【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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459話 女神&異世界勇者&現地人連合部隊を作ろう! 3

「……改めて、こんな異郷の子供に指揮と指導をされるのには抵抗があると思いますが、どうか従ってくださいませ」

 

さっきまで戦闘していたから髪に魔力が宿り、銀色の長い髪を流している――お姉さんではあっても小学校に通っている年齢の女の子が、大人たちに語りかけている。

 

「異なる世界で権力を振りかざすも何もありませんけれど、わたくしたちも一応は王族の端くれ……指揮の知識と経験も、少しはあります。 そして、女神直々の戦闘技術も」

 

「わ、わたしはその教育がまだ、でしたから……その、魔法と弓とか投擲での戦い方とか、教えられたらと……あ、でも、私もダンジョンでの戦闘なら……」

 

大人たちに対して顔を上げて、通る声で――まるで演説するみたいに話すお姉さん、ビビさん。

 

お姉さんの腰に張り付いてびくびくしながら、けどもやっぱり小さいのに通る声で話しているリリさん(小)。

 

王族ってすごいね。

 

あ、でも、異世界だからなんか血筋でそういうスキルとか継承されててもおかしくないかも。

 

お役所にある、あの木っ端みじんこになっちゃった水晶とかがあればスキルとか分かるんだっけ?

 

「こんな美人さんたちの言うことならもちろん聞くぜ! なぁ?」

「この町の何割かは長靴の国にルーツ持ってるんだ、そんな俺たちは女性には弱いからな!」

 

「たとえ幼くてもレディーの言うことならなんでも聞くのが俺たちだぜ!」

「美食の国だって負けてないぜ!」

 

「男って馬鹿ばっか……」

「バカだからコントロールしやすくて良いのよ」

 

【草】

【ナンパが礼儀の国ぇ……】

【ま、まあ、紳士ではあるし……】

【このロリコンどもめ!】

【パスタの国のやつら、この姉妹すらナチュラルに口説きそうでなぁ……】

 

【てかやっぱ言葉通じるのでかいわ】

【でかすぎる】

【けどなんでこれまでハルちゃんと子供たち、お話禁止されてたのん?】

【分からん】

 

 

【秘密】

 

 

【はーい】

【草】

【全ての配信を監視しているノーネームちゃん】

【踏み込まなければないないもされないんだよなぁ……】

【ノーネームちゃんかわいいいいいいいいいいいいい】

 

ぴこん。

 

ノーネームさんが、ぽーっとしながらぴこぴこと頭の上に文字を浮かべている。

 

「? 何が秘密なんですか?」

「ひみつ」

 

「秘密なのが秘密なんですか」

「ないない」

 

特に意味はなかったらしい。

 

たぶんご機嫌なんだろうね、みんながこうして元気でいられてるから。

 

「お酒、飲みます?」

「飲む」

 

だからお酒を呑もう。

 

2人で呑んだら楽しいよ?

 

【かわいいいいい】

【かわいいいいいいいいい】

【かわいいいいいいいいいいいいい】

 

【はいはいテンプレテンプレ】

【IPアドレスとアカウント辿ってないない被害者の調書取るお巡りさんたちお疲れ様です】

【草】

【かわいそう】

 

【もはやマスコット枠のノーネームちゃん】

【ハルちゃんが酒豪になっちゃったからね……】

【ノーネームちゃんの小動物系の愛らしさがね】

【たまらないからね】

 

 

【推】

【最愛】

 

 

【はいはいハルちゃんの方がかわいいかわいい】

【草】

【投げやりで草】

【ハルちゃんは殿堂入りで別枠だから……】

 

【ダンジョン配信者・配信者・ストリーマー・配信アイドル・上位陣ランキング・同接ランキング・登録者数ランキング・レベル・スキル、その他すべてのことごとくあらゆるランキングとか順位で名誉の除外になったハルちゃんだからな!】

 

【草】

【草】

【ああ、まだハルちゃんが発掘され始めだったあのころが懐かしい……】

【奇遇だな、俺もだよ】

 

【始原もそう思います】

【俺たちだけの推しが徐々に知られていく過程が愉悦だったんだ……】

【分かる】

 

【ハル様が唯一無二になっている今も素敵だけどね】

【分かる】

【あたしたちの推しが頂点に君臨しているのは何よりの快感だね】

 

【草】

【やっぱり始原が濃すぎる】

 

「くぴくぴ……」

「くぴ」

 

ノーネームさんと、喜びを分かち合う楽しみ。

 

お酒でふんわりしてきたころ、話し慣れてきたらしい姉妹から目を離し、最後の集団へ目を移してみる。

 

「――私たちは、非戦闘員と治癒魔法の補助部隊です。 戦闘には直接関与しませんが、最低限の自衛の動きや知識、ケガ人が出た場合の対応、そして治療や応急処置を学んでもらいます」

 

「あと、私みたいに考える方が得意な人ね。 シミュレーションゲームとかタクティカルゲームとか、そういう映画とか本観てた人ならすぐ教えられるわ!」

 

最後のグループは、集めてきた500人のうちの半分くらい。

 

戦えない人とか治癒魔法が使える人、あと頭の良さそうな人が集まってる。

 

そんな大勢を前にしてもへっちゃらな九島さん、あと普段はおどおどしてるのになぜかしゃきっとしているキャシーさん。

 

「この中で医療関係者は? ……ありがとうございます。 10人以上居るということで、かなり楽になります。 あなたたちにも魔法を使わない応急手当などを教えてもらえたら」

 

「あ、そうそう、ファイヤーファイターとかレスキューチームの人とか居る? あ、すごい! なら、あなたたちも……」

 

【女神&女神】

【キャシーちゃんも一瞬で女神枠か】

 

【本物の女神たちは?】

 

【みんなを見下ろしながら酒盛りしてるよ?】

 

【草】

【草】

【ハ、ハルちゃんたちは主戦力だから……】

【ここに来てからがんばってたから……】

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