【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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488話 「あの日」を超えた旅立ち その1

「……アルア、様……」

「やはり……行ってしまわれるのですね」

 

「うん。 この世界はダンジョンに呑まれたばかりだからね」

 

【ああ……】

【またハルちゃんが……】

【旅立っちゃう】

 

【まぁ他の地域とかあるし】

【これがノーネームちゃんによる歴史改変なのかどうかは分からないけど、今からいろんな場所行くらしいし】

【ノーネームちゃん……本当に人類、救ってくれてたんだね……】

 

【ノーネーム様……】

【ノーム様……】

【ほら……ハルちゃんの貴重な映像集だよ……】

【草】

 

 

【♥】

 

 

【草】

【草】

【よかったな! めっちゃ喜んでくれてるよ!】

 

【こんなに身近すぎる神様とか信仰不可ひひひひひひひ】

 

【草】

【あーあ】

【不純な動機が混じっていたか……】

【こわいよー】

 

【大丈夫大丈夫  ノーネームちゃんとハルちゃんに対して不埒と不敬さえなければないないされないから】

 

【え? でもえみちゃん】

 

【えみちゃんは聖女だから……】

【えみちゃんは……そういう生物だから……】

【きっとるるちゃんとセットで保護対象なんだよ、きっと……】

 

【あー、るるちゃんに負い目あるからえみちゃんで中和してると】

 

【草】

【草】

【それっぽくて草】

【るるちゃんが怖いからえみちゃんで落ちつくのか……】

【まぁ単なる同類って船もももももも】

 

【なるほど、えみちゃんと仲良ししししし】

 

【草】

【ノーネームちゃん! 検閲良くない!】

【暴君良くない、ハルちゃんを見習お?】

【ハルちゃんは大半のことを許しちゃうからなぁ】

【本当に興味ないと、ぼーっと見てるだけだもんねぇ】

 

【おおらかすぎるハルちゃん VS 神経質なノーネームちゃん&王国&始原の連中……バランスがちょっとおかしいな……】

 

【草】

【まぁ宗教国家ってそんなもんだから……】

【忘れてたけど普通にハルちゃんが絶対神だからなぁ】

【ノーネームちゃんまでハルちゃんラブだからね……】

 

町の外。

 

トラックとかで固めたバリケードは――もはや近隣の10以上のダンジョンを制圧したからには、不要。

 

だけども――押し寄せる避難民に、その日暮らしで守るべきものがないからこそ暴力に走る人々。

 

たったの1週間そこらで見事な暴力組織を作り出した集団。

 

あと、謎に建国を宣言して独立を謳ってから「仲間になるよね?」って圧力掛けてくる集団。

 

建国したのはこの町もだけども――なぜかみんな、異様に建国に執念あるらしいね――こっちはダンジョンを攻略していくっていう連帯で、すでに仲間の町がもとい国がいくつも名乗り出てきてるんだとか。

 

あと、僕たちを崇めるだとかなんとか。

 

……いやまぁ、別にいいけどさ。

 

どうせこの体は一時的なもので、本当の僕じゃないし。

 

もう1年どころか2年くらい経ちそうなのは気にしないことにしてさ。

 

なんか一時的に成長したりおっぱいが揉めるくらいに膨らんだりしてたけども、今はしぼみ直したから大丈夫。

 

こういう非常時にはよりどころが必要だもんね。

 

僕で良いなら喜んで……お酒とかおごってくれるし?

 

大丈夫、ここが10年前――11年前の世界だとしたら、これから1年後にはある程度沈静化するし、美食の国の南海岸地方は早い段階で安定してたはずだから、そのうち忘れてくれるでしょ。

 

「女神? ああ、一時の狂気の沙汰であんな幼女たち崇めてたね」って笑い話になるはずだから。

 

あれだ、「ダンジョン配信のアイドルたちを崇める」みたいなノリと勢いでの盛り上がりなだけだからさ。

 

で――そんな人たちを追って襲撃してくる、ダンジョンからあふれたり、町を襲い尽くしてさらなる獲物を求めるモンスターたち。

 

少なくともダンジョン――モンスター関係の被害は無いんだって、ノーネームさんの「ないない」のおかげで知ってはいるけども。

 

けども――いや、だからこそか。

 

なぜか「人を狙う」っていう習性のあるモンスターたちは――襲ったはずの、もうちょっとで食べられそうだったはずの人間たちを、すんでのところでみんなノーネームさんに「ないない」されちゃって、お腹が空いてるんだ。

 

だからか知らないけども、こうして人口が多い場所ほどモンスターの群れが襲撃してくる。

 

壊滅した町とかから、溢れたダンジョンから、続々と。

 

そんなのを、この数日で体感した。

 

……もっとも、この町は――じゃなくって、なんだっけ?

 

こっちの言葉で「太陽の王国」とかそんなのだっけ――は、もうとっくに戦闘員にはそこそこの装備を、一般人でも防具やアイテムだけは行き渡るレベルで強化されている。

 

いざとなったらビビさんとリリさんが――たぶん上級者ダンジョンの低層くらいのモンスターたち相手にも、戦える。

 

だから、もう、僕が――僕たちがここで守る理由は、ないんだ。

 

なら、居心地はものすごく良かったけども――そろそろ行かないとね。

 

大丈夫、地酒とか何十年ものの秘蔵のワインとかたんまりいただいたから。

 

これからちびちび楽しむんだから。

 

 

◆◆◆

 

 

来週は中盤までないないのため、次回の投稿は木曜日となる見込みです。

 

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