雀荘荒らしの咲   作:ロクナナエイト

50 / 75
いよいよ咲が動きます。
その前に穏乃の過去をちょっとだけお見せします。


始動する者達

 

「さぁ、長かったインターハイ団体戦もいよいよ大詰め!大将戦後半の始まりです!」

「そうですね・・そしてこの後半戦は、今年の団体戦の中で最も激しい戦いになると思います。」

「ほほぅ・・すこやんにしては珍しい、抽象的な表現ですね。いつもだったら、それぞれのチームが何位で試合が終わるー、みたいな事を言うのですが。」

「・・・・・」

「えっと・・・激しいとは、具体的にどんな?」

「一人の選手が台風の如きうねりとなって猛威を振るいます。他の選手はその嵐の中を必死になって進みながら、彼女に致命打を負わせなければいけません。彼女たちにとっては非常に厳しい戦いとなるでしょう。」

「ほー・・その一人の選手というのは・・・」

「言わなくても分かっているとは思いますが・・・宮永咲選手、いや・・雀荘荒らしカンドラです。」

 

 

 ビィーーーーーーーーー!!!

 

 

 小鍛冶が言い終わるのと同時に、会場全体に試合再開のブザー音が響き渡り・・・かくして後半戦は始まった!

 

 

 東1局

 

   清澄高校  107400 東

   阿知賀女子  84600 南

   白糸台高校 101700 西

   臨海女子  106300 北 

 

 

(ホヤウカムイ!)

 

 後半戦開始のブザー音と共に咲が再びカムイを発動!これによって3人が場の支配を得るのは、この局中は不可能となった。そして再び支配が可能になるまで・・この局を入れて、最低でも2局待つ必要がある。

 

(やっぱり来たね咲!ネリー達が手牌を取る前にカムイを発動、これにより場の支配は咲以外誰も出来ない状態になった。翼のオーラから見るに、咲はこれをあと5~6回やる事が出来る・・・つまり、4回使えば8局の間は好き放題。でも咲は馬鹿みたいに暴れたりはしないと思う・・・たぶん後半戦が終わるまで適当に点数を稼いで、1位のまま滑るように優勝まで雪崩れ込むつもりかな。そしてその為に、阿知賀に力を与えた・・・)

 

 そこまで考えたネリーは、阿知賀の大将穏乃をチラリと見る。前半戦の時点で3人から良いように使われていた彼女だったが、咲から何かを学んだのか・・・まるで別人のように、オーラを手足のように操りながら、落ち着き払っていた。そしてそれを、当の本人が1番実感していた。

 

(見える・・今まで私が感覚でしか使っていなかった場の支配が、ハッキリと見える。でも今は咲ちゃんの神様の力で、場の支配は出来ないようになっている。・・・ならここは溜めよう。)

 

 盤面を見て、自分の出来る事を把握して、冷静に対処する。今までの場当たり的なやり方が鳴りを潜め、代わりに彼女の本質である、山のような不動の精神が見え始めた。

 そんな彼女とは反対に、気が急って早く南入りにならないかと息巻いているのが、白糸台の大将・・淡であった。

 

(この感覚・・やっぱり阿知賀が明らかにパワーアップしている。でも私だって負けないよ。私が持てる能力の全てを使って・・サキ!貴女に勝つ!)

 

 それぞれの大将が策を弄し、期を待つ・・・少なくとも開始早々から能力を使ってバチバチにやり合う、などという展開にはならないと思われた。そう、試合を見ている8割の能力者達は思っていた。しかし、残りの2割は違った。

 

 

 会場内にある大会関係者用の楽屋。その一つに彼女達は集まっていた。

 

「はやりさん、どうぞお茶です。」

「うん、ありがとう良子ちゃん。」

「ははは・・・開始早々いきなり北海道の神様を使うとは、咲ちゃんも意地が悪いねぇ。」

 

 戒能良子、瑞原はやり、三尋木咏。プロ雀士の3人が清澄の優勝という予定調和を信じて、ゆっくりとくつろいでいた。

 

「やはり使ってきましたね。後はこのままチマチマと点棒を稼いで逃げ切る作戦でしょうか?」

 

 率直に思った事をそのまま言った良子。そしてこの試合を観ている能力者のほとんどが、彼女と同じ事を考えていた。このまま咲はヒット&アウェイを繰り返して、安定した勝利を見せるのだろうと・・・しかし彼女と比べて咲との付き合いが少し長いだけの2人が、したり顔で笑い合った。

 

「はややー・・・良子ちゃん、咲ちゃんがそんな子に見えるの?それとも小鍛冶ちゃんが言った事が、信用ならなかったりするのかなー?」

「くははは・・・いやでも普通はそう思うよ、はやりちゃん。咲ちゃんは2回戦は兎も角、予選、1回戦、3回戦と慎ましく勝ってきたんだから。そんな彼女が能力を爆発させて暴れ回るだなんて事、誰も想像出来やしないってー。」

 

 なにやら訳知り顔で話し合う2人。そんな2人に僅かな怒りを向けつつも、後輩らしく丁寧に尋ねる良子。

 

「えっと・・御二方、それは一体どういう・・・」

「えーっとねー・・・」

「・・・おっ!いよいよ始まるっぽいね!」

 

 その言葉に瑞原が反応して視線を画面の方へ。それに倣う形で良子も視線を向けた。

 画面には、リーチを宣言する咲の姿が映し出されていた。そして今は東1局・・・咲の親番である。

 

 

(なにっ!?咲がリーチ!?・・・いや、これはまだ予想内!ここでデカい手をアガッて、一気に距離をとって後は静観。気力を出来るだけ節約する時のやり方だね。)

 

 咲のリーチに最初こそ戸惑っていたが、すぐに平静になるネリー。まだ運を使う時では無いと判断した彼女は、今の内に出来る限りの運を集めようと、こっそり足元から穏乃の元へ泥を遣わせた。

 

(行け!フェイタルカムイ!阿知賀から運を吸い取れ!)

 

 ネリーの指示通りに動き、穏乃の脚へ絡みつくカムイの泥。しかしそれは、今の穏乃には効かなかった。

 

(・・・ん?この感じ・・脚に何か絡みついている?・・・ああ、この独特なオーラは臨海のネリーさんですね。咲ちゃんが見せてくれた記憶の中にもありましたよ。)

 

 そう思うが早いか、なんと穏乃はそのまま自身の脚に絡みついている泥に意識を集中する事で、泥をオーラから気力へと融解させて自身の中へと取り込んでしまった。当然取り込まれてしまった泥はネリーの元へ還る事は無く、単純にただ損をするだけに終わってしまったネリー。そしてその事実に唖然としてしまった。

 

(・・・へ?う、嘘!?・・ネリーのフェイタルカムイの泥が、こんなあっさり・・・)

 

 顔には出さないが、内心焦りまくるネリー。反対に穏乃は、ネリーに対してしたり顔を披露していた。

 

(むふふー!どうですかネリーさん!これが私の本当の力!山々の神々に選ばれた、巫女としての私の力です!)

 

 したり顔ついでに、内側に隠していた霊力を少しだけ解放してチラ見せする穏乃。見せられたネリーは驚愕したが同時に納得した。何故穏乃がフェイタルカムイの泥を、あんなにもあっさりと分解出来たのかを・・

 

(なっ!?・・ああ、そう言う事。阿知賀の大将、貴女・・あの巫女連中と同じで、神に選ばれた人間だったのね。)

 

 そう・・ネリーの想像通り、穏乃は阿知賀の山々に太古から住んでいる、名前の無い神々の巫女であった。この事実を知っている者は、大将戦が始まる前までは、穏乃の親友である新子憧だけであった。新子の実家は代々神職であり、新子の両親も先祖代々伝わる神社の管理を任されている程度には、神に熱心に使えていた。そんな境遇の彼女だからこそ、親友が山の神様に勝手に巫女にされている事に、誰よりも早く気づけたのである。

 

 

 当時幼かった新子は、まだ神様と悪霊の区別が出来なかった為、親友の背後に付いている存在を見てとても恐怖した。その姿はまるで植物であったが、穏乃の首を霊力の蔦が覆っていて、そこから気力を吸い取って養分にしているのが不気味だったからである。当然、家に帰って両親に具体的な話をした新子は、これで親友を助けられると思った。ところが新子の両親は、神様に選ばれるのは大変名誉な事だよ。と言って、神様の勝手な行いを神聖視し、穏乃の意思を無視して利用しようとしている奴らを放っておけと・・幼い新子に向けて、そう言ったのである。

 それに納得がいかなかった新子は、穏乃が神様に好き勝手使われない為に、出来るだけ彼女と一緒に町へ繰り出す事で、山との縁そのものを断ち切ってしまおうと考えた。その計画は上手くいき、徐々にだが穏乃と神々の繋がりは、穏乃が作り出す霊力の量と比例して弱まっていった。更に穏乃の祖父が気を利かせて、いつも同じ山に登っているだけではつまらないだろうと他県の山へ登りに誘った事も幸いし、小学6年生になる頃には完全に神様達との繋がりは断ち切られていた。

 霊力もほぼ生成されなくなっていた事から、ここまで切り離してしまえば後はもう大丈夫だろうと安心した新子は、流石にこれ以上は過保護だと改め、自身の行きたかった中学へと進学。穏乃とは一度だが道を違えた。

 しかしそれが間違いだった。中学に入った穏乃は、最初こそクラスメートと仲良く出来ていたが、徐々に周りから浮いてしまった。しかし、その理由は思春期の中学生にはありがちなもので、簡単に言うと思春期特有のカッコつけたがりが、穏乃の周りにも出始める頃合いだったのだ。

 小学生みたいに縄跳びで遊んだりするのはダサい!運動部に入る女子なんて、元々スポーツクラブでガチってた連中だけでしょ?やっぱ華の中学生だし?もう大人なんだからファッションを楽しんだっていいでしょ!・・・とまあこのように、彼女達は成長すれば誰もが通る道であろう、大人の真似事に関心を示す年齢に達してしまったのだ。

 もちろん穏乃にもそれは訪れていた。しかしそれでも穏乃の中には、皆で雀卓を囲む日常と、登り切った山の頂上だけで見れる大自然の光景が、常に輝いていたのだ。

 故にそれを理解できる者がいないかとクラス中に聞いて回った。しかし彼女の心を真に理解してくれる存在がいるはずもなく、また彼女達も心と体の急激な成長のバランスを取るので精一杯で、次第にそれを邪魔する穏乃を邪険に扱うようになってしまった。

 その事実をゆっくりと理解していった穏乃は、無意識に感じる寂しさを紛らわす為に、段々とあの山に通うようになった。

 誰でもいいから自分と景色を共有して欲しい。出来れば両方の景色を心から共有できる人がいい・・・山を走り回りながらボソボソと呟く、その自分勝手にも聞こえかねない願いは、同じく自分勝手な神様達との繋がりを再び強固なものにしていった。

 それから時が経って新子が中学3年になった秋、和がインターミドルでチャンピオンになった事を聞いた穏乃が新たな麻雀クラブを発足。再び和と再会した時に対等に遊べるように、みんなで麻雀の練習をしようと言うのだ。そこで再び新子は彼女と再会した。

 再会した新子は思わず絶句した。一体穏乃に何があったのかと・・・彼女はオーラを覚醒させて、その生まれ持った才能をフルに解放していたが、同時に霊力も大量に生み出していた。

 一体穏乃に何をしたのかと、穏乃が後ろを向いた瞬間に、彼女の後ろに付いている様々な植物の姿をした、矮小な神様達をキッと睨みつければ・・・その内の黒い百合の姿をした神がカタコトで話しかけてきた。

 

(この娘・・我らの人柱・・お前・・巫女の血脈・・聞こえる)

(っ!?・・そう、アンタ達話せたのね。昔は私にガンを飛ばすだけで精一杯だった癖に、どういう風の吹き回し?)

(この女・・所有権・・我ら・・この女・・生贄・・生贄の一生・・我らの為)

(チッ!やっぱり最初から穏乃の命を狙ってたのね!・・でもどうして?あれだけ繋がりを絶ったはずなのに・・・)

(生贄・・求めた・・繋がり・・だから・・繋がった)

 

 その言葉に目を丸くして固まった後、ゆっくりと咀嚼しながら理解していくと共に目も細まっていった。そして落ち着きを取り戻した後、再び問い詰める。

 

(はぁ!?穏乃が自分からアンタ達に寄生されに行ったって言う気!?)

(そうだ・・生贄・・寂しかった・・誰でも良かった・・同じ景色を欲した・・だから・・同じ景色が見れる者のところまで我らが導く。)

 

 今までカタコトだった黒百合が途端に流暢に喋り出す。驚いて言葉に詰まっていると、黒百合の方が優勢だとばかりに捲し立てた。

 

(あの山はもう駄目だ。昔はそれなりに人が訪れていたが、今世においては凡百の山の一つに過ぎん。)

 

 黒百合はその蔦を伸ばして穏乃の身体を覆っていく。それと同時に後ろにいた他の植物達が、代わりに会話を続けた。

 

(だから我らは他の大地へ出向く。我らよりも力の無い神共を屠り、その土地を奪い、信仰も奪う。)

(故に生贄に旅をさせ、世界の山々を視察させに行かせたのだ。)

(お前はこの娘を助けていたつもりだったろうな。我らに利用されているとも知らずに。呑気なものだ。)

(最初からこの娘には帰巣本能を仕込んでいたのだ。故に何処へ行こうが最後には我らを求める。)

(それが我らのやり方。弱肉強食・・自然の摂理そのもの。)

(我らは自然の山の化身、民草が持つ山への畏怖が神へと昇華したもの。)

(どれだけ時が経とうが民は歴史に倣い、同じ道を何度も通って我らを運ぶ。)

 

 やがて蔦は穏乃の全身を覆うと、一つの大きな黒百合を彼女の顔の横に咲かせた。

 

(お前がこの娘を本気で助けたいのなら我らに協力しろ。それが貴様に残された唯一の道だ。)

(!?・・・信じる根拠は?)

(信じるか信じないかはどうでも良い。だがお前が従わないのなら、この娘は用済みになり次第即座に吸い殺す。身体は塵となり、風に乗って母なる大地へと還る。それが嫌なら、是が非でも原村和と接触しろ。)

(は、原村和!?なんで今その名前が出て来るのよ!?)

 

 唐突な旧友の存在の示唆に驚きの声を上げる穏乃。その驚きに黒百合は淡々と答えた。

 

(身体が足りない。この娘だけでは我ら全員分の養分としては不十分だ。無論貴様は論外だ、貴様の気は不味い、とても喰えたものでは無い、非常食が関の山だ。だがあの娘なら、我らの寄生に十分耐えられよう。その上あの独特な気・・じゅるり、味わうのが今から楽しみだ。)

 

 それを最後に黒百合は穏乃の体内へと消えていった。他の植物達も同様に穏乃の中へと還り、息を潜めて静かにしている。外から感知するのは不可能に近いだろう。

 

「・・・はっ、いいわよ、やってやろうじゃない。でも約束は守りなさいよね、アンタら腐っても神様なんだから。神様が契約を破ったらどうなるか、それを努々忘れないようにしなさいよね。」

 

 小声で穏乃に後ろから語り掛ける新子。その声に反応してゆっくりと穏乃が振り向いた。

 

「?・・・何か言った?」

「いいえ何も?それより早く雀卓に付きなさい!次に和に会った時に手加減されたいの!?」

「まさか!?そうならない為に、このクラブを立ち上げたんだから!」

 

 そう言って穏乃は雀卓に付く。その内に数多の神様達を秘めて。

 ・・・そしてその何も知らない穏乃の姿に、悲痛な面持ちで寄り添う新子の本心を、彼女が今日まで理解する事は無かった。

 

 

 時は戻って大将戦後半、自分の過去を咲のオーラ空間によって知る事になった穏乃。全てを知った彼女の表情は、以前の能天気な姿とはまるで違う。並みのプロ雀士にも負けない程の、凛々しいものへと変化していた。

 

(・・・ねぇ黒百合、聞こえる?)

 

 自分の中の内なる神の1柱へと声を掛ける穏乃。すると黒百合は静かに答えた。

 

(もちろん聞いている。どうした?)

(・・・今までありがとう。ずっと私の事を守ってくれていたんだよね?)

 

 素直に感謝を述べる穏乃。当然黒百合は困惑した。

 

(・・お前は一体何を見てきたのだ?先程あの娘に全てを教わったばかりだろう?我らがお前をどれだけ好き勝手に利用してきたか・・しっかりと理解しているのか?)

(もちろんだよ、その上でありがとうって言ってるんだよ。)

 

 黒百合は更に困惑した。自分が神に利用された事を知って、それでも感謝を示してくる生贄など、今までいなかったからだ。

 

(分かってる。貴方達が私を都合良く利用しようとしていた事も、終わったら私を殺そうとしていた事も。全部・・分かってる。)

 

 ・・・きっと、この後に罵詈雑言が飛んでくるのだろう。しかし、その感想は当然だ。黒百合は断罪される覚悟で黙っていた。それからしばらくの沈黙の後・・・

 

(でもね、それは全部私の為・・そうでしょ?)

(・・・はっ?)

(咲ちゃんが貴女達を軽く燃やした後に教えてくれた。この神様達が何故貴女を殺そうとしたのか。それは・・貴女が孤独だったからだって。)

 

 孤独だった、という台詞を聞いた途端に、黙って聞いていた黒百合以外の神様達が、全員花を萎めてそっぽを向くような動作をした。おそらく照れているのだろうと勝手に推察した穏乃は続ける。

 

(私が学校で孤立している事を心配した貴方達は、私を殺して貴女達の仲間に迎え入れようとしてくれていたんだよね?そうすれば永遠に貴女達の仲間になって寂しくないし、自分達だけの大地で好き勝手に存在できるからって。そんな貴女達は全員・・元は私と同じ能力者の女の子、なんだよね?咲ちゃんが言ってたよ。)

(んなっ!?あの小娘!?そこまで見抜いていたのか!?そしてその事実を、あまつさえ今世の生贄に教えるなどと・・・なんたる恥辱!久しく感じていなかった羞恥心が、我らを焼き焦がすようだ!)

 

 図星を突かれて流石の黒百合も羞恥を感じて黙ってしまう。そしてその隙を突き時だとばかりに責める穏乃。

 

(和と憧を巻き込んだのも、二人が能力を持っていて、なおかつ私と仲が良いからでしょう?最後に2人を殺して、私達3人で新しい神様になって永遠を生きる。孤独に狂った能力者は死後にそれくらいの特権が得られても良いって・・そう思った貴女が、この連鎖を始めたって咲ちゃんが言ってたよ?・・・だからありがとう。私の事を考えてくれて・・でも大丈夫、私はもう1人じゃないよ。同じ景色を見てくれる人が沢山出来たし、何より貴方達が私の中にいる。だから大丈夫・・もうそんな事しなくていいんだよ。)

 

 今自分に出せる精一杯の優しい声で思いを伝えた穏乃。しばらく後に皆の代表として黒百合が口を開き・・

 

(・・・こちらこそ、ありがとう・・・全く、あの泥だらけのやんちゃ娘が、随分とまぁ立派に育ったものだな。)

 

 と照れくさそうに呟いた。それを聞いた穏乃は・・

 

(うん、皆が育ててくれたおかげでね!)

 

 その言葉に神様の約半分が花から謎の液体を涙代わりに放出し、もう半分がニパーッと大きな花を咲かせたのだった。

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

決勝戦はどんな展開を望みますか?

  • 能力を使った麻雀対決をがっつり書いて
  • 麻雀対決はあっさりでいい
  • 麻雀はいいから能力で直接戦って欲しい
  • 麻雀シーン少な目、キャラ同士の会話多めで
  • 試合中の回想シーン中に会話を多めで
  • 特になし、作者のお好きにどうぞ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。