【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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631話 ノーネームさんをけしかけた

「じゃ、今言った順番で2人を倒してくださいノーネームさん」

 

僕は学んだ。

 

ノーネームさんも、しょせんはくっころさんと同じ――甘やかしちゃいけないんだって。

 

「あの人たち、いつも通りにどうせ本体じゃないですよね。それに魔力さえあれば復活するみたいなので、全力で。最低でも1段階は弱らせてきてください」

 

どうせノーネームさんも復活するんだ、せっかく僕に対して負い目を感じてるんなら……いや、あれだけさわさわしてきた分くらいは払ってもらおう。

 

【草】

【怒濤の罵倒】

【ふぅ……】

【あ、ノーネームちゃん、こっち見てる余裕ないわ】

【草】

【草】

【うん、いろいろバレて大ピンチだからね】

 

【さっきのせいで扱いが雑になった!】

【同情を誘おうとした?結果だからね】

 

え?

 

触ったくらいじゃ損しないから良いじゃないかって?

そんな言い訳、通用しないよ?

 

「体のサイズ的にも引き連れた仲間的にも、くっころさんはおじゃるさんに敵わないので加勢してください。最悪でも相打ちでお願いしますね。さっきみたいに、体、失ってもなんとかなるんですよね?」

 

少なくとも今1回は無駄に、じゅって溶けてみせたわけだしさ。

それくらいの余裕はあるんだろう。

 

まぁ違ったらさすがに言ってくるだろうから、ダメそうならダメでいいけどさ。

 

【セクハラについにキレてるハルちゃん】

【世界中の意思がハルちゃんを応援している】

【悲報・ノーネームちゃん、使い捨て前提】

【これまでのセクハラ代だから……】

【年貢の納め時だぞノーネームちゃん!!】

 

とりあえず、絶対に弱らせて諦めさせなきゃなのが、おじゃるさん。

 

次は、気持ち悪いくっころさん。

 

くっころさんは害が少ないように感じるけども……ついでだし。

 

あの2人は――今はおとなしく戦い合っててくれてるけども、どっちかが買ったら絶対悪いことしてくる。

 

だから、相打ちに持っていかせたい。

 

「そうしてくれたら許します。――るるさんのことも含めて」

 

本当は、ノーネームさんのことは――もうちょっと怒ってたとしても、デコピンしたら許せる程度。

 

けども――今は、戦ってもらわなきゃいけないんだから。

 

 

【急務】

 

【加勢】

 

【失敗】

 

【嫌】

 

【アアアアアアアアアアア】

 

 

ぱたぱた。

 

懸命にぱたぱたしながら飛んで行く彼女。

 

 

【草】

【草】

【本気で困ってるノーネームちゃん】

【覚醒したハルちゃんにここまで言われたらねぇ】

【ハルちゃん……成長したね……】

 

【うん、セクハラに対してちゃんと気づいてNOを言えるようになったんだよ】

【感動した】

【幼い子って、されてることすらよく分かってないことあるからねぇ】

 

【ね、えみちゃん】

 

【三日月えみ「私、まだ手を出したことはありませんよ!?」】

 

【九島ちほ「『まだ』……?」】

 

【三日月えみ「あっ」】

【深谷るる「えみちゃん……」】

【リリ「ハル様は特別です!」】

 

【草】

【草】

【悲報・えみちゃん、前科はなくてもその気はあった】

【えみちゃん……どうして……】

 

【脊髄反射で「まだ」とか言っちゃうあたりが】

 

【俺たちロリコンの希望の星だからな!】

【くしまさぁんが居るからやらかす心配はないな!】

【あとリリちゃんがいつもの全肯定botに戻ってて草】

【リリちゃんは最初からそうだったからどうでもいいや】

 

 

【嘆願】

 

【許】

 

【戦】

 

【報酬】

 

 

ぴこぴこ。

 

……ぜんぜん堪えてないノーネームさんから要望が届く。

 

もう、君ったら……。

 

「ノーネームさん。――――――僕のこと。好きだったら――できますよ、ね?」

 

ふと余計な知識を思い出した僕は――唇に指を当てて、もう片手は胸元に当てる。

 

「――――――かっこいいノーネームさん。好きだなぁ」

 

こんな感じの格好をしたキャラが、周囲を煽動してたのを思い出す。

 

それは、るるさんが好きだったマンガで、かっこいい男の悪役が女の子たちをけしかけてた場面。

 

るるさんはこういうのできゃーきゃー言うんなら、おんなじノーネームさんもおんなじ感じで……あれ?

 

ノーネームさんって……僕のこと、男と思ってる?

それとも女の子って見てる?

 

どっちなんだろ。

 

 

【       】

 

【:】

 

【♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥loveloveloveloveloveloveloveloveスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキアアアアアアアアアアアアアアア】

 

 

――――――ごうっ。

 

「……ノーネームさん……?」

 

『――――――GAAAAAAAA――!!!!』

 

それなりに羽ばたいていった先が、一瞬まぶしい光と風に包まれたと思ったら――前に戦ったときのドラゴンさんになってる、ノーネームさんが背中を向けて、2匹の元へ飛翔していくのが見えた。

 

漆黒の宇宙空間に漆黒の体。

 

でも、魔力で紅く光っている姿は特徴的だ。

 

「……やっぱ魔力回復してて、やる気あればできるんじゃん……」

 

僕は、決めた。

 

「もういいや、ノーネームさんはえみさんみたく、おだてればちょろくてなんでもしてくれる便利な人ってことで」

 

今までは申し訳ないって思ってたノーネームさんだけども……これからはとことんこき使ってやろうって。

 

【草】

【朗報・えみちゃんとノーネームちゃん、同格にまで落ちる】

【どっちが?】

【どっちも】

【草】

 

【ハルちゃんの心底軽蔑した目が……ふぅ……】

【ふぅ……】

【ないないされない】

【ノーネームちゃんがマジモードだからね】

 

【てかあの姿】

【くっころGとの再戦だからな】

【ノーネームちゃんのあれ、ただの変身? それとも……】

【どうでも良いだろセクハラ百合っ子なんて】

【それもそうだな!】

【草】

 

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