【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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641話 輪っかなブーメラン

【ハルちゃん、いつも魔力不足で大変そう】

【まぁ幼女だし】

【幼女だしなぁ】

 

【思えば、るるちゃんを助けたあのときから魔力が空っぽになってばっかだったし……やっぱり幼女だから、たったの1回るるちゃんに巻き込まれただけで容量が……】

 

【るるちゃん怖っ】

【草】

【懐かしい怖がり方で草】

【まさかノーネームちゃんの仕業だったとはね】

【当時は「呪い様」としてマジで怖かったんだぞ】

 

【ハルちゃん、人間ver?のときは、ことあるごとに言ってたよね  『僕は魔力が少ないから』って】

 

【あー、隠蔽と索敵と遠距離攻撃、あと筋力増強くらいしか使ってなかったもんなぁ】

【でも、あのときはまだ羽も生えてない人間だったし】

【ハルちゃんに生えてただって!?】

 

【ショタよ!】

 

【TSっ子だよ!】

 

【………………………………】

【………………………………】

 

【!!】

 

【!!】

 

【ショタよ!!】

 

【TSっ子だよ!!】

 

【草】

【おい待てまた変なのが】

【なぁにこれぇ……】

 

【ノーネームちゃんの仕業で多くの世界に同時視聴されてるんだし、姉御並におかしなのが来てもおかしくはないが……】

【悲報・姉御、世界並み】

 

【<URL>】

 

【姉御! お前!!】

【もうやだこのショタコン】

 

【こっちも対抗して<URL>だよ】

 

【!?】

【おい待て】

【えぇ……】

【おい、個人の配信者のURL貼ってんじゃねぇこんな全世界配信で!!】

【なぜか巻き添え食らってる配信者の子かわいそう】

【数万登録とか、今いちばん大切なときじゃねぇか】

【ひでぇ】

 

【マズいぞ、姉御のせいで変な奴が感化された結果、罪もない配信者が爆撃されかねん】

 

【姉御はノーネームちゃんのお気に入りだ……もはや実力行使しかないか……】

 

【襲撃するか?】

【同行しようか?】

【草】

【やめとけやめとけ  どうせ始原たちが守るに決まってる】

【もうだめだ……】

 

【理不尽には理不尽を……こうなったらまた、ちょうちょを連れてくるしか……】

 

【※ハルちゃんですらペースを乱されてました】

【申し訳ないがちょうちょはNG】

【あれは自身も含めて……脳が開くからな……】

【草】

 

――ごぉっ。

 

「っ!」

 

ばさっと羽をすぼめて急加速。

 

1秒前まで僕が居た空間へ、3本の炎注が三次元から突き刺さる。

 

――ごぉっ。

 

「しつこいです……ねっ!」

 

ぱしゅっ。

 

矢を放つ反動で、真後ろへ吹っ飛ぶ――と、僕が居た空間だった目の前を、上から下から横から6本の炎の柱が貫いていく。

 

「!」

 

ひと息つく間もなく、探知スキルは次の数本の柱が迫っていることを教えてくる。

 

ふたたびに羽に力を入れ、全力で横スライド。

 

「忙しい……けど、こうして移動している方が消費は少ない……や、これ、集中力、持つかなぁ……?」

 

――右、左、斜め後ろに下斜め右。

 

僕にしてはとてつもなく俊敏にひゅんひゅん動きながら攻撃をかわしたり攻撃をしたり。

 

まるでジェットコースターだね。

違うのは、重力の方向が無いからひゅんって感覚が無いのだけ。

 

あ、これならいくらでもすいすい飛んでられるかも。

 

【おろろろろろろ】

【雑談してたら酔った】

【いつも通りの乱高下】

【ポチ袋は持ったか!】

【使い切っちゃった……】

 

【こういうときの味方、おトイレ様に籠もるんだ】

【ダメだ、家族がお籠もりしてる】

【家族が昨日から出てこない】

【あーあ】

【いや待て、さすがに昨日からはマズいぞ】

【草】

 

「僕、理想としては安全圏から一方的に射撃してたいんだけど……なっ」

 

真上へ――思い出したから、むんずと掴んだ輪っかを投擲する反動で真下へひゅるんと落ちる。

 

輪っかは――投げたあとから勝手に自分でモーメントを生み出し、ひゅるひゅると加速をつけながら投擲されていく。

 

「おー」

 

きらきらとした光が軌跡を描く。

それはまるで、ホーミングしていく光の矢。

 

「へー」

 

【草】

【自分の輪っかに感心してるハルちゃん】

【そういやこの輪っか、チャクラムになるんだったわ】

【天使の輪っかって触れるし切れ味抜群なんだね……】

【おまけに反動をつけての回避手段でもあるぞ!】

 

【ヘイローとはそういうものでは……いやまぁガチの女神様なんだからハルちゃんがしてることこそが女神様の性質なんだけどさぁ……】

 

【それにしても懐かしい攻撃手段で草】

【もしかして:忘れてた】

【忘れるも何も、途中からパワーアップしたから必要がなくなってたっていうか】

【あー】

【子供たちを守ってダンジョン攻略してたころがいちばん大変だったからねぇ……】

 

『ギィ――――!?』

 

輪っかさんが到達した場所で――結構な範囲を巻き添えに、ぎゃぎゃぎゃっと切り裂くように走り抜ける光。

 

「お、一網打尽」

 

こういう、1回の攻撃で複数の敵を攻撃できる系の技とか好きだなぁ。

まぁ敵が多すぎるから……えっと、30匹くらいしか倒せてないし、さりげなく魔力使ってるから連発はできないけども。

 

【うわえっぐ】

【あらやだハルちゃん、過激】

【まぁ相手は軍隊だし】

 

【ハルちゃんの命と貞操ろろろろろ】

【ろろろろろ】

【ああああああ!!!】

【草】

【よわよわで草】

 

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