仮面ライダーガッチャード&賢者の孫   作:仮面大佐

41 / 88
カウント・ザ・ケミー
現在、それぞれが所持しているケミーカードは。

カケル=パラケルス
ホッパー1、スチームライナー、ゴルドダッシュ、スマホーン、スケボーズ、アッパレブシドー、レスラーG、アントルーパー、カマンティス、ヴェノムダケ、ディープマリナー、ピカホタル、メカニッカニ、スパイクル、サスケマル、エナジール、ドッキリマジーン、オドリッパ、ホークスター、グレイトンボ、テレヴィ、バクオンゼミ、ミテミラー、スタッグバイン、ライデンジ、オジーラカンス、ヤミバット、レンキングロボ、フレイローズ、ヒーケスキュー、サボニードル、サーベライガー、インセクトシャイン⭐︎、グレイデンジャー⭐︎、インフィニティウォンデッド⭐︎、ブレイクアンダー⭐︎、ハピクローバー、バンバンタンク⭐︎、ブッサソーリ、バウンティバニー、パンパカパーカー、ドクターコゾー、ツッパリヘビー、ハッスルキシドー⭐︎、パイレッツ、ギャンボエール、ブータンチ⭐︎、ユーフォーエックス

イアン=シグネット
マッドウィール、ガッツショベル、ゲキオコプター

クリア=テンフェクト
ビートルクス、クロスウィザード、エクシードファイター

プレデター
ベルゼイーター⭐︎

シン=ウォルフォード
仮面ライダーウィザード

シシリー=フォン=クロード
仮面ライダーエグゼイド

アウグスト=フォン=アールスハイド
仮面ライダーレジェンド、1号、2号、クウガ〜リバイス

マリア=フォン=メッシーナ
仮面ライダードライブ

トール=フォン=フレーゲル
仮面ライダーゼロワン

トニー=フレイド
仮面ライダー鎧武

アリス=コーナー、リン=ヒューズ
仮面ライダーW

ユリウス=フォン=リッテンハイム
仮面ライダークウガ

ユーリ=カールトン
仮面ライダービルド

マーク=ビーン
仮面ライダーブレイド

オリビア=ストーン
仮面ライダーゴースト

ミコ=ウォード
ワンダフルキャット⭐︎、カミノミコ⭐︎

ギレーヌ=フィオーネ
ブロウレイカー⭐︎

エレナ=フォン=クラーク
バーニングネロ、ゴリラセンセイ、バレットバーン、ゲンゲンチョウチョ

ブライス一派
レプリスチームライナー、レプリピカホタル、レプリオドリッパ、レプリスケボーズ、レプリアッパレブシドー、レプリレスラーG、レプリヴェノムダケ、レプリゴリラセンセイ


第37話 パクッとレックス!キケンなエックス

 無事、アールスハイドは、エルスとイースと同盟を結ぶ事が出来た。

 一方、アールスハイド王国の軍務局の庁舎では。

 

ジークフリード「げっ!何でお前がここに居んだよ?」

クリスティーナ「直属の上司が務めている場所に私が居て可笑しいですか?寧ろアナタこそどうしてここに?」

 

 ジークフリードとクリスティーナは、バッタリと会ってしまった。

 ジークフリードが苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる中、クリスティーナはそう聞く。

 

クリスティーナ「悪事がバレて呼び出しでも受けたんですか?」

ジークフリード「なっ!バ、バレてねえよ!」

クリスティーナ「つまり、バレてマズい事はあると。」

ジークフリード「うぐっ!」

 

 クリスティーナの誘導尋問に引っかかったジークフリードは、クリスティーナと同じ廊下を歩く。

 それを見た二人は。

 

クリスティーナ「付いて来ないでもらえます?」

ジークフリード「るっせー、お前が俺の前歩くの止めろ。」

  

 そんな風に話していると、2人は上司の部屋の前まで来た。

 

ジークフリード「やっぱりお前もここかよ。」

クリスティーナ「揃って呼び出しですか。正直嫌な予感しかしませんね。」

 

 二人はそんな風に話す。

 クリスティーナとジークフリードは、ドアをノックする。

 

クリスティーナ「クリスティーナ=ヘイデン、参りました。」

ジークフリード「ジークっス。」

ルーパー「おう、入れ。」

 

 二人はそう言いながら、部屋の中に入る。

 部屋に入ると、ドミニクとルーパーが居た。

 

ドミニク「勤務中にスマンな、2人共。座ってくれ。」

ジークフリード「団長も居たんすか。っで、どうしたんです?」

ルーパー「今度、軍の方で部隊を編成して近隣の魔物の討伐に出るのは知ってるな?」

ジークフリード「え?そうなんですか?」

クリスティーナ「ちゃんと掲示板に告知してあったでしょう?」

 

 ドミニクは二人にそう謝る中、ジークフリードはそう聞く。

 ルーパーがそう言うと、ジークフリードは初耳と言わんがばかりの反応をする。

 ジークフリードのその言葉に、クリスティーナは呆れて、ルーパーは何かに気付いたのか、大声を出す。

 

ルーパー「テメー、さては見てねえな?はっ!まさかテメー、今度幹部飲み会の幹事お前がやるって分かってんだろうな!?」

ジークフリード「はい!?今度は俺の番でしたっけ!?」

ルーパー「巫山戯んなよテメーよォ!ちゃんと告知しといたろうが!」

 

 ルーパーはそう叫ぶと、ジークフリードは驚く。

 ルーパーがそう叫ぶ中、ドミニクも叫ぶ。

 

ドミニク「巫山戯てるのはお前だ!ルーパー!!」

ルーパー「ああ!?飲み会、石窯亭だぞ!予約なしじゃ入れねぇだろうが!!」

ドミニク「この場でそんな話をするなと言っているのだ!!そもそも掲示板をそんな下らん事に使うなバカタレが!!」

クリスティーナ「あの、私達お2人の漫才を見る為に呼び出されたんですか?」

「「漫才言うな!!」」

 

 ドミニクがそう言うと、ルーパーはそう叫び、ドミニクもそう叫ぶ。

 クリスティーナのその言葉で、ドミニクとルーパーは同時に突っ込む。

 

ドミニク「………で、だ。その魔物討伐なんだが、アルティメット・マジシャンズにも同行して貰うよう話を付けてきてくれないか?」

「「?」」

 

 咳払いをして、ドミニクはそう言う。

 その話に、クリスティーナとジークフリードは首を傾げる。

 

ドミニク「軍人に混じって魔物討伐するのではなく、彼らには独自に動いて貰って構わんのだが……………お前達2人には、彼らの傍に付いて具体的な戦力の分析を頼みたいのだ。」

ジークフリード「戦力って、全員が魔人を倒せるレベルの連中を今更………。」

ドミニク「それ以上の事細かな情報が欲しいんだ。誰が何処まで出来て、何を得意とするのか。本人達に訊くより第三者の目で判断したい。正直、殿下ですらどの程度の力を秘めているのか我々も知らんからな。」

ジークフリード「それってつまり………。」

クリスティーナ「旧帝国………”魔人領”へ攻め入る為の戦力の確認と言う事ですか。」

 

 ドミニクがそう聞くと、ジークフリードはそう聞くが、ドミニクはそう言う。

 それを聞いた二人はそう反応する。

 魔人領へと攻め込む準備が来たのだと。

 クリスティーナのその言葉に、ドミニクは頷く。

 

ドミニク「その通りだ。エルス、イースを加えた世界連合が発足した今、早急に魔神討伐に向けた作戦を立てねばならん。当然そこで、最も重要な点となるのがアルティメット・マジシャンズの配置だ。最前線で戦うのか、兵を率いて立ち回るのか、後方支援に当たるのか。実力があるのは分かる。だが、その全容が未知数では作戦に組み込めん。」

クリスティーナ(確かに………。)

ジークフリード(シンレベルの化け物揃いだもんなぁ………。)

 

 ドミニクのその言葉を聞いたクリスティーナとジークフリードはそう思う。

 

ドミニク「それに、場合によっては、錬金術師達の配置もどうするのかも決めたい。」

クリスティーナ「そう言う事なら了解しました。……………彼と一緒と言うのは不本意ですが。」

ジークフリード「……………それはこっちの台詞だっつーの。」

 

 ドミニクはそう言う。

 2人がそう言うと、また喧嘩が始まり、二人は睨み合う。

 それを見たドミニクは、不安そうに口を開く。

 

ドミニク「お前達、学生の前でそんな醜態晒すなよ………?」

ルーパー「手遅れだろ、この様子だと。」

「「だって此奴が!!」」

ルーパー「仲良いなお前ら。」

「「良くない!!」」

 

 ドミニクがそう言うと、ルーパーはニヤニヤしながらそう言う。

 ルーパーの言葉に、2人は同時に叫ぶ。

 その頃、ヴァンとネーヴェは。

 

ネーヴェ「ヴァン殿。」

ヴァン「ん?どうしたんじゃ?」

ネーヴェ「やはり、色々と対策を立てねばならないと思いましてね。」

ヴァン「………………ドレッドの事か。」

 

 ネーヴェはヴァンにそう話しかける。 

 ヴァンがそう言うと、ネーヴェは口を開く。

 

ネーヴェ「ええ。私の妹であるエレナだからこそ、ドレッドをどうにか出来たかもしれません。しかし、ドレッドは脅威である事には変わりありません。ですのでこちらも、戦力の増強を行った方がよろしいかと。」

ヴァン「………………そうじゃな。前々から進めていたこれらを、本格的に進める必要性が出てきた様じゃな。」

 

 ネーヴェはそう言う。

 ネーヴェは、ドレッドが錬金術師の力量によって強さが変わると見抜いていた。

 だからこそ、対策を立てる必要があると。

 ヴァンはそう言いながら、机の上の紙を見る。

 そこには、ガッチャードライバーと似た様なデザインのドライバーの設計図が二つほど置かれていた。

 

ヴァン「ネーヴェ。このドライバーの事は、連合には極秘に進める。良いな?」

ネーヴェ「えぇもちろん。リハ=ルドニーの様に、ブライス一派のスパイが紛れ込んでいる可能性もありますからね。それに、今の連合は信用ならない。」

ヴァン「………それと、お主にも変身してもらうかもしれん。」

ネーヴェ「はい。どうやらこれを使う時が来るかもしれませんね。」

 

 二人はそんな風に話す。

 ネーヴェの手にあるのは、バレットライナーと書かれた新幹線のケミーと、ソードスラッシャーと書かれた剣のケミーだった。

 その一方で、アールスハイド近郊のある森では。

 

サルファー「なんだって今度はアールスハイドの近くに来たんだよ。」

マーキュリー「さあ。どうやら、彼女には何か考えがある様で。」

 

 サルファーがそう駄弁る中、マーキュリーはそう言う。

 ブライスはというと、もう1人の女性に話しかける。

 

ブライス「……………それで、一体何の用だ。マリア・パラケルスス……………だったか?」

マリア「ええ。少し、この森に用がありましてね。」

 

 ブライスはその女性に話しかける。

 その女性は、マリア・パラケルススというらしい。

 しばらく歩くと。

 

???「レーックス!」

 

 そんな叫び声と共に、一体の恐竜が現れた。

 それを見たブライスは。

 

ブライス「あれが、エンシェント属性のレベルナンバー10のケミー、エックスレックスか。」

マーキュリー「それで、いかがなさるおつもりで?」

サルファー「捕まえるのか!?」

マリア「こうするのですよ。」

 

 ブライスはそう言う。

 目の前に居るのは、エンシェント属性のレベルナンバー10、エックスレックスだったのだ。

 マーキュリーがそう聞く中、サルファーはそう叫ぶが、マリアはそう言うと、何かを発動する。

 すると、エックスレックスの周りに結界が施される。

 

エックスレックス「レーックス!レーックス!」

マリア「本来なら、冥黒のマルガムにする予定でしたが、こっちの方が面白そうです。」

ブライス「ほう?」

サルファー「何故、エックスレックスを閉じ込める必要がある?そんなことをしても、アイツら(・・・・)はケミーを探しにやって来るぞ。」

 

 エックスレックスは、結界を破壊しようとするが、破壊できなかった。

 サルファーがそう聞くと、マリアは口を開く。

 

マリア「愛ですよ。愛。」

マーキュリー「愛ですか。下らないですね。」

マリア「ケミーも、魔人も純粋な愛がなければ、空っぽの存在になってしまう。かつての娘のように。」

ブライス「リコ・パラケルススの事を指しているのか?」

マリア「あの娘は、科学の世界を創ることを目指し夢を叶えそして、空っぽな存在になってしまった。私はそんな愛する娘に救済を与え愛を与えるのです。さぁ、ケミストリー(実験)の時間です。」

 

 マリアはそう言うと、ブライス達を連れて、その場から消える。

 一方、アルティメット・マジシャンズは。

 

マリア「もうじきアールスハイドの到着ね!」

カケル「やっと帰れるな。」

シン「はぁ…………にしても、まさかナバルさん達まで付いて来るとは………。」

 

 シンは、ため息を吐きながら、後ろの馬車を見る。

 後ろの馬車にナバルが乗っている。

 どうして、ナバルが居るのかと言うと、晩餐会の日にまで遡る。

 

ナバル『商会を設立!?魔王さんがでっか!?』

シン『はあ………。まあ俺が個人で進めてきた話じゃないんですけど、通信機やら、他の便利な魔道具やら、世間に出回るようになるとお金の管理が大変だから、作るべきだって婆ちゃんに言われまして………。』

ナバル『って事は、その商会に発注すれば通信機が手に入るんですな!?』

シン『まあそんな所です。』

ナバル『オープンは!?何時ですの!?』

シン『店舗自体は前々から探して改装を進めてたみたいなんで、多分国に戻って少ししたら………。』

 

 シンのその言葉を聞いたナバル達エルスの商人は顔を見合わせる。

 すると、頷くと同時に口を開く。

 

ナバル『ホンなら我々、アールスハイド寄ってから国に戻りますわ!』

商人『こんなチャンス目の前にして、手ぶら国に帰れませんよって!!』

 

 ナバル達は、アールスハイドに寄ってからエルスに帰る事に決めた。

 そして今に至る。

 

シン(エルスって確かスイード挟んで反対方向だったような…………。行動力あると言うか商魂逞しいと言うか………。どの世界も商売人は同じだなぁ………。)

商人「いやぁエエ外交になりましたなぁ!」

ナバル「ホンマですな!これで夢の遠距離通信が我が国にも………。」

 

 シンは、ナバル達の商人魂にそんな風に思っていた。

 ナバル達がそんな風に話していると、馬車が急に止まる。

 

ナバル「っ!?」

護衛「さ、索敵に反応!!近辺の崖下から魔物が多数此方に向かっています!!」

ナバル「ま、魔物!?ホンマかいな!?ま、まあでもこんだけ護衛が居れば………。」

護衛「こ、これは………さ、災害級の反応もあります…………!!」

「「な………な………何やてーーーーーー!?」」

 

 災害級が居る。

 その言葉に、ナバル達は仰天する。

 

シン(わー、お約束。)

アリス「この反応、熊か何かだね。」

リン「しかもかなりの大物。」

カケル「じゃあ早速片付けるとするか。」

トニー「シン、カケル。悪いけど大物だけ譲ってくれるかな?」

 

 シンがそんな風に思うと、アリスとリンはそんな風に言う。

 シンとカケルが出ようとすると、トニーがそう言う。

 

シン「トニー。」

カケル「どうしたんだ、トニー?」

トニー「何度か実践重ねて思ったんだけど、僕はやっぱり魔法で牽制しつつ、剣をメインに戦う方が向いてる気がしてさ。シンに付与して貰ったアレを含めてちょっと色々試してみたいんだよね。災害級以外は任せるよ!」

 

 シンとカケルがそう言うと、トニーはそう言って、ジャンプして災害級へ向かう。

 それを見ていたマークたちは。

 

マーク「俺も狩りたかったッス。災害級は素材も高く売れるから。」

オリビア「私も。お店に新しい窯入れてあげたかったなぁ。」

ユーリ「ウチの宿にもウォルフォード君トコのトイレ導入したかったわぁ。」

シン(人気だなぁ、災害級…………。)

 

 マークたちはそんな風に言う。

 災害級の素材を高く売って、仕入れる事を考えていたのだ。

 災害級の前にトニーが躍り出ると、ナバルは叫ぶ。

 

ナバル「ちょ!殿下!!少年が1人で!?無謀な!!何とかせな!!」

オーグ「ん?まあ大丈夫だろ。」

 

 ナバルがそう叫ぶ中、オーグは冷静にそう言う。

 熊の災害級の攻撃がくるが、トニーはジェットブーツで逸らす。

 

シン(上手くなったなぁ、ジェットブーツの使い方。)

カケル(凄いな、トニーは!)

 

 シンとカケルはそう思う。

 トニーは異空間収納を起動すると、剣を取り出す。

 その剣は刀身が震えていた。

 

アリス「っ!!あれは……………シン君と同じブルブルする剣!!」

シン「バイブレーションソードな。」

イアン「お手並み拝見だな。」

 

 アリスがそう叫ぶと、シンはそう突っ込み、イアンはそう言う。

 その間、トニーは。

 

トニー(シンと同じ事をやってちゃ、何時まで経っても追い付けやしない。僕は僕なりの戦い方を探っていかなくちゃねえ。飛行時に使う風魔法!あれを戦闘にも応用する!!)

 

 トニーはそんな風に思っていた。

 すると、風魔法を発動して、溜めていく。

 

トニー(溜め込め風を、もっと!もっと!!ジェットブーツと風魔法による、超高速斬撃!!)

 

 トニーは、風魔法を解放して、ジェットブーツの推進力と合わせる事で、超高速で熊の災害級を一刀両断する。

 それを見ていた一同は、驚いていた。

 

マリア「何今の!?風の魔法で自分を撃ち出したの!?」

トール「それに加えて、トニーさん自身も風を纏って威力を増してますよ!!」

トニー「体が吹っ飛ぶかと思ったぁ〜〜〜!!」

イアン「ほう。」

ウィーン「やるじゃない。」

 

 マリアとトールが驚く中、トニーはそう言い、イアンとウィーンも感心する。

 それを見ていたナバル達は。

 

ナバル「は、速過ぎて何も見えんかったわ………!!」

カケル「凄いじゃないか!」

シン(あれは俺も試した事なかったな!!剣と魔法………両方使い慣れてるトニーだからこそ出来る戦術!!)

オーグ「しかし両断してしまっては、素材の価値は低くなってしまうな。」

トニー「改良の余地ありですね。」

 

 ナバル達は唖然として、カケルとシンはそう言う。

 オーグはそう指摘して、トニーはそんな風に反省する。

 それを聞いたシンは。

 

シン「(素材の価値…………か。)うし。ここは俺も実験と行くか。皆、ちょい離れてて。残りは俺がまとめてやるよ。」

ナバル「魔王はん!無茶や!1人でどうやってそないな数!!」

 

 シンがそう言いながら前に出ると、ナバル達は慌てる。

 そんな中、シンは。

 

シン(森で狩りをしていた頃、獲物を逃さない為によく使ってたマーカーの魔法!まずは索敵魔法と同様に薄く魔法を広げ、そこに触れた範囲内全ての標的の眉間にロックオン!!)

 

 シンはそう考えながら、猿の魔物の眉間にロックオンした。

 そして。

 

シン「あとは……………!」

 

 そう言って、水の弾を生成した。

 

マリア「何アレ………!?」

シシリー「水の弾………!?」

シン「行けっ!!」

 

 マリアとシシリーはそんな風に話す。

 シンがそう言いながら魔法を発動すると、放たれた水の弾が猿の魔物の眉間に全弾命中した。

 残りが逃げようとしたが、シンの追尾は続いており、残らず命中して討伐した。

 

ナバル「な………な………な………なああ!?」

シン「オッケー!殲滅完了!!」

 

 ナバル達が唖然とする中、シンはそう言う。

 それを見たユリウス達が話しかける。

 

ユリウス「見事で御座るな!全て狂いなく眉間に一撃………。」 

トール「不自然な軌道で魔法が飛び交ってましたけど………どうやったらこんな魔法思い付くんですかね………。」

トニー「確かにこれなら素材を一切無駄にしないねぇ。流石だよ。」

 

 ユリウスがそう言う中、トールも驚愕しながらそう言い、トニーも感心する。

 それを聞いたシンは。

 

シン「森での狩りは殆ど食糧の確保が目的だったから、なるべく傷付けたくなかったし。」

カケル「まあ、傷つけたら、碌に食べられないしな。」

シン「それに意図的に魔力でマーキングを妨害出来る一部の魔物や人間相手にはあまり使えないけど。」

オーグ(彼奴の獲物の仕留め方はそこに由来したのか。)

シシリー「凄いですシン君………!」

マリア「止まる事を知らないわよねぇ、シンの魔法は。

 

 シンとカケルがそう言うと、オーグはこれまでのシンが討伐した魔物の共通点を見つけた。

 それは、首をそのまま斬り落とされている事だ。

 シシリーとマリアがそう言う中、ナバルは唖然としており、オーグが話しかける。

 

オーグ「どうした?ナバル外交官。」

ナバル「い、いえ…………魔王さん………。コレ………世界征服も可能なレベルの強さちゃいますの………?」

オーグ「(驚きより恐れが勝ったか。)フム、ならば本人に訊いてみようか。シン!彼が世界征服する気はないかと訊いているぞ!」

ナバル「ちょ、ちょお!止めてや殿下!!」

 

 オーグがそう聞くと、ナバルは恐怖しながらそう言う。

 オーグがシンにそう聞いて、ウサマは慌てる。

 だが、シンから疑問の答えが返ってきた。

 

シン「征服?俺が?何で?」

ナバル「何でって、それだけの力があれば楽に………。」

シン「力があるから全てを支配しようなんて俺は思いませんよ。それってつまり、帝国や魔人の考え方でしょ?」

カケル「まあ確かに今のシンの実力なら世界征服も夢ではない。けどシンは違う。な?」

 

 シンは何を言っているんだとばかりに聞く。

 ナバルがそう聞くと、シンはそう言って、カケルがそう聞く。

 シンは口を開く。

 

シン「うん。俺には爺ちゃんが居て、婆ちゃんが居て、沢山の友人や知り合いや、何より恋人が居て。そんな人達を守る事だけに力を使えれば充分です。俺が知る限り、本当に力を持ってる人達は、皆大切な今を守る事だけの為に力を使います。それ以上求めるのは殆どが『力を持った気でいる人間』だけなんですよ。俺がそう思えるのは、身近に正しい人達が居たお陰だと思います。支配とかに興味はありません。」

 

 シンはそんな風に言う。

 メリダ達によって、支配とかには興味を示していない。

 そもそも、前世ではそんな事を考えていなかったのだから。

 それを聞いたナバルは。

 

ナバル(英雄、シン=ウォルフォード………か。)

オーグ「だそうだ、安心したか?」

ナバル「お若いのに、立派なモンですな………殿下も………魔王さんも………カケルさんも…………。」

 

 ナバルは、シンやカケルの人となりを知り、オーグの質問に対して、そう答える。

 そんなやりとりの後、アールスハイドに到着して、カケル達はリコ達を連れて、ひと足先にウォルフォード邸に向かう。

 リコ達も、ウォルフォード邸で住む事になったのだ。

 到着すると。

 

???「お帰りなさいませ。リコ様。」

カケル「……………え?誰?」

ヴァン「おお、お帰り。」

マーリン「この人は誰なんじゃ?」

メリダ「リコって奴が世話になるのは聞いたけど、一体誰なんだい?」

 

 メイドが頭を下げる。

 カケルがそう呟く中、ヴァン、マーリン、メリダはそう言う。

 すると、リコが口を開く。

 

リコ「紹介するね。彼女は私のメイド、メモリア・パラケルスス。」

メモリア「お初にお目にかかります。私はリコ様の専属メイド且つ学園都市ンコソパの側近をしております。メモリア・パラケルススと申します。」

 

 リコは女性を紹介すると、メモリアは自己紹介をする。

 リコはマーリン達に事情を説明して、住ませてもらう事に。

 その翌日、カケル達が高等魔法学院に通っている中、リコ、メモリア、ウィーンの3人は、ある森の中を歩いていた。

 すると、ウィーンが持っていたケミーライザーが反応する。

 

『ケミーヒット!エンシェントケミー!』

 

 その音声が鳴る中、リコ達が見ると、そこには結界に閉じ込められたエックスレックスが居た。

 

ウィーン「エンシェント属性の最強のケミー、エックスレックス………!」

メモリア「どうやら、何者かが、結界錬金術を張ってエックスレックスを閉じ込めているみたいですね。」

リコ「うん。ケミーを助けなきゃ。」

 

 ウィーンがそう言うと、メモリアはそう分析する。

 リコはそう言うと手を翳し、無限錬成を発動し、強大な結界を破壊する。

 

エックスレックス「レーックス!」

 

 結界が破壊されて、エックスレックスはどこかへ行ってしまう。

 それを見ていたメモリアは。

 

メモリア「リコ様。追いかけますか?」

リコ「いや、カケル達とアルティメットマジシャンズに任せよう。きっと、カケルはエックスレックスと、心を通わせることができる。」

ウィーン「あの子達なら大丈夫そうね。私はドレッドライバーの回収をイアンの師匠に頼まれてるのよ。」

リコ「確か、薫子さんにも同じこと言われてたよね。」

ウィーン「ええ。だから先に失礼するわ。」

 

 メモリアはそう聞くと、リコはそう言う。

 ウィーンは紫のサングラスを目に装着し、背後にアバター空間が展開しドア型ゲートが出現すると、扉が開き、イアンの元へ向かった。

 一方、イアンは。

 

???「イアン。レプリケミーカードとドレッドライバー。回収してきてくれないかな?興味があってね。」

イアン「ここが奴らのアジトか……………。」

 

 イアンのケミーライザーにある場所のデータが送られてきて、イアンはそう言う。

 すると、声の主が口を開く。

 

???「ああ、それと。今回は、ウィーン・マルガレーテも手伝うから。」

イアン「何故あいつも?」

ウィーン「私も頼まれたからよ。」

 

 その声の主がそう言うと、イアンは顔を顰めながら言う。

 すると、そんな声がして振り返ると、ウィーンが居た。

 

イアン「何だと?」

ウィーン「私の方も、彼女と薫子から頼まれているのよ。」

イアン「………………好きにしろ。」

 

 イアンがそう聞くと、ウィーンはそう言う。

 そうして、イアンとウィーンは、ブライス達の潜伏しているアジトに向かう。

 一方、放課後となり、エレナはクリアと共にいた。

 

クリア「………………どうしたの、エレナ。」

エレナ「ちょっと……………その、相談があって………良いかな?」

クリア「まぁ、私は構わないけど……………。」

 

 クリアがそう聞くと、エレナはそう聞いてくる。

 クリアは話を聞く事にした。

 

エレナ「……………私、皆の足を引っ張ってるんじゃないかなって思って……………。」

クリア「……………。」

エレナ「ドレッドにされて……………本当に怖かった。死ぬんじゃないかって。それで…………ふと、思ったんだ。私はこの先、どうしたら良いんだろうって。このままの状態で、仮面ライダーになれるのかなって……………。」

 

 自分が足を引っ張っているのではないか、ドレッドにされた事への恐怖、自分の行く先が分からない、エレナは今まで溜め込んでいた不安をそんな風に独白する。

 それを聞いたクリアは、口を開く。

 

クリア「そうね……………単刀直入に言うわ。あなたは決して足手纏いでは無いわ。けど、更に上を目指すにはまだまだ弱い。」

エレナ「………………。」

クリア「確かにあなたはカケル達とは違って、変身は出来ない。けど、間違いなくSクラスとして相応しい実力はある。でも、あらゆる分野である程度器用に熟せているから、どういう方向に向かっていけばいいのか分かっていない。そんな感じがする。」

エレナ「それは………………。」

 

 クリアはそんな風に言う。

 エレナはクリアの言葉にそう反応する中、クリアは口を開く。

 

クリア「他のメンバーは元々自分への確固たるイメージがあるけど、エレナにはそれがない。カケルのようなケミーと人間の架け橋になるという目標や、イアンのような合理的に物事を追い求める美学もない。」

エレナ「………………。」

クリア「でも、焦る事はないわ。絶対、自分が何をすべきなのかは見つかる。」

 

 クリアは、カケルとイアンを例に挙げて、エレナは顔を俯かせる。

 クリアの言葉を聞いたエレナは、立ち上がる。

 

エレナ「そう……………だよね。ありがとう、相談に乗ってくれて。」

クリア「いいのいいの。だって仲間じゃない。仲間は助け合い……でしょ?」

エレナ「仲間…………そう言ってくれてありがとう。クリア。」

 

 エレナは少しだけ迷いがなくなり、クリアに礼を言ってどこかに行く。

 

クリア「……………それで、何の用ですか?ナイル=ニギーク調査官。」

ナイル「……………おや、気付いていたのか。」

 

 エレナがどこかに行くと、そこにはナイル=ニギークの姿があり、ナイルは、どこか胡散臭い笑みを浮かべている。

 一方、ブライス達は、ケースにレプリスチームライナーを入れて、ドレッドライバーに送り込んでいた。

 すると、そこにイアンとウィーンが到着する。

 

マーキュリー「おや、珍しいお客ですね。」

イアン「貴様らのやり口には、美学がない。」

ウィーン「レプリケミーカードとドレッドライバーは、回収させて貰うわよ。」

 

 マーキュリーがそう言うと、イアンとウィーンはそう言いながら、変身準備に入る。

 

『SHARKWHEEL!イグナイト!』

『DAIOHNI!イグナイト!』

『ガキン!』

『MADWHEEL!』

『ゴキン!』

 

 2人はカードを変身アイテムに装填する。

 待機音が流れる中、2人は叫ぶ。

 

ウィーン「変身!」

イアン「鉄鋼!」

 

 2人はそう言うと、変身を開始する。

 

『ガッチャーンコ!What's up!?』

『ドンヴァルバラド!』

『斬リ捨テ SHINOBI!』

『ヴァルバラッシュ!』

『TUNE UP!MADWHEEL!』

 

 ウィーンはドンヴァルバラド、イアンはヴァルバラドに変身する。

 ブライスがケースを外すと、サルファーがレプリスチームライナーを手に取る。

 

サルファー「ちょうど良い。ウォーミングアップに付き合って貰うぞ。」

マーキュリー「お待ち下さい。ここは私にお任せを。」

 

 サルファーがそう言うが、マーキュリーはそう言いながらレプリスチームライナーを手に取り、ドレッドライバーを装着する。

 

『ドレッドライバー!』

 

 マーキュリーは、レプリスチームライナーをヴェヴェルセッターにスキャンする。

 

『STEAMLINER』

 

 その音声が鳴ると、マーキュリーはレプリスチームライナーをアトゥムサーキュラーに装填する。

 待機音が鳴る中、マーキュリーは口を開く。

 

マーキュリー「変身。」

 

 そう言って、ネクベドヴォークを操作する。

 

『ドレッド・零式』

 

 マーキュリーは、ドレッドに変身する。

 3人は戦闘を開始する。

 

イアン「はっ!ハアッ!」

ウィーン「ふっ!はあっ!」

マーキュリー「はっ!はあっ!」

 

 イアンとウィーンはヴァルバラッシャーで、マーキュリーは徒手空拳で応戦していく。

 イアンはドレッドに押され気味だった。

 

マーキュリー「この間の様に行くと思わないで下さい。」

イアン「させるかぁぁぁぁ!」

 

 マーキュリーはそう言うと、レプリケミーカードを取り出す。

 イアンは攻撃しようとするが、マーキュリーは攻撃を受け流しながら、レプリヴェノムダケをヴェヴェルセッターにスキャンする。

 

『VENOMDAKE』

 

 レプリヴェノムダケをスキャンした後、コンススティラーに装填する。

 

『ドレイン』

 

 その音声が鳴ると、両手から強力な麻痺毒を持つ胞子を放つ。

 

イアン「ぐっ!?」

 

 ウィーンは躱したが、イアンはそれをまともに受けてしまい、膝をついてしまう。

 

マーキュリー「無様ですねぇ……………。」

イアン「……………黙れ!」

ウィーン「ハアッ!」

 

 マーキュリーはイアンを嘲笑い、イアンはそう言う。

 すると、ウィーンが攻撃を仕掛ける。

 ドンヴァルバラドのニンジャークジョーズの事象の加速を具現化する機能を巧みに扱い、ドンイグナイターから紫色の高次の出力を解放して、全身各部に運用させ、高速移動しながら、ドレッドの攻撃を避けていき、ヴァルバラッシャーを振り回し斬り裂く。

 

マーキュリー「くっ…………!やりますね…………!」

ウィーン「これでチェックメイトよ!」

 

 マーキュリーがそう言うと、ウィーンはそう言いながら、ヴァルバラッシャーにカードを装填する。

 

『ガキン!』

『DAIOHNI!』

『ゴキン!』

 

 その音声が鳴ると、ヴァルバラッシャーに紫の棍棒型のエネルギーが纏う。

 

『オカルトヴァルバラバースト!』

 

ウィーン「ハァァァァァ!」

 

 ウィーンは、棍棒型のエネルギーを纏わせたヴァルバラッシャーを振り回して、マーキュリーに攻撃する。

 

マーキュリー「くっ!」

 

 マーキュリーは身構えると、爆発する。

 煙が晴れていくと、マーキュリーは無事で、別の人影が見えてくる。

 そこにいたのは、プレデターだった。

 

プレデター「よう!お前を喰らいに来たぜ!」

ウィーン「笑えないジョークね。どこまでもしつこいハエね。」

ブライス「ドンヴァルバラドの戦闘データは取れた。撤退だ。」

イアン「待て!」

 

 プレデターはそう言う。

 ウィーンがそう言う中、ブライスはそう言い、空間錬金術を使い、撤退する。

 プレデターも姿を消す。

 イアンは変身解除して、そのまま倒れる。

 ウィーンも変身解除して、口を開く。

 

ウィーン「私の戦闘データを測るなんて…………一体、何の為に……………とにかく、彼を回復させないと。」

 

 ウィーンは、ドンヴァルバラドの戦闘データを取った事が気になり、そんな風に考える。

 だが、考えるのをやめて、ウィーンはイアンの方に寄る。

 ウィーンはイアンに手を翳す。

 すると、無数の紫色の柱がイアンを包み込み傷が完治する。

 イアンは目を覚ます。

 

イアン「ここは………。」

ウィーン「急いでカケル達のところに向かうわよ。私はこの事をイアンの師匠に報告しないと。貴方はドレッドの借りを返しなさい。」

 

 イアンがそう言う中、ウィーンはそう言い、イアンを送り出す。

 一方、エレナは歩いていると、カケルと会う。

 

カケル「エレナ!どうしたんだ?」

エレナ「ちょっと、クリアと話をしてたの。ところで、その子は?」

カケル「ちょっとな……………。」

 

 カケルがそう話しかけると、エレナはそう言う。

 カケルがそう言うと、カケルと一緒に居た少女が口を開く。

 

リナ「私は……………リナ=アラベルと言います。お願いです!私の父を探して下さい!」

エレナ「お父さんを?」

リナ「はい。実は……………。」

 

 リナと名乗る少女がそう言うと、二人にそう頼み込む。

 エレナは事情を聞く事にした。

 実は、リナのお父さんがこの森に入ったきり、帰ってこないというのだ。

 それで心配になって探しにきたそうだ。

 その間、謎の魔物が出たとの噂を聞いたという。

 その魔物は、龍の様な見た目の姿だという。

 

エレナ「その魔物って……………。」

カケル「ああ。ケミーの可能性がある。それに、その魔物の特徴が、エンシェント属性のレベルナンバー10、エックスレックスに酷似していたんだ。」

 

 エレナがそう言うと、カケルはそう言う。

 ケミー関連の騒動に巻き込まれたのだと。

 そして、現れたケミーは、レベルナンバー10のエックスレックス。

 それを聞いたエレナは。

 

エレナ「…………分かった。お姉ちゃん達も一緒に探すよ。」

リナ「ホント!?ありがとう!」

カケル「それじゃあ、早速……………っ!?」

 

 エレナは手伝う事を了承し、リナがそう礼を言うと、カケルはすぐに捜索を始めようとしたが、すぐに驚いた表情を浮かべる。

 

────レーックス!

 

 突然どこからか大きく、それでいてどこか特徴的な鳴き声が聞こえてきたのだ。

 

リナ「今のは……………!?」

カケル「向こうからだ!」

 

 カケル達はそう話すと、鳴き声がした方へと走っていく。

 しばらくすると。

 

???「レーックス!レェーックス!!」

 

 そんな声と共に、何かがカケル達の前に降り立つ。

 それは、恐竜の様なシルエットだった。

 

カケル「あれって!」

エレナ「エックスレックス!」

 

 それを見たカケルとエレナはそう叫ぶ。

 そこに居たのは、探していたエックスレックスだったのだ。

 

リナ「あれって……………!?」

エックスレックス「レッ!レッ!レッ!レッ!レーっ!」

カケル「危ない!」

 

 リナが呆然とする中、エックスレックスはリナの方へと向かう。

 カケルはそう言うと、ドライバーにカードを装填する。

 

『HOPPER1!』

『STEAMLINER!』

 

カケル「変身!」


『ガッチャンコ!』

『スチームホッパー!』

 

カケル「離れるぞ!」

 

 カケルはすぐに変身して、リナを抱えて、エックスレックスから離れる。

 すると、リナは口を開く。

 

リナ「もしかして…………噂の仮面ライダー!?」

カケル「エレナ!この子を頼む!」

エレナ「分かった!」

 

 リナがそう聞く中、エックスレックスが向かってきたので、カケルはエクスガッチャリバーを取り出す。

 エレナがリナを連れて離れる中、カケルはエックスレックスに聞く。

 

カケル「エックスレックス!なんで、君は人を食べるんだ!?」

 

 カケルはそう叫ぶ。

 本来ケミーは自分から人を襲うことは無いのだが、このエックスレックスは、どういうわけか人を食べる習性があるのだ。

 ケミーの状態である以上、カケルはむやみに攻撃せず、躱していく。

 

カケル「えっ?うわぁぁぁぁ!」

エックスレックス「レーックス!」

 

 すると、エックスレックスの顔が迫っていて、カケルが驚く中、エックスレックスはカケルを咥えて、飲み込んでしまう。

 

リナ「カケルさん!」

エレナ「カケル!」

 

 二人がそう叫ぶ中、エックスレックスはエレナの方に向かってくる。

 それを見たエレナは、すぐにケミーライザーにゲンゲンチョウチョのカードを装填する。

 

『ケミーライズ!GENGENCHOUCHO!』

 

エックスレックス「レッ!?」

 

 その音声が鳴ると、幻覚作用の鱗粉がばら撒かれ、エックスレックスはそこに顔を突っ込むが、そこにはエレナ達は居なかった。

 エレナは、幻覚の自分達を作り出して、ゲートで避難していたのだ。

 

エレナ「なんとか逃げ切れた……………。」

 

 エレナは一息吐く。

 すると、リナが口を開く。

 

リナ「カケルさんが食べられちゃった…………。私のせいで……………。」

エレナ「ううん。リナちゃんのせいじゃない。それに……………カケルは絶対に帰ってくる。だって、仮面ライダーだからね。」

リナ「エレナさん……………。」

 

 リナは自分を責めてしまった。

 それを聞いて、エレナはそんな風に慰める。

 一方、カケルはというと。

 

ホッパー1「ホッパ!ホッパー!」

カケル「ほっ、ホッパー1……………。」

ホッパー1「ホッパー!」

 

 ホッパー1がカケルを起こそうとしていた。

 すると、カケルは目覚めて、周囲を見る。

 

カケル「ここって……………エックスレックスのお腹の中!?」

 

 カケルは周囲を見ると、そんな風に叫ぶ。

 カケルが今いるのは、エックスレックスのお腹の中だったのだ。

 すると。

 

ホッパー1「ホッパー!」

カケル「ん?」

???「私が…………私が悪いんだ……………。」

 

 ホッパー1はライドケミーカードに戻り、カケルが首を傾げると、声が聞こえてくる。

 カケルが声のした方を向くと、そこには一人の男性がいた。

 

カケル「大丈夫ですか!?」

???「あぁ………心配しないでください。私はこのままで大丈夫ですから…………。」

 

 カケルはその男に駆け寄ると、男性は俯いたまま口を開く。

 

カケル「一体何が!?」

???「この魔物が私の頭の中を……………過去の記憶を覗くんです。」

カケル「記憶を覗く?」

???「私が忘れようとしていたから…………大切なものを。」

 

 カケルがそう聞くと、男はそう答える。

 カケルが首を傾げると、エックスレックスが叫ぶ。

 

エックスレックス「レーックス!」

???「あぁ、まただ……………!」

 

 エックスレックスがそう叫ぶと、男は頭を抑えながら口を開く。

 すると、周囲に記憶が映し出される。

 そんな中、エックスレックスからなんとか逃げ延びたエレナは、そうリナに聞く。

 

エレナ「そういえば……………なんでリナちゃんはお父さんを探してるの?」

リナ「私……………お父さんに謝ろうとしてたんです。」

エレナ「えっ……………?」

 

 エレナがそう聞くと、リナはそう答える。

 リナのお父さん……………ホープ=アラベルは、魔法師団に所属しているのだ。

 リナはそんな、立派で、なんでもできるお父さんに憧れていた。

 だがある日、学校からの帰り道、ホープが怒られているのを見てしまった。

 なんでも出来る父が、怒られているのを見てしまった。

 それを見て、思わず逃げ出してしまった事を、リナは後悔していた。

 だからこそ、謝りたいのだと。

 その記憶は、エックスレックスのお腹の中にいるカケルも見ていた。

 

カケル「……………もしかして、エックスレックスが人を食べるのは……………人の事を気になったからか。」

 

 カケルはそれを見て、エックスレックスの習性を見抜いた。

 生後間もない赤ん坊が、気になった物を何でも口に入れてしまうのと同じであるのと。

 すると、ホープは口を開く。

 

ホープ「私は……………娘の前で恥を晒してしまった。娘の期待を裏切ってしまったんです。惨めな姿を晒してしまった……………。きっと、娘も幻滅しているに違いない。」

カケル「………それは違いますよ。」

ホープ「えっ……………?」

 

 ホープはそんな風に言う。

 すると、カケルはそれを否定して、ホープはカケルを見る。

 カケルは、ホープに駆け寄る。

 

カケル「あなたの娘であるリナさんは、あなたを必死に探しているんだ!」

ホープ「り、リナと会ったんですか…………?」

カケル「はい。実は探している理由を聞いたんです。あなたに謝りたいって!」

 

 カケルはそう言うと、ホープはそう聞く。

 カケルはそう伝える。

 一方、エレナ達は森の中を歩いていた。

 

リナ「お父さん……………。」

???「エレナ=フォン=クラーク。仮面ライダーのガキはどこに行った?」

 

 リナがそう言う中、そんな風に声をかけられる。

 エレナ達が声のした方を向くと、そこには、ブライスたちが居た。

 エレナがリナを庇う様に立つと。

 

エレナ「ブライス…………」

マーキュリー「ふむ、どうやら、今はいない様ですね。」

 

 マーキュリーはそう言う。

 一方、カケル達は。

 

ホープ「娘に……………リナに会いたい。」

 

 ホープは、ただそう言う。

 すると、カケルは立ち上がり、エックスレックスに話しかける。

 

カケル「エックスレックス!君がホープさんを食べたのは、ホープさんの事を知りたかったからじゃないか!?」

エックスレックス「レーックス!」

カケル「君は食べた人の記憶を覗けるから、気になった人のことを食べちゃうんだろ!?」

エックスレックス「レーックス!」

 

 カケルはそう聞くと、エックスレックスはそう叫ぶ。

 それを聞いたカケルは。

 

カケル「やっぱり…………!俺も一緒だ!君の事をもっともっと知って、仲間になりたい!だから……………好きなだけ覗いて良いよ!俺の本気……………俺のガッチャを、知ってもらいたいから!」

エックスレックス「レーックス!」

 

 カケルはそう叫ぶ。

 すると、エックスレックスもそう叫ぶ。

 エックスレックスは、カケルの記憶を覗いていく。

 カケルのこれまでの戦い。

 そして……………。

 

???「ずっと友達だよ!」

ホッパー1「ホッパー!」

 

 ある少年が、ホッパー1と話をしていたという事を覗いた。

 

カケル「今のは……………?」

 

 カケルは首を傾げる。

 すると。

 

エックスレックス「レーックス!」

カケル「…………おぉ!分かってくれたみたいだ!俺のガッチャ!」

 

 エックスレックスはそう叫ぶ。

 それを聞いて、エックスレックスが認めてくれたと、カケルは感じた。

 すると。

 

ユーフォーエックス「ユーフォー!ユーフォー!」

カケル「ユーフォーエックス…………!ホープさん、一緒に戻りましょう!」

ホープ「えっ……………いやしかしどうやって…………?」

 

 カケルのガッチャードローホルダーからユーフォーエックスが出てくる。

 カケルはそう言うと、ドライバーにホッパー1とスチームライナーのカードを装填する。

 

『HOPPER1!』

『STEAMLINER!』

 

 カケルはその2枚を装填したあと、エクスガッチャリバーを取り出して、変形して、ドライバーと合体させる。

 

『クロスオン!』

 

 ドライバーと合体させた後、エクスガッチャリバーのエクスクロスリーダーにユーフォーエックスのカードを装填する。

 

『マーベラスオカルト!』

 

 その音声が鳴ると、カケルは変身ポーズを取りながら叫ぶ。

 

カケル「変身!」

 

 ユーフォーエックスが飛ぶ中、カケルは変身ポーズを取りながらそう叫び、アルトヴォークを操作する。

 

『ガッチャンコ!X!』

 

 その音声が鳴ると、頭部にアーマーが付いていない濃い青のガッチャード・スチームホッパーに変身すると、カケルの両手にユーフォーが装着される。

 

『UFO-X!スーパー!』

 

 その音声が鳴ると、カケルは頭上の巨大なユーフォーに吸い込まれ、カケルはスーパーガッチャード・クロスユーフォーエックスに変身する。

 

ホープ「ええっ!?な!?な!?な!?」

カケル「さあ、捕まってください!ふっ!」

ホープ「わぁぁぁ!?」

 

 ホープが驚く中、カケルはそう言って、ジャンプする。

 一方、エレナはリナを庇いながら下がっていた。

 すると、サルファーが口を開く。

 

サルファー「あのガキはどこだ?」

エレナ「………………言うわけないでしょ。」

ブライス「なら、誘き寄せるだけだ。」

マーキュリー「ふっふっふっ、待ってましたよ。」

 

 サルファーはそう聞くが、エレナは答えずに黙る。

 それを見たブライスはそう言うと、マーキュリーはヴァルバラッシャーを取り出す。

 

マーキュリー「さあ、あなたにはカケル=パラケルスを誘き寄せる餌になって貰いますよ。」

エレナ「この子には手出しさせない!」

 

 マーキュリーがそう言いながらヴァルバラッシャーを持って迫る中、エレナはケミーライザーにバレットバーンのカードを装填する。

 

『ケミーライズ!BULLETBAANG!』

 

 エレナはバレットバーンのカードを装填して、その力で錬成した弾丸を発射する。

 だが、マーキュリーはあっさり躱したり、ヴァルバラッシャーで叩き落とす。

 

マーキュリー「さあ、惨めに助けを乞いなさい。仮面ライダーを呼び寄せる為に…………。」

 

 マーキュリーはそう言うと、ヴァルバラッシャーを構える。

 すると。

 

カケル「やめろーっ!!」

 

 そんな声と共に、カケルがユーフォーの様に回転しながら攻撃する。

 マーキュリーはヴァルバラッシャーで攻撃を逸らす。

 

エレナ「カケル!」

カケル「遅くなってごめん!」

 

 エレナがそう言うと、カケルはそう返す。

 

サルファー「よぉ。やっと現れたな。仮面ライダー。」

 

 すると、サルファーはそう言いながら、ドレッドライバーを取り出して、装着する。

 

『ドレッドライバー!』

 

 その音声が鳴る中、サルファーはレプリスチームライナーを取り出す。

 

サルファー「今回こそはお前を倒して、そのドライバーは頂く!」

 

 サルファーはそう言うと、レプリスチームライナーをヴェヴェルセッターにスキャンする。

 

『STEAMLINER』

 

 その音声が鳴ると、サルファーはレプリスチームライナーをアトゥムサーキュラーに装填する。

 待機音が鳴る中、サルファーは口を開く。

 

サルファー「変身!」

 

 そう言って、ネクベドヴォークを操作する。

 

『ドレッド・零式』

 

 サルファーは、ドレッドに変身する。

 

カケル「その姿……………。」

エレナ「リナちゃん…………!」

 

 カケルがそう言う中、エレナはリナを避難させていた。

 すると、カケルは口を開く。

 

カケル「絶対に渡さない!人間とケミーを傷つけるお前達には渡さない!!」

 

 カケルは、サルファーに向かってそう叫ぶ。

 すると。

 

ホープ「リナ!」

リナ「お父さん!」

 

 ホープはリナの元に駆け寄っていた。

 すると、サルファーが口を開く。

 

サルファー「舐めるなよ。同じ姿でも、使い手が違ければ、パワーは桁違いだ。」

マーキュリー「今度こそ、仮面ライダーは終わりでしょう。」

 

 サルファーがそう言う中、マーキュリーは余裕そうにそう言う。

 すると、地面が揺れる。

 

サルファー「あ?何だ?」

カケル「来たか!」

 

 サルファーが首を傾げる中、カケルはそう叫び、ある一点を見る。

 すると、そこにエックスレックスが現れる。

 

エックスレックス「レーックス!」

エレナ「エックスレックス!」

ブライス「おのれぇ、またしてもレベルナンバー10のケミーを味方につけるとは…………。」

 

 エックスレックスの登場にブライスは忌々しそうにカケルの事を睨み付ける。

 カケルはアルトヴォークを操作して、エクスガッチャリバーを再び合体させる。

 

『クロスオン!』

 

 合体させると、エックスレックスに向かって叫ぶ。

 

カケル「力を貸して!エックスレックス!」

エックスレックス「レーックス!」

 

 カケルがそう叫ぶと、エックスレックスもそう叫び、ブランクカードに封印される。

 

カケル「頼むぜ!エックスレックス!」

エックスレックス「レーックス!」

 

 カケルがそう言うと、エックスレックスはそう叫ぶ。

 そして、エックスレックスのカードをエクスガッチャリバーのエクスクロスリーダーに装填する。

 

『グレイトフルエンシェント!』

 

 その音声が鳴ると、カケルの背後に大きなエックスレックスのカードが現れ、そこから、エックスレックスが現れる。

 

エックスレックス「レーックス!」

 

 エックスレックスが咆哮する中、カケルはアルトヴォークを操作する。

 

『ガッチャンコ!X!』

 

 その音声が鳴ると、ユーフォーエックスのアーマーが外れる。

 

エックスレックス「レーックス!」

 

『X-REX!スーパー!』

 

 その音声が鳴ると、カケルはダイナミックに動きながら、右足、左足、胸、頭の順にアーマーが装着されて、咆哮する。

 これが、スーパーガッチャード・クロスエックスレックスだ。

 ブライス一派との戦いが始まろうとしていた。




今回はここまでです。
今回は、エックスレックスの話の前半です。
新たなオリキャラが登場しました。
マリア・パラケルススという人物は、ブライス一派に就いた。
リコとは、親子関係にあります。
果たして、何が目的なのか。
そして、エックスレックスを使ってパワーアップ。
次回はブライス一派との戦いと、最強ケミー☆ガッチャ大作戦に繋がる話になります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
ライドケミートレカの新情報が来ましたね。
ホッパー1on1とギガントライナー、シャイニングホッパー1とシャイニングスチームライナーといった映画で出るケミーやユーフォーエックスとエックスレックス以外のレプリのレベルナンバー10、ガヴ関連のカード、マーベラスレアや大投票関連のレジェンドライダーのケミーが出るみたいですね。
ザ・フューチャー・デイブレイクがどんな話になるのか、楽しみです。

フィニッシュを決めるのはどちらにするか

  • ギーツIX
  • ギーツワンネス
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。