仮面ライダーガッチャード&賢者の孫   作:仮面大佐

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カウント・ザ・ケミー
現在、それぞれが所持しているケミーカードは。

カケル=パラケルス
ホッパー1、スチームライナー、ゴルドダッシュ、スマホーン、スケボーズ、アッパレブシドー、レスラーG、アントルーパー、カマンティス、ヴェノムダケ、ディープマリナー、ピカホタル、メカニッカニ、スパイクル、サスケマル、エナジール、ドッキリマジーン、オドリッパ、ホークスター、グレイトンボ、テレヴィ、バクオンゼミ、ミテミラー、スタッグバイン、ライデンジ、オジーラカンス、ヤミバット、レンキングロボ、フレイローズ、ヒーケスキュー、サボニードル、サーベライガー、インセクトシャイン⭐︎、グレイデンジャー⭐︎、インフィニティウォンデッド⭐︎、ブレイクアンダー⭐︎、ハピクローバー、バンバンタンク⭐︎、ブッサソーリ、バウンティバニー、パンパカパーカー、ドクターコゾー、ツッパリヘビー、ハッスルキシドー⭐︎、パイレッツ、ギャンボエール、ブータンチ⭐︎

イアン=シグネット
マッドウィール、ガッツショベル、ゲキオコプター

クリア=テンフェクト
ビートルクス、クロスウィザード、エクシードファイター、バーニングネロ、ゴリラセンセイ、バレットバーン、ゲンゲンチョウチョ

プレデター
ベルゼイーター⭐︎

シン=ウォルフォード
仮面ライダーウィザード

シシリー=フォン=クロード
仮面ライダーエグゼイド

アウグスト=フォン=アールスハイド
仮面ライダーレジェンド、1号、2号、クウガ〜リバイス

マリア=フォン=メッシーナ
仮面ライダードライブ

トール=フォン=フレーゲル
仮面ライダーゼロワン

トニー=フレイド
仮面ライダー鎧武

アリス=コーナー、リン=ヒューズ
仮面ライダーW

ユリウス=フォン=リッテンハイム
仮面ライダークウガ

ユーリ=カールトン
仮面ライダービルド

マーク=ビーン
仮面ライダーブレイド

オリビア=ストーン
仮面ライダーゴースト

ミコ=ウォード
ワンダフルキャット⭐︎、カミノミコ⭐︎

ギレーヌ=フィオーネ
ブロウレイカー⭐︎

エレナ=フォン=クラーク、ブライス一派
レプリスチームライナー、レプリピカホタル、レプリオドリッパ、レプリスケボーズ、レプリアッパレブシドー、レプリレスラーG、レプリヴェノムダケ、レプリゴリラセンセイ


第34話 動きだす悪意

 フラー大司教は、信徒にシシリーを奪う様に言う。

 それを聞いた信徒は、フラーに話しかける。

 

聖徒「救い出す………?聖女とは、アールスハイドの聖女様の事ですか?」

フラー「信頼に於けるお前達にだから話すが、先程の会談でアウグスト殿下に相談された事があってな。魔王の事は知っているか?」

聖徒「は、はい。噂位は………。」

フラー「その魔王だが実は、強力な力と権力を使って、アールスハイドの王宮を乗っ取ってしまったらしいのだ。」

聖徒「ま、魔王が………王宮を………!?」

聖徒「まさか………!?」

聖徒「ほ………本当なのですか………!?」

 

 勿論、これは嘘の話である。

 しかしフラーは信者達に信じ込ませる為に、嘘を言った。

 

フラー「ああ、その上聖女も無理矢理婚約者にさせられてしまったと言われていた。嫌がる聖女は、毎晩辱めを受けているのだとか……。」

聖徒「っ!?」

聖徒「お………おのれ鬼畜め………!!」

 

 聖徒達は、そんな風に誤解をする。

 この信者達の中に、ダンテとアベルが居た。

 

ダンテ「笑う所か?」

アベル「ローレンスが居たら、多分吹いてる。」

ダンテ「自分に都合の良い嘘が、よくもまあつらつら出るものだ。」

アベル「それだけゼスト様の魔力操作が効いていると言う事だ。」

 

 ダンテとアベルがそう話す中、フラーは聖徒達にお願いする。

 

フラー「魔王から王国を奪取する為の協力も要請されたら………。それより何より、まずは救国の象徴たる”聖女”様を救って欲しいとアウグスト殿下は言われた。力を貸してくれるか?」

聖徒「も………勿論です!」

フラー「都合の良い事に、聖女も今回の使節団に参加されておる。勿論魔王も帯同はしているが、危険を伴うが、早急に対処したい。」

聖徒「我々にお任せを!!必ずや聖女様を救い出してみせます!!」

フラー「頼んだぞ、勇敢なる神徒達よ。」

聖徒「はっ!ではすぐに、作戦会議に取り掛かります!!」

 

 フラーはそう言うと、聖徒達はそう言う。

 神徒達が出て行くタイミングを見て、アベルとダンテも出て行く。

 

フラー「グフッ、グフフフ………これで………聖女が………我が手に………ふひっ、ふひひひ………何が魔王だ………!魔王は正義の名を騙る悪党………!そうに違いない………!(多少の強硬手段に出ようが………悪党の手から聖女を救い出したとなれば、誰も咎めはしない。聖女も喜んでその身を差し出すだろう。)ひひひひひひ………!」

 

 フラーはそんなふうに笑いながら言う。

 それを見ていた人達がいた。

 

ゼスト「上々な出来じゃないか。己の欲望に忠実な者は実に操りやすい。」

ローレンス「我々じゃ、まだここまでは出来ませんよ。ゼスト様の洗脳が優秀なんでしょう。」

 

 そこに居たのは、ゼスト達だった。

 そう、フラーはゼストの魔力操作で洗脳されているのだった。

 リオネルが口を開く。

 

リオネル「洗脳か、俺はまた此奴を魔人化させて、ウォルフォードに嗾けるモンかと思ってたぜ。」

ローレンス「それじゃ結局、『魔人化した大司教を、ウォルフォードが討伐しました』で済まされちまう。今回のキモは、いかに俺らの存在を表に出さないかだ。」

ゼスト「第一の目的は、ウォルフォードの評判を地に落とす事。その為には此奴は自らの意思で動いている事にしておかねばならん。『フラー大司教は哀れな犠牲者』。『イースに非はなく、ウォルフォードのみが批判を受ける状況』…………それが目指す所だ。(まあ、飽く迄理想は………だがな。)」

 

 リオネルがそう言う中、ローレンスとゼストの2人はそう言う。

 ローレンスは、ゼストに聞く。

 

ローレンス「さっきの連中は洗脳しとかなくて良いんですか?」

ゼスト「あまり不自然な状況になるのは避けたいからな。それに元より、あの連中の働きになど期待はしていない。」

 

 リオネルがそう言うと、ローレンスはそう説明する。

 そんな風に話すと、ゼスト達は部屋から出た。

 そんな中、シン達はというと。

 

マリア「…………ゴメン、えーと………あれは放置………?で良いのかしら………?」

アリス「し………正直こっちが恥ずかしいんだけど………。」

イアン「放っておけ。」

ミコ「まあ、無理もないからね。」

 

 マリアとアリスがそう言う中、イアンとミコはそう言う。

 何せ、シンはシシリーを離さないようにしていたからだ。

 カケルは、オーグに話しかける。

 

カケル「それよりオーグ、話をしてくれ。」

オーグ「ああ。今から今後の対策を練ろう。幾ら何でもこの迎賓館を襲撃するなどと言うバカな事はしないと思うが………。様子からしても絶対ないと言えん。」

マリア「この大事な会談の交換条件に、個人的な欲望を押し出して来るような奴ですからね。」

アリス「よっぽどシシリー………”聖女”に固執してる証拠だよね。」

セブンティア「そのフラーって奴、どんだけやばい奴なんだ。」

ギレーヌ「何かをやらかす前にどうにかしないと、大事になるでしょうね。」

 

 カケルがそう聞くと、オーグはそう言う。

 マリア達がそう話す中、オーグがポツリと呟く。

 

オーグ「………敢えて警備の手を緩める………か。」

オリビア「?」

クリア「どういう意味?」

オーグ「警備を強化して、襲撃を起こさない事は可能だが………そうなると今後も何かに付けて”聖女”を付け狙って来るかも知れん。危険の芽は早めに摘んでしまった方が良い。そんな人間には、表舞台から早々に退場して頂こう。」

トール「い………何時になく過激ですね殿下……。」

オーグ「あくまでそんな人間ならだ。何もないならそれが一番良い。」

ウィーン「そうね。そんな奴は、表舞台から退場した方が良いでしょうね。」

 

 オーグの過激な発言に、トールが引く中、オーグとウィーンはそう言う。

 そんな中、ユーリとトニーが不安げな声を出す。

 

ユーリ「ただそれだとぉ………。」

トニー「うん。」

ユーリ「シシリーが囮になるって事よねぇ。」

ミコ「そうなりますね。」

シシリー「私なら全然平気ですよ。シン君や皆さんを信じてますから、例え何が起きたとしても、私が不安になる要素は何もないです。それに………この御守りがあれば、どんな事が起きても大丈夫だって思えるんです。」

シン「シシリー…………。」

 

 シシリーの言葉に、シンは微笑む。

 すると、マリアとアリスが反応する。

 

マリア「何よぉ、シシリーのペンダントにだけ特別な付与でもしてある訳?」

シン「そうだな、シシリーのだけには、皆のには無い付与がしてあるよ。」

マリア「え!?何それズル〜〜い!!」

アリス「私にも同じ付与してよシン君!!」

カケル「で?何を付与したんだ?」

 

 マリアがそう聞くと、シンはそう言う。

 マリアとアリスがそう叫ぶ中、カケルの質問に、シンが答える。

 

シン「愛情………かな?」

 

 それを聞いた途端、全員がシーンとする。

 シンは自分が盛大に自爆した事に気付き、恥ずかしそうに言う。

 

シン「い………今のはなかった事に………。言うんじゃなかった………。」

マリア「聞くんじゃなかった………。」

アリス「やらかしたねシン君。」

リン「今までで一番盛大にやらかした。」

クリア「盛大な自爆ね。」

イアン「バカな奴だ。」

ミコ「なんか、こっちも恥ずかしくなって来た……………。」

オーグ「くく………よ………よし………では………警備にあたるスイード王国軍には………つ………通達しておく………く………くく………き………基本的に我々に対する護衛は不要………と………くく………くっくっ………!」

シン「笑うか話すかどっちかにしろ!」

カケル「やれやれ。」

 

 シンの自爆発言に、オーグが笑いながらそう言って、シンが叫び、カケルは呆れる。

 夜、各自で警備にあたる。

 通信機は、イアン、ミコ、ウィーンには渡されていない為、通信機を持っている人とコンビを組んでいる。

 間に合わなかったのだ。

 カケルは、シンと共に周囲に警戒していた。

 

カケル「何処から来る………?」

シン「…………。」

カケル「シン、気持ちは分かるが、少しは落ち着け。」

シン「分かってるよ。」

 

 そんな風に話していた。

 一方、見回りをしていたオリビアは。

 

オリビア「もう真夜中か………。シシリーさん寝ちゃったかな………っ!」

 

 オリビアはそんな風につぶやいていた。

 すると、オリビアは索敵魔法で何かを感知した。

 

オリビア「索敵に複数の反応!!方向は………裏門から東へ約20メートル地点………!!塀を乗り越えて中へ………!!」

 

 オリビアの索敵魔法で、侵入者の気配を感じ取った。

 オリビアは無線通信機を取り出して、全員に連絡する。

 

オリビア「侵入者です!!」

シン「マジで来やがった………!!待ち構えておいて何だが………何考えてやがんだ………!!」

カケル「来たか。」

 

 オリビアの言葉にシンとカケルはそう言う。

 そんな中、オーグは全員に呼びかける。

 

オーグ「こちらアウグスト!無線機のチャンネルをクロードに合わせろ!我々の警戒に気付かれないように現場に近付き過ぎるなよ!」

マリア(今捕らえても罪状は不法侵入程度………。)

アリス(目的と黒幕をはっきりさせなきゃ意味がない………!!)

シン(索敵魔法と部屋に置いた無線機が拾う物音で………大凡その動きの予想は付く!!)

 

 オーグの命令に、マリア、アリス、シンはそう思う。

 一方、察知されているとも知らずに、イース聖徒達が建物の中に侵入していた。

 

聖徒「この先の部屋だ。」

聖徒「時間が時間だ。流石にお休みになられているはず。」

聖徒「いやに警備が薄くないか?王族が宿泊しているのに………。」

聖徒「薄くもなるだろ。中に居るのは魔人にも勝る鬼のアルティメット・マジシャンズとその筆頭、シン=ウォルフォードだぞ。こんな事情じゃなきゃ、誰が侵入なんて目論むかよ。」

聖徒「お咎めの覚悟とは言え、下手すりゃ死罪だよな。」

聖徒「それでも大司教の言葉が事実であれば、見過ごす訳にはいかん。神聖なるイースの聖徒としてな!」

 

 聖徒達はそんな風に話す。

 警備が薄い事に疑問を感じたが、そんな風に結論する。

 罠に嵌っていると気づいていないのだ。

 しばらく進み、シシリーがいる部屋に着く。

 

聖徒「待て、ここだ。」

 

 部屋を覗くと、ぐっすり眠ってるシシリーを発見した。

 

聖徒達(う………美しい………!!)

 

 聖徒達は、シシリーの寝顔を見て見惚れていた。

 

聖徒「おっと、見惚れてる場合か。睡眠香を使うぞ。」

聖徒「手荒な真似は避けたい。」

聖徒「聖女様には悪いが、より深い眠りに落ちて貰おう。」

 

 窓を少し開けて睡眠香を投げると、シシリーの部屋に睡眠香の煙が蔓延した。

 

聖徒「………よし、もう充分だろう。行け!!」

 

 聖徒達がシシリーを攫うために部屋に入ると、驚きの光景が。

 

シン「こんな夜更けに窓から侵入か?何処の不埒者だ?」

カケル「お前ら、何考えてんだよ。」

 

 そこに、シンとカケルの2人が、それぞれのゲートを通って現れたのだ。

 

聖徒「なっ!!何だ此奴らは………!?」

聖徒「バカな!!何時の間に現れた!?」

聖徒「周囲には全く気配は………!!」

カケル「俺たちが、お前らの侵入に気づかないわけないだろ。」

聖徒「くっ!お前らは此奴らを押さえろ!!俺は眠っている聖女様を!!」

シン「シシリー、もういいよ。」

 

 カケルとシンが現れた事に対して、聖徒達はシシリーを攫おうとする。

 それを見たシンがそう言う。

 するとシシリーがひょこっと起きた。

 

聖徒達「!?」

 

 聖徒達は、睡眠香が効いていない事に驚く。

 

聖徒「バ………バカな!睡眠香が効いて………いない………!?」

シシリー「すみませんけど、私先日から、毒………効かないんです!」

 

 ペンダントに付与してある解毒の効果のお陰である。

 それを聞いて、更に驚く。

 

聖徒「………!?どうするんだよ!?と言うかひょっとして此奴………魔王なんじゃ!?」

聖徒「無理だ!退避するぞ!!」

カケル「逃げられると思ってんのか?」

 

 聖徒達は、すぐに逃げようとする。

 だが、周囲に複数のゲートが現れ、そこからアルティメット・マジシャンズとウィーン、イアン、ミコが現れた。

 

オーグ「さあ、尋問を始めようか。」

聖徒達(お………終わった………!!)

 

 オーグのその声と共に、尋問が開始される。

 聖徒達は、終わったと思った。

 

オーグ「お前達は何処の者だ?何故クロードを狙った?」

聖徒「(身分は明かせん………。理由はどうであれ、こんな事を画策したのがイースの者だと知れれば………我々の立場は………!だが………もし大司教様の言葉通りなら………。)ア………ア………アウグスト殿下………わ………私………我々は………。」

 

 聖徒は、この状況をどのように切り抜けるのか、頭を働かせる。

 考えた末に出した答えが。

 

聖徒「あなたと………アールスハイドの為にここに来ました………。我々は味方で御座います………。」

カケル「はあ?味方だと?」

ミコ「何を言っているの?」

イアン「ああ…………ッ!?」

 

 聖徒の言葉にカケルとミコは首を傾げる。

 すると、イアンは何かに気付き、ヴァルバラッシャーで何かを防ぐ。

 それは、聖徒に紛れ込んだアベルの剣だった。

 

聖徒「ひぃっ!?」

イアン「貴様、何しようとした。」

アベル「裏切り者は死ぬ。だが、お前に邪魔された。」

カケル「口封じか………。」

クリア「あなた、大丈夫!?」

聖徒「あ………ありがとうございます………。」

 

 アベルにイアンがそう聞くと、アベルはそう答える。

 それを見たカケル達は身構える。

 

セブンティア「お前達、何者だ!」

アベル「我々はイース神聖国の者である!!大人しく”聖女”を渡すつもりがなければ、此方も手段は問わん!!」

「「「!?」」」

 

 セブンティアがそう聞くと、アベルはそう叫ぶ。

 アベルの言葉に驚くシン、オーグ、カケル。

 するとアベルが魔力を集め始めた。

 

シン「全員構えろ!一帯を吹き飛ばす威力だぞ!!」

 

 その声と共に、アルティメット・マジシャンズは、魔力障壁を展開する。

 一方、カケル達は。

 

聖徒達「ひいっ!!」

イアン「証言者を消させる訳にはいかん!来い!」

聖徒達「わあっ!!」

カケル「くっ!!」

 

 カケル達は、すぐにシン達の近くに聖徒達を引き寄せ、爆発に備える。

 爆発が起こるが、全員無事だった。

 

ギレーヌ「全員無事!?」

ウィーン「目眩し!?」

オーグ「警戒しろ!!狙いはクロードだぞ!!」

シン「(くっそ………!!とっさの事だからガードするのが精一杯で………。)シシリー!!何処だ!?」

シシリー「ここですシン君!!」

シン「ほっ………良かった、シシリー!手を掴め!!一度ゲートで他の場所に………。」

 

 ギレーヌとウィーンがそう言う中、オーグはそう叫ぶ。

 シンは、すぐにシシリーへと手を伸ばす。

 だがシシリーの後ろにダンテが現れ、シシリーを連れ攫って屋根の上へと登る。

 

シン「!!」

カケル「いつの間に!?」

アベル「今日から此奴はイースの人間だ。”聖女”としてか愛人としてかは知らないがな。」

オーグ「挑発に乗るなよシン!!トール!スイード王国軍に要警戒を伝えろ!!」

トール「はっ!!」

オーグ「ただし不用意に手を出させるな!!恐らく向こうも精鋭だ!!」

 

 オーグが指示を出す中、アベルとダンテがシシリーと共に姿を消した。

 その頃、スイード王国軍は。

 

エドガー「アウグスト殿下より伝令!!イースの手の者と思われる数名が迎賓館を襲撃!!聖女殿を攫って逃走中の事だ!!」

騎士「聖女………シシリー様を!?」

騎士「何のつもりだイースは!?」

騎士「シシリー様にはこの国を救っていただいた御恩がある!!」

騎士「必ず我々の手で賊を捕まえて………!!っ!?」

 

 エドガーの指示のもと、動き出そうとしていた。

 すると、目の前に人が現れて、最前列にいた人が殺された。

 

騎士「うおっ!?なっ……………なんだ!?」

カイン「情けねー連中だなぁ。小娘1人連れて来ることも出来ねーのかよ。」

 

 騎士達の前に現れたのは、カインだった。

 カインに騎士が向かうが、サイクスによって倒された。

 すると、サイクスは口を開く。

 

サイクス「………つー事で、プランは『B』に変更。イースに罪を着せた上でウォルフォードの暴走を狙う。」

エドガー「な……………何者だお前ら………!?」

カイン「神聖なるフラー大司教の遣い………イースの聖徒!」

サイクス「よく口に出来るなそんな台詞。」

カイン「言っててヘドが出そうだ。」

 

 サイクスがそう呟く中、エドガーがそう言うと、カインはそう叫ぶ。

 本人達としては、あまり気乗りではないが。

 騎士達を倒していく中、カインはサイクスに聞く。

 

カイン「魔法って使っても良いんだっけ?」

サイクス「赤目はレンズで隠してるし、正体バレなきゃ良いだろ。微妙な魔力感知出来るような連中にも見えねーし。俺は使うよ?」

 

 カインがそう聞くと、サイクスはそう答えながら、剣に炎を纏わせる。

 魔法剣を使うようだ。

 それを使って、スイード兵を倒す。

 それを見たエドガーは。

 

エドガー「下がれっ!!バラバラに挑んでも勝てる相手じゃない!数で包囲するぞ!!」

 

 エドガーはそう指示を出す。

 その頃、カケル達はそれぞれでシシリーを取り戻そうと動いていた。

 ウィーンはというと。

 

ウィーン「まさか、こうなるなんてね。───っ!?」

 

 ウィーンはそう呟きながら、移動していた。

 すると、攻撃が飛んできて、ウィーンは躱す。

 ウィーンは周囲を見ると、ゴブリンやオークなどと言った魔物や、魔人に取り囲まれていた。

 

ウィーン「ゴブリンにオーク、それに魔人?かなり多いわね。」

 

 ウィーンは周囲を見渡しながらそう言う。

 完全に取り囲まれていた。

 

ウィーン「まぁ良いわ。全部まとめて相手してあげる。」

 

 ウィーンはそう言うと、ドンヴァルバラドライバーを構える。

 その頃、カケル達の方はと言うと。

 

カケル「どこに行ったんだ!?」

クリア「分からないけどそう遠くには言ってないはず!」

ミコ「とにかく、すぐに探しましょう!シンさんの様子を見るに、いつ爆発してもおかしくはありませんから!!」

セブンティア「それは笑えないな。」

ギレーヌ「急ぎましょう!」

 

 カケル達は、シシリーの捜索を行なっていた。

 すると。

 

???「やあ、何を慌てているんだい?」

カケル達「っ!?」

 

 そんな風に声をかけられて、カケル達は声のした方を向く。

 そこには、ブライス、マーキュリー、サルファーの3人がいた。

 

セブンティア「ブライス一派か。」

クリア「こんな時に……………!」

サルファー「なんか面白そうだからな。俺らも混ぜろ。」

マーキュリー「まあ、あなた達が消えるかもしれませんね。」

 

 セブンティア達がそう言う中、サルファーがそう言い、マーキュリーもそう言いながら、指を鳴らす。

 すると、そこに別の人影が現れる。

 

カケル「エレナ………………!」

ミコ「エレナさん………………!」

 

 カケルとミコはそう言う。

 そこに居たのは、エレナだった。

 身体は微かに震え、目は虚になっており、クマもできている。

 その悲惨な様子にカケル達はそれ以上何も言えなかった。

 エレナがドレッドライバーを取り出す中、ブライスが口を開く。

 

ブライス「あらかじめ言っておこう。ドレッドに変身したら、こいつの命は尽きる。」

ミコ「ええっ!?」

クリア「まさか……………!?」

セブンティア「…………やはりか。」

ギレーヌ「ええ。あれはかなり負担が大きそうですからね。」

 

 ブライスは嘲笑いながらそう言うと、クリア達はそう言う。

 その事実に対してカケルも、唖然としていた。

 すると、サルファーが口を開く。

 

サルファー「お前らに出来るのは、仲間の命が燃え尽きるのをただ見ている事だけだ。」

マーキュリー「持って10分って所でしょう。いや、もしかすればそれよりも前に……………。」

 

 サルファーとマーキュリーは、嘲笑いながらそう言い、エレナはそんな彼らを背に俯きながらドレッドライバーを装着する。

 

ブライス「さあ、始めようか。………最後の実験を!」

カケル「エレナ!」

ミコ「エレナさん!」

エレナ「ごめん………………皆……………!」

 

 カケル達がそう叫ぶ中、ブライスはそう言うと、目を赤く光らせる。

 すると、エレナの目も赤く光り、レプリスチームライナーのカードを取り出す。

 エレナは、そう謝罪の言葉を呟きながらレプリスチームライナーをヴェヴェルセッターにスキャンする。

 

STEAMLINER

 

 その音声が鳴ると、エレナはレプリスチームライナーをアトゥムサーキュラーに装填する。

 踏切の警告音を思わせる待機音が流れる中、エレナはドレッドライバーのネクベドヴォークを操作しながら、口を開く。

 

エレナ「変……………身……………。」

 

 エレナはそう言った。

 その目には、涙が流れていた。

 

ドレッド・零式

 

 その音声と共に、ドレッドライバーからレプリスチームライナーが出てきて、エレナの体が焔に包まれ、黒い霧を纏った骨が全身に巻きつき、ドレッド零式に変身する。

 まるで、エレナの流した悲しき涙を覆い隠す様に。

 カケル達が呆然としている中、ドレッドはレプリバレットバーンを取り出して、ヴェヴェルセッターにスキャンする。

 

BULLETBAANG

 

 レプリアッパレブシドーをスキャンした後、コンススティラーに装填する。

 

ドレイン

 

 その音声と共に、ブラッディーBBを錬成して、カケル達に向ける。

 カケル達は身構える。

 すると、何処からか砲弾が飛んでくる。

 それを受けたドレッドは仰け反る。

 

イアン「探す手間が省けたな。借りを返す。」

 

 そこにいたのは、イアンだった。

 イアンは、マッドウィールのカードを取り出す。

 

ガキン!

MADWHEEL!

ゴキン!

 

 イアンは、マッドウィールのカードをヴァルバラッシャーに装填すると、叫ぶ。

 

イアン「鉄鋼!」

 

ヴァルバラッシュ!

TUNE UP!MADWHEEL!

 

 イアンはヴァルバラドに変身して、ドレッドと応戦する。

 それを見ていたカケルは、ガッチャードライバーを取り出すも、装着出来ずにいた。

 

カケル「ダメだ………今のままじゃ……………エレナは助けられない…………。」

 

 カケルはブライス達の言葉を聞いて、そう呟いていた。

 すると。

 

???「諦めるな、カケル!」

カケル「えっ!?」

 

 そんな声が聞こえてきて、カケル達は声のした方を向く。

 そこには、ヴァン、ネーヴェ、マティウス、シンディアの4人がいた。

 

クリア「ヴァン様!?」

ミコ「ネーヴェさん!?」

セブンティア「お前達、どうして此処に?」

マティウス「ヴァン様がゲートという魔法を使えるそうだから、連れて来てもらった!」

 

 それを見たクリアとミコ、セブンティアがそう言うと、マティウスはそう言う。

 すると、ヴァンはカケルに話しかける。

 

ヴァン「ここはワシらに任せて、お前達は行け!」

カケル「爺ちゃん………………。」

ヴァン「お前は、お前が今出来る事をやれ!」

 

 ヴァンはカケルに向かってそう叫ぶ。

 それを聞いたカケルは。

 

カケル「今、俺が出来る事…………分かった!」

マティウス「ならついて来い!ユーフォーエックスを呼び出すぞ!!」

クリア「えっ!?そんなのできんの!?」

シンディア「信じられないと思うが、本当だ。時間が無い。行くぞ。」

 

 カケルはイアンと戦うドレッドを見ながら、そう叫ぶ。

 マティウスの言葉に驚くクリアだったが、シンディアはそう言う。

 すると、ネーヴェがカケルに話しかける。

 

カケル「ネーヴェさん?」

ネーヴェ「……………お前に妹の命運を託す。頼む。妹を救ってくれ。」

カケル「………………ああ!」

 

 カケルがそう聞くと、ネーヴェは真面目な顔でそんな風に言う。

 それを聞いたカケルは、マティウスの案内のもと、移動を開始する。

 こうして、シン達はシシリーを取り戻す為に、カケル達はエレナを取り戻す為に走り出す。




今回はここまでです。
今回は、フラー大司教が動き出して、ブライス一派も動き出す感じです。
フラー大司教は、己の欲望で動いている生臭坊主です。
それを、魔人達に利用されてしまった。
シン達はシシリーを取り戻す為に、カケル達はエレナを取り戻す為に動き出す。
次回、いよいよガッチャードの最初の強化形態が登場します。
ユーフォーエックスの。
感想、リクエストは絶賛受け付けております。
今日のガッチャードも面白かったです。
新たに現れる冥黒王。
その2人の力も凄まじい。
そして、ガッチャードの映画のタイトルが、ザ・フューチャー・デイブレイクに決まり、映画限定フォームであるミラクルガッチャードが登場するみたいですね。
果たして、どんなストーリーになるのか。
今後のこの小説の展開などでリクエストがあれば、受け付けています。

フィニッシュを決めるのはどちらにするか

  • ギーツIX
  • ギーツワンネス
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