【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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505話 始原のお爺さんが居た

「とりあえず索敵範囲内がモンスターで充満してたので攻撃しましたけど……」

 

「まんぞく」

 

なんだか昼寝したときみたいに記憶が飛んでるけども、ノーネームさんが僕の手を繋ぎ、僕たちの羽がゆっくりと動き、頭の輪っかさんがくるくると回転している。

 

ていうかまたいつ寝てたんだろ……?

 

なんか最近、寝る瞬間の――直前の記憶がないんだよなぁ。

別に寝不足なはずじゃないんだけども……んー。

 

まぁいいや、この体になってからやけに眠いし、ダンジョン潜ると余計に眠くなるんだし、ノーネームさんも同じくらい寝てるし。

 

どうせ動き回ってるから普段より疲れてるんだろうし。

 

で、どうやらここは――地球の。

 

「でんしゃでいちじかん」

「……駅名とか分かりませんけど、そんな雰囲気ですね」

 

よくある地方都市。

 

一応電車の駅が通っていてバスの路線が数本あってモールとかがある、充分に都会で過ごしやすい場所。

 

そんな、見慣れた景色が眼下に広がっている。

 

【!?】

【ふぁっ!?】

【なぁにこれぇ……】

【ノーネームちゃん! いきなりすぎて心臓止まっちゃう!】

 

【大丈夫、止まったらないないしてくれるから】

 

【じゃあいいや……】

【草】

【いいのか……】

【だって、ノーネームちゃんが俺のこと心配してくれててててて】

【あーあ】

 

【あの、軽すぎるノリなところ悪いんだけど】

【なにしろ500話記念?とかいうゲリラ配信があったからな……】

 

【ハルちゃんたちのほのぼの朝食→唐突に姉弟の飛び降り→いきなりゲリラ配信→なんかやべー雰囲気で出ジャッジメントだもんな】

 

【草】

【出ジャッジメントで草】

【こりゃ爺さんじゃなくても心臓止まりかねん】

【持ってる奴はリストバンドつけとけよ】

 

「……うげ、なんか透明な壁からモンスターが湧いてきてる……」

 

意識が覚醒した瞬間に大量のモンスターの気配があったから、それらをちょうど倒せる程度の魔力で節約したジャッジメントを発動。

 

体感で9割以上は倒したはずなんだけど……なんかもりもり増えてきてる。

 

「まかい」

「魔界?」

 

「ん」

 

「……あー、なんか魔王さんが言ってましたね」

 

ノーネームさんが少ないなりに説明してくれたのを解釈すると、どうやらこの町を覆っているバリアの先は魔界。

 

つまりはダンジョンの、人の居ない場所でモンスターがポップするあの仕組みがこの町を取り囲んでいる。

 

「……キリが無くないですか?」

「ある」

 

「ん、あるならなんとかなりますね」

「なる」

 

【あいかわらずの圧縮言語よ】

【ノーネームちゃんだからね……】

 

【あの  その  魔界って……ダンジョン化のことで確定なのぉ……?】

 

【あっ】

【あっ】

【え?】

 

【世界中にダンジョンが溢れるときにな、そのダンジョンがあった場所は無人とは限らなくて】

【んで、その中に居た人とかはダンジョンっぽい空間とかでモンスターに囲まれて全滅とか】

 

【初期はよくあったらしいからなぁ】

【今でこそないないしてもらってるって分かってるけども、当時は遺品すら残らないって絶望の象徴だったダンジョン化】

 

【……それが、魔界……】

【あー、ユニコーンロリのとこでそれっぽいこと言ってたわそういや】

 

【あー、うちの国の田舎……じゃないです地方の政令都市ですお願いですから怒らないでください  ふぅ……サキュバスクィーンになったユニコーンロリに魅了されて灰になった魔族のサキュバスがその系統の情報吐いてたっけ】

 

【草】

【繋がっちゃったね♪】

【こんなので繋がってほしくなかったよ】

【あー、ダンジョン化に関する議論って激しかったけど……もう確定しちゃったねぇ……】

【学者さんたちかわいそう】

【かわいそう】

 

【んで、ここはダンジョン化真っ盛りの内部か】

【ていうか、あの爺さん……】

【じじい……!】

 

【え待ってあのおじいちゃんならギリイケジってことで行けるんだけど!!】

 

【しっしっ】

【姉御、お前ショタはいいのか……?】

 

【いやあんたたちだってハルきゅんっていうダウナーガチロリにも活発貧乳ロリって分類のるるちゃんにもぼんきゅっぼんでかっこいいけど実はロリコン趣味のえみちゃんに聖母のちほちゃんにスレンダーちっぱいリリちゃんのどれでもいけるっての居るでしょ? 普通に】

 

【長ぇよ!?】

【一瞬で怪文書叩き込むな姉御ォ!】

 

【深谷るる「……お姉さんに貧乳って言ってもらえた……!」】

 

【ぶわっ】

【るるちゃん!?】

【あ、もうないないから帰ってるのね】

【草】

【お胸があるって言われただけで感激するなんて……】

【るるちゃん……】

 

【三日月えみ「私のハルさんへの気持ちは、貴女のショタっ子への愛には負けません」】

 

【えみちゃん……】

【草】

【そこで張り合うなよ草】

【えみちゃんえみちゃん、なんかもう吹っ切れてない?】

 

【九島ちほ「あの……私はただの人間ですので……その、聖母とか女神とかは……」】

 

【くしまさぁん is goddess】

【くしまさぁん is goddess】

【くしまさぁんは女神……】

 

【ああ……】

【この精神性よ】

【えみちゃん? 見習おうね?】

 

【エリザベス・リオンブレイズ改めエリザ改めリリー改め、ただのリリです「ハル様はやはりえみさんのような大きいのがお好きなのでしょうか……あとちっぱい?とは?」】

 

【草】

【リリちゃん!?】

【あの、リリちゃん、君、実況されてる側】

【えぇ……】

 

【なんか名前欄がえらいことに】

【あー、がち王族(異世界&地球)だから名前がすごいのね】

【あとその単語は覚えない方が良いと思うよ】

【それな】

【リリちゃんはな、純粋な全肯定少女のままでいてほしいんだ……】

 

【早速にカオスすぎて】

【500話配信とどっちが?】

【わかんない……】

【草】

 

【ハルちゃんだけでも頭おかしくなるのに、ほかのキャラがどんどん濃くなるわ増えるわでもうね……】

 

【あの、爺さん(ちょい若っつってもじじい)が拝んでるんだけど】

 

【大丈夫大丈夫  どうせほっといても拝んでるから】

【草】

【うん……始原とかやる連中のトップだからねぇ……】

 

 

◆◆◆

 

 

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