【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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457話 女神&異世界勇者&現地人連合部隊を作ろう! 1

「全部で500人。 なんかちょうどいい数ですね」

「ごひゃく」

 

ノーネームさんと僕で、みんなにお願いしてるあいだにちょろっと町中の――旧市街の中心から順にモンスターたちを追い立てて人を回収してって羊飼いをしてきて、みんなに任せてひと息。

 

「こくこく……ぷはぁ」

「ぷはぁ」

 

あー、仕事の後の1杯は格別だなぁ。

 

【草】

【ハルちゃん……おっさんくさいよハルちゃん……】

【気をつけろ、「臭い」って漢字にしてたやつはないないされたぞ】

【えぇ……】

 

【ノーネームちゃん……比喩表現なんだよ……】

【まぁハルちゃんが臭いとかかかかかかか】

【草】

【あーあ】

 

【文字打ってる途中でないないさせるついでにキーボードのエンター押させる神業ノーネームちゃん】

 

【草】

【そういやそうだわ草】

【日本語入力だもんね……】

 

【※海外勢も同じです】

【草】

【ノーネームちゃんの監視は森羅万象】

【神様が直接統治する世界になってるのか……】

 

ダンジョン前に戻ったら、なんか1階層のわりと奥まで侵攻して喜々として戦ってた子供たち。

 

うん、そうだね……君たちならあと10階層くらいは行けちゃうよね……でもお願いしたのはね、防衛なんだよ?

 

けど怒ってもしょうがないし、入らないでって指示しなかったのは僕だから、見えない尻尾をぶんぶんだった5人をさんざん撫でながらイスさんで離脱――るるさんたちの元へ帰還。

 

「はーい! 前衛部隊のみんなはこっち集まってー!」

「こっちだぜこっち! 桃色と赤色が目印なー!」

 

「改めて、私はるる。 この子はアリスちゃん。 ダンジョンに入ったら、私たちに従ってね! あ、ください!」

 

「アル様とノーム様を崇める大聖女様ルル様だぜ! あたしもアルテ様直々に戦いを教わった先輩だ! 崇めろ!」

 

「ありがたやありがたや……」

「おお、女神よ……」

 

「こんな老いぼれを先鋒に加えてくださるとは……大戦で戦った血がうずくのう……」

 

元気な声に目を落とすと、るるさんがアリスさん――黒髪のお姉さんの方――をはぐはぐしながら、数十人を前に話している。

 

初対面の相手でもあれだけ仲良くなれるのがるるさんだもんね。

 

あと、アリスさん――子供だからアリスでいっか――アリスもるるさんと同じタイプらしいし。

 

ちょっと男勝りすぎる気もするけども、そこはるるさんと一緒に居るうちになんとかなるだろう。

 

【普通に話してる子供で違和感がすごい】

【確かに】

【黒髪のお姉ちゃん、アリスって言うのね】

【かわいい】

【かわいいけどアリスって名前とは違和感が】

 

【本当はもっと長いとか言ってなかったっけ?】

【あー】

 

【あ、るるちゃんの配信の方で確認できた  「アリステア」だって】

【へー】

 

【俺たちの知るアリスって名前とは語源が違うっていうか、そもそも異世界の名前だしなぁ】

【あー】

 

「さっき集まってもらったように、ここに居る人たちは近接戦闘の適性――1メートル未満の武器で攻撃したり、走り続けたり、攻撃を回避したりするのが得意っぽい人たちです! 体育得意とか、スポーツ選手とかの人が多いみたいです!」

 

「あたしたちは前衛だ! ケガも多いが、みんなを守るっていう1番大切な仕事ができんだ! 魔物たちにびびるんじゃねぇ! 頭動かすよりカラダ動かすぜ野郎ども!」

 

「「「おー!!」」」

 

「……はー、元気だねぇ」

「げんき」

 

普段から元気なるるさん、言葉が通じないときから動きがちょこまかしてた黒髪――アリスが合わさって、なんかすごいことになってる。

 

ま、元気なのは良いよね。

 

「くぴくぴ……ぷはぁ」

「くぴ」

 

【るるちゃんとアリスちゃんの相乗効果】

【あの、るるちゃんの配信カメラ……音割れしてる……】

【草】

【ま、まあ、士気は大切だから……】

 

【大丈夫、どっかの配信で毎回カメラさんを大音量でぶっ壊す配信者に比べたら些細なことだから】

【えぇ……】

 

「――では、私たちも改めて]

 

お、今度はあっちだ。

 

「……ここに集まってもらっているのは、中衛です。 近距離攻撃も遠距離攻撃も――魔法も使える人が大半。 オールラウンダー、器用貧乏。 ですが、ダンジョン攻略、それも多人数のそれにおいては、私たち……あなたたちが主力です」

 

「あっ、あのっ……前衛の人が疲れたときに代わりに前に出たり、前の人に当てない範囲で魔法とか弓矢とかで攻撃したり……えっと、周りを見ていないとできないお仕事、ですっ」

 

「学生時代はスポーツしてたんだけど、子供産んでからは動いてなかったから大丈夫かしら?」

「少し下がったところでの支援ならなんとか……」

 

「あの長い新緑の髪の御方が神に仕える聖女様……」

「黒髪のお嬢ちゃんもめんこいねぇ」

 

えみさんは――ちょっと前に、るるさんたちの戦い方見たりした配信のアーカイブとかみたいに、立派なリーダーしてる。

 

うん、背も高くて美人さんでお胸もあって目立つし、声も遠くまで通るから本当に指揮官って感じだよね。

 

普段はあんなだけど。

 

……まぁ、あれは僕のせいっぽいし……1年離れてたらしいのに、ヘンタイさんなの治ってなさそうだったもんなぁ……。

 

「………………………………」

 

……大丈夫?

 

ヘンタイさんのそばに黒髪の弟くん置いちゃって。

 

ほら、ヘンタイさんってば、女装してるかわいい男の子とか好きって言うし?

 

……えみさんが暴発して彼に手を出しそうになったらとめてあげよう……さすがにかわいそうだもんね。

 

 

◆◆◆

 

 

ないないが1日延びましたが、今日から復帰です。

 

引き続き「あの日」の――ハルちゃんたちによる反攻作戦を、お楽しみください。

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