仮面ライダーガッチャード&賢者の孫   作:仮面大佐

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カウント・ザ・ケミー
現在、それぞれが所持しているケミーカードは。

カケル=パラケルス
ホッパー1、スチームライナー、ゴルドダッシュ、スマホーン、スケボーズ、アッパレブシドー、レスラーG、アントルーパー、カマンティス、ヴェノムダケ、ディープマリナー、ピカホタル、メカニッカニ、スパイクル、サスケマル、エナジール、ドッキリマジーン、オドリッパ、ホークスター、グレイトンボ、テレヴィ、バクオンゼミ、ミテミラー、スタッグバイン、ライデンジ、オジーラカンス、ヤミバット、レンキングロボ、フレイローズ、ヒーケスキュー、サボニードル、サーベライガー、インセクトシャイン⭐︎、グレイデンジャー⭐︎、インフィニティウォンデッド⭐︎、ブレイクアンダー⭐︎、ハピクローバー、バンバンタンク⭐︎、ブッサソーリ、バウンティバニー、パンパカパーカー、ドクターコゾー、ツッパリヘビー、ハッスルキシドー⭐︎、パイレッツ、ギャンボエール、ブータンチ⭐︎、ユーフォーエックス、エックスレックス、バンバンブー、バグレシア、ゼグドラシル、テンフォートレス、ファイヤマルス、インフェニックス、ゴールドングリ⭐︎、リッチリッチー⭐︎、クロスブレイバー⭐︎

イアン=シグネット
マッドウィール、ガッツショベル、ゲキオコプター

クリア=テンフェクト
クロスウィザード、ビートルクス、エクシードファイター、リクシオン

プレデター
ベルゼイーター⭐︎

シン=ウォルフォード
仮面ライダーウィザード

シシリー=フォン=クロード
仮面ライダーエグゼイド

アウグスト=フォン=アールスハイド
仮面ライダーレジェンド、1号、2号、クウガ〜リバイス

マリア=フォン=メッシーナ
仮面ライダードライブ

トール=フォン=フレーゲル
仮面ライダーゼロワン

トニー=フレイド
仮面ライダー鎧武

アリス=コーナー、リン=ヒューズ
仮面ライダーW

ユリウス=フォン=リッテンハイム
仮面ライダークウガ

ユーリ=カールトン
仮面ライダービルド

マーク=ビーン
仮面ライダーブレイド

オリビア=ストーン
仮面ライダーゴースト

ミコ=ウォード
ワンダフルキャット⭐︎、カミノミコ⭐︎

ギレーヌ=フィオーネ
ブロウレイカー⭐︎

エレナ=フォン=クラーク
バーニングネロ、ゴリラセンセイ、バレットバーン、ゲンゲンチョウチョ、ウツボッチャマ、マボロノコ⭐︎、パクパクサ⭐︎、ユニコン、ザ・サン

ネーヴェ=フォン=クラーク
ソードスラッシャー⭐︎、バレットライナー⭐︎

ブライス一派
レプリスチームライナー、レプリピカホタル、レプリオドリッパ、レプリスケボーズ、レプリアッパレブシドー、レプリレスラーG、レプリヴェノムダケ、レプリゴリラセンセイ、レプリカマンティス、レプリキャッチュラ、レプリアントルーパー


第50話 運命の分岐点!オロチ事変(前編)

 クロスブレイバーが仲間になったその翌日。

 カケルはアールスハイド近郊の森を歩いていた。

 

ホッパー1「ホッパー!」

カケル「どうしたんだよ、ホッパー1?」

ホッパー1「ホッパー!ホッパホッパー!」

 

 カケルは、ホッパー1が森に行きたいと言うので、着いてきたのだ。

 しばらく歩くと。

 

ホッパー1「ホッパー!」

???「ドン!」

カケル「ん?」

 

 ホッパー1がそう言うと、そんな声と共に、もう一匹のバッタが現れる。

 そのバッタは、ホッパー1と同じバッタだが、身体はメタリックグリーンに輝き、目つきも鋭く、二本足で立っており、鳴き声もイケボでクールな感じであった。

 

カケル「ホッパー1と同じバッタのケミーだけど……………君は?」

???「ドン!」

 

 カケルは首を傾げながらそう言うと、そのバッタは、光を放ちながら、カケルのドローホルダーの中に入る。

 カケルはドローホルダーを見ると、そのケミーはドンホッパー9という名前だった。

 新世代ケミーであり、インセクト属性のレベルナンバー9だ。

 

カケル「ドンホッパー9か……………!よろしくな!」

ドンホッパー9「ドン!ドン!」

カケル「ちょっと!?どこ行くんだよ!?」

 

 カケルがドンホッパー9にそう話しかけると、ドンホッパー9はどこかへと向かう。

 カケルはドンホッパー9の後を追う。

 しばらく追いかけると。

 

イアン「はっ!はあっ!」

???「はっはぁ!ひゃっはぁぁぁ!!」

 

 イアンが変身したヴァルバラドと、ドローンを背負ったようなマルガムが戦闘を繰り広げていた。

 

カケル「マルガム!?俺も!」

イアン「手出しするな!これは俺の戦いだ!」

カケル「えぇ………………!?」

 

 カケルはそれを見て、ガッチャードライバーを取り出して、変身しようとするが、イアンはそれを拒む。

 イアンはマルガムと戦っていたが、苦戦していた。

 すると、あるカードを取り出す。

 そこには、ホッピングッドという名前のケミーがいた。

 ホッピングッドは、新世代ケミーで、ビークル属性のレベルナンバー1だ。

 

イアン「舐めるなよ…………!強くなっているのは……………お前だけじゃない!」

カケル「イアン………………。」

 

 イアンはそう言う。

 カケルがそう呟く中、イアンはヴァルバラッシャーにそのカードを装填する。

 

『ガキン!』

『HOPPINGOOD(ホッピングッド)!』

『ゴキン!』

 

 そのカードを装填すると、待機音が流れてくる。

 イアンはトリガーを引く。

 


『ヴァルバラッシュ!』

『TUNE(チューン) UP(アップ)!HOPPINGOOD(ホッピングッド)!』

 

 イアンは、ヴァルバラド・ホッピングッドカスタムになり、右足にホッピングが現れる。

 

イアン「ハアッ!ハァァァァァ!」

マルガム「ぐっ!?ぐはっ!?」

 

 イアンはホッピングで飛び回り、相手を撹乱させつつ、ヴァルバラッシャーで攻撃していた。

 

カケル「凄いな……………!」

 

 カケルがそう呟く。

 イアンは叫んだ。

 

イアン「チェックメイトだ!」

 

 イアンはそう叫ぶと、ヴァルバラッシャーのタイテンスクラッシャーを操作する。

 

『スクラップ!』

 

 その音声が流れ、待機音が流れる中、イアンはヴァルバラッシャーのトリガーを引く。

 

『ヴァルバラブレイク!』

 

イアン「ハァァァァァ!」

 

 イアンはそう叫ぶと、ホッピングのついた右足でマルガムにキックをしようとする。

 だが……………。

 

マルガム「見切った!」

イアン「何ッ!?」

マルガム「フハハハ!今度はこちらの番だ!」

 

 そのキックは、マルガムに躱されてしまう。

 イアンが驚く中、マルガムは空中から両腕の銃で撃つ。

 イアンはダメージを受けるが、強引に突破し、高く跳んでマルガムに攻撃するが避けられてしまう。

 

マルガム「これでも喰らえ!」

イアン「何っ!?ぐっ!?」

 

 マルガムは、背中から大量のドローンを出してくる。

 イアンはドローンからの銃撃によって蜂の巣にされてしまい、地面に落とされてしまう。

 

イアン「ぐっ……………!?」

マルガム「とどめだ!」

ドンホッパー9「ドン!」

 

 イアンが呻き声を出す中、マルガムはトドメを刺そうとする。

 すると、ドンホッパー9がカードから出てきて、強力な蹴りを入れる。

 

ドンホッパー9「ドン!」

マルガム「ぐっはぁ!?」

ドンホッパー9「ホッパー!ナイン!」

 

 ドンホッパー9の蹴りを受けて、飛ばされた後、マルガムが口を開く。

 

マルガム「……痛えじゃねえか!何しやがる!?」

 

 マルガムがそう言う中、カケルが前に出る。

 

イアン「カケル=パラケルス…………手出しをするなと言ったはずだ……………!!」

カケル「そんなボロボロな姿で言われても説得力無いよ。あとは任せて。」

 

 イアンはそう言うが、カケルはそう返し、ガッチャードライバーを装着する。

 すると。

 

ドンホッパー9 「ドーン!」

ホッピングッド「ホッピン?」

ドンホッパー9「ドンドン、ナイン!」

ホッピングッド「ホッピン!グッド!」

 

 ドンホッパー9とホッピングッドがそう話す。

 すると、ホッピングッドがヴァルバラッシャーから勝手に出て、カケルの方に向かう。

 

イアン「何っ……………!?」

カケル「うおっ!?力を貸してくれるのか?」

ドンホッパー9 「ドーン!」

ホッピングッド「ホッピン!」

カケル「よし!行こう!」

 

 イアンが驚く中、カケルはそう聞くと、その二体はそう答える。

 カケルは、その2枚をドライバーに装填する。

 

『DONHOPPER(ドンホッパー)9!』

『HOPPINGOOD(ホッピングッド)!』

 

 その2枚を装填すると、その2枚がカケルの背後に現れる。

 カケルは変身ポーズを取りながら叫ぶ。

 

カケル「変身!」

 

 そう言うと、ガッチャードライバーのアルトヴォークを操作する。

 

『ガッチャンコ!』

『ホッピングホッパー!』

 

 カケルはガッチャード・ホッピングホッパーに変身する。

 その姿は、スチームホッパーに似ていたが、機関車の意匠が、ホッピングの意匠に変わっており、色も水色からメタリックグリーンに変化して、背中にはバッタの羽が追加されていた。

 

マルガム「何だ?俺の邪魔をするんじゃねぇよ!」

カケル「行くぜ!」

 

 マルガムはそう言うと、ドローンを展開して、攻撃してくる。

 

カケル「ハァァァァァ!はっ!はっ!」

 

 カケルは大きくジャンプをすると、蹴ったりパンチをしたりして、ドローンを破壊していく。

 マルガムはカケルに攻撃しようとする。

 だが、カケルはそれを躱すと、攻撃する。

 

マルガム「な、何でだ!?なんでさっきの奴みたいに落ちねぇんだよ!?」

カケル「悪いけど、俺は飛べるんだよ!」

 

 マルガムはそう叫ぶと、カケルはそう言う。

 背中には、バッタの羽が現れており、それを使って飛んでいたのだ。

 カケルは、アルトヴォークを操作して、必殺待機状態にする。

 

カケル「はっ!はっ!はっ!ハァァァァ!!」

 

 カケルは、ドローンをキックして破壊すると、その反動を使って、別のドローンの方へと向かう。

 そんな感じにドローンを全て破壊し終えると、カケルは再びアルトヴォークを操作する。

 

『ホッピングホッパー!フィーバー!』

 

カケル「ハァ!はっ!はっ!はっ!」

マルガム「ぐっ!?ぐっ!?」

 

 カケルはマルガムに向かうと、何度もキックを行う。

 マルガムが怯む中、8回蹴ると同時に、大きく跳ね上がる。

 

カケル「ハァァァァァ!」

マルガム「ぐわぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 カケルは右足を思い切り伸ばす。

 マルガムが攻撃しようとした瞬間、元に戻る勢いを使って、キックを叩き込む。

 それを受けたマルガムは地面に落下して大爆発する。

 カケルが着地すると。

 

???「ドローン!」

カケル「よっと!」

 

 爆炎の中から、ドローンのケミーが現れて、カケルはライドケミーカードに封印する。

 

カケル「ガッチャ!これからよろしくな!サポードローン!」

サポードローン「ドローン!」

 

 カケルはそう話しかける。

 マルガムとなっていたのは、新世代ケミーであるアーティファクト属性のレベルナンバー8のサポードローンだった。

 イアンが去ろうとする中、カケルは話しかける。

 

カケル「イアン!助かったよ!返すよ。」

イアン「………………お前が持ってろ…………。」

カケル「えっ?…………あ、ああ………………。」

 

 カケルは、ホッピングッドのカードをイアンに返そうとすると、イアンはそう言うと、そのまま去っていく。

 イアンがある程度歩くと、思い切り木を殴る。

 木が凹む中、イアンは口を開く。

 

イアン「何故だ……………アイツばかりが強くなっていく……………!くっ!」

 

 イアンは悔しそうにそう言う。

 カケルは、レベルナンバー10のケミーを何体か手に入れ、己が苦戦した相手を倒していっている。

 どんどんと強くなっていくカケルを見て、イアンは苛立ちと焦燥感を抱いていた。

 その後、カケルはウォルフォード邸でこれまで回収してきたケミーを見る。

 

カケル「こんなにケミーをガッチャしたんだな。」

クリア「そうね。錬金連合の調査官ナイルの裏切りや異世界の仮面ライダーとの共闘。クロスウィザードも大変だったわ。私も誘拐されたりしたし。」

クロスウィザード「あの時はナイルに従わないとクリアの命が危なかったからね。でも、いっぱい友達作れたし、また会いたいね!カケル!」

カケル「ああ。」

 

 カケルがそう言うと、クリアやクロスウィザードもそう言う。

 カケルが頷くと、クリアが口を開く。

 

クリア「問題はこれからよ。錬金連合にはまだ裏がある。ケミー回収以外にブライス達や神であるサー・アルゴノーツ。タブー属性のケミーを扱う錬金術師に魔人との戦い。やることがいっぱいね。」

シン「だな。」

 

 クリアがそう言うと、シンはそう答える。

 まだまだ、やるべき事や、不穏な点など、まだまだあるのだ。

 その頃、ブライス一派は。

 

マーキュリー「まだ、完全な修復には時間がかかりますね。」

サルファー「あのガキ……………!絶対に消してやる……………!もっと力を……………!!」

 

 マーキュリーは、以前のカケルとの戦闘で無理をしたサルファーを治療していた。

 サルファーはそんな風に呟く。

 一方、ブライスは。

 

ブライス「こんな感じか……………。」

マリア「ええ。悪意人形の完成です。」

 

 ブライスは、マリア・パラケルススの指導の元、土人形のような物を完成させていた。

 

ブライス「それじゃあ、実験を始めよう。金色に染まれ……………!!」

 

 ブライスはそう言うと、目を金色に光らせる。

 すると。

 

マーキュリー「ぐっ!?何だ……………!?何が起こって……………!?」

サルファー「おい、どうしたんだ!?」

マリア「さあ、ケミストリーの時間です。これを使いなさい。金色に染まりなさい。」

 

 マーキュリーが苦しみ出すと、サルファーは困惑する。

 マリアは、サルファーにあるカードを渡すと、そう言う。

 すると、マーキュリーから光が出てくる。

 その頃、錬金連合のある施設では。

 

イアン「動作問題無し……… 相変わらず完璧な仕事ですね。フローレンスさん」

フローレンス「フローレンスさんじゃなくてプロフェッサーフローレンス。かっちょいいからそう呼べって、いつも言ってるだろ?」

イアン「…………完璧な仕事ですね。プロフェッサーフローレンス。」

フローレンス「それでいい!」

 

 イアンはヴァルバラッシャーを持ちながらそう言うと、イアンの目の前に居る女性…………フローレンス=ミュラーはそう言う。

 フローレンス=ミュラーは、錬金連合に所属している錬金術師で、イアンの師匠だ。

 すると、フローレンスは工具をしまいながら、口を開く。

 

フローレンス「まぁそれはそれとして、悪かったね。ドレッドライバーを回収しろって頼んで。」

イアン「いえ。ブライス一派は元々監視対象。俺が油断しただけです。」

フローレンス「………そう。それと、君も巻き込んで悪かったね。ウィーン・マルガレーテ。」

ウィーン「いえ、大丈夫です。」

 

 フローレンスはイアンにそう謝ると、イアンはそう答える。

 フローレンスはウィーンにも謝った。

 そんな中、イアンはある設計図を見ていた。

 

イアン「これは……………?」

フローレンス「気になる?今、私のもとで調整してるんだけど……………。」

イアン「あのドライバーは……………アイツ(カケル)の……………。」

 

 イアンがそう反応すると、フローレンスはそう言って、ある一点を見る。

 そこには、ガッチャードライバーが置かれていた。

 ただし、配線がドライバーに多く接続されていて、ユニットの様な物がついていた。

 

フローレンス「これこそ錬金連合が全ての技術を投入した、開発中の新ドライバー!君が作り上げたケミー1種の力を纏う錬金術師装甲ヴァルバラドとは違い、ケミー2種の力を混ぜ合わせ、最大限に引き出す。正真正銘、仮面ライダーのドライバーだ。その力は、理論上お気楽ボーイことカケル=パラケルスのドライバーを上回るよ。師匠(ヴァン)が設計図を託してくれたから、開発に漕ぎ着けたんだ。」

 

 フローレンスはそんな風に説明する。

 以前、イアンを通してヴァンからガッチャードライバーの設計図を受け取ったフローレンスは、錬金連合の技術を集めて、新たなドライバーを作り出そうとしていた。

 

???「やぁ、突然すまないね。」

 

 すると、いきなり本型のゲートが現れる。

 その本型のゲートから、黒色のロングヘアに赤いメッシュに黒色のジャケットを着た女性が現れる。

 

フローレンス「薫子、君も来ていたのか。」

ウィーン「薫子さん………。」

 

 そう言って現れたのは、薫子という女性だった。

 彼女は、ウィーンの関係者だ。

 

薫子「マルガレーテに、ドンヴァルバラドの強化アイテムが一段落ついたから、渡そうと思ってね。」

 

 薫子はそう言いながら腕時計型端末コードブレスを操作すると、2つのアタッシュケースと歯車のようなアイテムが入った収納ケースを机に出現させる。

 薫子は1つ目のアタッシュケースを開けると、ニンジャークソードの装飾が付いたサングラスの銃が入っていた。

 歯車のようなアイテムが入った収納ケースはアバタロウギアホルダーで、薫子がアバタロウギア専用の収納アイテムを開発していたのだ。

 

薫子「1つ目はニンジャークブラスター。ドンブラスターの設計図を基に、ニンジャークソードの機能を組み合わせて開発したドンムラサメとドンヴァルバラド専用の変身銃だ。ニンジャークソードやザングラソードとアバタロウギアの連動できるだけじゃなく、不死の弾丸を発射できる他、不死身や不老不死の敵に有効だ。普通のエネルギー弾を発射することもできる。」

イアン「今まではヴァルバラッシャーのみだったから、それを補うための武器という事か?」

薫子「ああ。アバタロウギアホルダーには、ドンヴァルバラドのアバタロウギアやロボタロウギア、ブラックトラドラゴンジンムラサメを呼び出すギア等もある。」

 

 薫子はそう説明する。

 暴太郎戦隊ドンブラザーズの変身アイテムであるドンブラスターを参考に、新たに作ったのだ。

 イアンがそう聞くと、薫子はそう答える。

 

薫子「2つ目はこれだ。」

 

 薫子が2つ目のアタッシュケースを開けると、そこに入っていたのは、金色の不死鳥型のアイテムだった。

 

薫子「これはドンモモタロウが使っていたオミコシフェニックスだ。だけど、この状態ではマルガレーテの体が持たずに破壊されてしまう。」

フローレンス「紫の炎……だったか?」

薫子「ああ。紫の炎に耐えられるように今はまだ調整中という訳だ。ない訳がない。」

 

 薫子はドンモモタロウの強化アイテムであるオミコシフェニックスを見せながらそう言う。

 フローレンスの質問に薫子が答える中、ウィーンはインフェニックスのカードを取り出す。

 

イアン「ファンタスティックケミーのレベルナンバー5のインフェニックスか。」

薫子「まあ、ともかく、ニンジャークブラスターとアバタロウギアをマルガレーテに渡したくてこの世界に来たんだ。オミコシフェニックスはフローレンスに預けるよ。」

 

 イアンがそう言う中、薫子はそう言う。

 ワールドゲートワンダーライドブックを開き、薫子は元の世界に帰る。

 それを、イアンは複雑な表情で見ていた。

 その頃、アールスハイド王都では。

 

カケル「さて、こんな物かな。買い出しは。」

 

 カケルが買い出しを行なっていた。

 ちなみに、バレないように変装をしており、ハンチング帽を被り、伊達メガネを着用していた。

 ちなみに、買い物を終えたあとは、路地裏に入って、ゲートで帰っている。

 すると。

 

カケル「ん?鈴の音?」

 

 突如、鈴の音が響き渡り、カケルは周囲を見渡す。

 すると、空の一部が黒雲になっていたのだ。

 そこから、蛇が出てくる。

 

カケル「蛇……………!?まさかマルガムか!?」

 

 それを見て、カケルはマルガムだと判断する。

 すると、そのマルガムが光線を発射すると、その光線に当たった人が石化する。

 それを見て、人々が逃げ出す中、カケルは周りに誰もいない事を確認すると、ガッチャードライバーにカードを装填する。

 

『HOPPER(ホッパー)1!』

『STEAMLINER(スチームライナー)!』

 

ホッパー1「ホッパー!」

スチームライナー「スチーム!」

カケル「変身!」

 

 ホッパー1とスチームライナーのカードが現れる中、カケルはそう言うと、アルトヴォークを操作する。

 

『ガッチャンコ!』

『スチームホッパー!』

 

 カケルはガッチャード・スチームホッパーに変身すると口を開く。

 

カケル「石になった人を元に戻せ!!」

 

 カケルは、そう叫びながらガッチャージガンを放つ。

 ガッチャージガンによる銃撃は、空にいる蛇の首に当たると、鈴が壊される。

 すると。

 

???「やあ、カケル=パラケルス。」

カケル「この声は……………ブライスか!?」

 

 蛇が声を出してくる。

 それを聞いて、ブライスだと判断する。

 すると、蛇が石化光線を放ち、カケルは躱しながら銃撃を行う。

 階段の影に隠れて、やり過ごすと、ガッチャージガンで銃撃しようとする。

 

カケル「ふっ!………………えっ?どこ行った!?」

 

 カケルが銃撃しようとするが、既に蛇は姿を消していた。

 カケルは、困惑する。

 その後、エレナ、ミコ、シン、シシリー、クリアと合流する。

 カケル達は、石化してしまった人を見る。

 

シン「石化してるのか……………!?この人は!?」

シシリー「酷い……………!」

ミコ「これが、カケル君が見たっていう蛇の能力なの?」

クリア「でも、ツッパリヘビーはもう回収してるでしょ?」

カケル「とにかく、早く石化した人を元に戻さないと!ケミーがこんな事をするはずが無い!ブライスによって、マルガムにされたと思う!」

エレナ「待って!お兄ちゃんとヴァン様から連絡が!」

 

 シン達が石化した人を呆然と見る中、カケルはそう言う。

 蛇のマルガムという事で、ツッパリヘビーかと思われたが、既にツッパリヘビーは回収していた。

 すると、エレナはケミーライザーを手に、口を開く。

 ネーヴェ達が口を開く。

 

ネーヴェ「街のあちこちで、石化現象が起こっている!それに、アールスハイド王都から離れた街でも、石化現象が確認された!」

ヴァン「このままでは、1時間もしないうちに、街が丸ごと石化してしまうぞ!アールスハイド王都から離れた街には、ウィーン達が向かっておる!お前達は、アールスハイド王都の方の石化現象に対応してくれ!」

 

 ネーヴェとヴァンはそう言う。

 なんと、アールスハイド王都から離れた街でも、石化現象が起こっていたのだ。

 2人がそう言うのを聞くと。

 

カケル「そんな…………!?蛇は追い払ったはずなのに!?」

クリア「街の位置は遠いから……………同じマルガムがもう一体現れたのかしら…………?」

シン「とにかく、オーグ達にも連絡するぞ!」

シシリー「……………?あの、鈴の音が聞こえてきませんか?」

 

 カケルがそう驚く中、クリアはそう考える。

 シンがそう言うと、シシリーがそう言う。

 すると、上空から再び蛇が現れた。

 

カケル「まずい……………!皆、逃げろ!!」

 

 それを見て、カケルは逃げる事を選択した。

 だが。

 

ミコ「きゃっ!?」

シシリー「ミコさん!?」

シン「シシリー!くそっ!」

 

 ミコが転んでしまい、シシリーとシンがミコの方に駆け寄る。

 すると、その蛇は石化光線を放つ。

 シンが魔力障壁を展開すると、何とか石化光線を防ぐ事ができた……………かのように見えた。

 

シン「なっ!?」

シシリー「魔力障壁が!?」

 

 すると、光線は魔力障壁を貫通して、シン達に命中してしまう。

 シン達は、石化してしまった。

 

カケル「皆!」

エレナ「カケル!このままここに居たら危険よ!」

クリア「今は引くしかないわ!」

カケル「ごめん、皆!絶対にマルガムを倒して、元に戻すから!」

 

 カケルが石化したシン達に駆け寄ろうとするが、エレナとクリアの2人に止められ、カケルはそう叫びながら、その場を後にする。

 その頃、アールスハイド王都から離れた街に向かったリコ達は。

 

マルガム「ぐわぁぁぁぁぁ!!」

ウィーン「ジャマタノオロチのマルガム……石化の被害が増える前に回収する。」

プリム「ああ。これ以上の被害は出させない。メモリア、石化されてない街の人達をンコソパに避難させてくれ。」

メモリア「承知しました。」

リコ「行こう!」

 

 マルガムが石化光線を放っており、それを見て、ウィーンはそう言う。

 現れているのは、アールスハイド王都に出現したのと同じく、オロチマルガムだった。

 メモリアは、避難誘導に当たる。

 3人は、変身を開始する。

 

『アルケミスリンク』

 

 プリムがドライバーにネオアルケミストリングをスキャンすると、3人はそれぞれのカードを装填する。

 

『GENERATION(ジェネレーション)!』

『HOPPER(ホッパー)1!』

『STEAMLINER(スチームライナー)!』

『SHARKWHEEL(シャークウィール)!イグナイト!』

『DAIOHNI(ダイオーニ)!イグナイト!』

『GIGABAHAM(ギガバハム)!』

『KUROANA(クロアナ)!』

 

 3人はドライバーにそれぞれのカードを装填する。

 

『I(アイ) will(ウィル) be(ビー) reborn(リボーン) as(アズ) a(ア) real(リアル) warrior(ウォーリア)……』

『I(アイ) will(ウィル) be(ビー) reborn(リボーン) as(アズ) a(ア) real(リアル) warrior(ウォーリア)……』

 

 その待機音が流れる中、3人は叫ぶ。

 

「「「変身!」」」

 

 そう言うと、それぞれのドライバーを操作して、変身を開始する。

 

『エクストリームガッチャンコ!』

『ガッチャーンコ!What's(ワッツ) up(アップ)!?』

『ガガガガッチャーンコ!』

『スチームホッパー!』

『ジェネシスガッチャード!』

『ドンヴァルバラド!』

『斬リ捨テ SHINOBI(シノビ)!』

『ギャラクシーホール!』

『ブラックバハムート!』

 

 3人はそれぞれの仮面ライダーに変身して、オロチマルガムへと向かっていく。

 

ウィーン「ふっ!はっ!」

 

 ウィーンは脚部のニンジャークソールの力場の展開により歩行可能領域を拡張することで、上下左右の区別なく活動をすることが可能となる。

 その機能を使って空中歩行を行い、ドンイグナイターで紫色の高次の出力を加速放出させ、高速移動に応用してオロチマルガムの石化光線を回避して、背後に大量のヴァルバラッシャーを錬成して、砲撃をオロチマルガムに放つ。

 

プリム「はっ!ハアッ!」

 

 プリムは翼を展開すると、空を飛ぶ。

 スプリームホールを展開しながら瞬間移動を行い、石化光線を回避する。

 ガッチャートルネードを取り出すと、ジャマタノオロチのカードを装填する。

 

『ケミーセット!』

 

 その音声が鳴ると、待機音が流れてきて、プリムはトリガーを引く。

 

プリム「ハァァァァァ!」

 

『ケミースラッシュ!』

 

 プリムは、伸縮自在な八本の蛇の頭のオーラを纏った斬撃を行う。

 それによって、オロチマルガムはダメージを受けた。

 そして、リコはというと。

 

リコ「はっ!ハアッ!」

 

 リコは、ガッチャージガンとガッチャートルネードを持って、攻撃していく。

 ジェネシスガッチャードの足裏のジェネシスソールによる力場の展開により、歩行可能領域を拡張することで上下左右の区別なく活動することが可能となる。

 それによって、白色の残光を残しながら高速移動をして、石化光線を避けていく。

 結晶状のバリアを展開させる中、2枚のカードを取り出す。

 

『BLIZZAMMOTH(ブリザンモス)!』

 

 ジェネシスブリザンモスを取り出すと、それをガッチャージガンにスキャンする。

 もう一枚のカードを、ガッチャートルネードに装填する。

 

『ケミーセット!』

 

 その音声が鳴る。

 装填したのは、ジェネシスケスゾーだった。

 

リコ「はっ!」

 

『ガッチャージバスター!』

 

 リコがガッチャージガンのトリガーを引くと、ガッチャージガンから9京度の絶対零度の光線を放ち、オロチマルガムの八本の蛇の頭の触手を凍結粉砕させる。

 そして、ガッチャートルネードを構えると。

 

リコ「ハァァァァァ!」

 

『ケミースラッシュ!』

 

 リコは、ジェネシスケスゾーの力を付与した斬撃で、巨大になっていたオロチマルガムを等身大の姿に戻した。

 オロチマルガムが疲弊する中、リコはドライバーを操作する。

 

リコ「これで終わらせる!」

 

 リコはそう言うと、再びドライバーを操作した。

 

『スチームホッパー!エタニティフィーバー!』

 

リコ「ハァァァァァ!」

 

 リコはライダーキックを放ち、オロチマルガムに攻撃する。

 それを受けたオロチマルガムは、爆発する。

 リコが着地してオロチマルガムがいたほうを見ると、そこに人は居らず、人形の様な物が出てきて、崩れ去った。

 

リコ「あれは悪意人形!?それもマリア特製の………!?まさか、本物は!」

ウィーン「これはしてやられたわね。」

プリム「僕たちを誘い込む為に生み出したという訳か。」

リコ「早く王都に戻ろう!」

 

 その人形を見て、リコ達は察した。

 自分たちが誘い込まれたのだと。

 カケル達から分断する為に。

 3人は、その場をメモリアに任せると、急いでアールスハイド王都の方へと向かう。




今回はここまでです。
いよいよ、オロチ事変の話に入りました。
前後編で分けます。
枝見鏡花さんに相当するキャラであるフローレンス=ミュラーが登場しました。
そして、カケル達と分断されてしまうリコ達。
いよいよ、あの暁の仮面ライダーが降臨する。
ちなみに、シンが魔力障壁を使ったのに石化したのは、流石のシンも、石化する事は想定に入っていなかったからです。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今後の展開でリクエストがあれば、活動報告から承っております。
アイアンガッチャードがどのタイミングで登場するのかとか。
賢者の孫としてのストーリーも進めつつですが。
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