カケルが仮面ライダーガッチャードになってから、少しが経過した。
この日は、カケルと、マーリンとメリダの孫であるシン=ウォルフォードの成人祝いだ。
ディセウムが口を開く。
ディセウム「この度、賢者マーリンと医神ヴァンのお孫さんであるシン君とカケル君が、めでたく成人した!それでは、シン君とカケル君の15歳と成人を祝って、乾杯!」
一同「乾杯!」
その乾杯の音頭とともに、食事が始まる。
食事が進む中、メリダとマーリン、ヴァンが口を開く。
メリダ「あの赤ん坊だったシンが成人するとはねぇ………………。」
マーリン「あっという間じゃったのぉ。」
ヴァン「そうじゃな。」
その3人は、感慨深くそう言う。
ディセウムは、シンとカケルの2人に話しかける。
ディセウム「マーリン殿の魔法の卒業試験は無事にクリアか。おめでとう。シン君。カケル君。」
シン「ありがとう。ディスおじさん。」
ディセウム「2人とも立派な大人だ。何か、やりたい事はあるのか?」
カケル「そうですね………………。現状、何をやるのかは考え中ですね。魔物ハンターになるのもありだし、魔道具屋をやるのもありだし。」
シン「俺は……………どうしようかな。」
ディセウムの問いに、2人はそう答える。
すると、ジークフリード=マルケスとクリスティーナ=ヘイデンが口を開く。
ジークフリード「そうだな。2人なら、魔物ハンターにもなれるだろうし、付与魔法で魔道具屋だって出来る。それに、それだけ男前なら、女の子と仲良くなって養って貰えるかもしれないだろ?」
クリスティーナ「そんな考えを持っているのは、あなただけです。」
ジークフリード「あぁん?」
クリスティーナ「何か?」
ジークフリードがそう言うと、クリスティーナはそう返して、お互いに睨む。
メリダ「まあまあ。ジークもクリスもそう張り合わずに………………。」
カケル「この2人は相変わらずだな…………。」
シン「そっか。これから、自分でお金を稼いでいくから、使い方も勉強しないとな。」
メリダとカケルがそう言うと、シンはそう呟く。
すると、ジークフリードもクリスティーナも含めた周囲の人は、シンを見つめる。
商人であるトム=ハーグが口を開く。
トム「まさかとは思いますが………………シンさん、今まで買い物とかは……………?」
シン「買い物はトムさんからしかした事ないですね。お金のやり取りは、爺ちゃんがしてたから、やった事ないです。」
トムの問いに、全員が驚く。
メリダ、ミッシェル=コーリング、ヴァン、カケルは、マーリンの方を向く。
メリダ「マーリン……………!?アンタ……………!」
ミッシェル「マーリン殿……………これは……………!?」
ヴァン「マーリン……………!?」
カケル「マーリンさん………………!?」
マーリン「そういえば、常識教えるの忘れとった!イッケネ!」
一同「何い〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
メリダ達がそう聞くと、マーリンはそう言って、皆は驚いてシンを見る。
どうやら、常識を教えるのを忘れていたようだ。
その後、ある荒野へと移動する。
その際、シンの転移魔法を使った。
ディセウム「なっ!?一瞬でこのような場所に……………!?」
ジークフリード「まさか、転移?」
マーリン「シンのオリジナルじゃよ。」
トム「これは、世界の流通を、いや、常識そのものを覆しかねませんね。」
メリダ「こんな魔法が使える時点で驚きだってのに……………。」
ヴァン「何をやるつもりだ?」
ディセウム「しかし、メリダ師、ヴァン殿。社会に出た後、シン君がどんなトラブルに巻き込まれるか分かりません。」
ディセウムとジークフリードが驚く中、マーリンはそう言って、トムは驚き、メリダは頭を抱えていた。
ちなみに、カケルもそのシンが使った魔法は使用可能だ。
ミッシェル「こんな場所に来るという事は、何か理由が?」
マーリン「まあ、周囲にこれくらい何も無いと危険じゃからのう。」
メリダ「危険!?」
マーリン「ほっほっほ。わしは知っておるからな。くれぐれも、驚かないように。」
カケル「爺ちゃん、俺、嫌な予感しかしないんだけど………………。」
ヴァン「そうじゃな。」
マーリン「シン。卒業試験の様に、あれをやるのじゃ。」
シン「あれ?取り敢えず、火で良いかな?」
一同「ん?」
ミッシェルがそう聞くと、マーリンはそう答えて、メリダが反応する。
それを聞いたカケルとヴァンは、嫌な予感をしていた。
シンは、魔法を発動する。
すると、周囲に青白い炎が現れる。
ジークフリード「青い炎なんて、初めて見たぞ!?」
それを見て、ジークフリードはそう叫ぶ中、カケルはどうなるのかを予想出来たのか、腕を組む。
しばらくすると、シンは魔法を発射する。
すると、とんでもない大爆発が起きて、全員が身構える。
しばらくすると、煙が晴れて、とんでもない大きさの亀裂が出来上がっていた。
シン「今は、こんな感じかな。」
一同「……………………。」
シン「あれ?どうしたの?皆。」
シンがそう言いながら振り向くと、カケルとマーリンを除いた全員が唖然としていた。
カケルは、呆れたように頭を抱えていた。
すると、メリダとヴァンは、マーリンに詰め寄る。
メリダ「マーリン!アンタ!!なんでこの子に自重ってもんを教えなかったのさ!!」
ヴァン「マーリン!?何を考えているんじゃ!?このままじゃあ、シンがうちの息子夫婦みたいになるぞ!!」
ディセウム「確かにこれは……………。」
ミッシェル「ちょっと酷いですな……………。」
シン「ええ〜……………皆して酷くね?」
カケル「いや、そうなって当然だろ。」
メリダとヴァンがマーリンに詰め寄る中、ディセウム達はそう話す。
シンがそう呟くと、カケルはそうかえす。
マーリン「だって!教えた事は皆吸収しよるんじゃ!つい、どこまで出来るのか見たくなったんじゃもん!」
ヴァン「何がじゃもんだ!気持ち悪いわ!」
マーリンがそう言うと、ヴァンはそう叫ぶ。
するも、ディセウム達が口を開く。
ディセウム「これは、おいそれと世に出せなくなったな。これほどの破壊力を持った魔法に転移魔法。使い方次第では、世界征服すら可能なレベルだ。」
クリスティーナ「さらに、ミッシェル様に武術の稽古も付けて貰っています。近接戦も出来て遠距離の魔法はこの威力……………これが知れたら、各国がシンを取り込もうと躍起になりますね。」
ジークフリード「そういえば、カケルもあんな魔法は使えるのか?」
カケル「使えはしますが、あんな風にはやりませんよ。」
ディセウムがそう言うと、クリスティーナはそう言う。
ジークフリードは、カケルに質問して、カケルはそう答える。
カケルも、シンと同じ魔法を使えるが、流石に自重はする。
そんな中、カケルの言葉を聞いていたディセウムがマーリンに言う。
ディセウム「マーリン殿。少し話があるのですが……………。」
マーリン「ふぉ……………ふぉ……………その前に、この2人をなんとかしてくれんか…………。」
ヴァン「誰のせいで締め上げられていると思っているんじゃ!!」
シン「婆ちゃん。そんなに興奮すると体に悪いよ。」
メリダ「誰のせいだい!!誰の!!」
ディセウムがそう言う中、マーリンがそう呟くと、ヴァンは叫び、シンがそう言うと、メリダがそう叫ぶ。
2人はマーリンを離して、ディセウムは口を開く。
ディセウム「マーリン殿。シン君のチカラは正直異常……………世の勢力分布を狂わせるほどです。」
トム「加えて、シン君はこの森以外を知らない世間知らずです。」
ディセウム「このまま彼を社会に放り出したら、各国の思惑に踊らされかねない。特に軍事拡大を狙う帝国に知られれば、シン君を利用しようとするのは目に見えている。」
マーリン「そうじゃのう………………。」
ディセウム「そこで、考えがあります。シン君とカケル君を、我が国にある高等魔法学院に入学させませんか?」
ディセウムとトムはそう言う。
マーリンが何かを考える中、ディセウムはそう提案する。
マーリン「………………それは、お前の国にシンとカケル君を取り込もうという考えか?」
ヴァン「どうなんだ?」
ディセウムの提案を聞いたマーリンとヴァンは、言葉に怒気を含ませてそう聞く。
その場には、一触即発の空気が満ちる。
ディセウムはすぐに口を開く。
ディセウム「シン君とカケル君を軍事利用しない事は、この場で誓いましょう。私自身、甥っ子も当然の2人を戦いに巻き込みたくは無い。王都にある高等魔法学院は、中等教育が終わった者の中で、魔法が優秀だった者を更に鍛える為の高等教育機関。そこならシン君がいかに”一般の優秀な魔法使い”と比べて規格外か……………知る事が出来るでしょう。」
ディセウムはそう言う。
それを聞いたシンは、カケルに聞く。
シン「なあ、俺、規格外だったの?」
カケル「気づいていないのか。」
シンがそう聞く中、カケルは呆れ気味にそう言う。
そんな風にやり取りをする中、ディセウムはマーリンとヴァンに言う。
ディセウム「それに、シン君とカケル君にとって、同世代の友人を得る良い機会になります。」
ヴァン「なるほどのう……………確かに、一理はあるな。」
マーリン「どうじゃ、シン、カケル君?ディセウムの言う事は尤もじゃし、ワシらも良いと思うが。」
シン「俺もそれで良いよ。」
カケル「俺も。」
ディセウムがそう言う中、ヴァンは頷いて、マーリンはシンとカケルに聞き、2人は了承する。
ディセウム「入学後の
カケル「ちなみに、権威を利用した場合は?」
ディセウム「厳罰に処する。」
シン「恐っ!」
ディセウム「優秀な魔法使いの芽を刈り取る行為だからな。」
ディセウムがそう言う中、カケルがそう聞くと、ディセウムはそう答える。
そんな中、シンはディセウムに聞く。
シン「……………ところで、さっきから便宜だとか厳罰とか………………ディスおじさんって、実は権威ある人なの?」
ディセウム「おお。そういえば、言ってなかったな。私の本名は、ディセウム=フォン=アールスハイド。アールスハイド王国の国王だ。」
シンがそう聞くと、ディセウムはそう答える。
ディセウムは、国王だったのだ。
シン「まさかの王様!?じ………じゃあ、クリスねーちゃんとジークにいちゃんは……。」
クリスティーナ「私は近衛騎士団所属の騎士で、陛下の護衛としてここに居るの。」
ジークフリード「俺は宮廷魔法師団所属の魔法使いさ。同じく、陛下の護衛だよ。」
シンが驚く中、クリスティーナとジークフリードも、身分を明かす。
それを聞いたシンは叫ぶ。
シン「えーーー!!クリスねーちゃんは兎も角、ジークにいちゃんは嘘だぁ!!」
ジークフリード「待てコラ!嘘ってなんだ!?」
クリスティーナ「ふふ……………やはり、シンは見る目がありますね。」
ジークフリード「なんだとコラ。」
クリスティーナ「何ですか?あぁん?」
カケル「落ち着いて下さいよ……………。」
シン「じゃあ、ミッシェルおじさんは?」
ミッシェル「うん?もう引退したが、かつては騎士団総長をしていたよ。」
シンがそう叫ぶと、ジークフリードとクリスティーナはそんな風に反応して、お互いに睨み合う。
カケルが落ち着かせようとする中、シンはミッシェルに聞くと、ミッシェルはそう答える。
シン「なに……………この王国の重鎮勢揃いな状況……………ていうか、カケルは知ってたのかよ!?」
カケル「爺ちゃんが説明してくれた。」
メリダ「本当に、何も話してないんだね。」
マーリン「いやぁ………………。」
シンが驚く中、カケルに聞いて、カケルはそう答える。
メリダがマーリンを睨む中、シンはディセウムに聞く。
シン「でも、なんで王様がいつも爺ちゃんを訪ねてくるの?」
ディセウム「マーリン殿が昔、魔物化した人、魔人を討伐した話は?」
シン「聞いてるよ。」
ディセウム「それは他でも無い、我が国での出来事だったんだ。」
カケル「え?」
シンがそう聞くと、ディセウムはそう答える。
これは、かつて、アールスハイドに襲った国難の話。
魔物化した人である魔人が、アールスハイド王国に出現した。
アールスハイド王国は、討伐隊を二度にわたって出したが、悉く返り討ちに遭い、一つの街が地図から消えた。
王国は、学徒出陣を決め、当時、王太子であったディセウムも、周囲の反対を無視して、出陣した。
だが、返り討ちに遭い、ディセウムも死にかけた。
そこに、マーリンにメリダ、ヴァンがやって来て、ヴァンは仲間の傷を癒し、メリダは魔道具で防御して、マーリンが攻撃した。
その攻防の末、魔人は討伐された。
ディセウム「……………それがマーリン殿とメリダ師、ヴァン殿だ。その活躍ぶり……………憧れすら覚えたものだよ。」
シン「凄かったんだね!爺ちゃんも婆ちゃんも!」
カケル「そうだな。」
マーリン「……………まあ、若気の至りじゃ。」
メリダ「アタシはまだ、捨てたもんじゃないだろ?」
ヴァン「まあな。」
ディセウムがそう言う中、マーリンは照れて、メリダとヴァンはそう言う。
ディセウム「魔人を倒した上、王太子である私を救った事で、国から英雄として取り上げられてな。以来、マーリン殿とは立場を越えた友人として付き合いが続いている。今もちょくちょく政治の愚痴を聞いてもらっとるんだ。」
カケル「愚痴を言いに来てたんですか。」
ディセウム「国の政治は私の仕事だ。マーリン殿にはその責任を負わせられんよ。…………そういう訳で、大恩ある人たちの孫を利用する気などある訳がない。安心して、王都に来たまえ。」
ディセウムがそう言う中、カケルはそう突っ込む。
ディセウムは、口を開く。
ディセウム「……………にしても、私が王と分かっても、君達の態度は変わらんな。」
シン「だって、昔から知ってるおじさんだし……………。」
カケル「まあ、今更ですし。」
ディセウム「はっはっは!よいよい!気にするな!」
シン「ところで爺ちゃん達、昔一緒にパーティー組んでたんだね!」
ディセウムがそう言うと、シンはそう言って、カケルは諦め気味にそう言う。
シンがマーリンとメリダにそう言うと、2人は視線を逸らす。
シン「え?何?」
ヴァン「お前、知らなかったんだな。」
クリスティーナ「一緒のパーティーというか、お二人は元夫婦ですよ?」
シン「え?え?え!?マジ!?」
シンが首を傾げる中、クリスティーナはそう言うと、シンは叫ぶ。
その夜、シンとカケルは話していた。
シン「おい、カケル!色々と俺が知らなくて、お前が知ってる事が多すぎないか!?」
カケル「マーリン殿にメリダ師に聞かなかったじゃん。それよりも、魔法学院か。楽しみだな。」
シン「誤魔化したな。………………まあ、俺も楽しみだよ。何せ、この世界に転生して、初めて王都の方に向かうんだからな。」
カケル「そうだな。」
そんな風に話していた。
シンもまた、カケルと同様に、日本から転生した人物だったのだ。
それから半月後、カケル達は、アールスハイドの王都へと向かう事に。
馬車には、カケルとシンだけでなく、ヴァン、マーリン、メリダも居た。
ただ、マーリンとメリダに関しては、気まずそうにしていたが。
シン「ねえ、爺ちゃん。王都にある家って、どれくらいの大きさなの?」
マーリン「覚えておらんの。国から下賜されたもんじゃから、大きかったとは思うが。」
ヴァン「まあ、大きいのは確かじゃ。」
カケル「そうか。異空間収納があると、引っ越しが楽だよな。」
シン「婆ちゃん。一緒に住んで欲しいなんて無理言ってごめん。でも、来てくれてすっごく嬉しいよ。」
メリダ「まあ、この爺さんに任せるのは、心許ないからね。」
シン達は、そんな風に話す。
メリダは、照れくさそうにする。
しばらくすると、王都に到着する。
だが、まだ入り口付近に止められていた。
入国審査待ちの列に入ったからだ。
シン「人が増えてきたね。」
マーリン「やれやれ……………入国審査待ちの列じゃ。」
ヴァン「しばらくすれば、進むじゃろ。」
カケル「そうだな。」
シン、マーリン、ヴァン、カケルの4人は、そんな風に話す。
すると、係員がやってくる。
係員「失礼。身分証の提示をお願いします。」
マーリン「これで良いかの?」
メリダ「はいよ。」
ヴァン「ほれ。」
係員「…………………っ!?けっ……………け、賢者マーリン殿と、導師メリダ殿と、医神ヴァン殿でありますか!?」
係員は、身分証の提示を求めると、マーリン、メリダ、ヴァンが提示する。
すると、係員が大声で叫ぶ。
シン「導師ぃ!?け、賢者ぁ!?」
カケル「医神ねぇ………………。」
マーリン「若気の至りじゃ。」
メリダ「若気の至りさね。」
ヴァン「若気の至りじゃ。」
シンとカケルがそう言うと、3人はそう言う。
その係員の叫び声は、周囲に広まり、騒ぎだす。
一般人「賢者様がおられるの!?」
一般人「医神様も!?」
一般人「導師様もいらっしゃるって…………!」
一般人「ぜひ、一目……………!」
そんな風に騒ぎだす。
それを見て、マーリンは係員に話しかける。
マーリン「すまんが、これ以上騒ぎを大きくしたく無い。通って良いかの?」
係員「はっ!もちろんです!ところで、こちらのお坊ちゃん達は……………?」
((お坊ちゃん……………!?))
マーリン「シン=ウォルフォード。ワシらの孫と………………。」
ヴァン「カケル=パラケルス。ワシの孫じゃ。」
マーリンがそう言うと、係員はそう聞いて、マーリンとヴァンはそう答える。
そして、先に進む。
シン「凄いや。これが王都かぁ。」
カケル「賑やかだな。」
2人はそう呟く。
向かっているのは、マーリン達のかつての家だ。
ちなみに、街は王城を中心に区画分けされており、マーリン達のかつての家は、平民達の区画と、貴族や豪商達の区画の間らしい。
しばらくすると、大きい家の前に着く。
シン「でかっ!!俺たち、こんな所に住んで良いの!?」
メリダ「住んで良いっていうか、もともとアタシらの家だよ、ここは。」
カケル「へぇ…………………。」
ヴァン「マーリンとメリダが夫婦だった頃に貰った物だ。」
シンとカケルは、そう驚く。
中に入ると、多数の人が居た。
一同「お帰りなさいませ!」
シン「え!?何これ!?え!?」
マーリン「ディセウムが派遣してくれた様じゃのう。」
メリダ「これがあるから、ここは嫌なんさね。」
ヴァン「相変わらずの光景じゃのう。」
カケル「マジか………………。」
中には、ディセウムが派遣した使用人達がたくさん居て、そんな風に反応する。
マリーカ「メイド長のマリーカでございます。」
スティーブ「執事のスティーブと申します。」
コレル「料理長のコレルです。」
シン「り……………料理人まで居るの!?俺、家の事何したら……………。」
カケル「これは……………。」
マリーカ「
使用人達の代表が紹介する中、シンとカケルがそう言うと、マリーカはそう言う。
それには、2人は驚く。
シン「シン……………様ぁ!?」
カケル「俺もか。」
マリーカ「皆が尊敬する英雄様のお孫さん方です。当然のお呼びの仕方かと。」
シン「で、でも、今まで全部自分でやってたんだから……………。」
スティーブ「私どもも、陛下より御下命を受けて参っておりますので。ましてや、英雄様のご家族なのです。無下に扱う事など、我々に出来るはずもございません。」
シンとカケルがそう言うと、マリーカとスティーブはそう言う。
2人が唖然としている中、マーリンとヴァンが話しかける。
マーリン「まあ、そういう事じゃ。」
ヴァン「後の事はワシらに任せて、カケル達は街を見てきたらどうじゃ?」
カケル「そうするよ。」
シン「うん。」
マーリンとヴァンがそう言うと、シンとカケルは、街へと向かう。
ちなみに、シンはマーリンからお小遣いを貰ったが、カケルは以前、買い出しをした時の余りを貰っており、それを使う事に。
シン「この世界のお金って、硬貨のみなんだな……………。」
カケル「ああ。」
2人はそう話して、串焼きの肉を購入して、食べ歩く。
しばらくすると、魔道具屋を見つける。
シン「ここは……………魔道具屋か。」
カケル「みたいだな。」
2人は中に入ると、店の品を見る。
そんな中、シンは店主に話しかける。
シン「試して良い?」
店主「良いけど、大事に扱ってくれよ。一級品揃いなんだから。」
カケル(吸引の魔法がついた手袋か。お値段は高めだな。)
シンが店主に話しかける中、カケルは手袋を見て、そう思う。
シンが使うと、リンゴを一個だけ引き寄せた。
シンは、手袋を捨てる。
店主「あー!こらーっ!」
カケル「ごめんなさい!ごめんなさい!」
店主が怒鳴る中、カケルは謝る。
対処した後、シンの方へと向かう。
カケル「シン!お前、何やってんだよ!」
シン「だって、思いのほかしょぼかったし……………。」
カケル「だからって、そのままにして逃げるバカが居るか!」
カケルは、シンに怒鳴る。
その後、ある行列が目に入る。
シン「ん?あの……………これ、何の列ですか?」
カケル「随分と並んでいるね。」
男性「舞台さ!『賢者マーリンと導師メリダと医神ヴァンの物語』!」
シン「ええ〜〜〜〜〜っ!!?」
シンとカケルが行列に並んでいる男性にそう聞くと、男性はそう答えて、シンは叫ぶ。
2人はその場から去り、観光を再開する。
すると。
???「いや!やめて下さい!」
???「アンタ達!良い加減にしなさいよ!」
カケル「ん?」
そんな叫び声がしてきて、カケルとシンが声のした方を向くと、2人の女の子が男3人に絡まれていた。
男「おぉ、こわ。そんな怒んなよ。一緒に遊ぼうって言ってるだけじゃん。」
男「良い事教えてやっからさぁ。気持ち良〜いことをよ。」
シン(おお……………この世界にもこんなテンプレな展開が……………。)
カケル(いかにもチンピラみたいな奴らだなぁ…………。)
男「良いから来いっつってんだよ!!」
???「きゃあっ!誰か……………!」
男達がそう言うのを見て、シンとカケルがそう思っていると、無理やり連れて行こうとする。
周囲は、見て見ぬふりをしていた。
カケルとシンは話す。
カケル「どうする?」
シン「困ってるからな。助けるぞ。」
カケル「あいよ。」
2人はそう話して、口を開く。
シン「あー……………そこのお嬢さん方。お困りですか?」
???「はい!超お困りです!!」
カケル(どんな返事の仕方だよ。)
シンがそう言うと、片方の女の子がそう叫ぶ。
カケルがそう思っていると、男達が2人に絡む。
男「何だぁ?ガキ!なんか用か!正義の味方気取りかあぁ!?」
男「俺らはいつも魔物狩ってこいつらを守ってやってんだ!正義の味方は寧ろ俺らの方だろ!」
男「ヒャッハッハッハッハ!」
シン「お兄さん達、魔物を狩るのは正義の味方かも知れないけど、女の子まで狩っちゃったら悪人だよ?」
カケル「そんな事をしてるのなら、さっさと魔物を狩ったらどうです?」
男達がそう言う中、シンとカケルはそう返す。
それを聞いた男達は、ブチ切れた。
男「んだと、ガキコラァ!!」
男「死ねやっ!!」
男達は、シンとカケルに攻撃しようとする。
だが。
シン(えぇ〜〜〜何これ……………!!遅っ。)
殴り掛かろうとする男の腕をシンが掴んで、そのまま地面に叩き落とした。
それを見たシンは、カケルに聞く。
シン「あれ!?受け身とらないの!?この人、死んで無いよね?」
カケル「大丈夫だろ。片方は任せる。」
シン「お、おう……………。」
男「て……………てめぇっ!!」
2人がそう話す中、男の1人がシンに向かうが、あっさり投げ飛ばされ、ダウンする。
もう1人は、剣を抜いて、カケルの方に向かう。
だが、カケルはあっさりと躱す。
男「このっ!ちょこまかと……………!」
カケル「ふっ!はあっ!」
男が毒づく中、カケルは膝蹴りをして、剣を吹き飛ばし、ボレーキックを頭に叩き込んで、意識を刈り取る。
シンとカケルはある事を思っていた。
シン(ミッシェルさんの修行に比べれば、遊びみてーなレベルだな…………。)
カケル(他愛無いな。)
そんな風に思っていた。
駆け寄ってきた2人の少女に話しかける。
シン「大丈夫?怪我してない?」
???「あ、はい平気です!あなた達こそ大丈夫!?」
カケル「何が?」
???「だってあいつら、剣まで抜いて…………!」
カケル「あんな遅い斬りかかり、当たるわけないだろ。」
???「え……………?結構鋭いと思ったんですけど……………。」
シンがそう聞くと、赤髪の女の子がそう聞いてきて、カケルはそう答える。
もう1人の青髪の女の子がそう言う中、シンはそちらを見ると、雷が落ちたような錯覚を感じる。
何故なら、見惚れてしまったからだ。
???「どうかしましたか?」
シン(か……………可愛すぎる……………!!)
カケル(あ。一目惚れしたな。)
シンがそう思う中、カケルはそう思うのだった。
今回はここまでです。
今回は、アールスハイドの王都に向かうまでです。
そして、シンはシシリーに一目惚れしましたと。
次回は、そこからの話です。
話の流れは、アニメ版と漫画版をリミックスした感じにする予定です。
アニメ版で放送したエピソードが終わったら、漫画版を中心にしたエピソードにしていきます。
ところどころで、マルガムは出します。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
カケルのヒロインに関するアンケートは、必要が多いですね。
ヒロインに関して、もしリクエストがある場合は、活動報告にて承っています。
仮面ライダーレジェンドの変身者は、誰にするか。
-
オリキャラ
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オーグ
-
その他