【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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534話 ゴリラさんたちを倒した

「で。とりあえずこの光の矢を撃ち続けてれば良いんでしょうか?」

「ん」

 

ひゅん――ひゅひゅんっ。

 

僕たちは――そういやノーネームさんもまったくおんなじ攻撃ができるんだね――光る弓を引っ張ると矢が装填されて、発射すると数十本に分裂する。

 

それらを――数十の意識に分裂した僕たちは、1番手前のゴリラさんたちの各コアへ集中攻撃をしていく。

 

コアを全部壊せなかったからもう1回かなって思ったけども、

 

――――――――ずしん。

 

「あー。そういや怪獣とかって、現実であのサイズになると自重で崩壊するって有名ですね」

「ないない」

 

あとは巨大ロボとかも、実際には難しいとかなんとか。

 

「恐竜とかだって、酸素濃度が高かったからあんなにでかかったみたいですし。モンスターさんとかって、僕たちみたいに魔力で体を強化してるんでしょうか」

「ないない」

 

どうやらノーネームさん的には興味なし、またはノーコメントの様子。

 

ノーネームさん、なぜか知らないけど僕のことしか見てないからね。

あ、子供たちのことも見てくれてるか。

 

でも、しゃべりたくないことは絶対しゃべらない主義すぎるのは良くないと思うよ?

 

【あ、教授が倒れた】

【うわえんがちょしてる】

【今、とある生物学の学会に来てるんだが……老若男女が阿鼻叫喚になってる……】

 

【目と鼻と口と股から液体という液体が……どうすんのこれ……】

【え? これ、ハルちゃんたちに耐性ある俺たちが介抱しなきゃいけないの?】

【うわぁ……】

 

【草】

【草】

【あーあ】

【学会のタイミング最悪で草】

【まぁハルちゃんの配信は24時間だからしょうがないっていうか……】

 

【そういや、今まであのサイズのモンスターは居なかったもんなぁ】

【ボスモンスターとかなら居たけど……】

【ドラゴンとか居たけど、「ダンジョンの中だから」って片づけられてたわけだが】

 

【ダンジョンの外であんだけ動いてるゴリラについてのハルちゃんの見解のせいで……】

 

【分かってたけど考えたくなかったやつー】

【え? これからダンジョン外での魔力強化についての会議を!?】

【草】

【大惨事で草】

【まーたハルちゃんが偉い人たちからお家を奪ってる……】

 

「魔力が体重とか支えるんなら、筋肉とかは攻撃に全振りとかできるのかも……そういやそもそもドラゴンさんみたいなのが普通に飛んでるのとか、筋力だけじゃ説明できないだろうし……僕たちの羽だって、別にぱたぱたしなくっても飛んでられてるし……」

「んむ」

 

「魔力っておもしろいなぁ……」

「ひゅひゅ、ひゅー」

 

【ハルちゃんは興味津々ね】

【ノーネームちゃんは?】

【ぴーひょろしてる】

【でも吹けてないよノーネームちゃん……】

【草】

【考えに夢中でそれに気づかないハルちゃん……かわいいね】

 

「あ、そうじゃない、倒さなきゃ」

 

意識が戻ってきたら、また装填。

 

なにしろどすどす走ってきてるし胸を叩いたりして威嚇してくるのがまだ何体も居るからね。

 

けども……思ったほどには疲れてないっぽい?

 

「これ、ジャッジメントと比べると魔力の消費、少ないんですね」

「ないない」

 

「どのくらい違うんでしょうね」

「いちまんぶんのいち」

 

お、これにはちゃんと答えてくれるみたい。

本当、必要なことにしか返事しないよね、君。

 

けど、1万分の1かぁ。

 

じゃあこれを1万回やるのと、あのジャッジメント1回が同じくらいなんだね。

 

はたしてどのくらい差があるのか、もう分かんないけども。

 

「すごいですねぇ」

「むふん」

 

なんだか嬉しそうなノーネームさん。

 

ジャッジメントは、見渡す限りの水平線まで届く。

対してこっちは、目の前からちょっと離れたところの敵へだもんね。

 

うん、これならノーネームさん的にも使って良いみたいだし、もっと積極的に使おうっと。

 

【ふぁっ!?】

【1万!?】

【ひぇぇ】

【まぁあれはハルちゃんたちの切り札だからね】

 

【あんなのばかすか撃ったら、そりゃあ持たないもんなぁ】

【ノーネームちゃんによるハルちゃんの魔力量管理は適切】

 

【私欲9割、ハルちゃんのためが1わりりりりりりりりり】

 

【ノーネームちゃん!!!】

【草】

【本当にこの百合女神は……】

 

【ほ、ほら、リリちゃんとキャシーちゃんがイスさんでキングなゴリラさんたちのとこ行ってるよ】

 

「い゛ーや゛――――――――!? やだやだ、ジェットコースターは身長が足りない子供は」

「そんな規則、異世界にはないんです! 行きますよキャシー様! ハル様たちのために突撃ー!」

 

「い゛――――――や゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!?」

 

「?」

 

ふと空を見上げると――宙返りしてるイスさんが。

 

「……たのしそうですね?」

「ん」

 

キャシーさんが「きゃー♪」とか叫んでる声がかすかに風に乗って届くし、きっとリリさんが遊んであげてるんだ。

 

「リリさーん、ゴリラさんたちからの攻撃には気をつけて遊んでくださいねー」

 

「――――――ゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛――……」

 

【草】

【ハルちゃん……】

【だめだこのロリ女神、なんにも分かってない】

【あの、リリちゃんが突撃してるのをキャシーちゃんが泣きながら止めさせようとしてるんだけど】

 

【かわいいじゃん?】

【かわいそうなのがかわいい系な?】

【分かる】

【もうそれでいいや】

【草】

 

【キャシーちゃんの故郷っぽいのにさんざんでかわいそう】

【ああ、全肯定爆速時空漂流系リリちゃんには追いつけないか……】

【草】

【そら子供と高校生だからね……】

 

【10年は、あんなに純真だったリリちゃん(小)をこんなのに……いや、かわいいからいいか……】

【まぁお姉ちゃんの方もムカ着火ファイヤー女王様になるくらいだし……】

 

【\300000】

 

【ふぁっ!?】

【草】

【待て、その金額はどの発言の誰に対してだ】

【なぁにこれぇ……】

 

【ハルちゃんとリリちゃんがフリーダムだけど、やってることは神の御業なダンジョン……ダンジョン?攻略配信だよ……たぶん】

【草】

 

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