【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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463話 まずは先に突入して強いの倒しとこう

【ハルちゃんノーネームちゃんリリちゃんが先陣を切って、るるちゃんアリスちゃん、えみちゃんアレクくん、ビビちゃんリリちゃんで進軍して、それぞれのグループにくしまさぁんとキャシーちゃんの補助部隊のうち治癒魔法部隊が展開か】

 

【全体説明助かる】

 

【始原の義務だからな】

 

【草】

【始原かよ草】

 

【けど1100人でのダンジョン攻略とかすごくない?】

【なかなか無いよね、これだけの規模って】

【いや、非戦闘員とかはその半分、ダンジョンの入り口で待機だから500人居ないんじゃないか?】

【なるほど】

【それでも充分すごい大部隊っていう】

 

【11年前の最初期、ダンジョンへの反攻作戦が始まったころは軍人さんと適性出た人たちが、これくらいの大編成で突撃しては攻略するニュースが多かった気がする】

【あー】

 

【今では数人のパーティーでクリアできちゃうからなぁ】

【それな】

【本当に情報って大事よね】

【それさえあれば、小さくて弱いダンジョンなら初心者でもクリアできるからな】

【ほんそれ】

 

【今でも上級者ダンジョンとかは20人くらいで攻略することあるし……】

【民間人立ち入り禁止の、それ以上のダンジョンも存在はするからなぁ】

【そんなのあるの?】

【あるけど難易度高すぎて、歴戦の猛者たち限定だし】

【あー】

 

【これがもし本当にあの日だったとしたらさ  たぶんこれが人類で最初にダンジョンに突撃した部隊ってことになるよね……そういう、今に繋がるダンジョン攻略の、最初の形ってことに……】

 

【あっ】

【そう……なるな……】

 

【もしかして:めっちゃ貴重な映像】

 

【アル様の守護される王国「その通りです!」】

 

【草】

【草】

【ダメだ、この配信にまーたアクの強い勢力が】

【ま、まあ、姉御に比べたら万倍マシだから……】

 

【あねご「ひどくない!?」】

 

【しっしっ】

【巣へ帰って出てくるな】

【草】

【おう、ガチで宗教戦争引き起こしかねないことばっか言ってる姉御はちょっと自重しような?】

 

 

 

 

ひゅんっ。

 

ひゅんひゅんっ。

 

「このダンジョンってどのくらいなのかとか分かります?」

「そこそこ」

 

ひゅんっ。

 

「そこそこ……中級者ダンジョンくらい?」

「にじゅう」

 

「中級者ダンジョンで20階層ですか……まぁ小さいですね、っと」

 

ひゅんっ。

 

【何が起きているんだ】

【知らないのか?】

【いや、知っている】

【そんなまさか……いや、そんなはずは……!】

【これは……ありえない、だがしかし……!】

 

【いつものでしょ?】

 

【うん】

【そうだけど】

【普通にカメラが映らない距離、狙撃してるだけだよね】

【ハルちゃんの懐かしい配信そのまんまだな!】

 

【ハルちゃんがただもくもくと石を投げて屠り続ける……うん、いつものだな!】

 

【虐殺天使とか言われてたのが懐かしいなぁ】

【なぁにこれぇ……】

【お、懐かしい鳴き声】

【草】

 

僕たちは飛んでいる。

 

――現地の人たちはみんなに任せ、ノーネームさんと僕で強いモンスターだけ間引きして回っているんだ。

 

「とりあえず、浅くて良かったですね」

「よんかしょ」

 

「あ、ここだけじゃないんですね、町の中のダンジョン」

「ん」

 

ひゅんっ。

 

そりゃあそっか。

 

「よく分からないままですけど、この世界じゃ、つい今日にダンジョンが出現したっぽいですし。 僕の知る世界でも、最初は全世界いっせいにポップして、強いモンスターさんたちが出てきて大変だったって聞きますし」

「たいへん」

 

ひゅんっ。

 

【うん、大変だったよ……】

【この配信だと、つい2時間ほど前のできごとだけどね……】

【草】

【うん、俺たちは見たからね……】

 

【偽……じゃない、アルちゃんとノームちゃんがやってくれたからね】

 

【アルちゃん……ノームちゃん……】

【きっと生きてるよ  ちょっと寝てるだけだよ】

【そうだよな……】

 

【全世界に現れた魔王軍を全部ダンジョンの中に封じ込めるとかいうすごすぎることやっちゃったから、ちょっと疲れてるだけなんだよな】

 

【だよな】

【しかも、水平線の端まで届くジャッジメントとか連発してふらふらしてたし】

【偽ハルちゃん……ううん、アルちゃん……】

【ノームちゃん……】

 

【2人が戻ってくるまで、ハルちゃんとノーネームちゃんががんばってくれるんだ】

【だな】

【その日まで、ハルちゃんたちを眺めて待ってよう】

 

きり……ひゅんっ。

 

【……なぁ】

【ああ】

 

きりきり……ひゅんひゅんっ。

 

【……地味じゃね……?】

 

【草】

【地味だな……】

【草】

【地味でしかないね】

【うん……】

 

【ハルちゃんたちは何も映らないダンジョンを飛んで、ハルちゃんが懐かしいのスリングショットで一方的虐殺してるだけだもんな……】

 

【音も光もほとんどない、ハルちゃんたちだけが映ってる配信……】

【ま、まあ、ハルちゃんの頭の上のカメラさんだけだった時代と比べると、ハルちゃんが映ってるってだけでまだ良い方だから……】

【そうそう、ノーネームちゃんも映ってるからお得だし……】

【草】

 

【大丈夫、画面の下をごらんよ】

 

【あ、結晶】

【ドロップ品も】

【あとは弱そうな――って言ってもそこそこの数のモンスターは居るけど】

【たぶん、後続の人たちでも倒せるレベルのだけ残してるんだよ】

【なるほど】

 

【でも……】

【うん……】

【地味すぎて……】

【配信事故では?】

【草】

 

【ハルちゃんが潜ると配信事故  はじめてのだんじょんはいしんから伝統のじゃないか】

 

【違うぞ、るるちゃん助けたときあのときからだぞ】

【違うよ、それ以前のアーカイブからだよ?】

 

【始原もそう思います】

【始原としてはこれこそが至高だと反論します】

【始原ならこの光景だけでごはん3杯食べられないと行けないと思います】

【ハルきゅんとノーネームきゅんが映ってるじゃないの!!】

 

【草】

 

ひゅんってふぅ。

 

あー、やっぱこうやって石投げてるのがいちばん幸せかもー。

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