仮面ライダーガッチャード&賢者の孫   作:仮面大佐

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カケル=パラケルス
ホッパー1、スチームライナー、ゴルドダッシュ、スマホーン、スケボーズ、アッパレブシドー、レスラーG、アントルーパー、カマンティス、ヴェノムダケ、ディープマリナー、ピカホタル、メカニッカニ、ゴリラセンセイ、スパイクル、サスケマル、エナジール、ドッキリマジーン、オドリッパ、バーニングネロ、ホークスター、グレイトンボ、テレヴィ、バクオンゼミ、ミテミラー、スタッグバイン、ライデンジ、オジーラカンス、ゲンゲンチョウチョ、バレットバーン、ヤミバット、レンキングロボ、フレイローズ、ヒーケスキュー、サボニードル、サーベライガー、インセクトシャイン、グレイデンジャー、インフィニティウォンデッド、ブレイクアンダー、ハピクローバー

イアン=シグネット
マッドウィール、ガッツショベル、ゲキオコプター

クリア=テンフェクト
ビートルクス、クロスウィザード、エクシードファイター

プレデター
ベルゼイーター

シン=ウォルフォード
仮面ライダーウィザード

シシリー=フォン=クロード
仮面ライダーエグゼイド

アウグスト=フォン=アールスハイド
仮面ライダーレジェンド、1号、2号、クウガ〜リバイス

マリア=フォン=メッシーナ
仮面ライダードライブ

トール=フォン=フレーゲル
仮面ライダーゼロワン

トニー=フレイド
仮面ライダー鎧武

アリス=コーナー、リン=ヒューズ
仮面ライダーW

ユリウス=フォン=リッテンハイム
仮面ライダークウガ

ユーリ=カールトン
仮面ライダービルド

マーク=ビーン
仮面ライダーブレイド

オリビア=ストーン
仮面ライダーゴースト


第23話 ダーム王国での観光

 ダーム王国へと向けて出発したカケル達。

 カケル達は今、空を飛んでいた。

 

メイ「わあ!気持ち良いです!」

シン「メイちゃんも一緒に練習した甲斐があったね。」

 

 メイとシンはそう話す。

 ちなみに、大体が浮遊魔法で飛んでいるが、イアンはヴァルバラド・ゲキオコプターカスタムになり、エリザベートはオーグが抱えていた。

 

エリザベート「………………。」

オーグ「どうしたエリー?」

 

 エリザベートが恥ずかしそうな表情を浮かべる中、オーグはそう聞く。

 

エリザベート「いえ、その…………私だけ飛べないので仕方無いとは言え…………アウグスト様に抱えられているのが恥ずかしいと言うか…………。」

オーグ「何だそんな事か。気にするな。」

エリザベート「…………アウグスト様、シンさんと出会われて……………変わられましたね。」

オーグ「おいエリー、まさかまだ妙な疑いを?」

 

 エリザベートがそう言うと、オーグはそう答える。

 その後の言葉にオーグはそう聞くと、エリザベートは笑みを浮かべる。

 

エリザベート「分かってますわよ、最初から。シンさんがシシリーさんにしか興味ない事は。」

オーグ「そうなのか?だったら何故何時も…………?」

エリザベート「それでもやっぱりシンさんが羨ましいんですわ。アウグスト様を、そんな風に変えられるんですもの。ですから、ちょっと悔しくて…………お2人を困らせて差し上げようかと。ごめんなさい、アウグスト様。」

オーグ「…………お前も少し変わったな。エリー。」

 

 エリザベートがそう言うと、オーグは首を傾げるが、すぐに納得する。

 そんなやり取りがある中、ダーム王国の国境に近づいてきたので、降りる。

 今回の日程は、ダーム王国、カーナン王国、クルト王国に向かう事だ。

 スイード王国へ向かった際は、魔人襲来という緊急事態だった為、国境は素通りしたが、今回は事前に通信でオーグが訪問する事を伝えた上で、正式な手順で入国する事になった。

 ダーム王国に向かう中、アリスが口を開く。

 

アリス「出発してから言うのも何ですけど殿下、スイードでの手応えからして、魔人って私達だけでも討伐出来る気がするんですけど、連合組む必要ってあるんですか?」

オーグ「寧ろ、魔人に対抗出来るのは私達だけだろうな。」

アリス「じゃあ何の為に?」

オーグ「我々だけ魔人を討伐したとなると、アールスハイドの功績があまりにも大き過ぎる。前に一度話しただろう?仮に世界を救えたとしても、今度は我々が他国から脅威の対象として見られかねないんだ。」

 

 アリスがそう聞くと、オーグはそう答える。

 それを聞いたカケルが反応する。

 

カケル「つまり、アールスハイド単独で魔人を放逐した場合は、アールスハイドを滅ぼそうとする動きが出るって事か?」

オーグ「そうだ。魔人が居なくなった事で、今度は人間同士の争いを招く事になる可能性が出て来る。」

 

 カケルがそう聞くと、オーグはそう答える。

 それを聞いたシシリー達は、微妙な表情を浮かべる。

 

シシリー「………………。」

マリア「それって、アールスハイドが一人勝ちすると、他の国が面白くないから、戦功を分け与える為の連合って事ですか?」

エレナ「まあ、そうなるわね。」

オーグ「第一は各国を守る為だ。そこは履き違えるなよ?」

 

 シシリーが沈んだ表情を浮かべる中、マリアはそう言うと、エレナとオーグはそう答える。

 すると、アリスが憤慨する。

 

アリス「魔人は人類共通の脅威なのに!何でそんな考え方になるのかな!?」

セブンティア「それが人間という物だ。」

ウィーン「そうね。脅威を齎す物を倒した物が更なる脅威として見られて、それを排除しようとする。それが人間よ。」

ギレーヌ「そうやって、争いは続いていくんですよ。」

クリア「こればかりは、どうにもならないからね……………。」

トール「…………自分も頭では分かっているのですが……………。」

ユリウス「感情では承服しかねるで御座る…………。」

 

 アリスが憤慨しながらそう言うと、セブンティア、ウィーン、ギレーヌ、クリアのメンツはそう言い、トールとユリウスは複雑な表情を浮かべる。

 すると、シンとカケルが口を開く。

 

シン「まあ、まずその前に魔人達の全容は全く分かってない訳だし、魔人を舐めて掛かるのは禁物だよ。国単位で同時に攻め込まれたら、やっぱり俺達だけじゃ対処出来ないし。」

カケル「それに、悪しき錬金術師やサー・アルゴノーツの様な不確定要素があるからな。」

マリア「そりゃ、まあそうか。」

イアン「そうだな。実力者の魔人を相手には、手も足も出ないからな、お前達は。」

 

 シンとカケルがそう言うと、マリアは納得する。

 イアンのそのセリフに、ミリアと応戦した面子は気まずい表情を浮かべる。

 空気が重くなる中、ヴァンとオーグが口を開く。

 

ヴァン「まあ、その為にも更に強くなる必要があるからな。イアンも若干言い過ぎな気がするがの。」

オーグ「……………まあ、そう言った意味も含めて”大国”であるエルスとイースとの交渉が必要なんだ。後々、最も争いの火種になりかねない国々だからな。」

カケル「そっか………………。」

 

 ヴァンとオーグがそう言う中、カケルはそう反応する。

 しばらくすると、ダーム王国の正門が見えてくる。

 正門に着くと、門番が対応する。

 

門番「ようこそダームへお出で下さいましたアウグスト様。馬車の御用意が出来ております。皆様で王城にお出でになられますか?」

オーグ「いや、今回は私だけでお会いしよう。一応護衛の2人は連れて行くが。」

門番「畏まりました。」

オーグ「では皆、また後程な。それまで観光を楽しんでくれ。」

 

 門番がそう言うと、オーグはそう返す。

 そうして、観光をする事になった。

 その際、イアンとウィーン、セブンティア、ギレーヌは。

 

イアン「俺はお前達と仲良しごっこをする為に来たんじゃない。俺は好きにやらせてもらう。」

ウィーン「私は私で用事があるから。」

セブンティア「悪いけど、用事があってな。」

ギレーヌ「また後で合流しましょう。」

 

 そう言い残し、さっさと離れていった。

 カケル達は、戦闘服から私服に着替えて、ダームの中を歩いていく。

 

シン「ところで、ダーム王国ってどんな所なの?」

マリア「小さいけど、歴史的にはかなり古くて重要な国よ。何せイース神聖国が出来る前は創神教の総本山があった所だからね。今でも当時の大聖堂とか残ってて、観光名所になってるわ。他に有名なのは……………やっぱり殉教者イースの生家だよね。」

 

 シンがそう聞くと、マリアはそう答える。

 そうして、カケルたちは殉教者イースの生家へと向かう。

 そこはかなり賑わっていた。

 

トニー「へぇ、ここがイースの…………!」

ユーリ「わぁ、実際見ると感激ねぇ…………。」

カケル「賑やかだな。」

ヴァン「相変わらずの賑やかっぷりじゃな。」

エリザベート「とても趣きがありますわ。」

シン(そうか、殆ど皆、創神教の信者だから……………。)

 

 殉教者イースの家を見て、トニー達はそう言う。

 それを見て、シンがそう思っていると、メイがとんでもない事を言い出す。

 

メイ「意外とショボイです!」

カケル「メイちゃん!?」

エレナ「それは流石に………………。」

ミコ「あまり言わない方が……………。」

ヴァン「大物じゃな。」

 

 メイがそんな風に宣うのを見て、カケル、エレナ、ミコが慌てる中、ヴァンは苦笑しながらそう言う。

 カケル達は移動すると、創神教の旧総本山のダーム大聖堂に着く。

 

アリス「わぁ!結婚式!」

ユーリ「何処かの貴族ねぇ。」

 

 そこでは、丁度結婚式が行われていた。

 女性陣がうっとりしている中。

 

オリビア「素敵…………私もこんな式挙げられたらなぁ……………。」

リン「頑張れマーク。」

ミコ「頑張ってね!」

クリア「ファイト!」

マーク「む、無茶言わないで下さいリンさん!ミコさん!クリア!金銭的にも立場的にも無理ッス…………!」

 

 オリビアはそんな風に呟く。

 それを聞いたリン、ミコ、クリアがそう言うと、マークはそう叫ぶ。

 カケルは、エリザベートに聞く。

 

カケル「そういえば、オーグとの式は何処で挙げる予定なんだ?」

エリザベート「アールスハイド王家は代々、アールスハイド大聖堂で挙式をするのが決まりですわ。此方に劣らず素晴らしい教会ですのよ。」

カケル「へぇ……………。」

 

 カケルがそう聞くと、エリザベートはそう答える。

 それを聞いたシンは、シシリーに話しかける。

 

シン「シシリーもこう言う所で結婚式したい?」

シシリー「え!?いえ…………その………はい…………やっぱり憧れると言うか…………羨ましいと言うか…………。」

シン「そっか。じゃあ、頑張って世界を救ったら、こう言う所で式を挙げようか。」

シシリー「えっ!?」

 

 シンがそう聞くと、シシリーはそう答える。

 シンがそんなふうに言うと、シシリーは驚きつつも、嬉しそうな表情を浮かべ、シンに寄り添う。

 それを見ていた女性陣は。

 

マリア「はぁ…………リア充が…………。」

アリス「良いなぁシシリー。」

ユーリ「私達は式を挙げる場所以前に、相手探しからよねぇ……………。」

 

 マリア、アリス、ユーリの3人はそう呟いていた。

 すると、アリスはカケルに話しかける。

 

アリス「ねえ、カケル君。」

カケル「ん?」

アリス「カケル君はフリーだよね?」

カケル「そうだな。」

アリス「相手を作ったりとかはしないの?」

エレナ「っ!」

 

 アリスはカケルにそう聞くと、エレナが少し反応する。

 それに対して、カケルは。

 

カケル「そうだな……………まあ、ぼちぼちかな。色々と忙しいし。」

 

 カケルはそんなふうに答える。

 特に恋人が欲しいという訳では無いようだ。

 それを聞いたエレナは。

 

エレナ「そ、そうなんだ………………。」

ミコ「………………。」

 

 エレナは少しホッとしたような表情を浮かべる中、ミコはエレナを見ていた。

 その後、別行動をする事に。

 

マーク「すみませんッス。じゃあ俺達も少しだけ。」

オリビア「夕方には合流します。」

トニー「僕はちょっと街の娘と遊んで来るよ。なるべく夜には戻るから!」

カケル「俺もダームを見てくる。」

エレナ「私も行こうかしら。」

クリア「暇だし、行きましょうか。」

ミコ「そうですね。」

ヴァン「保護者として、ついていこう。」

 

 マーク、オリビア、トニー、カケル、エレナ、クリア、ミコ、ヴァンはそう言って、シン達から離れる。

 その頃、ウィーンは、ダームにあるアイスクリーム屋に来ていた。

 

店員「いらっしゃいませ。」

ウィーン「おすすめのを1つ。」


店員「畏まりました。」

 

 ウィーンは店員にそう言うと、お金を払い、アイスを食べる。

 

ウィーン「この国の氷菓子も悪くないわね。」

 

 ウィーンはそう言ってアイスを食べながら、移動する。

 アイスを食べ終えて、街を歩く中、ウィーンは話しかけられる。

 

???「やあ、マルガレーテ。君もこの世界に来ていたのかい?」

 

 そんなふうに話しかけられて、ウィーンは後ろを振り返る。

 そこには、ちょくちょくカケル達の戦いを見ていた淡い緑色の髪で先端が紫色になっていて、どこか不思議な雰囲気を纏っている女性が居た。

 それを見たウィーンは。

 

ウィーン「なんだ、あなたね。ここじゃあ何だし、場所を変えましょうか?」

???「構わないさ。」

 

 ウィーンはその女性に対してそう言い、場所を変える。

 喫茶店に着くと、飲み物を頼む。

 頼んだ飲み物が来て、それを一口飲むと、ウィーンは口を開く。

 

ウィーン「さっきの問いだけど、そうね。私はマザーに命令されてね。貴女こそ、目的があってこの世界に来たんじゃないの?」

???「ああ。器であるプーカの魂を甦らせるためにね。」


???「プーカ………………。」

 

 ウィーンがそう聞くと、その女性は謎のライドケミーカードを取り出し、そう言う。

 机に置かれたライドケミーカードに封じられた属性不明のケミーが、傀儡の様に呟く中、ウィーンは口を開く。

 

ウィーン「そういえば、”アンチジェネシスプログラム”に書き換えられた代償が、貴女にはあるものね。」

???「君も同類じゃないか。澁谷かのんを救うために0号マルガムを倒すために”アンチジェネシスプログラム"になったじゃないか。」

ウィーン「そうだったわね。」

 

 ウィーンがそう言うと、その女性はそう言う。

 2人はそんなふうに話していた。

 その会話は、理解できない範囲にまで広がっていたのだ。

 その頃、カケル達はと言うと。



 

カケル「それにしても、やっぱり創神教関連の建物が多くあるよな。」


ヴァン「そりゃあ、イース神聖国が出来る前は、ここに創神教の総本山があったからな。ダームにとって、イース神聖国は精神的な上位国なんじゃ。」


カケル「へぇ、でもあまりそんな風には感じないなぁ。」


クリア「そりゃ歴史自体はイースよりもあるからね。あくまでここを守る為にってことじゃないの?」

 

 

 カケルの何気ない一言に対するヴァンの解説に、カケルとクリアの2人はそう言う。
 

 その一方で、エレナとミコは。

 



ミコ「なんかこんな風に一緒に歩くのも久しぶりだね。」


エレナ「えぇ…………………。」



 

 二人はそんな風に話していたが、エレナはミコに対して素っ気なく返しながらカケルを事をじっと見つめていた。



 

ミコ「………ねぇエレナ。カケル君の事、気になるの?」


エレナ「ええっ!?」

 

 

 ミコの何気ない質問にエレナが慌てる中、ミコは口を開く。



 

ミコ「やっぱりね。」


エレナ「ええっとその………………気になるというか………………。」
 ミコ「私は、カケルの事は好きだよ。」


エレナ「っ!?」

 

 

 ミコがそう言う中、エレナはしどろもどろになる。
 

 ミコの発言に、エレナはそう反応する。


 それに対して、エレナが聞こうとすると。

 



───ドカァァァァンッッ!!!



 

カケル「爆発!?」


クリア「何っ!?」


エレナ「近いわね……………。」


ミコ「行ってみましょう!」


ヴァン「うむ!」

 

 

 急に爆発音が鳴り響き、カケル達は音がした方へと向かう。


 すると、そこには。



 

???「アァァァァァァ!!」



 

 体に戦車をつけたマルガムが周囲に砲撃をして、暴れ回っていた。



 

カケル「マルガムか!」


クリア「でもいったい何のケミーかしら……………?」


ヴァン「とにかく、ワシとエレナとミコで避難誘導に当たる!お前達はあのマルガムを倒せ!」


エレナ「はい!」


ミコ「分かりました!」

 

 

 それを見て、カケルとクリアがそう言う中、ヴァンはそう叫び、エレナとミコは、ヴァンと共に避難誘導に当たる。
 

 カケルとクリアは、変身する。

 


『HOPPER1!


『STEAMLINER!


『X WIZARD!レベルX・インストール・クリア!』

 

 

 その音声が鳴る中、2人は叫ぶ。

 



「「変身!」」

 

 

 そう言って、変身する。



 

ガッチャンコ!


『Xアップ!』


スチームホッパー!


『ウィザードXフォームアップクリア!


『レディ⋯⋯GO!』

 

 

 カケルはガッチャード・スチームホッパーに、クリアはテックス・ウィザードXフォームに変身する。
 2人は、マルガムに向かっていく。

 一方、それを少し離れた場所で見ていた人がいた。



 

マーキュリー「さて、データ収集をさせてもらいますよ。」

 

 

 マーキュリーはそう呟いていた。
 

 一方、カケル達はと言うと。

 



Tマルガム「ハッシャァァァァァァ!」


カケル「ハアッ!ふっ!はっ!」


クリア「ハアッ!はっ!」


Tマルガム「ぐぅぅぅぅ!!ハッシャァァァァァァァァァ!」


カケル「くっ!」

 

 

 カケルとクリアは、タンクマルガムの砲撃を躱しながら、攻撃をしていくが、戦車特有の硬さ故か勢いは止まらず、それでも攻撃と回避を続ける二人を見てタンクマルガムは苛立ったのか、更に勢いを増して砲撃していく。



 

カケル「思ってたよりも強いぞ……。」


クリア「それに近づこうにも砲撃が激しいわね……………。」


シン「おい、2人とも!」

 

 

 カケルとクリアがそう話す中、シンがそう叫ぶ。
 

 そこには、シン達が合流していた。

 

 

カケル「シン!」


シシリー「すみません!ここは殉教者イースの生家が近いので、なるべく攻撃は防いでください!」


マリア「流石に当たったら無事じゃ済まないと思うから!」

 

 

 シシリーとマリアはそう叫ぶ。
 

 戦闘をする中で、イースの生家に近づいてしまったのだ。
 

 それを見て、カケルはすぐに判断をする。



 

カケル「なら、俺が引きつけるから、クリアは倒してくれ!」


クリア「分かったわ!高速で近づければ良いのね!」

 

 

 カケルがそう叫ぶと、クリアも意図を理解する。


 2人は、フォームチェンジを行う。

 



『MECHANICHANI!


『GOLDDASH!


『EXCEEDFIGHTER!レベルX・インストール・クリア!』



 

 カケルはメカニッカニとゴルドダッシュ、クリアはエクシードファイターのカードを装填する。


 そして、フォームチェンジを行う。

 



『ガッチャンコ!』


Xアップ!』


ゴルドメカニッカー!


『ファイターXフォームアップクリア!


『レディ⋯⋯GO!』

 

 

 カケルはガッチャード・ゴルドメカニッカーに、クリアはテックス・ファイターXフォームになる。

 

カケル「あんたの相手は俺だ!!そんなに砲撃が自慢なら、この姿に傷の一つでも付けてみろ!」


Tマルガム「ぐぅぅぅぅ!!ハッシャァァァァァァァァ!!!」

 

 

 カケルはそんな風に挑発する。


 それを聞いたタンクマルガムは、カケルに向かって先程以上の勢いで砲撃していく。
 

 だがカケルは、それに怯まずマルチプルトルクローで砲弾を握り潰したり、両手の遠心加速式レールガンであるビードロフォークを使って、撃ち落としていく。


 それと同時にヴァンやクリア達ととも協力して他の家に当たらない様に、魔法や錬金術で防御していく。



 

Tマルガム「ハッシャァァァァァ!ハッシャァァァ…………!ハッシャ……………ハァ……シャァ………はぁ……………はぁ………………。」


ヴァン「よし!砲撃でかなり体力を使ったようじゃな!」


カケル「ああ!クリア、頼んだぞ!」


クリア「ええ!」

 

 

 そんな風にしていくと、タンクマルガムは目に見えて疲労していっており、タンクマルガムが先程の勢いが見る影もないように息切れを起こす。

 その圧倒的な隙を見てヴァンとカケルはそう言い、クリアはカケルの背後から飛び出して、必殺技を発動する。



 

EXCEEDFIGHTER!Reインストール、オーバーブレイク!!』



 

クリア「ハァァァァァ!」


Tマルガム「うわぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

 クリアはそう叫びながら、音速に近い速度でタンクマルガムへと突っ込み、テックスソードを振るう。
 

 疲れ果ててヘロヘロな状態なタンクマルガムはそれを避けるどころか視認する事すらできず真っ向から受けて爆発する。
 

 すると、爆煙からケミーが出てきて、カケルはブランクカードを翳すと、そのままケミーは封印される。



 

カケル「ガッチャ!これからよろしくな、バンバンタンク!」


バンバンタンク「バンバーン!」

 

 

 カケルは、封印されたビークル属性のレベルナンバー4のバンバンタンクにそう言うと、バンバンタンクもそう答える。


 クリアも変身解除して、カケルの方へと向かう。

 



クリア「なんてケミーなの?」


カケル「バンバンタンクだって。ビークル属性のレベルナンバー4だ。」


エレナ「えっ?ビークル属性のレベルナンバー4は、ゲキオコプターよね?」


ミコ「多分、パラケルス家とは関係ない家の錬金術師が生み出したんだと思う。」



 

 クリアがそう聞くと、カケルはそう答える。
 

 聞き慣れないケミーを前にエレナが首を傾げると、ミコはそう言う。

 するとヴァンやシン達が寄ってくる。

 



ヴァン「皆、記憶消去は無事に済んだぞ。」


カケル「ありがとうじいちゃん。」


シン「それにしても、マルガムが現れるなんてな…………。」


シシリー「やはり、マーキュリーが関与しているのでしょうか?」


マリア「そうとしか思えないわね……………。」



 

 ヴァンがそう言うと、カケルはそう言う。


 シンがそう言う中、シシリーがそう言うと、マリアはそう言う。
 

 マーキュリーが関与しているのは、間違いないと踏んでいたからだ。
 

 そこに、オーグがやってくる。



 

オーグ「あぁ、マーキュリーが関与しているのは、まず間違いないだろうな。」


シン「オーグ!」


ユリウス「それにしても、マーキュリーとやらは、何が目的なんでござろうか?」


トール「少なくとも、まともな目的ではなさそうですね。」


クリア「何にせよ、どうにか止めるしかないわよ。」


カケル「だな。その為にはもっと強くならないと。」



 

 オーグがそう言う中、ユリウスとトールはそう言う。
 

 クリアとカケルの言葉に、全員が頷いた。


 ダームでは、そんな事があった。

 同じ頃、旧ブルースフィア帝国のとある丘陵地帯。

 そこにシュトローム達の姿があった。

 

シュトローム「生物の魔物化ですか…………。人間相手ではないならそう難しい事ではありませんが、そんなものを覚えてどうするのですか?」

ゼスト「シュトローム様がこの先、新たに目標を定められた際、我々もそのお力になりたいと思っております。手駒の魔物を増やす事も、その一環になるかと愚考した次第でございます。」

シュトローム「目標ねぇ……………。まあ、別に構いませんが。」

 

 シュトロームがそう言うと、ゼストはそう答える。

 それを聞いたシュトロームはそう言いながら、一匹の羊に近寄る。

 

シュトローム「動物が魔物化するのは、魔力が制御出来ずに暴走するからです。なので制御し切れない量の魔力を流し続けてやれば、簡単に魔物化します。」

 

 シュトロームはそう言いながら、羊に右手を翳す。

 すると、その羊の目が赤くなった。

 魔物化したのだ。

 

全員「おお…………。」

シュトローム「これが人間の様に魔力を制御出来る生物だと、一気に難易度が跳ね上がるんですけどね……………。」

ゼスト「成る程。では私から。……………む?これは…………意外と…………。」

 

 斥候部隊の魔人がそう感嘆する中、シュトロームはそう言う。

 ゼストはそう言って、一匹の羊に近寄り、魔物化しようとする。

 だが、魔力が周囲に漏れるだけで、羊は首を傾げていた。

 すると、ダンテが口を開く。

 

ダンテ「ゼスト様、魔力が外に漏れ出すばかりの様ですが……………。」

ゼスト「……………見れば分かる。真顔で言うな。」

シュトローム「人間で言う基礎魔力量を掴んでやるんですよ。」

ゼスト「むぅ……………魔力が少な過ぎて判別し辛いですな……………。」

 

 ダンテが真顔でそう言うと、ゼストは顔を顰める。

 シュトロームはそうアドバイスをする。

 そうして、他の斥候部隊の魔人も作業を行う。

 

魔人「おお?」

魔人「くっ…………確かに…………。」

魔人「あ、待てコラ!」

魔人「難しいな……………。」

 

 だが、やった事が無い事というのもあって、苦戦していた。

 ゼストの方は。

 

ゼスト「っ!お、おお!」

 

 ゼストが再び挑戦すると、羊が魔物化した。

 

ダンテ「初の成功ですね。」

ゼスト「いい、一々拍手するな。」

 

 ダンテ達がそう言いながら拍手をすると、ゼストは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。

 

魔人「お、こっちも出来たぞ!」

魔人「俺もだ!」

 

 その他の斥候部隊の魔人達も、羊の魔物化に成功していく。

 その一方で、ミリアはというと。

 

ミリア「あ………………ん?ん?(どう言う事…………?自分の魔力も、上手くコントロール出来ない……………?)」

 

 ミリアも挑戦していたが、上手く出来ないどころか、自分の魔力さえもコントロール出来ない事に疑問を抱いた。

 そこで、シュトロームに相談する事にした。

 

ミリア「シュトローム様……………。」

 

 それを聞いたシュトロームは。

 

シュトローム「ほう、これは……………ミリアさん、以前からの実験……………第1段階は成功のようですよ!」

ミリア「本当ですか!?」

シュトローム「フフ……………実に興味深い実験結果(・・・・)だ。」

ミリア「………………。」

 

 シュトロームはミリアの話を聞くと、そう言う。

 それを聞いて、ミリアは嬉しそうにするが、シュトロームの言葉を聞いて、表情を暗くする。

 シュトロームの実験とは一体……………。

 その頃、斥候部隊の1人であるサイクスは、周囲を見回すと、仲間の魔人に話しかける。

 

サイクス「なぁ、離反した連中に付いてるローレンスは兎も角、アベルとカインはどうした?」

魔人「ああ……………例の潜入捜査だとよ。直接情報聞き出すなら彼奴ら適任だからな。…………特に女相手には。」

魔人「……………ところで、コレやり過ぎじゃね?」

魔人「つい夢中になったな……………。」

 

 サイクスはそう聞くと、仲間の魔人はそう答える。

 そんな中、魔人の2人がそう話す。

 視線の先には、大量の羊の魔物がいた。

 その頃、サー・アルゴノーツは。



 

サー「ふぅん……………羊の魔物を増やしてるのか。まあ良い。千里の道も一歩からだからな。」



 

 サーは、ゼスト達が羊の魔物を増やすのを見ながら、そう呟く。

 



サー「……………それよりも、あのガッチャードをどうしてくれようか……………。本当にイラついてきたわね……………。」



 

 サーはそう言うと、苛立ちの気配を見せ初め、そのまま口を開く。

 



サー「大体、あの世界は本当におかしいわよ!秋刀魚が畑から収穫されたり、キャベツやレタスが空を飛んだり、魚が雨と一緒に降ってきたり、挙げ句の果てには、転生者とかいうふざけた奴らによって、機動要塞デストロイヤーや、世界観に似つかわしくない変なゴーレムとかが出来るし!そしてそれを許容するアイツらもアイツらよ!自分達の世界が穢されて我慢できる!?私はできない!」



 

 サーはそんな風に叫んでいく。


 前の世界には、よほどの不満があった様だ。

 



サー「だからある程度の世界だけはファンタジー世界に正そうと思ってここまで来たのに、まさか仮面ライダーなんてふざけた連中も出てくるなんて!何なんだ………あいつらはなんなんだ本当に!!この世界の事をなんだと思ってるんだ!」

 



 サーは最初こそはただ呟いていたが、次第に苛立ちを強め、周囲に当たり散らすように愚痴や怒りをぶちまけ出す。

 



サー「………まあ良い。私の理想のファンタジー世界にする為には、ガッチャードは不要。今度こそは排除させてもらおう。」

 

 

 だがそれによって少し落ち着いたのか、サーは先程のような冷静な口調でそう呟いて歩き出す。

 



サー「さて、最初はどいつから行かせようかな?」

 

 

 その視線の先には、色々な魔物がおり、その全てが異様な雰囲気を漂わせていた。

 その頃、アールスハイド王国では。

 

店主「シン=ウォルフォード様とカケル=パラケルス様?そりゃアンタ、この国じゃ今一番の有名人だよ!魔人討伐に勲一等の叙勲!アルティメット・マジシャンズの発足にスイードの魔人撃退!兎に角常に話題に事欠かない方だからねぇ!あぁ〜……………一度で良いからお会いしてみたいわぁ!」

???「お話ありがとうございます。旅の途中でして、どうしても噂の英雄について知りたかったものですから。」

店主「あはは、何時でもおいで!アンタみたいなイケメンなら大歓迎さ!」

 

 店主は1人の男に話しかけられると、そんな風に言う。

 その男は丁寧にそう言う。

 その男の近くには、別の男が2人の女性と話していた。

 

???「ははっ、ありがとう。うん、また機会があれば。」

女性「やっぱり皆、シン様に興味津々なのね!」

女性「でも私、シン様も良いけどカケル様や今の人も結構……………。」

 

 その男の人がそう言うと、女性の2人はそんな風に話しながら去っていく。

 店主と話していた男が話しかける。

 

???「どうだ、カイン?」

カイン「奴らの通っている学院は夏季休暇中らしいよ。更に調べるなら、別の所からだね。」

???「奴らの関係者が多く居るアールスハイドの王城か、自宅である賢者マーリン=ウォルフォードの屋敷か……………。」

カイン「ははっ、どっちにしろリスク高いな……………。」

アベル「リスクは承知の上だろ?」

カイン「ま〜ね。」

アベル「魔人の気配を気取られるなよ。極力魔力を落として行動しろ。」

 

 話しかけられたカインがそう言うと、その男……………アベルはそう言う。

 アベルとカインはそう話しながら、移動を開始する。

 その2人は、アールスハイドで暗躍を続ける。




今回はここまでです。
ダームでの話になります。
オリジナルのケミーに関しては、パラケルス家とは関係ない家の錬金術師が生み出した設定になります。
そして、何回か、カケル達の戦いを見ていた女性が、ウィーンに接触しました。
その女性が持っていたケミーは一体……………。
そして、サーの正体がある意味で明かされました。
サーの放った言葉は、どこかで聞いた事があると思いませんか?
想像にお任せします。
暗躍を続けるマーキュリー達にシュトローム達。
果たして、どうなるのか。
今後の話は、漫画版の賢者の孫の区切りに合わせてやっていく予定です。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
オリジナルのケミーは、これからも出していこうと思います。
今後の展開でリクエストがあれば、受け付けています。
ガッチャードでは、ナインテイルのマルガムが登場しましたね。
お稲荷様と結合した特殊なマルガムの様です。
賢者の孫とガッチャードで、スターシャイン星野みたいなキャラを出すのかどうかは、まだ未定です。
28話と29話の話はどうなるのかは、検討中です。
少なくとも、シュトロームやマーキュリーの上司的な存在であるブライスを倒した後にやる予定です。
ドレッドライバーが届きましたが、楽しいです。
次回のガッチャードは、久しぶりの高校の話で、りんねに恋のライバルが現れる?
宝太郎とりんねは、結構良いコンビだと思いますがね。
カケルとエレナは、いずれくっつける予定ですが、いつになるのかは、まだ未定です。
リクエストがあれば、受け付けています。

フィニッシュを決めるのはどちらにするか

  • ギーツIX
  • ギーツワンネス
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