仮面ライダーガッチャード&賢者の孫   作:仮面大佐

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プロローグ

 錬金術。

 それは、金属や鉱石、更には、人間の肉体や魂をも精錬し、完全な存在を錬成しようとする秘術のことだ。

 そんな錬金術によって生み出されたのが、奇跡の人工生命体、ケミーだ。

 これは、本来のガッチャードの世界とは別の世界で、ガッチャードに変身する男の話である。

 ある世界。

 そこでは、とある大学生がいた。

 

翔「やっと終わった〜……………。」

 

 彼は、一ノ瀬翔(いちのせかける)

 理系の大学に通う大学生で、仮面ライダーが好きな人だ。

 どのくらい好きかというと、仮面ライダーのアイテムに関しては、必ず買い集める程。

 今、レポートを提出して、帰る所だった。

 

翔「なんとか、レポートが出来て良かったぁ……………。」

 

 翔はそう言いながら自転車を漕ぐ。

 新しく始まった仮面ライダー、ガッチャードに関しては、翔も気に入っていた。

 前作のギーツも好きだったが、ガッチャードはギーツに迫るくらいに気に入っていたのだ。

 

翔「家に帰ったら、ガッチャードライバーやワンネスレイズバックルとかで遊ぶか。」

 

 そんな風に呟いていた。

 そんな中、目の前の信号が青になったので、走り出そうとすると。

 

通行人「おい、アンタ!危ないぞ!!」

翔「えっ?」

 

 通行人からそう声をかけられ、後ろを振り向くと、目の前に車が迫ってきていた。

 

翔「……………えっ?」

 

 翔が驚く中、車はそのまま翔を轢く。

 

通行人「きゃああああ!!」

通行人「おい!誰か轢かれたぞ!」

通行人「早く救急車を呼べ!」

 

 周囲の人たちはそう叫ぶ中、翔は意識が朦朧として、そのまま目を閉じる。

 一ノ瀬翔は、その人生に幕を閉じた。

 後に、彼が死亡した事故は、運転手が過労で判断能力が鈍っていたと判断された。

 そして。

 

???「ばっかーもーん!!カケルをあやそうとして落としたらダメだろうが!何を考えているんだ!」

???「い、いや、その………………。」

???「お義父さん、落ち着いて……………。」

???「この状況で落ち着いてられるか!」

 

 そんな風な声が聞こえてくる。

 それを聞いた翔は。

 

翔(あれ……………?ここは……………?)

 

 翔はそんな風に考えていた。

 死んだはずであるのに、意識がある事を。

 そして、手足の感覚が短い事を。

 それを感じて、翔はある判断を出した。

 

翔(もしかして……………俺、転生したのか?)

 

 自分が転生した事を。

 それから14年後、一ノ瀬翔改め、カケル=パラケルスは、まもなく成人になろうとしていた。

 この世界では、成人年齢は15歳なのだ。

 その間、カケルは祖父であるヴァン=パラケルスに育てられた。

 というのも。

 

カケル(……………その…………色々あり過ぎてじいちゃんと一緒に暮らす事になったんだよなぁ……………。) 

 

 そう、カケルの両親は存命だが、色々な意味でカケルはヴァンの方に懐いていた。

 これに関しては仕方ないこと…………いや当然のことと言えよう。

 それほどまでにカケルの両親はあまりにもアレだったのである。

 だからこそ、祖父であるヴァンに懐いたのだ。

 カケルは、祖父であるヴァンやヴァンの知り合いである賢者マーリンや導師メリダ、ヴァンの知り合いという人から、魔法に魔道具、格闘技術、一般常識や身の回りの家事、そして昔の失敗談などを学んでいた。

 皆からこの世界で生きていく上で必要な事をたくさん教わった。

 そんなカケルは、ヴァンを探していた。

 

カケル「爺ちゃん!爺ちゃん?」

 

 カケルは、ヴァンの事を呼ぶが、返事がない。

 そんなカケルは、いつの間にか、地下室の方へと迷い込んでいた。

 

カケル「地下室の方に迷い込んじゃったなぁ……………。」

 

 そんな風に呟きながら歩いて行く。

 カケルは、この家の地下室を苦手としていた。

 

カケル「ここ、広いんだよなぁ……………。」

 

 そう。

 この家の地下室は広い上に複雑な造りになっている為迷いやすく、昔ここに来た際に迷ってしまった事に対して若干の苦手意識があるからだ。

 とはいえ、カケルも成長しており、すぐにヴァンを探す。

 すると、謎の気配を感じる。

 

カケル「何だ……………?」

 

 カケルは、その気配が気になり、後ろを振り向く。

 すると、そこに居たのは。

 

???「ホッパ〜!」

カケル「………………何じゃこりゃあああ!?」

 

 そこに居たのは、小さいバッタの様な生物だった。

 カケルはそう叫ぶが、すぐに、ある事に気づく。

 

カケル(これって……………ホッパー1!?)

 

 カケルは気づいた。

 そのバッタの正体が、ホッパー1……………仮面ライダーガッチャードの相棒といえるケミーであると。

 カケルは、本当にホッパー1に会えた事を喜んだが、それと同時に、疑問を抱いた。

 なぜ、ここに居るのかと。

 すると。

 

ヴァン「なんの騒ぎかと思ったら、カケルだったか。」

カケル「あっ、じいちゃん。」

 

 そう言って、ヴァンがやってくる。

 ヴァンは、地下室にカケルが居る事には、驚いていなかった。

 

カケル「あの……………爺ちゃん。これは、その………………。」

ヴァン「ああ、気にするな。どの道、お前には話しておこうと思っていたんだよ。」

カケル「え………………?」

 

 カケルは、勝手に地下室に入った事を怒られると思い、挙動不審気味にそう言うが、ヴァンは慌てずにそう言う。

 カケルが呆気に取られる中、ヴァンはどこからともなく、紙芝居を取り出す。

 

ヴァン「お前に話すのは、パラケルス家の歴史についてだ。」

カケル「……………どっから出したの、それ?」

ヴァン「細かい事は気にすんな。良いか?耳の穴をかっぽじってよ〜く聞け。」

 

 カケルがそう突っ込む中、ヴァンはそう返して、話し始める。

 もちろん、紙芝居も使って。

 かつてパラケルス家は魔術士とは一切関係の無い料理人の家系だった。

 ある日、パラケルス家の調理場で10歳になる子供が料理をしていた。

 それをたまたま父親が見ており、味を見てやろうかと近づいた。

 しかし出来上がった物は料理ではなく、黄金だったのだ。

 それを見て大層驚き、子供にこれはどういうことだと聞いた。

 それに対して子供はこう答えました。

 

子供「頭の中で浮かんだものを試したんだ。」

 

 この言葉聞いて父親はショックのあまり倒れ、その日のパラケルス家は大混乱でした。
 その後少年はその力を悪用されることを危惧した両親によって、若いながらも当時の最強の魔術士にして薬師の“メディ=ライランズ”の元に預けられ、薬師見習いとして働く傍らで錬金術の研究を進めた。

 そして成長した少年は誰かの助けになる為に、かけがえの無い友達を為に万物を模した人工生命体“ケミー”を作る。

 ケミーは紆余曲折ありながらも、親愛なる友人として新たな種となった。

 

カケル「そんな事が………………。」

ヴァン「まあな。だが、そんな凄まじい力は、目をつけられるというもんだ。」

 

 カケルは、驚きながらそう言うと、ヴァンは口を開く。

 ケミーを生み出した少年に危機が訪れた。

 その金を生み出す錬金術に魅入られた国の強欲な国王が少年を呼び付け、この国の全てを金に変えてくれと命じました。

 そんな事は物理的に出来ないと述べる少年でしたがそれに怒った王様は牢に入れろと部下に命じ、無理矢理にでも従わせようとした。

 しかしケミー達によって部下は倒され、少年は王宮から逃げ出す。

 その後少年は師匠と家族、そして親しい者たちと共にどこか遠くの国へ行き、彼自身は無益な争いをなくす為に錬金術の知識を秘匿し、師匠と共に研究をし続けながら細々と暮らしました。

 そして錬金術の存在は今では一部の場所では御伽話とされていますが、技術は間違いなく子孫やその想い継ぐ弟子達に受け継がれている。

 

ヴァン「……………とまあ、これがパラケルス家の歴史じゃ。」

カケル「そうなんだ………………。」

 

 ヴァンはそう言って、話を締め括ると、カケルはそう言う。

 パラケルス家の歴史には、そんなことがあった事に驚いていた。

 すると、ホッパー1がカケルに近寄る。

 

ホッパー1「ホッパー?ホッパー!」

 

 ホッパー1はそう言って、カケルに擦り寄る。

 それを見たヴァンは。

 

ヴァン「おお。ホッパー1は、お主に懐いているみたいだな。」

カケル「え?そうなのか?」

ホッパー1「ホッパー!」

 

 ヴァンがそう言うのを聞いて、カケルはホッパー1にそう聞くと、ホッパー1はそう答える。

 すると、爆発音が響く。

 

カケル「なんだ!?爆発!?」

ヴァン「外からか!?」

 

 その爆発音を聞いて、2人は地下室から出て、外に出る。

 すると。

 

???「ハァァァァァ!」

 

 全身黒色の怪人と呼べる存在が暴れていたのだ。

 

カケル「あれは……………!?(まさか、ヴァルバラド!?でも、ヴァルバラドって、全身真っ黒じゃなくて、下半身が白で上半身が紫だった筈………………。)」

ヴァン「なっ……………!?(がっ、ガッチャードとは違う錬金術の力を宿した鎧じゃと!?いったい誰があんなものを!?)」

???「ようやく現れたか。オラっ!」

 

 2人が謎のヴァルバラドを見ていると、そいつは攻撃してくる。

 カケルはそれを軽い身のこなしで躱し、ヴァンは障壁魔法で受け止める。

 

ヴァン「えぇい!アヤツ人様の家の周りで暴れたと思ったら今度はワシらを狙いにきおった!大量に慰謝料請求せんと気が収まらんわ!とりあえず今はボコボコのギタギタにしてくれる!」

カケル「そんなこと言ってる場合じゃないよ爺ちゃん、どうすんの!?」

ヴァン「うーむ………………そうだ!カケル!これを使え!」

 

 カケルがそう聞くと、ヴァンはカケルに向かって、何かを投げる。

 カケルはそれを受け取る。

 それは、ガッチャードライバーとホッパー1とスチームライナーのカードだった。

 

カケル「これって……………!」

ヴァン「それを使え!ホッパー1だけではなく、スチームライナーもお前を認めている!ならばお前が仮面ライダーとなり、この状況を打破すのじゃ!」

カケル「俺が………………仮面ライダーに!?」

 

 カケルが驚く中、ヴァンはそう言う。

 それを聞いたカケルは、ドライバーとカードを見つめる。

 カケルは、それを見て、考え込んでいた。

 本当に自分に相応しいのか、頭を働かせて思考を動かす。

 だが、それもすぐに終わった。

 

カケル「……………そうだよな。俺に出来る事があれば、それはこの時に、こいつを倒す事かもしれないな!力を貸してくれるか、ホッパー1?スチームライナー?」

ホッパー1「ホッパー!」

スチームライナー「スチーム!」

???「何をごちゃごちゃと…………おりゃぁ!」

 

 カケルに向かって、ヴァルバラドに似た戦士が攻撃してくるが、カケルはそれを躱して、そう言う。

 カケルがホッパー1とスチームライナーにそう聞くと、その二体は同意するように反応する。

 カケルは頷いて、ドライバーを装着する。

 

カケル「行くぜ!ホッパー1!スチームライナー!」

 

 カケルはそう言って、ガッチャードライバーにカードを装填する。

 

HOPPER1!

STEAMLINER!

 

 2枚のカードを装填すると、その2枚のカードがカケルの背後に現れて、カケルは変身ポーズを取る。

 そして、叫ぶ。

 

カケル「変身!」

 

 そう言って、ガッチャードライバーのレバーを操作する。

 すると、真ん中に顔が浮かび上がる。

 

ガッチャンコ!

 

 その音声が流れると、カケルの周囲をホッパー1とスチームライナーが浮かび上がる。

 

ホッパー1「ホッパー!」

スチームライナー「スチーム!」

 

スチームホッパー!

 

 すると、ホッパー1とスチームライナーは、カケルに合わさり、カケルの姿が変わっていく。

 アンダースーツを着たカケルに、アーマーが装着され、全てが装着されると、バイザー部分が上にスライドする。

 これが、仮面ライダーガッチャードの基本形態であるスチームホッパーだ。

 

カケル「これが………………!」


ヴァン「そう!これこそが、仮面ライダーガッチャード、スチームホッパーだ!」


???「なに……………!?いやちょうどいい!お前を倒してそれを回収する!」


カケル「やれるものならやってみろ!それじゃあ行くぜ!」

 

 カケルはそう言って、謎のヴァルバラドへと向かっていく。

 謎のヴァルバラドは、カケルに向かって攻撃するが、カケルはそれを躱して、攻撃を叩き込んでいく。

 

カケル「はあっ!ふっ!体が軽く感じるな!」

 

 カケルは、ホッパー1のスピードと、スチームライナーのパワーで、ヴァルバラドに攻撃していく。

 カケルは、ヴァルバラドの足を引っ掛けて倒し、攻撃していく。

 ヴァルバラドは、負けじとカケルを武器で吹っ飛ばす。

 

カケル「危ねぇ!?」

ヴァルバラド「ハァァァァァ!」

ヴァン「させるか!」

 

 カケルが吹っ飛ばされる中、ヴァルバラドが追撃しようとすると、ヴァンは魔法を発動する。

 ヴァンが発動した魔法により、ヴァルバラドの周囲が泥沼となり、ヴァルバラドが足が取られる。

 

カケル「爺ちゃん!」

ヴァン「カケル!ガッチャージガンを使え!」

カケル「わ、分かった!」

 

 カケルがヴァンを見る中、ヴァンはそう叫んで、カケルは銃を取り出す。

 

ガッチャージガン!

 

 その武器は、ガッチャードの武器だ。

 ヴァルバラドが泥沼から脱出する中、カケルは左の手首に付いているガッチャードローホルダーから、ブランクのライドケミーカードを装填する。

 そして、ガッチャードライバーから、スチームライナーのカードを取り出す。

 

カケル「頼んだぞ!スチームライナー!」

 

 カケルはそう言って、スチームライナーのカードをガッチャージガンにスキャンする。

 

STEAMLINER!

 

 その音声と共に、ガッチャージガンをヴァルバラドに向けてトリガーを引く。

 

ガッチャージバスター!

 

カケル「ハアッ!」

ヴァルバラド「なっ!?」

 

 カケルが撃つと、ガッチャージガンから機関車の煙が放たれ、ヴァルバラドの視界を奪う。

 カケルは、後ろへと向かう。

 

ヴァルバラド「後ろか!」

 

 ヴァルバラドは、カケルの存在に気づき、攻撃しようとするが、カケルの方が素早く攻撃して、ヴァルバラドにダメージを与える。

 

カケル「ハアッ!でやっ!」

ヴァルバラド「ぐわっ!?」

 

 カケルは、膝蹴りとパンチを叩き込んで、ヴァルバラドは吹っ飛ぶ。

 カケルは、叫んだ。

 

カケル「これでトドメだ!」

 

 カケルはそう言って、ガッチャードライバーを操作する。

 すると、必殺待機状態になり、カケルは片足を上げて、力を溜める。

 そして、再びガッチャードライバーを操作する。

 

スチームホッパー!フィーバー!

 

カケル「ハァァァァ……………!でやぁぁぁぁぁぁ!!」

ヴァルバラド「ぬわぁぁぁぁ!?」

 

 カケルは、低空キックをヴァルバラドに向かって放ち、貫く。

 ヴァルバラドは爆発して、変身が解除される。

 

カケル「ふぅ………………。」

 

 カケルは一息吐いて、変身解除する。

 すると、ヴァンが駆け寄ってくる。

 

ヴァン「よくやったぞカケル!さーすがはワシの自慢の孫じゃあ!」


カケル「ちょ!じいちゃん苦しい!苦しいって!」


ヴァン「あ、ごめん……………。」

 

 ヴァンは感激のあまりカケルを強く抱きしめ、思っていた以上に力の強かったヴァンに体をジタバタさせながら離れるようにカケルが言い、我に返ったヴァンはそのまま離れる。

 少し経って冷静さを取り戻した二人はそこで倒れていたヴァルバラドの変身者と向かい合う。

 

ヴァン「さて、いろいろ聞きたいことはあるがとりあえずまずは……………お前は何者じゃ?なぜ、それを使っているのかを教えてもらおうか。」


変身者「………………そんな事を聞いても無駄だ。」


カケル「なんだと……………っ!?」

 

 ヴァンがそう聞く中、ヴァルバラドの変身者は苦しみ出す。

 すると、その変身者は泡のようになって消えてしまった。

 

カケル「消えた………………!?」

ヴァン「おそらく、機密保持の為に殺されたか……………。よし、カケル。一先ず家に戻るぞ。お前に案内する所がある。」


カケル「案内する所?」
 
 

 

 そう言ってヴァンは家の中へと戻る。

 なんだかんだで子供の頃から好奇心の思うままにこの家を探検してきたカケルは自宅に案内されるような場所に思い当たるところはなく、首を傾げながらもヴァンを追いかけるために家の中へと戻っていった。

 しばらくすると、ある場所へと案内された。

 

ヴァン「ここじゃ。」

カケル「……………ねぇじいちゃん、本当にここなの?確かここってじいちゃんが拾ってきた綺麗な石のコレクションが仕舞ってある倉庫じゃなかったっけ?」


ヴァン「あぁ、いつもはな。だがそれは大いなる秘密を隠すための仮の姿じゃ。」

 

 

 そう言ってヴァンは、ポケットから取り出した黄色の宝石の着いた指輪を着け、倉庫の扉に手を当てる。



 

ヴァン「うぉっほん……………。これは真実にして嘘偽りなく、確実にして最も真正なり。」

 

 

 突然奇妙な言葉を呟きだし、カケルが首を傾げる中、ヴァンはその扉を開ける。
 

 扉を開けた先は沢山のフラスコの浮かび上がった、体育館のように広々とした部屋という、先ほどまでいた廊下や前に見たことのあるコレクション部屋とは全く違う景色の広がる謎の空間が広がっていた。

 



カケル「えぇ!?ここは……………!?」


ヴァン「ホッホッホッ、どうじゃ驚いたか。ここはな、わしが作業に使っている異空間じゃよ。いつもここで錬金術の実験や研究は行われておるんじゃ。そして……………。」



 

 そう言ってヴァンは上を指指す。差し出した先には何も描かれていない数多くのカードが浮かんでいた。



 

ヴァン「ケミー達の封印されたカードの保管場所にもなっておる。ホッパー1とスチームライナーの家みたいなものじゃな」


カケル「へぇ〜……………あ、そういえば、ホッパー1とスチームライナー以外にケミーは居るの?」


ヴァン「……………そうじゃの、それについても話すとしよう。」



 

 カケルがそう聞くと、ヴァンは渋い顔をしながらも説明を始める。



 

ヴァン「もちろん、他にもケミーは居る。じゃが、今この場に居るのは、ホッパー1、スチームライナー、ゴルドダッシュなどを始めとした数体だけじゃ。」


カケル「えっ?その数体のみ?じゃあ、他のケミーはどうなってんの?」


ヴァン「その他のケミーは、とっくの昔に解放されているんじゃ。」


カケル「えっ?」


ヴァン「かつてここには101体のケミーがいた。しかし、何者かによってケミーの封印が解かれてしまい、ケミーは世界中に散らばっているのじゃ。誰がやったのか、何のためにやったのか、どうやってここを突き止めたのか、それに関しては今も分かっておらん。」

 

 

 ヴァンはカケルにそう説明し、ブランク状態のカード達を見つめながら拳を握り締める。



 

カケル「そうなんだ……………じゃあケミー達は今どうしてるの?」


ヴァン「一応少しずつではあるが回収出来ている、しかしこのままではあまりにも戦力や時間は足りないし、何よりあの錬金術師にケミー達を取られてしまうかもしれん!だからカケル。頼む!本格的に仮面ライダーガッチャードになって、ケミー達を回収してくれ!」



 

 そう言ってヴァンは頭を下げて懇願する。

 それを見てカケルは黙っていたが、口を開く。



 

カケル「……………分かったよ。俺もパラケルス家の人間だし、ヴァル……………あの強化スーツの製作者も放っておかないからね。やるよ、仮面ライダー。」


ヴァン「ほ、本当か!?うーん、ここまで立派になりおって!ワシは嬉しいぞカケル〜!」


カケル「だから爺ちゃん苦しいってぇ!」

 

 

 こうして、この世界に仮面ライダーガッチャードが誕生した。




今回はここまでです。
ガッチャードの第1話を見て、書きたくなって書きました。
賢者の孫と合うかもしれないと思ったので。
今回はプロローグという事で、シンは登場しませんでしたが、次回から登場します。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
カケルのヒロインについては、どうしようかなと思っています。
一応、アンケートを取って、ヒロインが必要かどうかを決めようと思います。
ヒロインは、オリキャラになる可能性が高いです。
アルティメット・マジシャンズの女性陣は、リンを除いて、結婚しますからね。
これや、他の作品についても、応援の程、宜しくお願いします。
ちなみに、現時点でヴァンが所持しているのは、ホッパー1、スチームライナー、ゴルドダッシュ、スマフォン、スケボーズ、アッパレブシドー、レスラーG、アントルーパーです。

ヒロインは必要かどうか

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