【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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623話 とっても気持ち悪い、くっころさん

『――もう良い! 生命的にも精神的にも下等極まる人間共の思想に染まりきった元同族のことを、もしや兆が一にでも有益かと思い耳を傾けた朕が阿呆であった!』

 

『ほう……くっころを理解したか』

『する訳がないであろう!?』

 

【しないよねぇ】

【しないよな】

【魔王さんごめんなさい、人類が迷惑かけて】

【よりにもよってドラゴンさんを精神汚染しちゃって……】

 

『情けを掛けるべきではなかった……このような龍の面汚しには!!』

 

『ふっ……言ったであろう? 好いていない貴様からの罵倒では孕まぬ』

『朕、もう嫌である』

 

【トータルで45分……そうとう根気強く話を聞いて「よせ、正気に戻れ」を繰り返してたな……】

 

【一応は同族、かつ、聞けば相当の実力者で、手下にしたい程度には強いらしいのがGだったらしいねぇ……】

 

【かわいそう】

【おいたわしい……】

【少なくとも同族にはダダ甘な魔王さん】

【心労は計り知れないよね】

 

【なんかもう、さっきの蛮行とかもかわいそうに思えてきた】

 

【奇遇だな……俺もだよ……】

【私も!】

【僕も!】

【こんな人類相手なら当然の仕打ちだよな……】

 

【始原も機会があれば謝罪に加わります】

 

【親衛隊は土下座するしかありません】

 

【増えた!?】

【ちょうちょが来ちゃったからね……】

【ある意味ちょうちょのせいだからね……】

 

【いや、さすがに今回ばかりはGの暴走だぞ】

【ハルちゃんに叱られて勝手に目覚めただけなんですがそれは】

【ねぇ、どらごんさんってひらひらしてるよね】

【ちょうちょ……そうか、G……お前がちょうちょだったのか……】

【草】

 

【あーあ】

【世界が困惑している】

【コメント欄がどのミラーでも同じ流れで草】

 

【「What is くっころ」ってのに真摯に応えてる紳士たちが各国で大発生してるのも草】

 

【草】

【草】

【うちの国の意味不明な文化がご迷惑をおかけしております】

【あーあ】

【世界に広がるhentai】

【だから滅びるべきだったんだ】

【草】

 

【こんなの聞いて困惑するっていうか……脳が……開く……】

 

【さっさと切り取っちまえ、そんな脳みそ】

【脳みそなくても動けそう】

【頭がすっきりするよ!】

 

【嗚呼、実に快適だ! 軽い! 軽いぞ!】

 

【草】

【草】

【あーあ】

【かわいそうに】

【首無しチキンは幸せだったんだね】

 

【うん……病巣は取り除かないとね……】

 

【※ちょうちょは全摘出です】

 

【もう脳みそなくってもいいや……】

【草】

 

【思考放棄って気持ちいいんだよ】

 

【そうそう、ハルちゃんも絶賛ちょうちょしてるし】

 

【ハルちゃんが普段のジト目じゃなくちょうちょなおめめになってるからね……】

 

【草】

【草】

【おお、もう……】

【ハルちゃんとか魔王様みたいな真面目タイプには相性最悪よね、ちょうちょといいくっころといいギャグ存在って】

【ギャグは最強だからな……】

 

『……仕方がない……姫よ!』

 

「………………………………」

 

急にくっころ魔王さんが僕へ声を飛ばしてきた。

 

……違うよね?

 

僕じゃないよね?

 

僕じゃない誰か……そう、君みたいなドラゴンさんじゃない?

 

僕はおもむろに、隣をふわふわ飛んでいたドラゴンさんに近づき、ぽふっと頭を撫でてあげて――そっと前に押し出した。

 

『!?』

 

「がんばってください」

 

びっくりして振り向いてるドラゴンさん。

 

がんばって。

僕には無理だよ。

 

【草】

【草】

 

【悲報・ハルちゃん、Gに呼ばれて隣を飛んでた一般ドラゴンさんを指差して押しつけようとしてる】

 

【かわいそう】

【ハルちゃんもドラゴンさんもかわいそう】

【かわいそう】

 

【逃げ切れるか……?】

【忘れるな  Gは何度もしつこいやつだぞ】

【もうだめだ……】

 

よし。

 

ノーネームさんも、あのちょうちょさんを僕に押しつけたりしてたし、こういうのは緊急回避で問題ないはず。

 

後は逃げたなら――――――――

 

『姫よ! ――そのたたえし金色の長い髪がこの天上の星空をくるみ込んだようにゆらゆらと光ざわめき、それで私の肉体を隅から隅まで絡め取られたならばどんな快感も抱擁し、その髪を無限に伸ばし私の肉体を絡め取り弄んでくれたなら幾億年でも孕み続けられるであろうその繊維に包まれた蒼い瞳は墨のように清く、宝石以外の何者でもない美しさで可能であればジト目というもので心底の嫌悪感を持って蔑まれたならばどんな快感も頂点に達し、いや、それとも感情を込めない瞳のまま私を見てくれるだけで私は……ふぅ……人間と触れ合うことで理解したその小さくて柔らかそうな身体は触れば消し飛ぶような儚さで居て触れられそっと首を絞められたならその感触だけで魂が幾つでも消し飛び、しかしそのような控えめな感じとは裏腹に胸元と腰の緩やかなカーブと白い絹の装いは際どいボリュームで…………ああ、触りたくて仕方なくなる! だがそれを耐え、御身から優しく触られるその瞬間を切望してこそ滾る!!! いや、さらに嫌悪感を抱きながら塵芥のようにハリビンタでもされようものなら……ふぅ……その白き羽根は万物を魅了する「美」を体現しており……うっ……ふぅ……ドラゴンの羽などただの鱗、羽の1枚にも劣ると自覚しより滾り卵を――本体が通算で3000個目を産みましたが未だ魂は宿らず――ところでこの戦いが終わったらたった今孕んだ150の卵にもどうか認知を』

 

……僕は気持ちが悪くなった。

 

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