【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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447話 【女神&異世界勇者&現地人連合部隊結成】

「はぁ……目が醒めたらちっちゃかったと」

 

「堪能しました!!」

 

ひゅんっ。

 

「堪能? 何を?」

「ハル様の香しきお体を! しかも今より女性らしかったあのお姿を!」

 

「あー、はいはい」

 

ひゅんひゅんっ。

 

「ろくまるまる」

「ん、ろくまるまる!」

「かり!」

 

「いつごろから?」

「ええと……夜のお祭りのあとに……」

「夜の祭り?」

 

「のうむ?」

「ごーにー」

「ん! ごーにー!」

「かり! かり!」

 

「あ゛っ! い、いえ、……そう、夜、おしっこに行くときに!!」

「リリさん、外でおしっことか言わない方が良いですよ」

 

ひゅんっ。

 

僕たちは安心感のあるイスさんに降り立ち、ダンジョンの前に陣取っている。

 

【おしっこ】

【おしっこ】

 

【ふぅぅぅぅぅぅ】

【ふぅぅぅぅぅぅぅ】

【草】

【あーあ】

 

【しまった! ないないはこれにも反応するのか!】

【草】

【するに決まってんだろ草】

【あーあ】

 

【てかリリちゃん、もう普通に馴染んでる】

【え? これどゆこと?】

【わからん】

【ハルちゃんと一緒にイスさんに飛び乗る前に話してたみたいだけど……?】

 

【ダメだ……急な展開過ぎて追っつかない……】

【あとのんびり話してるハルちゃんリリちゃんノーネームちゃんと、連携して戦ってる子供たちの声が混じって聞き取りづらい!!】

 

【草】

【それな】

【ま、まあ、子供たちの半分くらいの戦力で維持できてるから……】

 

リリさんがこんなところに居て、ちょっとびっくりした僕。

 

けどもリリさんはぴょんぴょんしてるだけだし、ノーネームさんはふんすとか言ってるし、これ絶対ノーネームさんの仕業だって気づいたから、ひとまずリリさんを回収してからイスさんへ。

 

僕が近づいたら――なんと屋根から僕に向かって綺麗なジャンプしてきたから、慌てて受け止めて。

 

お姫様抱っこな形になったけど大丈夫かなって聞いたら――首元に抱きつかれて、すんすんすんされて。

 

このすんすん具合が懐かしくて、ちょっとほっとしたのは内緒。

 

で、すんすんしながら「実は私、あの姿だったのです」とか言って指差した先は、白髪――今は銀髪になってるね――の妹さんの方。

 

……リリさんが、あの子?

 

良く分かんなかったけども、リリさんが言ってるんならそうなんだろう。

 

なによりもノーネームさんが真横でふんすふんす言ってたし、なんならどやって顔してたし。

 

「緊急離脱装置で、あのとき――ドラゴンさんに変身してたノーネームさんがじゃれてきたから遊んでたあのとき」

 

「てれ」

 

「はい! ハル様と離れた次の瞬間……ではなく、何日か夢の中みたいな、ふわふわした時間のあとに目が醒めた……という形だと思います」

 

【草】

【草】

【ハルちゃん!?】

【ハルちゃん……500階層RTAの感想がそれなのぉ……?】

【ノーネームちゃんが照れてる!?】

 

【ま、まあ、正直あの戦い、結果的にはハルちゃんだけでも善戦はしてただろうし……】

【あのときのハルちゃんには羽とジャッジメントがなかったくらいだもんなぁ】

 

【いや、でも魔法とか使えてなかったじゃん?】

【まぁそうなんだけど】

【もし使ってたら……】

【ノーネームちゃんが……】

【じゅっ……】

 

 

【照】

 

 

【草】

【えぇ……】

【ノーネームちゃん? その扉は閉じようね??】

 

「……というか、この子、本当にリリさんなんですか……?」

「はい!」

 

町の中のモンスターたちは数分かけてイスさんで追い回して、ひとまずで排除。

 

町の人たちが次々と建物から出てきて、大声で何か言ってきたり座り込んでたりしてたけども、とりあえずで手を振っといて僕たちはモンスターの出処を目指した。

 

そうしてモンスターたちが這い出て来続けてるダンジョンの入り口で1方向だけに攻撃してるから、ちょっと余裕はある。

 

だからか、リリさんが妹さんに声をかけて……お姉さんと一緒にてててって走ってきて。

 

「リリ!」

『リリーです!』

 

「私たちは同期してましたので!」

『えっと、この先のこととかなんとなく覚えてます?』

 

「おかげで幼いころのことをしっかり思い出せるようになりました!」

『でも、未来のことはなんだかぼやけていて、くわしいことは……』

 

『リリー、ようやく戻ったのは良いけれど……』

 

『あ、おねえさま? 大きなわたしは未来のわたしです!』

『ごめんなさい、さっきから言っているそれの意味が良く……』

 

『つまりは、大きなわたし、おねえさま、このわたしで3姉妹です!』

『ごめんなさい、やっぱりよく分からないの……』

 

リリさんと妹さんがぴょんぴょんしてアピール、けどもお姉さんの方が不思議そうに話しかけてる感じ。

 

【かわいい】

【かわいい】

【え? マジならリリちゃんが2人?】

【幼女リリちゃんとスレンダーリリちゃん……うむ】

【うむ】

 

【草】

【軽すぎる反応で草】

【だって、ちょっと前からなんとなく分かってたじゃん……?】

【それはそうだけど……】

 

「んー、やっぱこの子たちの言葉が分かんないなぁ」

 

聞き取ろうとしても聞き取れない不思議な感じ。

 

や、もう長いことこれだったから別に気にはしてないんだけども

 

「あ」

 

「……ノーネームさん?」

 

ぴしっ、と固まったノーネームさんが、ぎぎぎと僕を見てくる。

 

「わすれてた……」

「何か忘れ物ですか?」

 

「じょうほうかんせい……」

「情報管制?」

 

「ごめん」

「や、謝らなくていいですって」

 

「おしおき?」

「しないしない」

 

「……ぽ」

 

「ノーネームさん、最近ときどき変ですよね」

 

【草】

【かわいいいいいいいいいいいいい】

【ハルちゃんが本気で分かってない顔してる】

【そのままの君で居て】

【うん、ハルちゃんってばネットに毒されてないからね……】

 

【で、俺たちのデータ学習しちゃったノーネームちゃんは】

【こんなにににににに】

【残念ににににににに】

【ノーネームちゃん! ほんとのことでしょ!!】

【なんでもかんでもないないよくない!】

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