【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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775話 【悲報・人類、異種族の変態たちから狙われている】

るるさんが投げた鎌さんを、僕がいい具合の角度で狙撃して角度を変えて弾速を――狙撃スキルでかけた連携攻撃。

 

その結果は、完全に予想外だった方向からの不意打ちとなり。

 

――おじゃるさんの腕から、血の橋がぴゅーって描かれる。

 

「ぬ゛ぅっ……!」

 

……それは、るるさんと僕が無言の連携でかっこいい鎌を飛ばしたのが、おじゃるさんの顔へ向けて直撃――する軌道を読んだ彼女が、腕を犠牲にクリティカルなダメージを回避した結果のこと。

 

――けれど、それはここでの戦いを始めてから初めての、明確な戦果だ。

 

着崩した格好だったせいで素肌が出ていた二の腕にずっぷりと刺さる鎌の先が、おじゃるさんの腕からびしゃりと赤い血を飛び散らせ、だらりと垂れた腕からぽたぽたと赤い血をしたたらせる。

 

その血は……派手派手な着物の襟の部分へと染みこんでいく。

 

「やったの!?」

 

それを見てとっさに上げたらしい、えみさんの声が響く。

 

……うん、言いたくなる気持ちは分かるし、たぶんそれ、創作物のお決まりのフレーズだとは思うけども……。

 

「えみちゃん……」

「はぁ……えみさん……」

 

「えみ様? 介錯しましょうか?」

「なんで!?」

 

だよね。

 

現代の娯楽を接種する僕たちにとって、そのワードは決着が完全につくまでは禁句なんだ。

というか真面目に考えるとその台詞、敵の余力を考えていない油断ってことだもんね……。

 

「ふらぐ」

「たてた」

 

「でも」

「けしといた」

 

「……ありがとうございます、おふたりとも。……はぁ。本当に、あの人は……」

 

「?」

 

九島さんが、両腕を取っているノーネームさんたちに言われた言葉で大きなため息。

 

けども……フラグ?

それって消せるの?

 

というか……立ってたの?

本当に?

 

……えみさん、君、ダンジョンで特殊過ぎるスキルでも身につけたの?

 

因果関係を弄るとかそういう系統の?

 

………………………………。

 

……かっこいいから、今度見せてもらおう。

 

【草】

【えみちゃんステイ】

【えみちゃん……いらんことしい……】

【気持ちは分かるけどフラグはダメよえみちゃん】

 

【大丈夫大丈夫  さりげなく「フラグが立つ」っていう事象が実在するってのも「立ったフラグを消す」とかいう因果をねじ曲げる行為も、黒髪っ子たちが実証してくれたから  俺たち人間のはるか上位存在でいろいろ知ってそうな神族の2人がわざわざ「消す」作業する程度にはマジっぽいってことがな】

 

【あっ……】

【おろろろろろろろ】

【えみちゃんはある意味ですごいな】

【ああ……あらゆる意味でな】

 

【せっかくるるハルの連携攻撃だったのに、全部持ってっちゃったよえみちゃんが……】

 

【ダメでしょえみちゃん! 後輩の活躍を横からもぎ取っちゃ!】

【そのおっぱいをもぎ取るぞ!】

【どうぞどうぞ】

【草】

 

【しまった……ナイスバディーなえみちゃんのおっぱいも、ぽんこつ属性のせいでただの贅肉の扱いと価値に転落している……】

【大丈夫大丈夫  青少年からおじいちゃんまで目が吸い寄せられてるから】

【それは大丈夫なのか?】

 

【それでも私は応援するよ、えみちゃん  同じく女としてロリコンを発症した罪ー業/カルマを持つ罪人として】

【男だが同じく】

【なんかかっこよくて草】

 

 

【エルフですが同じく】

【ドワーフだが同様】

【脆い人間、その中でも幼いのってぞくぞくしますね】

【然り】

【その期間が短いからこそ愛でられるのです】

 

【d:;rra:s;dlkt:e】

 

【↑翻訳  「精霊ですが肉体を持つ人間の雌の幼子に催したので」】

【↑ありがとうございます】

 

【幼い時期の雄は感染症に弱いので、もっと好きです】

【分かります】

【雄も雌も正直たいした違いはないのでどちらでもOkeyです】

【分かります】

【なんなら数十年しか生きないのでテロメアが尽きる寸前の個体も美しい】

【分かります】

 

【つまりは脆弱だからこそ興奮すると】

 

【そうですね】

【言語化感謝申し上げます】

【戦いが終わった暁にはお邪魔してみましょう】

【でも私たちの見た目で怖がらせてしまうやも】

【大丈夫です  人間の個体の中にも特殊性癖は居るそうですから】

【なるほどです】

【安心しましたね】

 

【当方竜種の魔族だが同意する】

 

【↑ !?】

【↑ どうやって神族ネットワークに!?】

【↑ すぐにセキュリティホールを確認してください!!】

 

 

【は?】

【草】

【ひぇっ……】

【魔族……えぇ……】

【あの……数秒間、コメントが全部異種族のみなさんので埋まって……】

【どんだけ見てるのぉ……?】

 

【※ガチ神様と魔王の最終決戦です】

 

【つまり俺たちは……】

【取り囲む異種族どもから……】

【彼ら基準だと変態過ぎる特殊性癖持ちから……】

【観察されていた……?】

【愛でられていた……?】

【興奮されていた……?】

 

【おろろろろろろろ】

【ひゅっ】

【こわすぎる】

 

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