リョウ「ぼっちに赤面させられる話」   作:気弱

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第10話

10月31日、それはお菓子が合法に貰えるハロウィンの日…まぁ仮装をしないといけないからめんどくさいって言うのはあるけどね。

そして今その仮装について悩んでいる…31日は結束バンドでハロウィンパーティーをするから私とぼっちは前日に2人だけで仮装してパーティをしようということになった所までは良かったんだけど…何も思いつかない…これが虹夏や郁代だったら特には悩みもしなかったんだけど相手はあのぼっちだ、確実に凄い仮装をしてくるに違いない(前に鼻髭メガネにタスキ2枚してたりなんなら人外にまで化けてくるからね)

 

「…という訳で虹夏、郁代何かアイディアない?」

 

「その話でなんで私達に相談するの?」

 

「先輩!!私にいい考…」

 

「エロメイド服は着ないからね。もう騙されないから」

 

「そんなぁ」

 

まぁ一人で悩んでいても埒が明かないから虹夏と郁代に相談することにした。正直虹夏はともかく郁代は怖いんだよね…前にぼっちが好きだからって嘘をついてエロメイド服を着せられたし…いや、虹夏も共犯か…本当は虹夏だけに相談したかったのに最近連絡すると何故か郁代も一緒に居ることが多いんだよね。ここ虹夏の家だよね…なんで?

 

「とりあえず…ハロウィンの仮装の話でしょ?」

 

「うん、2人は何を着るか決めてるの?」

 

「私は狼男みたいに耳と尻尾と牙を付ける予定です」

 

「私はー…正直決まってないんだよね…」

 

「虹夏も?」

 

「うん、喜多ちゃんに振り回されたおかげでね」

 

「先輩も楽しんでたじゃないですか!私は魔女のコスプレ好きでしたよ?」

 

「そ、そう?まぁ喜多ちゃんが選んできた服にしてはまともだったしそれでもいいかな」

 

「え?2人で服を選んだの?」

 

「はい!この前伊地知先輩とお出かけした時に♪ちなみにこれが写真です!」

 

「わぁー!?ちょっと!?」

 

「どれどれ」

 

真っ赤になってる虹夏を放置して郁代はスマホを私に見せてきた。写真の中では黒の想像通りの魔女服を着てニッコリと帽子を抑える虹夏が写っていた。何故かアホ毛が帽子を貫通しているのはスルーするとして…あざといね。

 

「うん、私もこれはいいと思うよ」

 

「ですよね!!私もお気に入りなんですよ!」

 

「も、もー…2人ともそんなに褒めてもご飯くらいしか出さないからね…?」

 

「虹夏、お腹空いた」

 

「伊地知お母さん!私もです!」

 

「ちょっと許したらこれだ!!今日は私じゃなくてリョウのコスプレでしょ!?」

 

「あっそうだったね」

 

「でもリョウ先輩なら何でも似合うと思うんですけどねー」

 

「んー私も癪だけどそう思うよ。何を悩んでるの?」

 

「よく考えて、私がコスプレを見せる相手を」

 

「………あー」

 

「ひとりちゃん…」

 

2人とも一瞬考え込むと頭を抱えるように納得してくれた

 

「ぼっちの事だから派手に行くかジャージで参加の100or0のどちらかでしょ?どっちにしても私が目立つことになる」

 

「渋谷とかは行かないとしても確かにリョウが気合いを入れてジャージで来た時は嫌だよね…かと言って普通のコスプレをしても物凄く派手なの着て来たら目立つし…」

 

「ひとりちゃんならどちらでも有り得るのが凄いですよね…」

 

「でしょ?だから悩んでるの」

 

「んー…」

 

「これは手強そうですねー…こうなったら!」

 

「喜多ちゃん?何するの?」

 

「伊地知先輩、お耳お借りしますね!」

 

「う、うん…ふむふむ…確かにそれしかなさそう…」

 

「?」

 

郁代が何かを思いついたと思ったら何故か2人だけで話し始めた。正直…背筋に嫌なものが走る感じがして逃げ出したいけど私奥の方に座ってるから逃げても捕まるのが目に見えてる…しばらく2人で話していると突然2人が猫のような目で私を見た。怖い

 

「な、なに」

 

「今日ね?お姉ちゃん1日いないんだ」

 

「う、うん…それは知ってるけど…なんで2人で近寄るの?」

 

「それでですね。店長さんって実はコスプレの服を沢山持ってるんですよね!」

 

「…前に郁代がメイド服着せられてたから何となく知ってるけど…それが…?」

 

「今日は時間ギリギリまで…リョウのファンションショーだよ!良かったね!ワンマンだよ!」

 

「はぁ!?」

 

「大丈夫です!私達先輩の大事な所まで見てる仲ですし!」

 

「それとこれとは違う!!しかもその言い方だと私が痴女みたいじゃん!!」

 

「え、帰ってきたらスターリーでぼっちちゃんに裸で抱きついてたのに?」

 

「あれは猫になってたか…郁代!?」

 

虹夏に気を取られていると郁代が後ろから回り込んで私を羽交い締めにしてきた。陽キャの体力お化けの郁代にもちろん勝てる訳もなく私は悲しくジタバタするだけしかできなかった

 

「ま、待って。話せば分かるから…」

 

「これもぼっちちゃんのためだよ♪」

 

「覚悟してくださいね!リョウ先輩…❤」

 

「郁代のだけ何故か悪寒がするからやめ…脱がさな…っ〜〜!!!////」

 

ぼっち…また私は2人によって恥ずかしい目に合いそう…助けて…

そして…恥ずかしい目にあいながらも何とか私のコスプレは決まった。半袖に半ズボンになって服を隠すように包帯を巻いたミイラ男のコスプレ…確かにここまで巻いたら服を着てるように見えないから派手だしもしぼっちがジャージだったとしても包帯の量を減らせば軽くなる…うん、いいコスプレだね。でも猫○やウマ○とか…まぁ王道なコスプレはともかく(それにしても量は多かったけど)エロチャイナやエロメイドを丁寧に奥に隠してたのはなんで?そのせいで私に着せられた上に写真も撮られたんだけど…まぁ…今更恥ずかしい思い出の1つや2つ気にしてたらキリがないからね。今日はぼっちとハロウィンパーティー…といっても仮装のお披露目してゆっくりするだけなんだけどね

 

「ぼっち、あっちの部屋使っていいから着替えてきて」

 

「あっはい」

 

何を着てくるかまではギリギリまで隠そうということになっていたのでちょっとワクワクしてるんだよね。私の準備が終わった頃にぼっちの方も準備が出来たみたい…どんな仮装をしてるんだろう

 

「ぼっち、いいよ」

 

「し、失礼します!」

 

「………え?」

 

「あっ…どうですか?似合わないでしょうか…」

 

「……」

 

隣の部屋から帰ってきたぼっちは何故かシーツを1枚被ってるだけだった。え?もしかしてあれで仮装してるつもり…?ぼっちの事だから手の込んだコスプレだと思っていた私は唖然としてしまっていた

 

「あ、あの…何か言ってほしいで…ぷぎゃっ!?」

 

「ぼっち!?」

 

何も話さない私に心配になったのか歩き始めたぼっちは数歩で転んで情けない声を上げた…いや、ぷぎゃって…可愛すぎる…私の中で何かが燃えるのを感じるけどなんとか抑えつつぼっちを起こしに向かう

 

「だ、大丈夫?」

 

「ううー…だ、大丈夫…です…」

 

「何も見えないのによく私の部屋に来れたね…それになんなのその仮装…」

 

「あっ…壁に手を当てて来ました…あと仮装は…決めれなくて…」

 

「……はぁ…起こすよ?」

 

「お、お願いしま…ひゃん!?」

 

「っ!?へ、へんな超え出さないでよ!」

 

「だ、だって…胸を揉まれたので…」

 

「………」

 

手には確かにぼっちの大きな胸の感触がした。そして今ので私の中の何かが切れたみたいで私は静かにぼっちから手を離してシーツの足元を結んだ

 

「えっ…先輩…?わ、私出られなくなりましたけど…」

 

「大丈夫だよ、ぼっち。いつもぼっちにされてることをするだけだから」

 

「へ…っ!?せ、先輩!?どこに連れていくんですか!?見えないです!」

 

「大丈夫…汗だくになったら出れるよ、ひとり♪」

 

「ひっ…」

 

私が一生懸命考えて恥ずかしい目に会いながらもコスプレしたのにぼっちは手抜きだったんだよ?覚悟は出来てるよね。それに…ミイラは水分を求めてるらしいから丁度いいよね?

次の日みんなとのパーティではぼっちはフランケンシュタインのコスプレ、私は白衣を着て科学者のコスプレをして参加することになった。え?ミイラのコスプレはしないのかって?虹夏達にも言われたけどあれは水を吸い取って満足したらしいんだ…何の水だろうね?

 




お久しぶりです!最近台本形式辞めてみました!読みやすいといいんですけど…それはともかくそろそろハロウィンの季節ですね。ぼリョウはどんなコスプレするのかめちゃくちゃ悩みましたよ…暫くは投稿頻度が落ちたりシリアスなの書けないのでそこだけ把握お願いします!
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