あともう一回まとめたら、本編の続きを書こうと思います。
雀荘荒らしの咲 解説編2
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園城寺怜&清水谷竜華 大阪のコンビと言えばこの二人。
病弱な怜とそれを支える竜華。この二人に関しては原作と差ほど違いは無いが、能力やオーラの扱いに関しては原作より進んでいる。それだけである。
咲からの評価「うーん・・・見たまんま、かな?」
咲が初めて会った時は、怜が能力の使い過ぎで倒れているところであった為、あまり二人の関係について気にしている状況では無かったのだが、次の日にお見舞いに行った咲は思った・・・(この二人、すっごい仲が良いね。私も光ちゃんと再会した時の為に参考にしよっと。)と。
二人が抱く咲への想い
この二人は加治木と桃子のペアと違ってそこまで咲に心酔はしていない。しかし咲を師匠と呼んで慕っているのに変わりはない。故にいずれは加治木&桃子のようになるかもしれない。・・・というより咲の傍にいれば、いずれは皆そこへ行きつくのである。それほどまでに、咲の白のオーラは強力なのだ。
神代小蒔 自由を知って強くなった少女
少し前までは、ただ言われた事をこなすだけのお人形さんであった小蒔。神からの勅命に疑問を抱かず、ただ淡々とやる事をやっているだけの詰まらない生き方を無感情で行うロボット。そんな彼女も咲と出会って変わった。
咲からの評価「未だに許してないからね。アイツ等の事は。・・・子供に大役を押し付けて、自分達だけ美味しい汁を啜るっていうのは、憩ちゃんを襲った暴漢共と大差無いからね。」
一目見て怒りが有頂天になった咲はほとんど反射で小蒔を攫って行った。神職に使えている方々には、小蒔の在り方は当たり前に映っていたのだろうが、咲からして見れば子供を自分達の都合で好き勝手に使う神鏡は、この世の悪そのものであった。小蒔を攫った後、咲はまず巡ろうと思っていた美味しい寿司屋さんに小蒔を連れ込んだ。そこは咏が咲におススメした店であり、静かな雰囲気が売りの店でもあった。そこで咲は小蒔に好きなだけ寿司を食べさせ、その間にオーラで小蒔の深層心理を探ろうとした。それに気づいて咲から小蒔を守ったのは、小蒔を依り代にしている九面の神々であった。
神々と真正面から向かい合った少女
九面の神々が一斉に降りてきた事で流石の小蒔も食べるのを止めて会話に集中する。と言っても神々と咲との会話も長くは続かず「この子を解き放って!この子は普通の女の子だよ!大人に好き勝手利用されるのか可哀そうだよ!」「「「黙れ小娘!貴様に小蒔の心が癒せるのか!物心付いた時から我らと苦楽を共にしてきた可愛い可愛い我らの娘・・・生まれ持っての素質が故に、神鏡の連中に親元から引き離され生贄にされた哀れな娘・・・お前にこの子が救えるのか!」」」「偉そうにほざかないで!この子の事を本当に愛しているなら、貴方達がこの子の為に神鏡をぶっ壊せば良かったんだよ!なのに今こうして貴方達はこの子を利用して力を振るって・・・貴方達は神鏡の連中と同じ!全員善人ぶった屑だよ!神様失格だよ!なのに偉そうに上から説教するなんて、そんな資格!貴方達には無い!」まさかの神々を正面から否定するストロングスタイルに小蒔は顔が真っ青になる。
神々の想い
咲の言葉に怒った神々は、9人全員で咲に最大級の殺気を放った!普通の人間だったらショック死するレベルである。しかし咲は「は、この程度が全力なの?笑わせないで!このくらいの殺気、小鍛冶さんの国士無双に比べたら屁でもないよ!」全く怯まなかった。・・・そのまま双方しばしの睨みあいを続けていたが・・・5分程経った後、神々が言の葉を紡いだ。「やっと現れた。」「小蒔に相応しい友。」「どうかこれからも小蒔を頼む。」「神鏡が来たら我らの名前を言え、すぐに引くであろう。」という言葉を残して天に帰って行った。九面の残していった言葉の意味を考えていると、急に小蒔が頬を赤らめて「あ、あの。良ければお名前を///」ともじもじしながら問うてきた。これが咲と小蒔の交流の始まりであった。
神々の真意
咲が小蒔と再び再会を果たしたインターハイ2回戦後、咲の腕に絡みつく小蒔を見ながら九面達は苦笑する。「初めての友達にしては些か灰汁が強いのでは?」「いやしかしこれぐらいでなければ最高神様が納得しないでしょう?」「我の所為にする気か貴様ら!?」本当は彼らも小蒔が心配だったのだ。しかし神であるがゆえに人々を守る為の依り代は絶対に必要な為、黙って神鏡のやり方を黙認するしかないのが現状であった。ならばせめて、歴代の依り代となる少女に素敵な出会いが訪れる奇跡を掛け、その相手が来るまで依り代を守り続けるのが我らのやり方。と、そんな不器用な親父としての側面こそが九面達の本性なのである。
姉帯豊音 鬼(神)の血を引く能力者
代々に渡って六曜の能力を受け継いできた家系の少女。咲に出会う事で自分達一族を蝕んで来た呪いに決着を付ける事となる。生まれた時から六曜の力を宿していた彼女は、基本的には山に引きこもって生活しており、学校でも他人と関わるのを避けるようにと母親からきつく言われていた。それも仕方のない事で、代々に渡って姉帯家は深く愛した人物を男女関係無く呪い殺してしまう運命にあったからである。
咲からの評価「豊音さん、ねぇ・・・たぶん光ちゃんの好みのタイプだと思うよ。だって私と結構似てる部分多いし。」
自身の能力で仲間達を殺しそうになっていたところを私に助けられ、それからたった数日間の訓練で能力の制御のイロハを習得したまぁまぁの秀才・・・というのが咲の現在の感想である。第17話の最後で咲が宮守の部員全員に能力の使い方や麻雀のイロハなどを教えたとあったが、教えていた咲の考えとしては(この数日の間に取り合えず能力をコントロールする方法の基礎の基礎までは教えられたらいいなぁ)・・・程度であった。いくら咲に白のオーラがあり、他人から信頼を得られやすいと言っても能力の扱い方など、とても数日で教えきれるようなものではない。だから咲はこの数日の滞在の後も、何回かに渡って豊音達を訓練するつもりでいたのだが・・・結果として、豊音は咲の想像を大きく超えた成果を出すに至った。
豊音が咲と会えなかった七ヵ月の間
咲と別れた直後の荒れ様は本当に酷いものだった。元から自分の立場や役目が明確であった小蒔と違い、豊音は自分を律してくれる存在を誰一人持っていなかった。あの熊倉でさえ、豊音には甘いのである。故に豊音は咲の喪失に酷く心を乱された。大好きだった仲間との麻雀だって、咲が本来いる場所に誰もいない事にふと気づいては涙を流し、そんな豊音を見た仲間達もつられて涙を流した。家に帰れば床に蹲って咲の名を何度も呼びながら胸を押さえ、能力が暴走しそうになるのを必死に堪えた。そう・・・豊音にとって自分の人生とも呼べる六曜の能力、そのコントロール方を教えてくれた咲はもはや自分の第二の母みたいな存在にまで繰り上げられており、宮永咲という家族を失ったショックは、豊音の精神を1ヵ月間揺さぶり続けた。それでも咲が最後に言っていた”今年のインターハイで会いましょう!”という言葉を思い出して、なんとか顔をあげて麻雀を練習し・・・念願の岩手代表の座を手にしたのである。
豊音の将来の展望
率直に言ってしまえば、咲を含めた宮守部員達との同棲である。今までは、自分の中には鬼の血が混じっているからと将来について明るい希望を持てないでいた豊音。しかし永水との戦いで自身のルーツが神であると知った豊音は一皮剥けて強くなったのだ。無論これからも彼女は自身の能力で悩むことがあるだろう。しかし今の彼女には頼もしい仲間達が付いている。彼女の将来は明るい。そしてその未来をもっと明るくする為には、咲達の存在が不可欠なのである。
清澄の部員達(主に原村と竹井) 咲に初めてできた親友とも呼べる存在達
咲が住んでいる長野県にある清澄高校。そこに通う麻雀部の部員達。能力やオーラに関しては咲の足元にも及ばないが、咲の素を先に知って、それでも受け入れてくれた優しい人達でもある。そんな彼らを咲は愛している。
咲からの評価「みんな良い人達だからね。出来る限り幸せな人生を歩めるよう、影ながら見守っていくよ。ああでも、もしみんなを泣かせるような奴が現れたら・・・容赦しないから。」
咲が生まれて初めてオーラをベッタリ付けて自分の物だとアピールしようと思った者達。それほでまでに咲の中で彼らの存在は大きい。
原作同様京太郎が咲を麻雀部へと案内し、竹井が半ば強引にスカウトしたのだが、本作の咲は最初から麻雀部には入る予定でいたのだ。それを知らない竹井は咲を無理やり麻雀部に誘ってしまった事に結構な罪悪感を抱えていたのだが、その罪悪感を利用して咲は土日の部活動を毎回休む約束を竹井に取り付けた。当然竹井は強く反対したかったが、罪悪感から咲のお願いを・・咲の特別待遇を許す事になる。
初日に絶対通しておきたい案件を無事に通せた咲は、もう楽勝ムードであった。後はこのまま白のオーラを使い、一気に部員全員と距離を縮めるだけだと思った。しかしここで思いもよらない敵が立ちはだかった・・・インターミドルのチャンピオン、原村和である。
原村和の能力
率直に言えば、咲は原村の事を非常に気に入っている。入部した初日、麻雀の最中に自分のオーラが和に全く通用しないと気づいた時から・・・
和の能力は相手の能力やオーラを自身を中心に無力化して、逆に自身の確率中心の世界を展開する空間タイプの能力であった。故に咲の白や黒のオーラは試合中の和には効果が無く、また和の影響下にいた他の部員全員にも効果が薄かった。
この事から咲は白のオーラを使っての仲良し作戦を諦め、素の自分を直接ぶつけて受け入れて貰う方向へシフトチェンジした。だが咲の素は穏やかな文学少女。自分からグイグイ行くタイプではない。これから先インターハイの優勝まで部員達と一緒に頑張って行かなければいけない状況で、部員同士と仲良くなれないのは流石にまずいと少し弱気になっていた咲であったが、そんな咲を自然に助けてくれたのが他でもない和であった。
和と過去の咲
和は積極的に咲を麻雀に誘い、咲に勝とうと必死になっていた。その姿にかつての幼くて弱虫で泣き虫で、でも幼いながらに最強の姉を超えようと必死になって牌を握っていた・・・純粋だった自分の面影を見た咲は、自然と和に惹かれていった。もちろん咲の本命は光であるので(和ちゃんが素敵なお嫁さんに成れるまでは・・・私も影ながら尽力しようかな。)程度ではあった。それでも咲がここまで普通の人生を送って来た子に入れ込むのは初めてで、咲自身も和の幸せを願う自分に驚いていた。
現在
インターハイ予選から数か月それとインターハイ準決勝までの時を経て、咲と清澄麻雀部の絆はとても深く固いものへと成長していった。部員達は自身の成長を、オーラを使ってこっそり促してくれる咲に本能的に惹かれ、咲の方もカンドラとしてでは無く、咲を普通の人として接してくれるみんなを自分が帰るべき第2の家として見れるまでになり、確実にチームの絆は深まっていた。中でも原村和の懐き具合には咲も本当に驚いていた。オーラの影響を一切受けていないにも関わらず、何故こんなにも和は自分に構うのか?今までオーラを使って仲良くなってきた咲には理解できなかったが、インハイ予選が終わった後に・・・
「咲さんは本当に不思議な方ですね。・・私達全員が、内心もう負けるって諦めた時でも、咲さんだけは前を向いているんです。そして堂々と戦いに赴き、席に座っても可愛く笑っていて・・・かと思えば牌を打つ姿はまさに帝王!普段の怯えた表情はどこへやら!一切の迷いなく牌を打って相手に喰らいつく!自分がピンチになっても一切表情を崩さない!そして最後は必ず勝つ!・・・ああ、咲さん。貴女は何でそんなに沢山の顔を持っているのですか?私は咲さんの全ての顔を把握できていますか?・・・出来る事なら、強くて優しくて、でも不安そうに怯える時もある・・・そんな貴女の隣に、いつまでも居たいです。誰も知らない貴女を、他でもない私だけが知っていたいんです。」
という、夕日をバックに学校の屋上で会話するという雰囲気に酔った和の言葉を貰い、
(ああ、素の私とカンドラとしての私。両方の私がいる事を本能的に察したんだね。・・・ふふ、敵わないなぁ和ちゃんには。初めてだよ、ノーヒントでここまで私の本質に近づいた子は。)
と、和の人間としての洞察力に素直に関心しつつ、急激に仲良くなった理由に納得した、という経緯があった。
ネリー・ヴィルサラーゼ 家族思いのツンデレさん
故郷ジョージアから単身で日本に留学してきた16歳。日本に来るまでに能力をガッツリ使って生き残って来た、割とガチ目のサバイバーである。基本的に誰かに頼ろうとせずに自分1人で何でもこなそうとする強気な少女。日本に来てからも家族の為に違法賭博に手を出そうとする程の家族愛を持っており(信じられるのは家族だけ!他はみんな敵!)というスタンスで行動していた・・・咲に出会うまでは。
咲からの評価「すっごい破天荒だよね。でもああいう性格じゃなきゃ戦場では生き残れないんだろうなぁ・・うん、今度会ったら思いっきり甘やかそう。」
最初に見た時に咲が思った事は(え?何この凄い洗練された気力!?身体から全くと言っていい程気力漏れが無い!凄い!まるで何年も戦場で生き残って来たような・・・でも追い詰められた顔をしているね。ちょっと心配だな、声かけてみようかな?)だった。その後は第7話~第8話の通りに進んだが、実は8話の最後に、流石にここまで話を聞いておいて何もせずにオサラバするのは忍びないと思った咲が、今日勝った分の半分をネリーのカバンに適当に突っ込んで(よし、これで大丈夫かな?これでもうこの子が雀荘に足を運ぶことも無いだろうし・・・これが最後の別れになる、よね。)と、若干名残惜しそうにお店を後にしていたのである。
能力者を纏める者としての資質
準決勝が終わった後、咲はネリーの成長スピードに改めて驚かされた。ネリーは他の咲の弟子達とは違い、咲から直接オーラの指導を受けた事はない。なのにオーラの動きだけは咲とほぼ同レベルであった。これはひとえにネリーが天才という事で、いずれは咲すらも追い抜く可能性もあるという事でもある。その事をネリー自身は知らないが、準決勝後の咲はネリーが近い将来自分を追い抜く事を直感し、その日を楽しみに待つ事にしたのである。
もっともその理由も、咲がカンドラとして活動していく際、対戦相手のレベルの低さに退屈しなくて済みそうだから、という歪んだ理由ではあるのだが。
ネリーの望む未来
そんな咲の歪んだ思いを他所にネリー本人は咲の事を神聖視しており、出来る事なら咲と一緒に世界中の国を巡って、悪を挫き弱者を助ける義人としての道を共に歩みたいと思っている。もちろんそれは咲が望んだ場合の話であり、咲が日本でダラダラと過ごしたいと言ったらネリーも日本で適当に生きるつもりである。その代わりに咲の傍に侍る事を許して欲しいと本人に告白するのが、ネリーの今の夢であり、その際にどう言おうか迷っているのが、ネリーのちょっとした悩みの種でもある。