【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~ 作:あずももも
【なぁ この戦力……圧倒的火力でねじ伏せるしかないって話じゃん?】
【おう、ハルちゃんが居なければな】
【じゃあさ あの新型ミサイルって、このときのために用意してたとか?】
【ないでしょ】
【ないな】
【そんなはずないない】
【いつもの合衆国の発狂だろ】
【だな】
【ないかー】
【一瞬それっぽいとは思ったが、ないな】
【合衆国とイモリに関してはまずもってありえない】
【ハルちゃんがお酒飲まないほどありえない】
【そこまで!?】
【草】
【合衆国への信用度がそのへんの紙くずよりひどくて草】
【だって、あのたったの2発で国際的に孤立して袋叩きになる効果以外はなんにもなかったもん】
【マジで孤立しててことごとくみじめだもんな!】
【撃たれたノーネームちゃんもハルちゃんもぴんぴんしてるし、リリちゃんもノーネームちゃんにないないされて多分無事だろうって話になってきたし、マジで意味なかったもんな!】
【完全に無駄になってて草】
【ごらんよ 合衆国から派遣されてくるやつら、みんな目が死んでるぜ】
【草】
【さすがにかわいそう】
【でもハルちゃんとノーネームちゃんにぶっ放したんだぞ?】
【じゃあどうでもいいや、裁判無しのギルティで】
【草】
【思い切りが良すぎて草】
【俺たちはハルちゃん信徒だからな!】
【まぁ主神が害されたら信徒は怒り狂うわな】
【ハルちゃん主神論が広まったら、あの国自壊しそう】
【草】
「――アイスニードル」
ぶわっと冷たい感覚が、今度は地面から吹き荒れ――羽を広げた僕は、落ちる予定だったのがそのままふわりと空中へ。
羽があるって、すっごく便利だね。
特にこういう、反動がある攻撃だと自分の緊急回避にもなるんだ。
「ギィィィィィ……」
【ああ! ハリネズミがハリセンボンになってる!】
【かわいそう】
【さすがにかわいそう】
【でもハルちゃんの敵だからしょうがない】
【ああ、しょうがない】
【恨むならハルちゃんに敵対したことを恨め】
【あんな炭火焼きに従っていることをな!】
【草】
【あんなにかわいいのにねぇ……】
【かわいくても凶暴だもん】
【1万匹の武装したわんにゃんとかはちょっと……】
ずっとずっと撃ちたかった魔法を撃てた。
あんなに止められてたのに、今度は何にも止められないで気楽に撃てた。
楽しかった。
……楽しかったけど、撃ったらもう楽しくない。
「……もっと乱発しないと楽しくないなぁ……この空間ごと壊れるくらいじゃないとインパクトが足りない気がする……」
だって、魔法ってそういうものでしょ?
「ばんばん撃ちまくって、全部消しちゃわないと」
……?
なんで僕、ここまで壊したいんだろ。
………………………………。
まぁいいや。
【ひぇっ】
【ひぇぇ】
【こわすぎ】
【こわいよー】
【ハルちゃんの発言が不穏すぎてじょばばば】
いつもみたいに、石とか使って弱い威力でモンスター1匹を倒すのはそれはそれで良い。
けども、そうじゃなくって……今回みたいに、たくさん居るのをまとめてじゅってのもまた楽しいんだ。
僕、そういうのにも憧れてたんだけどなぁ。
そういう意味じゃ、やっぱり光る弓矢さんが1番なのかなぁ。
本当は今すぐにでも魔法を乱発してみたいけども、この体になってから1回も魔力を使い切ったことがないんだ。
あ、いや、ここに来たときのあれはノーカンで。
魔王さんの最後っ屁から逃げるためだったし。
でも、今は倒しきる前に眠くなっちゃったらやばいし……とりあえずはちくちくと行こう。
安全第一。
すごい力入れて、その力に酔ったら負けるってのが物語での王道だもん。
僕は、そういう敵をワンショットでジャイアントキリングするのが好きなんだ。
【もしかして:物足りないハルちゃん】
【もしかしなくてもご不満らしいぞ】
【え? 女神の本気出しちゃったらどうなるの?】
【分からないのか? せかいがほろびる】
【割とガチでそうなりかねないのがまた……】
【でも、そうでもしないとこの状況はなぁ】
ちょっとは倒したけども、どんどんと飛びかかってくる鳥さんたち。
彼女……彼女?たちから逃れるように飛ぶと、その先には槍衾か飛んでくる矢っていう分かりやすい誘導だ。
【連携取れすぎぃ!】
【何? 身体能力ですでに人間圧倒してる上、人間みたいな集団戦してくるのこいつら??】
【やばすぎる】
【コイツらが、上に登ってきたら……】
とにかくも、このままじゃ僕が疲れちゃう。
魔法なんて、まだ何回かしか使ったことないし、よく分からない。
それじゃ、今までどおりにやらないと。
そうしてまずは上空から抑えないとね。
【お】
【おろろろろろ】
【おろろろろろ】
【ハルちゃん! カメラワークキツすぎ!!】
【これが、翼を持つ種族の視点か……】
からころと袋から出した石を、スリングショットにはめる。
「キィィィィー!!」
ぐいんっと急上昇を始めた僕に対応できず、さっき僕を追っていた勢いそのままに落ちていく鳥さんたち。
「……さすがにこういうのには、ムリで、しょっ」
「ギィー!?」
すれ違いざまに、鳥さんの背中へどすどすって2つの石。
相手が集団戦を使ってくるんだ、僕はせっかくの羽を生かしてかき乱さないとね。
敵に囲まれてる状況なら、どの方向に攻撃してもダメージを与えられるし、その中で素早く動けばフレンドリーファイヤでの被害も期待できるはず。
【おお】
【ヒュー!】
【すごい機動性だな】
【まぁレベルが違うだろうし】
【飛行能力そのものがケタ違いなのか】
【女神だからな!】