【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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512話 【石を布教するハルちゃん】

「え? 自分たちはもう歳も行ってるし戦えない? ……なら、石です。石を集めましょう。握りしめられる程度の石を、さっきの人たちのために集めるんです。お、裏庭もあるんですね、ならそこからかき集めるんです」

 

学生たちが大挙して退去した空間で、おずおずと声をかけてくる人たちへ、石探しをお願いしてみる。

 

【やっぱ石にたどり着くハルちゃん】

【でもそれではっとした顔をする一同】

 

【『自分たちにも仕事があった……!』って感動してそう】

【でも実際はハルちゃんが好きだからって理由での石集め】

 

【草】

【草】

【知らないって幸せだね……】

【ほんそれ】

【知ってても幸せだよ?】

【わかる】

 

「ダンジョンでは荷物持ちとか、みんなのお世話するだけのお仕事があるくらいなんです。さっきの人たちが往復する手間を減らしてあげたら、その分あなたたちもモンスターを倒したことになるんです」

 

それを聞いたおばさんとか子供が駆け下りていく。

 

「なるべく丸っこいのを集めるんですよー」

 

【草】

【石について熱弁するハルちゃん】

【ハルちゃんのお気に入りだからね】

【なんだろうね、あの異様なまでの石に対するこだわり……】

【石「さん」だ……「さんを」をつけろ】

【草】

 

ふぅ……良い仕事をした。

 

――ぼんっ。

 

「お」

 

軽い音と光が廊下の先で……ふむ、魔法。

 

初級魔法だけど、すでに出せるっぽい人が何人か。

なんとなく出してみて出せちゃってびびってるっぽい。

 

初々しくて良いね。

 

僕も初めて索敵魔法使ったときは、足元に居たらしい虫さんにびくってなったよ。

 

「魔法はしっかりと体の中で練って……いっぱいになったら、ちゃんと着弾地点を意識して、ボールを投げるように。外れちゃっても気にしないでください、あんなに密集してるのでどこ撃ったって当たります。それより自分とか味方に誤爆しなければ良いんです」

 

魔法っていうのはわかりやすくていいよね。

 

光るし音も出るしで、1発でフィクションがリアルを侵食してきてるって理解できるもん。

 

あと、こういう夜には光る攻撃とかは結構みんなの勇気になるんじゃないかな。

 

あ、でも魔力切れには――いや、どうせレベルが1とかならがんがん使ってやっぱり寝ててくれた方が良いのかも。

 

【おー】

【魔法か】

【そうか、ここってダンジョン化してる空間だから】

【あー】

【魔法適性とかあれば、使おうと思えば使えるのか】

 

「魔力の感覚ですか? んー……お腹とか胸に、なにかこう、ふわっとあったかい感覚になりますね。いろんな属性の魔法を試してみてください」

 

【けどさ、ハルちゃん、丁寧に教えてるけどさ  ハルちゃん自身の魔法は……】

 

【じょばばば】

【ああ……バ火力でしたねぇ……】

【炎魔法でダンジョンの壁を融解させてたもんなぁ……】

【氷魔法でハリネズミにしてたよ!】

【ひぇっ】

 

【あと、ぶち切れたときのあのやべージャッジメント……】

 

【……うん! ハルちゃんを絶対に怒らせちゃいけないことだけは再確認だな!】

【魔力少なかったとしても、ハルちゃんならあのレベルをぶちかましかねないもんな!】

 

【アリスちゃん……アレクくん……たぶんどっかにいるキャシーちゃんにリリちゃん……あとじじい……お願いだからがんばって……】

 

【草】

【ついで扱いのじじいで草】

 

 

 

 

「へー、工作部ってボウガンも作れるんですね。あ、クロスボウ。それなら交代で矢を装填して射かけてができますね。……え? 法律? いやいや、自衛のためだからって大丈夫だと思いますよ? そもそもこれは全世界で同時進行なので……そんな些細なのごときで動けるほど、お巡りさん余裕ないはずですし。人相手にわざと撃ったりしなければOKなはずです」

 

【確かに】

【なにしろモンスターは撃退しても治安がなくなった国もあるくらいだからなぁ……】

 

【まぁうちの国ではヒャッハーにはならずにすんだけど】

【なにより魔王軍撃退のために平時のための法律守ってもねぇ】

【そもそもここはダンジョンの中になってるからな、人に危害加えなきゃ大丈夫だろ】

 

校舎をぐるぐる。

 

校っていろんな教室あるから楽しいよね。

 

さっきの図工室も楽しかった。

 

学生のときの懐かしい記憶が……あんまり出てこない。

まぁ卒業してから何年も経ってるし。

 

「あ、君は遠距離の索敵できてるんですね。なら攻撃じゃなくて、屋上で敵を見続けた方がお得です。はい、人力レーダーな感じで敵を観察してください。集中力切れとか、いざってときの伝令と護衛に数人一緒に連れてってくださいね。情報は大切ですよ?」

 

【ハルちゃん直々の戦闘指南再び……】

【しかも素質見極めとか】

【やっぱこういうのお金取れるって!】

【ハルちゃん、趣味で辻ハルちゃんしてたからなぁ……】

【草】

 

【やべぇ、偽ハルちゃんたちへの辻指導とか懐かしすぎる】

【感激した】

【イイハナシダナー】

 

【私たち偽ハルちゃんズは、ハル様のおかげで今日も活躍できています】

 

【ハル様、いつでも命を捧げます】

【いつまでもいつまでも】

 

【草】

【あー、元・偽ハルちゃんたち……】

【覚悟ガンギマリ女子たちか……】

【まぁね、自分を騙ったのに許すどころかアドバイスして回ってたらこうなるわな……】

【しかも、あんな初期にな……】

 

【純粋な信仰心では、ないない先の人たちと同じく始原の連中よりピュアに崇めてそう】

【ほんそれ】

 

【え? 私たち、純粋じゃないの?】

 

【姉御……お前……】

 

【このショタコンと一緒にされることについて懸念を表明します】

【こんなのと一緒にされたら始原悲しい】

【始原しょんぼり】

【やっぱこいつ、さっさと処すべきだったんだよ】

 

【ひどい!!】

 

【草】

【草】

【始原からも見捨てられた姉御で草】

【まぁ明らかに暴走してるし……】

【ノーネームちゃんも許すわハルちゃんも気にしないわだし……】

【草】

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