仮面ライダーガッチャード&賢者の孫   作:仮面大佐

30 / 88
カケル=パラケルス
ホッパー1、スチームライナー、ゴルドダッシュ、スマホーン、スケボーズ、アッパレブシドー、レスラーG、アントルーパー、カマンティス、ヴェノムダケ、ディープマリナー、ピカホタル、メカニッカニ、スパイクル、サスケマル、エナジール、ドッキリマジーン、オドリッパ、ホークスター、グレイトンボ、テレヴィ、バクオンゼミ、ミテミラー、スタッグバイン、ライデンジ、オジーラカンス、ヤミバット、レンキングロボ、フレイローズ、ヒーケスキュー、サボニードル、サーベライガー、インセクトシャイン⭐︎、グレイデンジャー⭐︎、インフィニティウォンデッド⭐︎、ブレイクアンダー⭐︎、ハピクローバー、バンバンタンク⭐︎、ブッサソーリ、バウンティバニー、パンパカパーカー、ドクターコゾー、ツッパリヘビー、ハッスルキシドー⭐︎

イアン=シグネット
マッドウィール、ガッツショベル、ゲキオコプター

クリア=テンフェクト
ビートルクス、クロスウィザード、エクシードファイター

プレデター
ベルゼイーター⭐︎

シン=ウォルフォード
仮面ライダーウィザード

シシリー=フォン=クロード
仮面ライダーエグゼイド

アウグスト=フォン=アールスハイド
仮面ライダーレジェンド、1号、2号、クウガ〜リバイス

マリア=フォン=メッシーナ
仮面ライダードライブ

トール=フォン=フレーゲル
仮面ライダーゼロワン

トニー=フレイド
仮面ライダー鎧武

アリス=コーナー、リン=ヒューズ
仮面ライダーW

ユリウス=フォン=リッテンハイム
仮面ライダークウガ

ユーリ=カールトン
仮面ライダービルド

マーク=ビーン
仮面ライダーブレイド

オリビア=ストーン
仮面ライダーゴースト

ミコ=ウォード
ワンダフルキャット⭐︎、カミノミコ⭐︎

ギレーヌ=フィオーネ
ブロウレイカー⭐︎

エレナ=フォン=クラーク
バーニングネロ、ゴリラセンセイ、バレットバーン、ゲンゲンチョウチョ


第26話 魔人との覚悟の差

 トニーは、アベルと応戦する。

 アベルとトニーが剣をぶつけ合っていく。

 鍔迫り合いをする中、アベルはトニーに話しかける。

 

アベル「ウォルフォードがお前達に何を施したか知らないが………確かに魔法使いとしての力を驚嘆に値する。だが、剣の腕は大口を叩く程じゃないな。」

トニー「っ!そりゃ傷付くなぁ…………。(まー確かに、ブランク長いけど。)」

 

 アベルがそう言う中、トニーはそう思う。

 アベルは地面を思い切り蹴り、土煙を出す。

 

ユーリ「トニー君!」

エレナ「まずい……………!」

トニー(くっそ………!まさかあんな至近距離で土煙を………!)

 

 ユーリとエレナがそう言う中、トニーはそんなふうに思う。

 すると、アベルが、トニーの首に剣を向ける、

 

アベル「覚悟が足りんな。自らの命を危険に晒さず勝てるつもりか?物理防御を解け。一撃で楽にしてやる。」

 

 アベルは、トニーに対してそう言う。

 

ユーリ「くっ…………!」

エレナ「ふっ!」

 

 ユーリとエレナは、トニーを助けるべく、魔法と錬金術を発動するが。

 

ユーリ「わっ!?」

エレナ「危なっ!?」

アベル「動くな、女ども。撃ち抜くぞ。」

 

 アベルは牽制で魔法を放つ。

 一方、ミコとギレーヌとトールとユリウスは。

 

リオネル「柔いなぁ。潰し甲斐がないぜ。そっちの仮面ライダーの方がまだマシだぜ。」

 

 ユリウスは、リオネルに一方的に攻撃され、ギレーヌはリオネルと互角に渡り合う。

 トールとミコが魔法と錬金術を放つが。

 

リオネル「あぁん?」

 

 リオネルは魔力障壁で防御する。

 

トール「………!!」

ミコ「やっぱり効かないか………………。」

リオネル「仲間が離れるの待ってから撃ってんじゃねぇよ。不意打ちにもなりゃしねぇ。」

ユリウス「ぐっ………!!拙者以上の怪力には初めて会ったで御座る…………!!」

トール「身体強化同士で戦ってこの実力差…………魔人とはいえ………地力からしての差があり過ぎる…………!!」

リオネル「身体強化だぁ?そりゃこれの事かよ?」

 

 トールとミコはそう言い、リオネルはそう言う。

 ユリウスとトールがそんな風に言うと、リオネルは身体強化を発動した。

 つまり、今まで身体強化を使っていなかったのだ。

 

ユリウス(まさか、今まで魔法無しで!?)

トール「化物め………!!」

ギレーヌ「簡単にはいかないわね……………。」

ミコ「ええ。」

 

 ユリウスが驚く中、トールはそう呟き、ギレーヌとミコはそう言う。

 一方、クリアとマークとオリビアは。

 

マーク「はぁ………はぁ………!」

オリビア「マーク!!」

サイクス「おいおい何だよ。ちっとは使えるかと思ったら、てんで素人の剣じゃねーか。魔法で戦えないからって、取り敢えず出してみただけかぁ?浅はかだぜ。」

クリア「マーク、下がってて。私が守る。」

 

 クリアはテックスソードを手に、サイクスへと向かっていく。

 マークは、オリビアを見ていた。

 

オリビア「マーク?」

マーク「(バカか俺は………守らなきゃいけない女の前で何考えてんだ………!!クリアに任せきりじゃダメだ………!!)全く嫌になるッス………!!どうして俺は、こう何時も…………!!」

 

 マークはオリビアを見ながらそう思いながら言う。

 その根底には………………。

 

友達『Aクラス?凄いじゃないか、マーク!』

友達『来年はSクラスにだってなれるかもしれないな!』

マーク『……………いやいや、俺なんかAクラスでも上等だよ。才能あるわけでもないし。』

 

 クラス発表の際、友人がそう言う中、マークは謙遜気味にそう言う。

 また別の時には。

 

大人『ビーン工房の息子さんかぁ!そりゃ将来有望だなぁ!』

マーク『何言ってんスか。スゲーのは親父っスよ。別に俺は………………俺なんか……………。』

 

 大人がそんなふうに言う中、マークはそんな風に答える。

 それを思い返したマークは。

 

マーク「…………二番手………下っ端………周りがすげー人ばかりだったからって…………何時から当然のように受け入れてたんだ、そんな立場…………。」

オリビア「マーク………。」

マーク(自分の事、最初から諦めて強くなんかなれるか!!ウォルフォード君…………ゴメン…………!!)

 

 マークはそんなふうに呟く。

 マークの過去は、劣等感があった。

 周囲には凄い人ばかりで、自ずと、そんな風に自分を下に見ていた。

 マークは覚悟を決めて、戦闘服を脱ぎ捨てた。

 

オリビア「マーク!?何してるの!?」

マーク「守られてばかりじゃ、何時まで経っても覚悟が決まらない…………!!ここからは…………!!俺自身で相手してやる……!!」

クリア「…………分かった。行くわよ。」

サイクス「良い度胸だ坊主。死んでも恨むなよ?」

 

 オリビアがそう叫ぶ中、マークは決意のこもった表情でそう言い、クリアはそう答え、サイクスはマークを少し見直した。

 一方、エレナとトニーとユーリは。

 

トニー「覚悟かぁ…………。確かにそうかもねぇ。暫くシンの傍に居たせいで、何となく彼と同様に自分も最強になったって過信してたかも知れない。僕はシンとは違うのにねぇ。それに、仮面ライダーと一緒にいる事や、仮面ライダーになった事で、マルガムと戦えるなんて思ったたんだから。…………あーあ、皮肉だなぁ。そんな事に気付いた直後でも………やっぱり彼に助けられるんだから。」

アベル「何の話だ?」

トニー「こう言う事だよ!」

 

 トニーは、アベルの言葉に対してそう言う。

 トニーの言葉にアベルが首を傾げると、トニーはそう叫ぶ。

 トニーはジェットブーツを発動し、アベルの足を滑らせる。

 トニーとアベルは、剣をぶつける。

 

アベル「何………!?」

 

 少し離れると、アベルはある事に気づく。

 それは、自分が持つ剣にヒビが入ったのだ。

 トニーが着地する中、ユーリとエレナが駆け寄る。

 

ユーリ「トニー君!大丈夫!?」

エレナ「それってシンのジェットブーツ…………!?」

トニー「嫌になるなぁ、奥の手使ってもノーダメージか………。シンやカケル、イアン、クリアとかの仮面ライダーに対する劣等感ってのはさ、男なら少なからず感じてると思うんだよ。殿下なんか特にそうじゃないかな?スイードの時、シンとカケルに替わって魔人のリーダーの討伐を買って出たらしいけど、まさしくそれを払拭する為の行動でしょ。近くて遠い存在だけどさ、シンってやっぱり少しでも近付きたくなるんだよねぇ。」

 

 二人が驚く中、トニーはそう言う。

 トニーを始めとする男性陣は、カケルやイアンといった面子に劣等感を感じていたのだ。

 一方、オーグとマリアの方は。

 

ダンテ「フッ!!」

 

 槍でオーグを突き刺そうとしたが、オーグその槍を軽々と掴んだ。

 

ダンテ「むっ!?(優れた身体強化にその姿だ………!魔人である私と同等の力………!)しかしここからどうするつもりだ?ここまで接近していては、魔法による攻撃も下手には………。」

オーグ「悪いが、形振り構ってられん。他の方法が浮かばん故………許せ。」

 

 ダンテは、オーグが自分と同じくらいの力を使える事に驚き、そう言う。

 それに対してオーグは、電撃の魔法を放ち、ダンテと共に自らも食らった。

 

マリア「ちょ…………殿下!?」

ダンテ「ぐぬっ………!?(自らの体ごと電撃を………!!)」

 

 マリアが驚く中、ダンテはそんなふうに思う。

 あまりの雷に、槍が折れて、ダンテはすぐに後ろに下がる。

 

マリア「止めて下さいよ!危ない事するの!王太子でしょうが!」

オーグ「気にするな、この装備ならば滅多な事じゃダメージを受けん。だが………それはあちらも同様か。」

 

 マリアがそんな風に苦言を呈する中、オーグはそう言う。

 ダンテは、ダメージをあまり受けていなかった。

 

ダンテ「捨て身の戦法………。恐れ入る。王族に名を連ねる人間にしては、中々肝が据わっているな。我等魔人の相手はそうでなくては。」

 

 ダンテはそんなふうに言いながら、笑みを浮かべ、髪をたくし上げる。

 一方、カケルは。

 

カケル「ハアッ!はっ!」

 

 カケルはジャングルマルガムに対して、ガッチャージガンを放っていた。

 ジャングルマルガムは木の枝を伸ばして、攻撃していく。

 

カケル「くっ!木の枝が多いな。だったら!」

 

 カケルはそう言いながら、ヤミバットとレンキングロボのカードを取り出して、装填する。

 

RENKINGROBO!

YAMIBAT!

 

 その2枚を装填すると、カケルはアルトヴォークを操作する。

 

ガッチャンコ!

バットキングロボ!

 

 カケルは、ガッチャード・バットキングロボに変身する。

 ゴルドメカニッカーと同様のマッシブな素体となっており、右手には巨大なキャノン砲を装備していた。

 

Jマルガム「グワァァァァ!!」

カケル「行くぜ!」

 

 ジャングルマルガムがそう叫ぶ中、カケルはそう言って、攻撃を開始する。

 ジャングルマルガムが木の枝を伸ばして攻撃する中、カケルは右手のキャノンでその枝を叩き落としながら攻撃していく。

 すると。

 

Jマルガム「グワァァァァ!!」

カケル「えっ!?マジかよ!?」

 

 ジャングルマルガムがそう叫ぶと、巨大化していき、カケルは驚く。

 ジャングルマルガムは己の能力で巨大化したのだ。

 

カケル「そうくるか。だったら!」

 

 カケルはそう言うと、バットキングロボワイルドとなり、巨大化する。

 

カケル「ハアッ!てやっ!」

 

 カケルは、巨大化したジャングルマルガムと戦っていく。

 お互いに殴ったりして。

 

カケル「これで決める!」

 

 カケルはそう言うと、ガッチャードライバーを操作する。

 

バットキングロボ!フィーバー!

 

 その音声が鳴ると、胸についたガッチャードライバーからビームを放ち、ジャングルマルガムにダメージを与える。

 だが、ジャングルマルガムは何とか堪えていた。

 

カケル「まだか。なら……………っ!?」

 

 それを見たカケルは、もう一度必殺技を放とうとするが、ガッチャードライバーからアラーム音が鳴る。

 すると、スチームホッパーに戻って、元に戻る。

 

カケル「エネルギー切れか。」

Jマルガム「おらっ!」

 

 カケルがそう呟く中、ジャングルマルガムは攻撃しようとする。

 カケルは躱すと、別のライドケミーカードを取り出す。

 

カケル「だったら、バンバンタンク!ハッスルキシドー!力を貸してくれ!」

バンバンタンク「バンバーン!」

ハッスルキシドー「ハッスル!」

 

 カケルがそう言うと、その2体はそう言う。

 そして、ドライバーに装填していく。

 

BANGBANGTANK!

HASSURUKISHIDO!

 

 その2枚を装填すると、カケルはアルトヴォークを操作する。

 

ガッチャンコ!

 

バンバンタンク「バンバーン!」

ハッスルキシドー「ハッスル!」

 

ハッスルタンク!

 

 その音声が鳴ると、カケルの背後に2枚のライドケミーカードが現れ、それが合わさっていく。

 カケルは、ガッチャード・ハッスルタンクへとフォームチェンジする。

 

カケル「行くぜ!」

 

 カケルは、ガッチャートルネードを手に、ジャングルマルガムへと向かっていく。

 一方、イアン、シン、シシリーは、正門を防衛していた。

 

イアン「コイツら………次から次へとクロードを狙っているのか………!?」

魔人「オラァァ!!」

イアン「フン!」

 

 イアンはそう言いながらも、ヴァルバラッシャーを手に、攻撃していく。

 それは、シンも気づいていたようで。

 

シン(此奴等………!!)

魔人「さっさと死ね女ああああ!!」

イアン「ちっ!」

魔人「っ!?」

 

 シンが怒りを燃やす中、魔人はシシリーに迫る。

 イアンが迎撃しようとすると、後ろからシンが現れ、魔人の頭部を地面に減り込ませる。

 

イアン「お前…………!?」

シン「おい………。意図的に俺とイアンじゃなく、シシリーを狙ってるな?」

 

 イアンが驚く中、シンはそんな風に言う。

 すると、シンから黒い魔力が広範囲に広がった。

 

オーグ「シン…………!?」

カケル「シンがキレたぞ………!」

 

 それは、アルティメット・マジシャンズ全員が気づいており、そんなふうに言う。

 一方、シンは。

 

シン「どう言うつもりだ?お前ら!!」

 

 その気配に、アルティメット・マジシャンズと応戦していた斥候部隊の面々は。

 

ローレンス「っ!?」

サイクス「オイオイマジかよ………!何だこの魔力は…………!?」

リオネル「奴か………!?」

カイン「聞いてた通りの怪物だなぁ…………。」

アベル「成る程、賢者にもまるで引けを取らん…………。」

ダンテ「……………ローレンスが恐れる訳だ。」

 

 斥候部隊の魔人達は、シンのドス黒い魔力に気付き、そんなふうに言う。

 シンは怒りのまま、魔力を溜めて、圧縮していく。

 それを見ていた魔人達は。

 

魔人「や…………ヤバい!!あれはヤバい!!」

魔人「お…………俺はもう抜けるぞ!!」

魔人「なっ!おい!ちょっと待て!!」

魔人「ひぃっ!俺もゴメンだ!!か………勝てる訳ねえ!!!」

シン「散々シシリーを危険に晒しておいて逃げる………だと?逃す訳ねえだろ………このクズヤロー共があああああああ!!」

 

 それを見て、魔人達は一目散に逃げ出す。

 シンはそう叫ぶと、魔法を発射する。

 発射された魔法に巻き込まれた魔人は、麦畑ごと消滅した。

 それを見ていたローレンスは。

 

ローレンス「はぁ………はぁ……………危なかった………!集団から離脱していなかったら………間違いなく死んでた…………!!」

 

 ローレンスは柱の影に隠れながら、そう思う。

 一方、カケルは。

 

カケル「ハアッ!」

 

 シンのドス黒い魔力に当てられて、怯んだジャングルマルガムに対して、ガッチャートルネードで攻撃する。

 ジャングルマルガムは吹っ飛ぶ中、カケルはアルトヴォークを操作する。

 

ハッスルタンク!フィーバー!

 

 その音声が鳴ると、カケルはワイルドモードになる。

 ハッスルタンクのワイルドモードは、足が戦車の履帯となっており、その上は騎士の姿をしていた。

 カケルはジャングルマルガムに近寄ると、そのまま元に戻る。

 

カケル「ハァァァァァ!」

Jマルガム「グワァァァァァァ!?」

 

 カケルはライダーキックを放ち、ジャングルマルガムを貫く。

 ジャングルマルガムは爆発する。

 

カケル「ふっ!」

 

 すると、爆炎からジャングルジャンが現れ、カケルは封印する。

 

カケル「ガッチャ!これからよろしくな、ジャングルジャン!」

ジャングルジャン「ジャン!」

 

 カケルは、ジャングルジャンに対して、そう言う。

 一方、ローレンスは。

 

ローレンス「時間切れだ!」

 

 そう言って、上空に信号弾を放つ。

 それを見た斥候部隊の魔人達は。

 

アリス「あ!待て!何処へ………!」

ウィーン「逃げる気ね………!」

カイン「悪いな、合図だ………。機会があったらまた闘おうぜ………。じゃあな………。」

 

 アリスがそう言う中、ウィーンはそう言い、カインも負傷しながら去った。

 

アリス「…………。」

リン「何もできなかった……………。」

ウィーン「それはしょうがないわよ。」

 

 それを見て、アリス達はそう話す。

 一方、オーグ達の所では。

 

ダンテ「ここまでだな……………。」

マリア「っ!?」

オーグ「どう言う意味だ?」

ダンテ「目的は達成した(・・・・・・・)……………。これで失礼する。」

オーグ「目的!?(実力は向こうが上だが、こちらに完璧な防御付与がある故の均衡状態…………まるでそれが分かった上で時間を稼いでいたかの様な……………。)お前達はクルト侵攻の為に来たのではないのか!?」

ダンテ「…………答える義理はない…………。」

 

 ダンテがそう言いながら去ろうとすると、オーグはそう聞く。

 だが、ダンテはそう答えて、そのまま去っていった。

 そこにカケルがやってくる。

 

カケル「大丈夫か、二人とも!?」

マリア「ええ……………。」

オーグ「………………我々の完敗だ。」

 

 カケルがそう聞くと、マリアとオーグはそう言う。

 信号弾を契機に、魔人達は撤退していく。

 その頃、シンたちは。

 

シシリー「シン君……………?」

シン「はっ!シシリー、大丈夫!?」

シシリー「わ、私は大丈夫です!」

シン「良かった……………。」

 

 シシリーがシンにそう聞くと、シンはそう聞いてくる。

 シンがホッとする中、イアンが口を開く。

 

イアン「それより、これをどうするんだ?」

シン「えっ?………………あっ。」

 

 イアンがそう言うと、シンは視線を魔人がいた方向へと向ける。

 麦畑ごと消してしまったのだ。

 

シン「やべ………………やっちゃった!」

イアン「やっちゃったで済むか!麦畑ごと消してどうするんだ!!危うくお前がマルガムになるかもしれなかったんだぞ!!」

 

 シンが冷や汗を流しながらそう言うと、イアンはそう突っ込む。

 

シン「うっ!?いや……………シシリーが狙われて、ブチ切れたというか……………。」

 

 シンがそんな風に言い訳していると。

 

???「ギャアアア!」

シン「っ!?」

 

 そんな声が聞こえてきて、シン達は声がした方を向く。

 そこには、ゴブリン達の群れがシン達の方へと向かっていたのだ。

 それを見て、シン達が身構えると。

 

???「やれやれ。何とか間に合ったと思ったんだがね。」

 

 そんな声と共に、ゴブリン達があっという間に倒される。

 そこには、仮面ライダークロスの姿があった。

 

シン「お前は……………!」

シシリー「仮面ライダークロス……………!」

 

 シンとシシリーはそんな風に言う。

 すると、イアンはヴァルバラッシャーをクロスに向ける。

 

シン「お、おい…………!」

イアン「お前、何者だ?何故、ガッチャードライバーに似たドライバーを持っている。」

???「……………それに関しては、他の人たちが集まってからにしよう。」

  

 シンが止めようとする中、イアンはそう聞くと、クロスはそう答える。

 その後、全員がシン達の元へと向かうが。

 

カケル「……………。」

マリア「皆、無事………あ!?」

アリス「うわ、ちょ………麦畑が…………!」

 

 カケルが唖然としており、マリアがそう言うと、アリスと共に驚く。

 麦畑が消えていたのだから。

 

シン「ゴメン!やっちゃった!」

オーグ「お前何回目だ?その台詞………。」

シン「いや、何と言うか…………。シシリーを狙われて………ブチ切れたと言いますか………。」

オーグ「…………まあ、良い。小麦の方は、王家で買い取るとして………。それより………仮面ライダークロスだったな。どうしてここにいる。」

 

 シンが謝り、オーグが呆れる中、オーグは仮面ライダークロスに対して、そう聞く。

 それを聞いたクロスは。

 

???「………………そうですね。そろそろ、明かす時ですね。」

 

 クロスはそう言うと、変身解除する。

 そこに居たのは、セブンティアだったのだ。

 

カケル「セブンティア!?」

エレナ「えっ!?」

クリア「彼が仮面ライダークロスだったの!?」

シン「マジかよ!?」

シシリー「ええっ!?」

 

 それを見て、ギレーヌを除いた全員が驚いていた。

 イアンはギレーヌに話しかける。

 

イアン「お前は知っていたのか?」

ギレーヌ「ええ。」

トニー「なるほどね……………。」

ユリウス「それにしても、どうして正体を明かす事にしたのでござるか?」

ウィーン「確かにね。そこら辺はどうなの?」

セブンティア「………………この世界の敵である魔人や悪しき錬金術師達が本格的に動き始めたからな。いつまでも正体を隠しているのには限界があると思ったからだ。」

 

 イアンがそう聞くと、ギレーヌはそう答える。

 トニーが納得する中、ユリウスとウィーンがそう聞くと、セブンティアはそう答える。

 それを聞いたオーグは。

 

オーグ「なるほどな…………ん?どうした?何か全員様子が…………。」

 

 オーグは納得しながらそう言うと、他の人たちが落ち込んでいるのが目に入る。

 オーグがそう聞くと、皆が理由を話した。

 斥候部隊の魔人に勝てなかった事を。

 

シン「そうか、魔人側にもまだそんな奴らが………。」

カケル「一筋縄じゃ、行かなそうだな。」

マリア「街に被害がなかったから良し………って気分じゃないわよね………。」

オーグ「私の采配ミスだ。シンとカケルを正面の城門に据えていなければ、数体撃退出来ていたかも知れん。まあ、カケルはマルガムの方に行ってしまったがな。」

 

 シンとカケルがそう言う中、マリアとオーグはそう言う。

 それを聞いたアリス達が口を開く。

 

アリス「シン君の言う通りだったよ。魔人をナメてた。まだ奴らの底は知れない。」

トニー「強いよ彼奴ら。恐らくずっと、生死の境ギリギリに身を置いてきた人間だ。自分の命を削る事にすら微塵も躊躇いがない。」

トール「何とか、他の皆さんが居てくれたから、どうにかなりましたが………。」

ユリウス「今の拙者では、まず勝てんで御座る………。」

マーク「でもいいッス。これからまた強くなる理由が出来たッス。」

 

 アリス、トニー、トール、ユリウス、マークはそんな風に言う。

 実力差を思い知ったからだ。

 皆がそう決断する中、オーグは語る。

 

オーグ「スイードでの経験も踏まえて、感じた事がある。月並みな表現になるが、奴ら魔人は帝国の生んだ亡霊だ。帝国の長い歴史の中、不遇な扱いを受けて来た者達が呪いとなって世界に放たれようとしている。不遇な環境で培われた思想は必ず、新たな不遇を生む。奴らの狙いが何であれ、事実そうなれば、ブルースフィアの思想………つまりは帝国が世界を支配する事と同意だ。」

 

 オーグは、これまでに遭遇した魔人達を見て、感じた事を口にする。

 それを聞いた一同の空気は重くなる。

 

カケル「帝国が世界を支配………。」

オーグ「阻止せねばならない。我々で………絶対にだ!」

シン「ああ!その為にも強くなろう!今よりももっと!」

 

 全員が強くなる事を決断する。

 一方、ローレンス達は。

 

サイクス「……………で?どうだった?聞かせろよ、ローレンス。」

 

 ローレンス達は焚き火を中心に置き、サイクスはローレンスにそう聞く。

 ローレンスは、口を開く。

 

ローレンス「……………間違いない。上手く利用すれば、あの女はウォルフォードの弱みとなりえる。あのキレ方見たか?思い出しても身震いが止まんねぇよ。攫ったら世界の果てまで追ってくるぜ。」

サイクス「確かにありゃ別格だ。マトモに闘り合おうなんて考えないほうがいい。」

カイン「その気になったら、軽く国一つ滅すぞ、あの野郎。」

ダンテ「恐るべき存在だな、シン=ウォルフォード……………シュトローム様の言葉…………身をもって漸く実感できた。カケル=パラケルスはマルガムを出せば誘き出せるが、マルガムが持たないな。」

 

 ローレンスがそう言うと、サイクス、カイン、ダンテの3人はそう言う。

 それを聞いていたアベルは、口を開く。

 

アベル「まずは本国に戻ろう。作戦が固まり次第、次の行動に移行するぞ。(…………面白い。この世界に最後に残るのは魔人(俺たち)人間(お前達)か……………はっきりさせようじゃないか。)」

 

 アベルはそう言いながら、そう思う。

 一方、別の場所では。

 

???「やっと捕獲できたぞ……………ユーフォーエックス!」

ユーフォーエックス「ユーフォー……………!」

 

 ある男がライドケミーカードを持ちながらそう言う。

 その絵には、UFO-Xと書かれたケミーの姿があった………………。

 そのレベルナンバーは………………10。

 この男は、何を企んでいるのか。




今回はここまでです。
魔人との戦いの後編です。
カケルはバットキングロボだけでなく、オリジナルフォームであるハッスルタンクを使いました。
魔人との覚悟の差を思い知り、強くなると決意する。
仮面ライダークロスの正体が、カケル達にも知れ渡りました。
そんな中、魔人が暗躍して、ユーフォーエックスを捕獲する謎の人物。
ユーフォーエックスという事は、あの暗黒の破壊者が爆誕するのもまた近い。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今日、アルケミスドライバーユニットが届きました。
楽しいです。
そして、そんなマジェードが初登場した最強ケミー☆ガッチャ大作戦が、TTFCで有料ですが見る事が可能になり、DVDとかも発売されましたね。
この小説での最強ケミー☆ガッチャ大作戦に関しては、下記からリクエストを受け付けています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=309841&uid=373253
最強ケミー☆ガッチャ大作戦のリクエストに関しては、コラボ相手である『この白狐の戦士に祝福を』でも受け付けています。
オリジナルのケミーやオリジナルの仮面ライダー、今後の展開などについて、リクエストがあれば活動報告にて承っています。

フィニッシュを決めるのはどちらにするか

  • ギーツIX
  • ギーツワンネス
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