【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~   作:あずももも

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816話 相性が悪いらしいノーネームさんたち

「とうき」

「はいき」

 

「「だめ?」」

 

「だめですって」

 

なぜか妙にくっころさんを外へ運び出したいらしいノーネームさんさんたち。

でも「だめ」って言えば止まってくれるから……ただのじゃれあいなのかな。

 

【なんかさ  ノーネームちゃんたち……なんかくっころへの当たり、強くない……?】

 

【ヒント:ノーネームちゃんはGとそれなりにやりあってきました】

 

【あー】

【あー】

【最初の出会いが出会いだったからなぁ】

【よくわからんダンジョンの中でハルちゃんを見つける→戦う→「お姫様だから戦利品として持ち帰ろう」って流れだったし】

【所業も動機も、まるで魔王……魔王だったわ、一応……】

【草】

 

【あのときくらいだよな  ハルちゃんがあれだけぼろぼろになってたの絶対許さんぞGめ!】

【草】

【漏れてる漏れてる草】

 

【ならしゃあない  思いっ切りお空へぶん投げてみようか】

【今までのいろんな想いを思い出して叩きつけるんだノーネームちゃん】

【やるなら今だぞノーネームちゃん! ノームちゃんも手伝ってくれるって!】

【草】

【煽るのやめーや】

 

【こんな状況で全員が投棄したい中、ただ1人くっころを助けたがるハルちゃん……女神かな?】

 

【精神まで女神なのがハルちゃんだぞ?】

【優しさで言えばまず間違いなく世界で1番だからな】

【やはりハルちゃんとくしまさぁんは精神性で女神……】

 

「ほら、早くそのへんに下ろしたげてください」

 

「むぅ……」

 

ぱたぱたぱたぱた。

 

黒髪の子たちがゆっくりとくっころさんを地面に……あ。

 

「  ぴゃ  」

 

べしゃっ。

 

……捨ててる。

 

「……今は人間の体なので……いえ、魔力量的に痛いとかないでしょうけど、優しくしてあげてくださいね?」

 

「ぷい」

「がんじょう」

 

冷たい床に落とされたくっころさんのことを振り返ることもなく、2人が戻ってきた。

 

……ノームさんはノーネームさんを見ながらやってたし、やっぱりノーネームさんとくっころさんの仲が悪い感じ?

 

ノーネームさん、好き嫌いとか結構ありそうだもんね。

 

【悲報・くっころの扱い】

 

【保護者たちとしては敵でしかないからな】

【保護者たち(4姉妹のうち3人】

【そらそうよ……】

【もしかして:主神4姉妹のうちハルちゃんがいちばん幼い】

【ありえるな】

 

【え、でも、ノーネームちゃん、初期はただのAIみたいな「呪い様」っていう、現象でしかなくって】

 

【深く考えると脳にちょうちょが咲くぞ】

【脳漿が鱗粉になってもいいなら考えろ】

 

【ひぇっ……】

【こわいよー】

【表現がグロすぎる】

【草】

 

【真面目に、ノーネームちゃんってどんな存在なんだろうね……】

【お姉ちゃんのノームちゃんとそっくりだし、静かなところも姉妹そのものだけど……なにしろ上位存在だからな……】

 

【少なくとも12年前には当時のハルちゃん(記憶喪失前?)と一緒に居たはずだし、やっぱりそのときにハルちゃん同様に力と記憶の大半を失ったとかそういうのじゃね?】

 

【そうなるよなぁ】

【このへんへは反応しないんだよなぁノーネームちゃん】

 

【ノーネームちゃんかわいいいいいいいいいい】

 

【ほらな?】

【草】

【草】

 

【無駄なないないはやめようね? 人間サイドもノーネームちゃんたちも】

 

「……敵は、多い」

 

体を動かして満足したらしい姉さんの目線を追うと、おじゃるさんになぎ払われた空間が、みるみると黒い粒で埋まっていく。

 

「魔王――覇王といえど、今は弱っている。そして、敵は部下とはいえ全世界の大半を占める数。物量で来るだろうね。彼らの本体も目の前の星の中だ、倒されても魔力の続く限り、複製した体の分は……いくらでも補填できる」

 

「あー」

 

そういやそうだった。

おじゃるさんたち、そういうことできるんだったんだって。

 

「……やろうと思えば、やれる」

「?」

 

「――ハルに、私たちの魔力を全部、上げて。おじゃるのそれも、もらって。それで」

 

姉さんの腕を伸ばした先に、

 

「――――――あの星の、彼らの本体のコア。それは『巣』という場所に、まとまっている。それを、破壊させれば……この戦いは、終わる。幸いにして、おじゃるは本体で出てきている。事前に彼女の部下たちの本体だけを避難させれば……宇宙を統べる魔王軍の大半は、復活できなくなる。彼らの得意な戦法を、完全に封じられる。仮に再度の反乱があっても――数は、抑制できる」

 

「………………………………」

 

【    】

【ひぇっ……】

【アルちゃん様がガチの戦法を提案している】

【数と形勢で敵わないから敵本拠地を強襲する作戦か】

【真面目に滅亡の危機なら選ぶだろう選択肢だが……】

 

【おじゃるが仲間にならなかったら普通にやってたかもな戦法だよな、これ】

 

【あー】

【だよなぁ】

【今はハルちゃんのお友達になってるおじゃるの味方になってる魔王軍の本体も、あの星の中にあるって言ってたしなぁ】

【全員が、敵なら  ハルちゃんでも進んでやるだろうけど……】

 

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