【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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701話 【うわロリ女神様つよい】

『GIIIIII――――――!!!』

 

『右舷前方、中型ドラゴン3匹が接近中!』

 

『あれらは我が艦が片づける! それより――ぐあぁぁぁ――!?』

『エルフの!? ……クソッ、奴らの自爆戦法は厄介すぎる……』

 

『我らが機械の如く、別の体を使役できる故の無人機のような戦いをするのが魔族と魔物……さらに奴らは魂を温存できる。所謂「デスアタック」である』

 

『翼竜たちは地面から離れすぎておる……いかんなぁ。メテオ砲、発射』

 

戦場は、敵味方が入り乱れるほどに接近した。

 

無限にワープアウトし続ける――とはいえ両陣営ともに最初の戦艦級の船船/長老上位級ドラゴンのような大型質量のそれらから、中型や小型――そして船ですらない戦闘機、果てには武器だけを携えて生身で飛び周り、魔力をぶつけて引き返す一撃離脱戦法を取るほどになっており……もはや乱戦というよりも、味方への誤射以外には何も気をつけられない激戦とかしている。

 

最終決戦。

 

戦場に居る全ての士気は、この数千年で最高潮だった。

――彼らの後ろには創造種族たる女神が君臨しているということもあって。

 

ただし、そのうち「1柱」は……良く分からないことをして消えてしまったが。

 

【すげぇ……】

【これが……宇宙艦隊戦……いや、宇宙での魔族との戦い……】

【どんだけの人数が参加してるんだよ、これ】

【ドラゴンの方も無限ってレベルで湧き続けてるし】

【それでも次第にみんな小さくなってはいるけど……】

 

『――――――人間は滅ぼす! 貴様ら神族と共に!』

「だーからほどほどのとこで満足しときなさいって!」

 

『GAAAAA――――――――――――――!』

「――――――――――――ジャッジメント」

 

ひしめき合い、ときには回避起動中に衝突し合うほどの密度の宙。

 

その一角を貫くのは闇色のブレスに、その真正面から叩きつけられる光の柱。

 

その威力は、拮抗していた。

――拮抗しているが故に、その激突の衝撃は戦場を飲み込んでいく。

 

【うおっまぶし】

【魔王VS女神の一騎打ちがやべぇ】

【あーあ、まーた戦場の何割かが消し飛んだわ】

【なぁにこれぇ……】

 

【この2人だけ完全に別次元の戦闘してるんよ】

【たったの一撃で全体の何割かを吹っ飛ばして、それを数分に1回とか】

【こわいよー】

【魔王もやべーけどアルちゃんもやべー】

【アルちゃんのジャッジメント、ハルちゃんのとは結構違うよな】

【あー】

 

【ハルちゃんのは頭の上の輪っかさんが上に拡大しながら増殖していってでっかい鐘になるとかいう「ザ・女神」な演出でのそれだったけど、アルちゃんのは、こう……】

 

【手のひらから光の柱……それこそドラゴンたちのブレスみたいなのを放つだけっていう、実にシンプルイズパワーで「力 is パワー」な戦い方だよね】

 

【草】

【まぁこんな戦場で攻撃の予備モーションとかやってたら間に合わないし】

【アルちゃんの方が年上さんだし、戦い方とか洗練されてるんだろ】

【あー】

【ハルちゃん、新しい攻撃手段思い出すたびに戸惑ってたしなぁ】

 

【それに、アルちゃんはかしこいから味方を貫通しても素通りしてダメージなしとかチートなことできるのに魔王はできないかしてないもんだから、相対的に敵の数の方がごりごり削れてるんだよな】

 

【草】

【お前、女神様に向かって……】

【不敬で他の世界から処されても知らんぞ本当に】

 

「……いや、良いけどさぁ……私はどうでも。でも、私の何万分の1も生きてない子たちからそういう言い方されてもねぇ……」

 

直立した姿勢のまま、ただ腕を突き出した状態で攻撃を放ち終えたアルが嘆く。

 

【草】

【草】

【ごめんなさい】

【こういうとこに上位存在感出してくるよなアルちゃん】

【でも見た目がロリっ子だから……】

【人間って馬鹿だから、見た目で全部判断しちゃうの】

 

【カジュアル過ぎる女神様で草】

【ハルちゃんだってそうだったろ?】

 

【そのハルちゃん……もうないなったよ……自分から、何故か……】

 

【おろろろろろろ】

【ろろろろろろろろろ】

【ああああああ!!!】

【もうだめだ……】

 

【やだよ……あのハルちゃんが、まさかちょうちょして自爆したとか信じられないよ……】

【やっぱりちょうちょ……すべてはあれが悪いんだ……】

【ノーネームちゃん!! そのちょうちょ、森へ返しなさい!!】

 

「うーん、ハルへは無茶をさせすぎたからなぁ……」

 

『我との決戦中によそ見をするでない女神よ!』

 

「邪魔ジャッジメント」

『GAAAAA――――――!!』

 

怒りに任せてリキャストを待たずに放たれたブレスへ、慌てることなく威力を調節した光の柱が衝突する。

 

その衝撃で、またもや戦場が吹き飛ぶ。

 

「やっぱり計画が最初から無茶だったのかなぁ……けど、うっかり見落としちゃったせいでああなってた『彼』の魂が都合良かったからなぁ……私たちとも馴染むって意味で」

 

『GAAAAA――――――!!!!!』

 

「はいはいジャッジメントジャッジメント」

 

3連続。

さすがの魔王の攻撃も息切れし――けれどもアルは涼しい顔で対応。

 

「ハルのおかげで君の魔力は半減してるからね。だから早く降参してって言ってるのに」

 

【草】

【つええ】

【なにこの猛者感】

【そら女神様だし】

【これは頼りになる女神様だわ】

 

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