とある少女の日記   作:たくましいなw

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●月●日

前回の日記から1週間が経過した。特に日記に書くようなこともなく、新しく生活ルーティンに加わった能力の制御訓練も特に問題もなくこなし、それなりに能力を操れるようになった。

 

その為か、今までやっていた戦闘訓練の内容が変更されることになった。主に体術や身体能力の基礎を鍛えるものだったのが、これからは能力も用いて実戦形式でやることになった。

 

その際驚いたのが、なんと父も能力者だったことだ。しかもメラメラの実。勿論最初に聞かされた時は耳を疑ったが、実際に目の前で炎を出されては納得せざるを得ない。

 

しかし、それではエースは……?まさか、近いうちに父が死ぬとでも言うのだろうか。だが、病気をしているなどとは聞いていないし、そんな様子もない。寿命というには若すぎるし、外的要因……つまり事故や何者かに殺されると仮定するには、些か本人が強過ぎる。なにせ能力も使った本気の模擬戦で俺が手も足も出なかったのだ。子供と大人とは言え、能力は火と水。その相性は明白だろう。しかも、覇気まで使えるのだ。それも恐らくは相当高いレベルで。……はっきり言って、父が死ぬヴィジョンが見えない。

 

……まあ、今考えていても答えが出るわけでは無い。父には事故に気を付けるようにでも話しておこう。

 

父のことは一旦置いておいて、訓練のことだ。先程も書いた通り実戦形式の訓練では父に手も足も出なかったわけだが、その後に今度は覇気の習得をすることになった。

 

覇気。この世界の人類の全てが潜在的に有するという「意志の力」。それは大きく3種類に分けられる。自身の身体に纏い攻撃力や防御力を跳ね上げることが出来る「武装色の覇気」。放出することで相手の攻撃や行動を読み取ることが出来る「見聞色の覇気」。そして王の資質を持つものだけが扱えるとされる「覇王色の覇気」。

 

これらの覇気を習得出来れば戦闘力が跳ね上がる。父が言うには、「どうしたら出来るかなんて考えるな。出来て当たり前のものだと考えろ。呼吸と同じだ」とのことだ。つまり松岡修造のように自分を鼓舞すればいいということだろうか。

 

頑張れ頑張れ出来る出来る絶対出来る頑張れもっとやれるって!やれる気持ちの問題だ頑張れ頑張れそこだ!そこで諦めんな絶対に頑張れ積極的にポジティブに頑張る頑張る!北京だって頑張ってるんだから!諦めんなよお前!どうしてそこでやめるんだそこで!日本一になるって言っただろ!今日からお前は富士山だ!

 

 

もっと!!熱くなれよォォォォォォォォ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………と言った具合で気合いを入れまくったところ、それらしき力の存在を実感出来た。いやはや、気合いでなんとかなるもんだなぁ……。

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