【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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748話 お揃いで弱くなった

【そして案外ちょろいぞ、この魔王】

 

【※ハルちゃん相手限定です】

【※ハルちゃんだけは何もしなくて良いけどアルちゃんたちや他の神族は絶許です】

【※「ハルちゃん以外は要らないから滅ぼすでおじゃる♥」です  いやマジで】

【ヤンデレかな?】

【ヤンデレといえばるるちゃん……ハルちゃんはそういう子を引き寄せるのか……】

【あー】

 

【ハルちゃんっていつも敵に好かれるよね】

【くっころとかな!】

【あんのGみたいな、どっちにしても繁殖のことしか頭にないスケベドラゴンっ娘……ふぅ……】

【草】

 

【え? じゃあるるちゃんも敵  ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい】

 

【ひぇっ……】

【そ、そんなことよりドラゴンっ娘の魅力について話そうぜ!!】

【そうだな!!】

【ツノと尻尾が敏感か否かについてはハルちゃんに確かめてもらわないとな!!】

【そうだな!!】

【草】

【こわいよー】

 

「朕の力に――――――――畏れよ」

 

――――ぶわり。

 

おじゃるさんから、今までよりも――魔力量自体は少なくても、体が小さくなった分、凝縮されている魔力が威嚇として放たれてくる。

 

「……これ、逆に強くなっちゃったんじゃない? たぶん本気で動き回られたら、私も攻撃当てるの難しくなってるんだけどさ、ふたりとも……いや、回避性能が上がっただけで全体的には弱体してるままではあるけどさ」

 

「ん」

「それも」

 

「たいさくずみ」

「もーまんたい」

 

ぺちん。

 

黒髪のふたりが、僕の前でハイタッチをする。

 

と、

 

「……あれ」

 

僕の力が、急に抜けていく感覚。

 

今までらくちんらくらくにしてくれてた、あらゆる力が失われていく。

 

「おっとと」

 

なぜか足元がふらついた僕は、けれどもなんとかふとももに力を込めてバランスを保つ。

 

……とうとうに魔力が完全に切れちゃった?

 

ノーネームさんたちがこのダンジョンで囲ったから、外の世界からの魔力が途絶えた?

いや、でも。

 

「――! ノーム! 君は一体なにをしているんだ! こんなことをしたら――!!」

 

怒った姉さんの声に振り替えると――あれ?

 

「……輪っかと羽が、なくなってる?」

 

ノーネームさんと、ノームさん。

 

2人の上でふよふよ浮いてた赤と黒の輪っか――それにぱたぱたしていた黒い羽が、なくなっている。

 

「ただの人間の女の子」みたいになってしまっている。

 

【!?】

【!?】

【悲報・女神っ子たちの属性がないなった】

【そこまでないないしないでよぉ】

【ノーネームちゃん……どうして……】

【ハルちゃんのお羽もない……もうだめだ……】

 

【あ、ハルちゃんも2人も、今ちょっとふらついた】

 

【もしかして:3人、実はすごく弱ってる】

【ハルちゃんは連戦どころじゃなかったからともかく……】

【魔王を騙してダンジョンに放り込む魔法とか異次元の奇跡を起こしたから、もう魔力が……?】

【そんなぁ】

 

「ハルも! どころかノームとノーネームも! ……ああもう、ジャッジメントまで使用できなくなってる! これじゃ私たちもちょっと強い人間と大した違いがない……こんなんじゃ魔王に!」

 

「「だいじょぶ」」

 

ふらついてからはまた僕に抱きついてきた2人は……けれどもいつも通りに落ち着いて癒される声たちは、おじゃるさんが居た方向へ腕を向ける。

 

「――――そうご、でばふ」

 

「なら、かずがものをいう」

 

でばふ……デバフ?

 

弱体化?

 

「へ?」

 

姉さんの声と僕の心の声が合わさった直後……おじゃるさんの居た場所からすっとんきょうな悲鳴が上がる。

 

「――――ぬああ!? 朕の……我の誇りが!?  にゃあああああ!? 龍の中で最も尊き角! 美しき翼! 尾までが!? にゃい!? 誇り……龍じゃないのでおじゃるぅぅぅ!? ……ぬおお!? きしゃみゃあああああ!?」

 

ぐるぐる回りながら体じゅうをぺたぺた触りながらパニックになっているおじゃるさん……あ、やっぱり足元がだるだるすぎてすっ転びかけた。

 

【草】

【草】

【かわいい】

【完全に人間になってて草】

【とうとうに異種族要素が消えたぽんこつ魔王】

【草】

 

【てかマジで言動が幼いな】

【それな】

【ヘタすると……ハルちゃんやノーネームちゃんくらい?】

【あー】

【あー】

 

【ハルちゃんはかしこい幼女、ノーネームちゃんは基本無口無表情幼女、アルちゃんだけはちょっとだけお姉さんな幼女  んでおじゃるは魔法でダイナマイト美女に変身してるけど中身はぽんこつ幼女と】

 

【うむ】

【うむ】

【お前ら……】

【単純に魔力を相当削られたからではあると思うが、それはそれとしてかわいい】

【そらまぁ星よりでかいサイズから人間サイズにまでなってるんだから相当だろ】

【ラスボスは最終形態で小さくなって力を凝縮する  RPGの伝統は正しかったか】

 

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