【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

748 / 769
747話 【朗報・ぽんこつかわいい魔王】

「そもそも『くっころ』とはなんなのだ……何故彼奴はその名前を自ら悦んでいるのだ……女騎士とはなんなのだ……わからぬ……」

 

「くっころさんって難しいですよね」

 

【草】

【朗報・くっころ、くっして女の子になってた】

【そうか? そうか……】

【そのあとのインパクトですっかり忘れたが、なるほど】

【じゃあ朕もそうなの?】

 

「で、おじゃるさんは? おじゃるさんも屈したんですか? 姉さんに」

 

「朕は、見た目の絢爛さに免じて保護せし人間国家の最も気高き王の姿になっただけ――――ぬおっ!? こ、これ、女神よ!? 貴様の妹と会話をしておるではにゃいか!」

 

「え、だってハルしか見てなくって隙だらけだったから」

 

「おじゃあ!!! きしゃまぁ!! おじゃあ!!!」

 

ふしゃーっと怒っているおじゃるさん。

 

さりげなく、くっころさんを相手に話してたときみたいな口調になってるね。

姉さんと拳で語り合って打ち解けてきたのかな?

 

その姉さんは思いっきり……また、おじゃるさんが回避した場所へ正拳突きしてて、その衝撃波が離れたところでぱぁんってなってるけども。

 

……姉さんって意外と不意打ちとかのりのりでやるよね。

 

戦い慣れてるっていうか、勝つためなら何でも平気でするっていうか……割り切りがすごいよね。

 

「きしゃみゃあ! おのりゃあ!」

 

「……もしかして君、思ってたよりも幼い? その姿、無理してなってるせいで制御、追いついてないんじゃない? ちゃんと相応の見た目にならないと動かしにくいよ? 魔力だって今は私たちの……数倍かな?……それでも、ちょっとがんばれば追いつく同程度まで減ってるんだし。節約しないと4対1じゃ君の負けだよ?」

 

「だまりゃあでおじゃあ!! おじゃああああ!!!」

 

ふしゃーっ……あ、炎。

 

お口から炎をごーっと吐き出しながら――けどもそのブレスは姉さんにささっと避けられているおじゃるさん。

 

【……なんか……】

【ああ……】

 

【かわいくね?】

【かわいいな……】

【アルちゃんの手玉に取られてる姿はかわいいね】

【ぽんこつ気質はくっころと同じか】

【んで煽りに弱いと】

【人化したからこうなったのか、それとも魔力と巨体で隠されてただけで素がこれなのか】

 

【魔力をアホみたいに貯め込んでとんでもなくでかくて強かったから余裕ぶっこいてただけで、同じ土俵まで引きずり込まれたら実はこういう性格だったとか】

 

【あー】

【なにそれかわいい】

【自信満々なくせにぽんこつで煽りに弱いとか卑怯じゃない?】

【お前ら……】

【しょうがないよ、この配信だもん】

 

【おじゃるの突っ込み気質はアルちゃんと同じだし……もしかしたらこのふたり、案外馬が合うんじゃ……ほら、実は苦労人っぽいところも似てるし……】

 

【TS朕おじゃるが世界征服あきらめてくれたらなぁ】

【ノーネームちゃんに救出されてる俺たちはともかく、さくさくやられちゃった世界とかは許せないだろうけど、俺たちは諦めてくれたらそれで良いんだがなぁ】

【それな】

【ダンジョンとか、もう立派な産業として経済の基盤だしなぁ】

【国によってはGDPと職業の大半になってるレベルだし】

【人間ってば現状維持が好きな生き物だからねぇ】

 

【せめて穏便な支配なら……女帝になら支配されたいかも  おっぱいでかいし】

 

【うむ】

【わかる】

【ドラゴンっ娘の姿を毎日拝めるならそれも良いかも……】

【非常に理解できる】

【もう終わりだよこの星】

【はじまりだよ?】

 

「……まぁ良い。龍としての誇りを投げ打ち矮小な人間の姿となった朕は、この閉鎖された空間で人間を遥かに凌ぐ力を行使できるのでおじゃる」

 

橙色の髪で金色のおめめ、はだけた肩から胸元の着物を身にまとい――よく見ればおでこのきんきらな飾りから生えてるドラゴンさんな角にも飾りがついていて、着物の後ろにはちゃんと太い尻尾も生えている。

 

空から現れたお船からのミサイルで穴だらけだったはずなのに、見た感じではどこもかすり傷すらないってことは、大きな体から小さな体に変身したついでにHPを回復したのかな。

 

でも、これって……

 

「げーむとまんが」

 

「らすぼすのさいしゅうけいたい」

 

「あ、それです。よくありますよね。使い古された典型例で新鮮味はないですし、人間以外のキャラが人間になると一定数の人が怒るっていうテンプレートではありますけど、僕は好きですよ。最終決戦みたいで」

 

「朕が典型――――――いや、好き? ……ならば良いか……」

「思ってたけど、魔王、君って本当、ハルにだけはダダ甘だよね」

 

【草】

【ちょろくて草】

【なにこのかわいいいきもの】

【魔王だよ  ハルちゃん相手になるととたんにダダ甘な魔王様だよ】

【ツノと尻尾を生やした女帝さまだ……褒め称えろ】

【お前はどっちの味方なんだよ草】

 

「うむ。この神族だけは未来永劫朕の元で何不自由なく生かすのだ」

「ハルってなんかこう、変なフェロモンとか出してそうだよね……」

 

「地獄の業火のごとき芳しさが漂っているのは確かでおじゃるな」

「うーん……それって天上のなんちゃらって表現なのかなぁ」

 

【草】

【ノーネームちゃんノームちゃんが地球の文化に染まってやがる】

【ついでにハルちゃんもどっぷりね】

【まぁご本をむさぼるように読んでるからなぁ】

【ゲームもそれなりに遊んでるっぽいしな】

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。