【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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752話 【350話ぶりの再会】

武器は、ある。

 

引き金さえ引けばいい銃だから、みんなにも渡せば戦力にはなる。

 

けども、おじゃるさんは……たぶん、強い。

だってレベル100だもん。

 

「はる」

「みて」

 

くいくい。

 

両手に銃を構えた僕を、もういちど引っ張る感覚。

 

――――――ぴこん。

 

【Lv.42】

 

「?」

 

レベル、42。

 

僕のレベル?

 

や、違う、僕のはなんかバグってたから……他の人のかな。

でも……人類の限界が25とかじゃなかったっけ?

 

あ、いや、でも、それは僕がるるさんたちと別れる前の話で、ひょっとしたらそのあとでもっとすごい人が出てきたりしたのかもしれない。

 

【新基準のレベルで42だとすると……上級者のそれだな】

 

【そっか、今の42は前の基準だと21だもんな】

【そういやさっきのも新基準なのか?】

【さぁ?】

【まぁ俺たちへ見える形でわざわざ伝えてくれたんだから誤差の範囲なんだろ】

【なるほど】

 

【で、ハルちゃんがレベル42?】

 

【なんかもうとんでもない攻撃とかしてたし、ジャッジメントとかあれレベル100くらいあるんじゃね?】

【あー】

【アルちゃんまでは行かなくても、かなり高いはずよねハルちゃん】

【女神様になってから、いろいろぶっ飛んだからなぁ】

 

【助っ人?が来るっぽい発言だったし、他の人のなんじゃね?】

【けど、レベル40超えなら上級者の中でも一握り  数は絞られるが】

【さて、黒い渦……転移魔法  きちゃない袋さんの次は誰だ】

【草】

【草】

【力が……抜ける……】

【ハルちゃんが適当に着けた名前だから……】

【※最初は「汚いぱんつ?」でした】

【草】

 

【ハルちゃんのセンスに文句を言うやつは神敵、つまりは全異世界の敵だぞ】

 

【そこまで!?】

【左様】

【始原としては大賛成します】

 

 

【神聖大統合アルム教(仮称・協議中)としても教義として絶対と宣言します】

 

【五大種族連盟も同意見です】

 

【あ、双主神アルムの妹様方の寵愛されし世界に関しましては、事情を鑑み配慮はする予定です】

 

 

【!?】

【!?】

【ふぁっ!?】

【なぁにこれぇ……】

【え? え?】

 

【もしかして:「外」からの書き込み】

【おろろろろろろろ】

【あっ……ノーネーム&ノームちゃんと同じく、バグったアカウントと文字フォント……】

【       】

【もうだめだ……】

 

【悲報・この配信、コメント欄まで把握されてた】

【こわいよー】

【怖すぎる】

【身内の配信と思ってたら鍵掛かってなくてどっかで炎上して膨れ上がったあのときの気分だよ】

【草】

【比較対象がしょぼすぎる】

 

【え? 俺ら、ハルちゃんとノーネームちゃん……で良いんだよね? 「妹様方」だし……のお気にじゃなきゃ、ひょっとしてやばかった?】

 

 

【制裁決議はアル様により却下されました】

 

 

【     】

【     】

【あ、会見中の総理が失神して転送されたわ】

【あ、国連会議の……会議場が、数百人が一瞬で消えた……】

【そらそうよ……】

【かわいそう】

【めっちゃ責任感と危機感あるって褒めるレベルでまともな人たちだった】

 

【むしろリストバンドされてない人が白い目で見られるレベルでな!】

【つまり、そういう場でまだ平気な顔して残ってるやつは……】

【ギルティ?】

【草】

【メンタル耐性はフィジカルコンディションとかにも左右されるんだから魔女裁判やめーや  単純に心臓が毛だらけとか酒飲んでるとか……やっぱギルティかも】

【草】

 

【とにかくなんか外の世界がやべーことになってる……】

【書き込んでくるレベルだったか】

【安心させようとして……くれてるのか?】

【そうだといいね♥】

【おろろろろろろ】

【まぁこんな配信観てたらねぇ……】

 

「で、ノーネームさん、ノームさん。そのレベル42って、誰のです?」

 

姉さんの?

ノーネームさんたちの?

 

それとも――――――

 

「ほし、じゅう」

「はるは、とくべつ」

 

「「だから」」

 

「「いちばん」」

 

「「とくべつな、ひと」」

 

「?」

 

1番特別?

 

僕の?

 

それって、どういう――――――

 

僕が、知ってる顔を思い出そうとした瞬間。

 

――――――とんっ。

 

僕の後ろから響く、軽い足音に振り向く。

 

――すらりと長くて、すばしっこい脚。

 

その髪の毛によく似合う、薄いピンクと白の衣装。

 

「――やーっと、会えた。ずーっとぶりに、会えた」

 

ザ・アイドルさんって感じのスカートがぶわっと広がっていて、身軽に動けるようにって腕や脚は高品質の布素材の防具を身につけていて。

 

「会いたかった……会えた。毎日会いたくて、でも、会えなくて……見てるだけだった」

 

指摘しなくても、それについて考えるだけで怒られる胸元。

肩に乗る、くるくるとした桃色の髪の毛。

 

あ、でも、なんだかその髪の毛はものすごく長くなっていて、くるんくるんしていて。

 

「……ハルちゃんに……私。ようやく、会えた――会いに、来れたよ」

 

かつんっ。

 

感情表現が極端なあの子は、口元は笑ってて目元は泣いていて。

 

でも――僕が見慣れた、いつもの彼女が、そこに居た。

 

【!?】

【るるちゃん!?】

【え? え?】

 

【マジで本物のるるちゃん!? 飛ばした怨ねんんんんんんんんんんんん】

 

【!?】

【!?】

 

【……よし! るるちゃんだな!】

【平常運転のるるちゃんだな!】

【よくハルちゃんにいろいろ飛ばしてたるるちゃんだな!】

【こわいけどうれしいよー】

 

【るるちゃんだ……髪の毛がなんかすごいことになってるけど、るるちゃんだ……】

【ハルちゃんと同じ場所に立ってる……るるちゃんだ】

【ノーネームちゃんの最推しのるるちゃん  本物だな!】

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