【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~ 作:あずももも
「……じゃが、アルよ。先ほどからハルの気配が――」
「そっち任せるよ、おじゃる」
「う、うむ……おじゃああああ!!」
「なぜでしょう、卵を産みたい欲が……姫との距離が――」
「ハルは強くて勇敢な雌が好きだよ」
「!!! 者ども、突撃するぞ!!」
【草】
【草】
【もしかして:魔王たち、ちょろい】
【矢印が完全にハルちゃんに向いてるからなぁ】
【ハルちゃんしゅきしゅき♥で仲間になったんだし】
【それを知っててコントロールしてるアルちゃん様はやはり女神様】
【なんてことだ、悪女はアルちゃん様だったのか】
【ハルちゃんは天然、アルちゃん様は理解しての悪女……ふむ】
【女神様の手のひらで弄ばれたいです】
【草】
「……これで良いんだよね?」
無限に湧き出る敵――そうとしか映らない戦場は、けれども魔王2柱の奮戦で余裕を維持できていた。
その勢いを管理する女神の前に、もう片方の女神の言葉が浮き上がる。
【Good】
「……ノーム? なんで微妙にニュアンスの違う言葉を使ってくるの……?」
【悲報・ノームちゃんも俺たちに感染してる】
【ノーネームちゃんから感染したか】
【まるでマルウェアだね】
【つまり俺たち地球人類は粛清対象?】
【大丈夫です】
【そのときは私たちが1匹ずつ責任を持って引き取り適切に飼育し繁殖させて差し上げます】
【失礼、人間様たちは「匹」ではなく「人」だそうです 「人」間様だからとか】
【人=人?】
【ほう】
【おもしろいこと】
【ほほえましいですね】
【この冗句、伝わるでしょうか?】
【人間様の言語は無数にあるとか 数百年は楽しめそうですね】
【1地域から1匹 失礼、1人ずついただいて育てたなら……】
【ひぇっ……】
【悲報・俺たち、愛玩動物的なポジション】
【知ってた】
【速攻で湧いてきて草生えない】
【まぁかわいがられるんなら……】
【それで良いのかお前】
【だって「外」は人間が太刀打ちできない技術力&勢力圏&レベル=生物としての強さ、なんだろ? ハルちゃんアルちゃん様な女神様が居なかったら、悪くて魔王軍に滅ぼされ、そうでなくてもいろんな不敬で異種族から総袋叩きなレベルで この戦いで勝っても「つまみ食い」でやられかねないんだろ? なら、かわいがられるだけマシじゃね?】
【………………………………】
【………………………………】
【急募・エルフ族の高身長爆乳お姉さん】
【急募・ドワーフの毛深いおじさん】
【急募・変形できるロボットタイプの機械生命体さん】
【急募・ロリババアに相当する感じならどの種族でもOKです】
【急募・種族は別として全肯定してくれて甘やかしてくれたらもうなんでもいいです】
【草】
【草】
【お前ら……】
【んなこと言って攫われても知らないからな??】
【もうだめだ……】
【美醜の価値観すら違うっぽいのに、良いのかお前ら……】
【ていうかハルちゃん、戻ってこないな】
【こないね】
【もうだめだ……】
【おろろろろろろろ】
【草】
【早すぎるだろ草】
【ノーネームちゃんがるるちゃんの腕の中でぼんやりしてるから大丈夫だろ】
【ノーネームちゃんかわいいいいいい】
【かわいいいいいいいいいいい】
【かわいいいいいいいいいいいいいいいいい】
【怒】
【↑ワケテ】
【↑誰】
【↑prof:3243654663】
【………………………………】
「おけ」
ぐっ。
ノーネームが――ハルが消失して不安がっていたるるに抱きしめられていた女神が、カメラに向かって親指を立てる。
「ノ、ノーネームちゃん……?」
「きょか」
【!?】
【!?】
【ふぁっ!?】
【あれ ないないされない……】
【そんな……】
【どうして……】
【ていうか、ここどこ?】
【スマホの画面だけが見え】
【あ】
【え】
【:】
【人間 イタダイタ】
【カワイガル】
【↑飼育方法 Web検索】
【↑ワカリマシタ メガミ:Noname】
【………………………………】
【フム】
【36ノ人間族ヲ頂戴セシ■■■■■■――翻訳:別次元宇宙ニ棲息セシ電子生命族 全個体合流シ神魔大戦ヘ参戦ス】
【:】
【僻地ニテ活動中ノ”反乱軍”、魂ノ掌握ニ成功ス】
【処遇如何】
【死?】
【待機】
【了】
【待】
【少味見……?】
【ダメ】
【悲】
【ゴクリ……】
【えっ】
【は?】
【?????】
【36人が……?】
【ないないの代わりに……】
【なんだか知らん種族に引き取られ、そのお礼としてその種族全員が、この戦争に味方として参戦する……?】
【ていうか、もうすでに僻地の反乱軍を味見するレベルで制圧……?】
【こんな一瞬で……?】
【電子生命族……上位種族……あっ…】
【???????】
【 】
【ヒュッ……】
【……尊い犠牲だったな!】
【ああ!】
【自ら進んで人身御供となることで勝利を近づけた英霊だな!】
【草】
【えぇ……】
【ちょっとした気の迷いが、とんでもないことに】
【「ちょっと」……?】
【わりと本気で己の欲望を吐露したんだ 悔いは無いだろうよ】