【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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396話 この世界はすごいらしい

魔王さんを間違ってぷちっとする前よりは全然おとなしいけども、戦闘は続いている様子。

 

そんな空には、索敵スキル的に16のワープホール。

 

そこから――前に比べると相当減ってるけども、いろんなモンスターたちが突撃してきているらしい。

 

「それにしてもすごいですね……魔王を討伐してから、各勢力の協議で町周辺を防衛する手はずをこんなにもすぐに……」

 

どうやら解説役は九島さんになってるらしい。

 

メガネかけてくいっとしたらばっちりだね。

 

「みんな疲れてるから、今はでっかい兵器でどっかんどっかんしてるんだよね!」

「ええ……でも、昨日までで撃ち尽くしたと思っていたのですが……」

 

町のすぐ外側に埋まってる戦艦とかから、ときどきどかんどかんって主砲が発射されてて、空はぶんぶんと戦闘機とかが飛び回ってて、その下は戦車や戦車っぽい車がきゅらきゅら動いてはたんたんって迎撃してて。

 

やっぱり攻撃は控えめだけども、みんなお仕事してるらしい。

 

「確かに現代兵器……や、飛んでる戦艦さんとかは超兵器とか魔法兵器とか言うんでしょうけど……が活躍してますけど、これって」

 

「むげん」

 

ぽつり。

 

言葉の足りなさすぎるノーネームさんが言う。

 

……これで説明のつもりなんだよね、ノーネームさん……もっと九島さんを見習おうよ?

 

「無限って……弾がですか?」

「えねるぎー」

 

「……もしかして、燃料とか動力とか、砲弾とか魔力とか」

 

「ぜんぶ」

「わくせいない」

「じゅんかん」

 

「こうりつ」

「ほぼかんぺき」

 

「はぇー」

 

なんか無限機関が誕生してた。

 

「へったら」

「ほじゅう」

 

「どこからですか?」

 

すっ。

 

彼女が腕を、真上に突き上げる。

 

あ、お日さま……そういやすっかり青い空で、地球と錯覚する感じだね。

 

「ここの太陽からですか」

「ふんす」

 

「すごいですね、ノーネームさんって」

「てれ」

 

【かわいいいいいいいいいい】

【かわいいいいいいいいいいいいい】

【いつもの】

【今日もないない絶好調だね!】

【草】

 

【てかマジだったんだな……】

【ああ、軍議の配信見てきたけど、普通にみんな「燃料も砲弾も時間経過で回復する」って……】

 

【魔力が回復するのはまぁ分かるけど……燃料とか砲弾とかは】

【エネルギーそのものが循環してるとか】

【なにそれすごい】

【※それに近い技術実現してた魔科学文明も居るみたいです】

 

【※その人たちからしても「完璧な循環だ」って敬服してました】

【まぁ神様だからね……】

【しかも、足りない分は太陽からとか】

【恒星からエネルギーを直接……宇宙文明だね……】

 

【まぁ人間の限界超えるよね、女神様だし】

【それも固有能力的なのでね】

【Gぷちだしな】

【草】

【この世界がそこまで至ったってのもあるだろうけど、それを引き継いでくれたのが神様だからなぁ……】

 

どん。

 

ぱしゅぱしゅっ。

 

どぉん。

 

……ふむ。

 

これはなかなか良い光景だ。

 

「よっと」「ダメですよハルさん」

 

ぐいっ。

 

飲もうとした手が、九島さんに握られている。

 

「………………………………?」

 

「……何不思議そうな顔してるんですかハルさん……さっきも言ったでしょう、水分補給の感覚でお酒は体にもメンタルにも悪いんですって……」

 

覚えてないけども、そういうこと言われた気がしてきた。

 

「でも」

 

「私の心配を気にしてくれるのでしたら減らしてください」

「はい」

 

「私のことを思うのなら、少しで良いので減らしてください」

「はい」

 

そういうふうに言われるとなぁ……。

 

しょうがないから、きちゃない袋さんにしまいしまい。

 

【草】

【ハルちゃん、くしまさぁんが居ないからって好き放題してたから……】

【誰も止めなかったから……】

 

【ノーネームちゃんも積極的にお供してたから……】

【子供たちもがんがんお酌してたから……】

【ハルちゃんも悪いけど環境も悪かったね!】

【何もかもハルちゃんがかわいいのが悪いんだぞ……】

 

「そうだよハルちゃん! お酒飲むくらいなら私たちとお話ししよ!」

 

「………………………………そうですね」

 

るるさんはなぁ……テンション上がると抱きついてくるからなぁ……。

 

「イヤそうな声!!」

「そんなこと……ないですよ?」

 

元気の塊みたいな子。

 

この子、こういう子だったなぁ……。

さよなら、僕の気楽な生活。

 

……ま、懐かしいし、ちょっとなら良いんだけどね。

 

「あ、るるたちが降りるみたい。 私たちも降りましょう」

「ええ……あの、私たちを運んでくれているみなさんは……」

 

「我らのことは道具と思ってくださいませ、聖女様方」

「いつでも何なりとお申し付けくださいませ」

 

「え……あ、はい……」

 

【朗報・えみちゃん、こんだけやらかしても聖女様認定】

【ほんとぉ??】

【それ、ハルちゃんが普通に接してるからガマンしてるだけじゃない??】

【くしまさぁんは紛れもなく尊敬に値するけどなぁ……】

【るるちゃんもハルちゃん好き好きだから良いけどねぇ……】

【草】

 

「あ、それなら、次はハルたんみたいな子に抱っこしてもらえますか? いえ、あなたも柔らかくて大変に素敵なのだけど」

 

「畏まりました、手配します」

 

【えぇ……】

【えみちゃん……】

【うん、えみちゃんはもうね……】

【なんなら運んでくれてる人がえみちゃんレベルのおっぱいだからって文句言ってたしなぁ……】

 

【それはそれとして、髪の毛手に取ってくんかくんかしてたり……】

【ひどい話だよね……】

【こんなのが聖女だなんて……】

【全世界の聖女さんに謝ろうえみちゃん???】

【草】

 

 

◆◆◆

 

 

お待たせ致しました。ハルちゃんの小説、来月発売となります。

とりあえずの情報は作者ページからXアカウントの固定へ。

 

そのうちにこちらへも随時情報を追加していきます。

予約して古参アピールできるのは今のうちです……!

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