【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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770話 おじゃるさんへ、ちくちく狙撃した

「行きますよ、えみ様!」

「ええ、リリ!」

 

「その後ろより人間から進化したカースドメデューサが来るのだな? ……来ると分かっていても怖いが、貴様らの攻撃など通じぬわ!」

 

【草】

【魔王が恐れる存在、るるちゃん】

【これはるる様】

【えみリリが輝いてる、数少ない機会なのに……】

【普段のとちょっと前の所業がね……】

【ロリコンとクンカーがね……】

 

――きぃんっ。

 

リリさんとえみさんの剣劇がきらめき、その直後にるるさんの鎌が「おぉぉぉぉぉぉ……」とか言いながら黒い一閃を放つ。

 

ああいう声って、かっこいいね。

 

【ひぇっ】

【草】

【やっぱり怖いわ】

【魔王すら恐れる鎌と、それを扱うメデューサ扱いのるる様だからな……】

【カースドメデューサるるちゃんで草】

 

【――で、それを待ってたのが】

 

じゃきんっ。

 

「えい」

 

たぁんっ――――びしゅっ。

 

「あいたっ」

 

たぁんっ――――ちゅいんっ。

 

「いだぁ!? ……は、ハル!? 貴様は卑怯な行いは嫌いではないのかぁ!?」

 

攻撃の前と直後に僕を見てくれたみんなの意思を汲み取って、それらを避けた直後のおじゃるさんのスネ、ふとももを狙撃。

 

そのまま射線を切るためにみんなの影になる位置へ移動するかって思ってたら、なぜかこっちを向いて棒立ちになってくれたおじゃるさんへ。

 

たぁんっ――――がいんっ。

 

「あ、ど真ん中」

 

「ぬおぉぉぉぉぉ……ず、頭蓋がぁ……!!」

 

せっかくだから上にした狙いが、そのままおでこへクリーンヒット。

 

すっごくもだえながらうずくまってるし、貫通はしなくともダメージは入っているらしい。

 

あ、当たったところ、ちょっと血が出てる。

けども皮膚をちょっと切る以上のダメージは出せないらしい。

 

まぁ実力差はとてつもないからしょうがないよね。

レベルが高いと物理的に頑丈だから、人間の見た目でもやっぱり硬いんだ。

 

【草】

【いたそう】

【すごく痛そう】

【ちょっとお怪我してる】

 

【ぺろぺ……えみちゃんと同じところまで堕ちるからやめとくわ……】

【草】

【お怪我で済んでる時点でやっぱり魔王だな】

 

【座り込んでおっぱいがいっぱいって言おうと思ったけどそれ以上に痛そうでひゅんってなった】

【草】

【言ってて草】

 

「ぬぉぉぉぉぉぉぉ……!」

 

「うん、効いてるみたい」

 

でも痛がっていれば、よし。

 

「ノーネームさんノームさん。今みたいに撃っておでこ貫通したりしたら、おじゃるさん死んじゃいます?」

 

「んむ」

「つよい」

 

「なら大丈夫ですね」

 

一瞬、頭のコアを破壊すると脳みそが爆発四散するっていうぐろい絵面になるかって思ったけど、そうはならないっぽい。

 

なら、このままとことんに邪魔してやろう。

 

【草】

【つよい】

【これはつよいわ】

【おじゃるは身体能力、ハルちゃんはメンタルがな】

【だってハルちゃんだもん】

【意外とえげつないことするんだよなぁハルちゃん】

【意外と……?】

 

みんなの攻撃をひゅんひゅん避けてる中に撃たれるんなら、僕を警戒してみんなへの回避が緩くなって有利になるだろうし。

 

たぶん、これが本来の遠距離職のお仕事だろうし。

 

……思えば、もしかしたら僕、これまでダンジョン潜ってきて、ここへきてやっとちょっとは連携とかパーティーとかできるようになったってこと?

 

………………………………。

 

……飲み込みが遅くたっていいよね。

 

「……ハルちゃんって遠慮ないよね。私も攻撃したけど、おなかから上と頭って、当てるのすっごく嫌なのに。ねぇ、えみちゃん」

「ええ……人型だとやっぱり。私たち、対人戦闘は経験がないもの」

 

「そう? 相手はリングに上がってきた倒すべき敵だよ? 君たち人間の宿敵だよ?」

「そうです!」

 

【草】

【悲報・リリちゃん、bot化】

【まぁ割と初期からそんなもんだったし】

【リリちゃんならアルちゃんハルちゃん同様へっちゃらな気配はしてる】

【えみちゃんがおじゃるを前にして冷静なほどにはドン引きしているnえ】

【草】

 

【そしてバトルスピリットの塊な女神様】

【知ってた】

【だってハルちゃんのお姉さんだもん】

【どんな場面でもしぶとく戦ってきたハルちゃんのお姉ちゃんだぞ?】

【そうだった……】

【草】

 

ふむ。

 

やっぱり僕のことを見て棒立ちな魔王さん。

なら、遠慮なく。

 

「そこ」

 

たぁんっ――――がいんっ。

 

「んがぁ!?」

 

「ふむ。手の甲もおでこ並みに硬いんですか。魔王さんってすごいんですね」

「そ、そうでおじゃろう! なにせ、朕こそは――――」

 

たぁんっ。

 

「ぎゃんっ!? こめかみがぁぁ!?」

 

「や、僕たち戦ってますし。そうですよね、姉さん。隙を見せた方が悪いんです」

「……う、うん……そうだね、ハル……」

 

「……ハ、ハルぅ……きしゃみゃの攻撃は痛いから、1度……」

 

たぁんっ。

 

「み゛ゃあっ!?」

 

【草】

【ひでぇ】

【容赦なくて草】

【ハルちゃんが真顔で草】

【アルちゃんがドン引いてて草】

【魔王が泣き顔で草】

 

【さすがはハルちゃんだ……すでに戦場をコントロールしてやがる……】

【魔力は足りなくても獲物さえあれば生き生きしてくるハルちゃん】

【「ダンジョン」の居心地がいいんだって、ことあるごとに言ってたもんな!】

 




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