【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~ 作:あずももも
「ぐしゅ……ひぐ……」
「ご、ごめんって……」
「あっふぅ……!」
「えみちゃん……」
「あへぇ……」
「………………………………」
……どうしよう、この状況。
るるさんが来たときまではかっこよかったんだけど……今やおじゃるさんが本気ですすり泣いてるし。
【ハルちゃんが虚無顔をしている】
【そらそうよ……】
【ダンジョンとお酒とご本以外はそのへんの人類と変わらない価値観持ってるハルちゃんだもんなぁ】
【それ言えばアルちゃんも同じはずだけど……さっきのはなぁ……】
【えみちゃんのせいで魔王のほっぺたストレート決めちゃったからなぁ……】
【あの吹っ飛ばされ具合がかわいそうでかわいそうで】
【罪悪感で真っ青になってる女神様】
【優しい】
【誰だよ、こんな事態にしたの】
【そこで震えてるロリコンですね】
【えみちゃん? なんであんなとこ出現しちゃったの??】
【分からん……】
【さすがに偶然なんだろうけど、そのあとが酷すぎたんだよなぁ】
【ま、まあ、えみちゃんって知らなかった魔王、人を倒したって思って喜んでたし……】
【その代償がアレと】
【草】
【そこまでするやつがあるかバカってレベルのミラクルコンボ】
【アルちゃんの拳が唸っちゃったから盛大にね……】
【てか無事とはいえ燃やされて震えるほど喜ぶとかさぁ……えみちゃん】
【うわぁ……】
【てかおじゃるって中身が幼女ってマジだったのか】
【あのえみちゃんを見たら?】
【俺なに言ってるんだろうな……馬鹿だよな……】
【草】
【弱体化されてるとはいえドラゴンブレス食らって喜ぶ変態になっちゃったよえみちゃん……】
【えみちゃん:ロリコンおねえさん+ドMおねえさん new!】
【草】
【幼女限定だから……】
【その方がやばくない?】
【やばかったわ】
【えみちゃん、もう今後国外へ出られなさそう】
【空港に着いた瞬間お縄になりそう】
【あーあ】
【草】
【ドMってことはさ くっころと仲良くなれそうだよな】
【あっ】
【おいばかやめろ】
【相乗効果でどんなことになるか分からんからやめろ!】
【召喚の儀はお控えください】
【どんな理不尽ギャグが起きるか分からないからマジでやめろ】
【草】
【懐かしいワードで草】
【今やかつての呪い様ポジがくっころに……】
【アンタッチャブルなところを引き継いだのがくっころだからな!】
【もうえみちゃんはくっころと一緒にして檻の中でいいんじゃないかな】
【巨乳ロリ痴女はロリコン判定にヒットするのか さぁ張った張った!】
………………………………。
とりあえずぴんぴんしてぶるぶるしてる、どう見ても元気いっぱいなえみさんのことはほっとこう。
なにより、あの状態で僕のほうへ来られたら怖いし。
りりさんも使えないから駄目で論外で、助けてくれなかったノーネームさんとノームさんもほっとくしかない。
となると、僕を猫かわいがりするし僕が誰かと仲良くすると構えってうるさいけどまともな子に話しかけるしかない。
「……るるさん。これ、知ってたんです? これ」
「『これ』? ……あ、うん……そうだね……」
僕は天を仰いでリリさんみたいな顔になってるえみさんを見上げる。
……天井になんにもないのに嬉しそうに目を見開いてるヘンタイさんを。
【草】
【悲報・えみちゃん、ハルちゃんから「これ」呼ばわり】
【そらそうよ……】
【ハルちゃんだって小さな女の子だ 身の危険感じてるんだろ】
【るるちゃんですら目を伏せて逸らしてて草】
【かわいそう】
【ハルちゃん、えみちゃんと数ヶ月ぶりに再会したのに1ミリも近づかないどころか、るるちゃんに話しかけるために微妙に迂回してて草】
【草】
【草】
【あ、本当だ】
【さすがのハルちゃんでも嫌だったか……】
【そらそうよ……】
【あーあ】
【いくらそういうの気にしないハルちゃんでも、さすがにね……】
【敵の親玉に本気で興奮してるのを見ちゃったらさすがになぁ】
【えみちゃん……どうしてこうなった】
【最初からだよ】
【隠してた想いだからね】
【※ハルちゃんと出会わなければたぶんるるちゃんにすら隠し通せてたっぽいです】
【ハルちゃんってば本当に悪女】
【かわいすぎるからね】
【くっころにおじゃる 魔王たちからすら求婚されるレベルだしな!】
「えみさん、人を捨てたんですか?」
「人だと思うよ? たぶん……」
「ヘンタイさんってすごいですね」
「……えみちゃんはね、ちょっと前までは本当に頼れるお姉ちゃんだったんだ……うん……」
「過去のえみさんは立派だったと思いますよ。僕は知りませんけど」
「そうだね……ハルちゃんと出会った瞬間から『あれ』だもんね……」
「るるさん、元気出してください」
「うん……ありがと、ハルちゃん……」
僕は珍しく、僕からるるさんに抱きついた。
るるさんは僕をハグしてなでなですると元気になるって知ってるから。