【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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656話 【朗報・人外百合出産生配信】

『女神ハルよ』

「はい」

 

『………………………………』

「………………………………」

 

僕たちは、目を合わせる。

 

「あっ……卵が移動を開始して……!」

 

くっころさんに気がつかないフリをして。

 

『……頼む、後生でおじゃるから……その大馬鹿者と朕ら偉大なる種族を同一視しないでほしいでおじゃる……こんなものとは……』

 

ずいぶんと長いため息をついていたらしいおじゃるさんが、ようやく言葉を吐くも――念話?かなにかではあるけども――ふたたびに大きなため息をついている。

 

本気で嫌そうな声。

ついでに話し方が戻ってるね。

 

僕、そっちの方が似合ってると思うよ?

こう、苦労人な面があるとことかさ。

 

【草】

【草】

【すげぇ……世界を征服しかけてる魔王が、本気で嫌そうだ……!】

【くっころ……お前、すげぇよ……】

【もはや、ハルちゃんのときのヘイト<<ダメっぷり で好感度の爆上がりだね、くっころ】

 

【だって、性別はともかくロリ巨乳女騎士が出産とか、見たいし……】

【ドMロリ巨乳女騎士とか大好物だし……】

 

【元から女の子だったとしたら、ハルちゃんと百合結婚しようとしてたってことで、つまりはノーネームちゃんと同類な百合っ子ってことで嬉しいし……】

 

 

【エッ】

 

【同類】

 

【!?】

 

【!!??】

 

 

【草】

【草】

【なに驚いてるのさノーネームちゃん】

【そうだよ、ノーネームちゃんと同じ分類だよ?】

【自分で自分を出産した以外はだいたい同じだな!】

【ドラゴンになれるし、実質同じだな!】

 

 

【怒】

 

【違】

 

 

【草】

【何かが違うらしい】

【一体どこがどう違うんだ……】

【ごめんね】

【ないないされないあたり、本気で怒ってなくて草】

【心当たりがあるもんね】

【実績もあるもんね】

 

【ちょうど、このくっころと戦ったときにね】

【壮大な伏線回収が、今ここに】

【繋がってしまったか……】

【繋がっちゃったね♥】

【感動した】

 

【$99999 人外百合出産へ】

 

【草】

【えぇ……】

【やっぱ滅べよこんな人類(n回目】

 

【すごいよな  くっころと関わるとすべてがギャグになるんだ】

 

【ちょうちょと直接対決……脳が、時空を飛翔する……】

【草】

 

「姫……認知を……!」

 

「絶対ヤです」

 

「そこをなんとか……」

「離れてくださいまとわりつかないでください」

 

「産みたい……御手で、体温の卵を直接に取り上げて……」

「嫌です」

 

「もうすぐ! もうすぐ出てきそうなのです!」

 

「嫌ですってば。ていうか……どうやって産むんです?」

 

もじもじしているのを引っぺがししても引っぺがしてもひっついてくる、くっころさん。

 

どんな方向に逃げてもすかさず目の前に飛んでくるから――これ、見た目は人間の女の子になってるだけで、中身はやっぱ魔王さんの格のあるドラゴンさんの本体だよね?――わざわざさすりさすりしたり僕のほっぺに押しつけてくるおなかが強調されている。

 

「………………………………」

 

その、気まずいけど生物学的には「そこ」へ宿るはずの命を見てみるも、膨らみは確認できない。

 

それどころか、お胸がばるんばるんになってふとももがぷるんぷるんしている――唐突に騎士さんな甲冑を脱ぎ捨てられたから強制的に至近距離で見させられているんだ――とは対称的に、おへそ丸出しな彼女のおなかは凹んでいる。

 

あ、シックスバック。

ここだけは騎士さんだね。

 

僕もこういう腹筋が欲しいな。

 

「……卵って、どんなサイズです?」

 

「急に生まれるので、鶏のそれと同等かと……!」

「鶏卵ですか。白ですか、赤ですか?」

 

「認知をいただけたら……!」

「あ、じゃあ要らないです」

 

「そんな! 私に1人で産めと!?」

「や。だって僕、認知もなにもしてませんし」

 

「あの暗闇で私を消し飛ばすほどの強引な逢瀬のことを、もうお忘れなのですか姫よ!?」

 

「あれはそもそも僕じゃなくってくっころさんが自爆魔法使ったんですしほんとに僕じゃないです記憶の捏造はやめてください怒りますよくっころさん僕だって怒ることあるんですよ」

 

「うっ……2つめの卵が……!」

 

「うわぁ……」

 

【うわぁ……】

【うわぁ……】

【悲報・罵られるたびに孕むやべー女】

【草】

【なぁにこれぇ……】

 

おまたを抑えてもじもじしている、くっころさん。

 

その姿は――たぶん、えっちなものなんだろう。

顔も真っ赤だし汗もすごいし。

 

けども、僕にとってこの人はとてつもなくダメダメな人だから――それこそえみさんに対する感覚に近いものがあって、けどもえみさんなんかじゃたどり着けない境地に居るんだから。

 

『……はぁ……苦労しているな……』

 

「分かります?」

 

『同族が……同族とは間違っても考えたくはないが、迷惑を掛けている……』

「元はといえば人間の変態文化のせいですし、ここは被害者仲間ということで」

 

【草】

【悲報・ギャグ空間】

【ひらひらしてそう】

【大丈夫、くっころだよ】

【大丈夫じゃないんだが】

 

【ま、まぁ、ハルちゃんとのお別れが1秒でも遅い方が……】

【でも変わらないだろ、もうすぐって】

【それは……】

 

【とはいえ、えっち】

【とにかくえっち】

【BGMがあえぎ声になってるんだが】

【出産の生中継だからね】

 

【学術的だから! 学術的だから!】

【ノーネームちゃんの謎パワーでBANはないはず……だよね?】

 

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