【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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718話 くっころさんたちを預けた

「あ。そうだ、忘れてた」

 

僕はぷらぷらとつまんだ指の下で抵抗もせずに揺れているノーネームさんを胸元へ突っ込むと、ぎゅるんと逆回転。

 

【!?】

【!?】

【待ってハルちゃん、待って】

【せめて何を忘れたのか言ってぇ……】

【おろろろろ】

 

ばさっ。

 

殲滅したばかりで、花火の後の残骸として魔石が無数に散らばる宙域を引き返した僕は――一瞬で、彼女たちの元へたどり着いた。

 

「忘れてました、くっころさんにドラゴンさんたち」

 

「い、いえ……それより今のは……?」

『ギィ……』

 

……なぜか妙にきゅって縮こまってる彼女たちを見つけ、ドラゴンさんたちがまだ持っている玉を――今度は吸い込まれないようにって意識して掴もう。

 

――――ばしゅしゅんっ。

 

そう思ったら輪っかさんたちが元気に飛び出して玉の全周に何十個かが展開。

 

ぶわんと不思議な魔力を使って触れずに玉を捕獲、僕の思っているとおりに引き寄せてくれている。

 

「へー、反発するんだ」

 

【草】

【ことごとく新鮮な感想のハルちゃん】

【ああ……ハルちゃんだからね……】

【本気で楽しそうで草】

【ハルちゃんだよ?】

【新しいことには興味津々でかわいいね】

【かわいいね】

【もうこれでいいや……】

【草】

 

「じゃ、みなさん、僕の手を掴んでください」

 

「えっ!? い、いえ、でも、そんな畏れ多い……」

 

「何言ってるんですかくっころさん、前は僕を連れてってえっちなことをしようとかして手のひらに載せたりしてたくせに、今さら恥ずかしがってるんですか」

 

『ギィッ!?』

 

「ま、待ってください!? 私は改心して! し、信じてくださいみなさん!?」

 

小さいのにお胸のある人間の女の子に変身している彼女が――服、着た方が良いと思うんだけどなぁ……なぜか急にドラゴンさんたちへお胸を揺らしながら懇願している。

 

【ふぅ……】

【ふぅ……】

【\50000】

【うむ】

【AIモザイクがかかっているけど、これはこれで】

【くっころ……お前、よくやったよ……】

【百合っ子がえっちなことをしようとしていたならセーフだ】

【ばかばっか】

 

『ギィィィ……』

 

「ドン引きしないでください!? 本当に! 本当に心底に! 肉体を何度も破壊される痛みで目覚めたんです!」

『ギィィィィィィ……』

 

……痛いのが好きって、僕には理解できない性癖だなぁ。

男として理解はがんばってするけども……うーん。

 

【草】

【もしかして:ドラゴンたち、引いてる】

【そらそうよ……】

【あの子たちはハルちゃんと酒盛りして寝返っただけだしなぁ】

【くっころみたいに盛大な追いかけっこはしてないわけだし】

【ドMロリ巨乳ドラゴンっ子って……いいよね】

【いい……】

【しかもなぜか自称女騎士だしな!】

 

「ほら」

 

「あひんっ!?」

「むぅ」

 

僕はわたわたしてるだけののんびり屋さんなくっころさんの手をつかみ、もう片方の手をぷらぷらしてドラゴンさんたちに来てもらう。

 

時間がないんだから、もう。

 

『ギィ……!』

『ギッギッ!』

 

ぎゅっ。

 

あ、そういやドラゴンって翼の先に手があるのもあるんだっけ。

でもドラゴンって種類によっては羽とは別におててが……まぁいいや、似たようなもんだし。

 

「じゃ、しっかり掴まってくださいね」

 

「は――――――」

 

――――――ぎゅんっ。

 

一瞬で光が遠ざかり、瞬きの先にはさっきの艦隊。

 

『!?』

『先ほどもそうでしたが、単身で跳躍を……!?』

『……次元の乱れが一切に……アル様よりも精密な……!』

『どれだけの魔力と権能を……』

 

【ふぁっ!?】

【ハルちゃん、ごく自然にワープっぽいのしてるぅー……】

【もはやエフェクトすらなく一瞬とかすげぇ】

【なぁにこれぇ……】

【そうだぞ、ハルちゃんの新技にはそうやって反応してあげるんだぞ】

【草】

 

「この人たちは……僕の友達です」

 

なぜかぐわんぐわんと首を回しているくっころさん、丸まっているドラゴンさんたちを前へ押し出す。

 

『……ドラゴン。魔王軍所属の敵では……?』

 

「友達になったので仲間になったんです。なので、この人たちも一緒に安全なところへ連れてってあげてください」

 

くっころさんは魔王さんと戦ってくれたし、ドラゴンさんたちは……僕と戦ったけどもものすごい数っていうセットで戦わせられてたし、そこまで強くはない。

 

「このあとので……えーっと、思わず余波とか飛び散らかしちゃって巻き込まれちゃったらかわいそうなので」

 

「……女神……!」

「? あ、はい、そうですね。一応そうなってるっぽいですね」

 

なぜか鼻血を出しながら涙を流しつつお口からよだれをだらだらしている謎のくっころさん。

……そういうところはえみさんそっくりだよね……お胸の大きさとかびくんびくんってしてるところとか。

 

【えっち】

【草】

【このドラゴンっ子め……】

【敵対してたのに友達認定してくれたらしゃあない】

【ベタ惚れなところにこれは効くからな】

【非常にえっちだし非常によろしい】

【分かる】

 

【お前ら、えっちならなんでも……いいよな!】

【いい……!】

【しかもハルちゃんにいじめてほしい系っていう新戦力だぞ!】

【ハルちゃん、がんばって連れて帰ってきてね  るるちゃんがどうなるかは分からないけど】

【あっ……】

【草】

 

 

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