

【前衛の子たちが後退してるときは後衛の子たちが魔法で攻撃】

【それからは以下ループ】

 

【最初のころはこういう動きもできなかったよね】

【ああ、ハルちゃんにダメ出しされるまでは棒立ちだったし】

【まぁそれが中級者までの普通なんだがな】

【普通のパーティーならする必要もないし……】

【ハルちゃんの要求水準は人類基準じゃないから……】

 

ダンジョンの壁の近くは、結構岩が落ちてる。

 

だから僕も普段からそういうとこで隠れながら前進したりしてたんだけども、この子たち、最初は丸っきり意識してなかったんだ。

 

「そうそう、岩に隠れながら移動ね。 後ろは見つかって良いけど、前の子はできるだけ姿隠して――って、毎回言ってるうちにできるようになってるか」

 

僕の横の2人が……最初以外はずっと僕の腕をつかみながら、チャージを終えて魔法を投擲。

 

そのスキに前の3人が岩を1個分、背を低くしながら後退……しかるのちに、うち2人が魔法でスタン状態になったモンスターに向けて弓を構える。

 

【あとは前衛と後衛で順番に攻撃してノーダメで後退】

【最近のいつもの】

【改めて息合いすぎてて草】

【もともと子供たち、息は合ってたから……】

【あとはハルちゃんの教育で、ここまで……】

 

【けど……速くない?】

【レベルが上がってきたのか連携がすごいからなのか、モンスター倒す速度上がったよな】

【多分遠距離攻撃と魔法のスキルも相当上がってるよね】

 

「しゃがんで。 あ、もうワンテンポしてから撃って。 そうそう」

 

みんなの動きを見ながら……両手を引っ張られながら、「僕ならこうするのにな」っていうのを言っていく。

 

まぁ全部は分からないだろうけども、結構こっち見てくれてなんとなくで分かってくれてるみたいだから上達が早い気がする。

 

この体になってからの僕もそうだけども、この子たちも……結構暗がりで結構離れてても視線とか表情が分かるらしくって視力が良いみたいだし、意思疎通で困ることはなくって安心。

 

【命令してて偉そうなハルちゃん】

【実際偉いし】

【子供たちの崇拝の対象だからな!】

【自分たちを助けてくれた女神直々の指導とか、どんなことしてでもやり遂げるだろ】

 

【でもさ  ハルちゃんが地球で指導したら……アサシン部隊完成しない?】

【しそう  する】

【この短期間で、動きだけは中級者そのものだからなぁ】

【初心者の子供たちが立派なアサシン部隊になりつつあるし……】

【全員が魔法使えて遠距離武器使えて、で、インカムとかもないのに意思疎通して動いてるし……】

 

【もしかして:ハルちゃんの弟子たちも、やばい】

【今さら気づいたのか?】

【だって普通の初心者でも、この短期間でここまでできないし】

【こうして異世界でハルちゃん流戦闘術が普及していくのだった……】

 

【ま、まだ、ハルちゃんの隠蔽と索敵スキルには到底及ばないから……】

【魔法スキル?もな!】

【え、あれは人類には無理だよ?】

【最初から諦めて?】

【むしろ人類があれ習得したら……なんかいろいろ終わるよ?】

【草】

 

 

 

 

ひゅんっ。

 

「ここと」

 

ひゅんひゅんっ。

 

「あそことあそこに罠あるからね」

 

『わな!』

『わな!』

 

狩りは終わって、通路には点々と結晶。

その先の部屋も、もちろん制圧済みだ。

 

『……あるて! ここ! わな!』

 

「うん、そうそう。 分かりやすいやつはもう自分たちで分かるようになったね」

 

『んふーっ』

 

罠を自分で発見して嬉しそうに駆け寄ってくる赤毛の子。

 

『あるて! わな!』

『わな!』

 

「うん、みんな上手。 罠に引っかからないようになってようやく初心者脱出だからね」

 

【俺たちは全員初心者だった……】

【草】

【やっぱりハルちゃんの要求水準えぐい】

【そらそうよ……】

【どんな大部屋のどんなすみっこにある罠でも見つけるハルちゃんだからなぁ】

 

【俺、あんまり配信見ないんだけど罠って中級者でも引っかかるの?】

【上級者パーティーでも普通に引っかかるぞ】

【マジか】

【だいたいスカウトが罠を先に見つけるんだけど、逆に言えばスカウトが居ないと普通に踏む】

 

【爆発とか睡眠とかが致命的】

【高難易度のダンジョンだと、罠って見つけづらくって……何回か踏んでから発動したりするし】

【えぇ……】

【ちなみにハルちゃん、以前「気合で見れば見えます」って言ってたぞ☆】

【えぇ……】

【天使には人間の心が分からないんだ……】

 

みんなで罠の位置を共有するために、ちょっともったいないけども罠が発動しないすれすれに矢を放って地面に立てておく。

 

こうすることで、数人でドロップ品回収してての事故も起きないし、なによりも。

 

「爆発の罠」

 

かちゃかちゃ……かぽっ。

 

みんなが離れたのを確認した僕は、細長い棒とかを良い感じに使って爆発の罠のフタを取り外す。

 

【ひぇっ】

【こわいよー】

【怖すぎて草】

【ごらんよ  これが、地雷を素手と感覚とノリで解体する元幼女の姿だよ】

【一切のためらいのない動きで草】

【あの、これで爆発したらハルちゃん大やけどなんですけど……】

 

【ダ、ダンジョンの罠ってHPにダメージ与えるやつだけど、致命傷にはならないから……】

【ダンジョンの謎仕様でグロいことにならないのだけが救い】

【でもひゅんってする】

【分かる】

【爆発するはずのもの、なんでハルちゃんはいつもひょいひょい解体できるの……?】

 

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