雀荘荒らしの咲   作:ロクナナエイト

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まとめシリーズ第3弾です。
これで一応まとめシリーズは終わりです。
夜寝る前に書いているので誤字脱字や書き忘れたところがあるかもしれません。
あったらあったで、後でこっそり直しておこうと思います。




今までのまとめ3

 

 

 雀荘荒らしの咲 解説編3

 

 

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  天江衣 実はもう少しで死ぬところだった子

 咲に会うまでは自分勝手で我儘な子供、咲に会ってからは熱心な咲信者。自分の能力に絶対の自信があり、自分こそが人の上に立つべき者だという支配者としての自覚も出来ていた。・・が、それも咲によってバラバラに砕かれる事となった。

 

  咲からの評価「最初に会った時は"この子はいつか私の手でヤる!"って思ったね。でも結果的にヤらなくて良かったよ。今ではすっかり良い子に成長したしね。」

 当時、咲と出会う前の衣は、両親を突然失った痛みに苦しんでおり、痛みを紛らわせる為に雑魚雀士を必要以上に痛ぶってストレスを発散したり、龍門渕の使用人にオーラをぶつけて精神が軋む様を見て笑ったりと、やりたい放題やっていたのである。つまり、原作よりずっと悪い子だったのだ。そんな悪い子な衣を一目見た咲は、荒川に暴行を働いた連中と似ていると直感的に思い、試合本番での彼女の闘牌を見て自身の直感の正しさを再認識した。

 

(この子は悪だ、放っておけばいずれ巨悪となって荒川さんみたいな子を増やす可能性がある!早い内に私の手で・・)

 

 と、完全に衣を敵と見做して、彼女を確実にヤる算段までつけていた。ちなみに咲の言う”ヤる”とは、小鍛冶が公式試合中にそれなりの頻度でやっていた、相手の心を折って社会生活をまともに送れなくするという、対象の引きこもり化を促すものであった。本当は衣の心を物理的に潰したかったのだが、流石にそんな事をすれば麻雀協会も黙っていないと思い、咲は自重した。その事を後で知ったプロ雀士達3人はドン引きした。あの小鍛冶でさえドン引きしたのである。

 

  衣の変化

 咲の黒と白のオーラを使った調教に、たちまち衣の心は堕ちていった。しかし考えてみればそれも当然、衣は両親を失った喪失感を他人を嬲る事で満たしていたのだ。そこに白のオーラで親に似た雰囲気を出しながら、自分の事を偉いと褒めてくれる女の子が現れればどうなるか?衣は溺れた。黒のオーラで全身を嬲られて意識が混濁しているところに、白のオーラで痛みの渦から救い上げてくれた天使・・・その存在に自分の両親を重ねながら崇め称えた。

 この日以降、衣が誰かを理不尽に嬲る事は無くなり、龍門渕家には平和が戻って来たのだが、代わりに衣は咲のご機嫌を取る事ばかり考えて行動するようになってしまった。最初は透華に咲と自分専用のスマホが欲しい!という我儘から始まり、そこから電話で逐一咲の指示を仰ぐようになってしまった。またその際の心情も、

 

(ふふふ、これで咲様からの指示を受け取り易くなった!あとは衣が咲様の指示を完璧にこなすだけで、咲様は褒めて下さる!またあの清きオーラで衣を両親の元へ連れてって下さる!)

 

 という、傍から見れば完全にホストにハマったメンヘラ女か、ヤバい宗教に捕まった被害女性である。ちなみにこの状態の衣を見た龍門渕のメンバーも全員同じような事を思っていた。

 そして衣が変わってから一週間が経った頃、衣が完全に自分に依存していると実感した咲は、ここから彼女をいっぱしの能力者として自立出来るように教育を始めた。最初は自身の様付けを外させ、ちょっとずつ白のオーラをご褒美に使用する頻度も減らした。これを1ヵ月の間に3回繰り返す事でちょっとずつ彼女は能力者として成長していった。そしたら次は、彼女が河底のオーラを目標にするようにそれとなく誘導し、咲と自分以外の事を中心に考えるように促した。そして結果は実り、見事咲は衣の性格を更生する事に成功したのだった。

 

  衣の将来

 衣としては咲の近くに居られるのならそれで良いの一言である。結局のところ、衣はただ愛情を求めているだけなのだ。無論愛情をくれるなら誰でも良い訳でもない。衣・・と言うより能力者は全員、大なり小なり自分は能力が使えるから偉いんだ、という選民思想が根付いているのだ。能力者と結婚したい場合、この選民思想をぶっ壊せる程の強いインパクトを与えられる者でないと、能力者からYESの返答を貰う事は出来ない。それに加えて衣は寂しがり屋である。彼女の心を埋めるには、並大抵の優しさでは駄目なのだ。時に自分を甘やかし、時に自分を叱責する。そして彼女より強い能力を持っていないといけない。この条件に当てはまったのが他でもない咲であり、咲にしか衣の心を動かせなかったのだ。そんな運命に出会った衣が、咲の為に命を捧げるのは、何もおかしな事では無いのである。

 

 

  龍門渕透華 咲から要注意人物として警戒されている女

 龍門渕家の次期当主。現時点ではただの高飛車なお嬢様だが、能力が完全に覚醒したら衣でも手が付けられるか怪しいレベルである。故に咲からいつ能力が暴走するか分からない爆弾として不安視されている。もちろんその事を本人は知らない。

 

  咲からの評価「できれば私の目の届く範囲に居てもらいたいね。アレが目を覚まして好き勝手に暴れ始めたら死人が出るよ。」

 龍門渕家にお邪魔してから2週間が経った頃の事。今度は龍門渕麻雀部の特別コーチとして招かれた咲は、そこで初めて透華の中に潜む龍の”大きさ”に気づいた。前々から何かいると思ってはいたが、まさかここまで強大な存在だとは思っても無かった咲は、衣を躾けるついでに透華と仲良くなる事も同時に進める事に決めた。ちなみに咲が1話で照とバッタリ再会してしまったのは、この2人の面倒に付きっきりになっていた所為でしばらく雀荘荒らしが出来ずに勘が鈍っていたのと、東京という麻雀協会の総本山が在る場所故の油断の結果である。

 

  透華の考え

 珍しく咲からぐいぐい会いたいと迫られている透華としては、自身の知らない表や裏の話を両方教えてくれる咲にかなりの好印象を持っている。透華自身、自分がいずれ龍門渕家の当主になる事を自覚してはいたが、その際に今よりもっと忙しくなる事を危惧して、天才と思える程の情報収集が出来る逸材を一人抱えておきたいと思っていたところであり、そんな中での咲の登場はまさに渡りに船であった。出来る事なら咲を自分専属の秘書として雇いたい。それが無理でもせめて龍門渕家と仲の良い関係を保っておきたい、というのが彼女の本音であり、またそれは咲にとっても大変喜ばしい事であった。

 何故なら咲は、彼女が将来その龍の力を使って政界で大成する事を確信しており、その力の扱いを自身が教示する立場に成るという事も確信しているからである。

 

 

 

 

  咲の理想

 インターハイ決勝前日になっても、咲の考えは変わらない。咲の行動は全て光の為であり、光が幸せにこの世界で暮らしていけるような”世の中”を創る事である。そんな咲の野望を知る者は少ないが、知れば咲の仲間達は喜んで協力すると咲自身も信じている。何故信じられるのか?それは咲が以前とは違い考えが丸くなった為である。以前の咲と違い今の咲は他者を受け入れる。自分と同じような能力者が苦しんでいれば喜んで助け、成長を促す。助けられた能力者は当然咲に感謝する。自身の異能を認め、居場所をくれた咲を神と崇める。そしてこの連鎖は咲が生きている限り続く・・・故に咲はわざわざ口にするような事はしない。自身が助けた者の眼を見れば解る・・・彼女達の眼は、咲の為なら命すら差し出す危うい光を灯し始めているのだから。

 

 

 

 

 

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その他

 

 

  末原恭子 真面目で天然な為、仲間達から色々と心配されている先輩

 咲の術中に見事ハマってしまった一般人の1人。咲のほぼ素人の人心掌握術にあっさり引っ掛かってしまう程の真面目さを持つ。しかし麻雀の技術と天性の観察力だけは一級品で、この点は咲も高く評価している。しかし純粋ゆえ簡単にオーラの影響に流されてしまうので、このお話の咲からすれば雑魚の1人程度である。

 IFストーリーにて咲のマネージャーになっていたが、あれは咲が末原の観察力を欲しての事である。IFの咲は本編に比べてかなり慎重で、決してその場のノリで行動するようなタイプでは無い。故に常に相手を完封できるような戦い方を好む傾向にある為、その戦略を立てるのに一番役に立ちそうな才能を持っている末原をスカウトしたのだ。

 

  獅子原爽 原作のトリッキーな動きが完全に無くなり、カムイを連発してごり押す、サモナーになってしまった子

 原作に比べてカムイのごり押しが過ぎる子。原作でもチームメイトのユキの知名度を上げるという理由で、準決勝ベスト8まで上り詰めた屈指の強敵。このお話では、チャンプと決勝戦で良い感じの戦いをするよりも、カンドラという今話題沸騰中の相手を倒した方がユキの為になると思って、全てのカムイの使用を決断した・・・という感じである。しかし結果は敵に塩を送る事になってしまった。

  プリカンダカムイ

 このお話のオリジナルのカムイ、実際に北海道に伝わっている伝説の中にその名前がある為、原作でもいつか登場するかもしれない。能力は相手に喰らいつく事で自身の牙を埋め込み、埋まった牙から呪詛を身体全体に広める事で精神の均衡を乱す、弱体化の能力である。

  ラプスカムイ

 こちらもこのお話だけのオリジナルカムイである。能力はその場にいる全員の自摸運を悪くするデバフ系の能力である。

 

  三尋木咏 咲と二人っきりの時にめっちゃ咲を甘やかす、咲の第2のお姉ちゃんキャラ

 プロ雀士の1人、最初に咲と対局した時から咲の白のオーラに浸食されている事に気づき、それを喜んで受け入れた人。このお話では、咲との対戦後に咲を気に入り、協会の集まりでちょいちょい会っては咲の世話を焼くお姉ちゃん的な存在になった。

 

  瑞原はやり 咲に自身の役目を押し付けてしまった事を気にしているアイドル

 プロ雀士の1人。本来であれば、この時期の麻雀界を盛り上げる役割は、世代的に彼女を中心にして行う予定であった。しかしそれも咲の出現によって状況が一変。咲のカンドラとしての噂は瞬く間に大きくなり、もはや瑞原達が頑張らなくても良いレベルにまで達していた。なので協会は、これからは咲を中心に麻雀界を盛り上げていくから現プロ雀士達はそこまで頑張らなくても良い。という連絡を追って伝えた。その報告を受けた瑞原は1人涙した。

  はやりの自責の念

 瑞原は分かっていた、この決定が如何に無謀なものかを。いくらカンドラが今人気とはいえ、それは所詮一過性のものであり、ピークを過ぎればあっという間に誰も見向きしなくなる。そんな人間の趣向をよく知っていた瑞原は、その役目を未成年の子供1人に押し付けた協会に怒りを覚えた。そして同時に恐怖した、数年後に人気が無くなって、その事実に精神を壊しながら独り墜ちていく・・・そんな彼女の姿を想像して。

  はやりの覚悟

 故に瑞原は決意した。自分だけは彼女の傍にいようと。自分達の代わりに1人で協会の無茶ぶりをこなしてくれている彼女を、精一杯影から支えようと。そんな瑞原の姿に感化され、今や咲を影から応援しているプロ雀士は数知れず。それでも咲の進む道は茨の道。ならばせめて、自分だけでも彼女の傍で共に血に濡れようと、今日も瑞原はやりは頑張って働く。咲の笑顔を守るために。

 

  戒能良子 20歳でトッププロに躍り出た原作屈指の強キャラ(なのに影が薄い)

 永水と関わりのあるプロ雀士、彼女達と同様に神様を召喚して戦うタイプの打ち手。原作でも20歳にして数々の賞を受賞しながらトッププロへと昇り、チャンプである宮永照を倒した事もある超強キャラ。その所為かこのお話の咲と同様に変な逸話を沢山持っている事で有名。そんな彼女でもカンドラの知名度には及ばず、自身の力の無さを痛感している。

  テスカトリポカ

 良子の降ろす神様はテスカトリポカ。このお話では男性の神である。原作では、自身に降ろした彼が次々に眷属を召喚するといった事を言っていたが、このお話の彼も同様の事が出来る。また、インターハイ前に何回かに渡って咲と麻雀で戦った際に、彼も咲の事を非常に気に入り、

 

「俺の依り代になって共に世界を統べようではないか!」

 

と熱烈なアプローチをしたのだが、それを咲は”嫌です”の一言で一蹴した。それでも咲の事を諦めきれない彼は、毎回咲に会う時に口説きを入れるようになったのだとか。ちなみに返事は今のところ全てNoである。

 

 

 

 

まとめ 終わり

 

 

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