(注意!これは私たち結束バンドの10年後のお話だよ!もしそれでも良かったら見てね!By虹夏)
今日は12月25日、つまりクリスマス!今年もみんなでゆっくり過ごす…つもりだったんだけど…
虹「相変わらず…ぼっちちゃんってこういうことするんだね」
喜「ですね…先輩…止めなかったんですか?」
り「私より1日前に帰ってるぼっちをどうやって止めたらいいの」
今私達はぼっちちゃんの家の前で懐かしさと変な悲しさで見上げてます…家の真ん中には「結束バンド御一行様、よいクリスマスの時を」って書いてあるタスキとクリスマスらしい飾り…前にも言ったと思うけどぼっちちゃんの家って旅館でもなんでもないのにこんな事になってるんだろう…
♢
あれは数日前の話
虹「そういえばそろそろクリスマスの季節だね!今年も私の家でやる?」
り「ん、私は賛成」
喜「いいと思います!」
毎年恒例になりつつあるクリスマス会、みんなの結束力を強める為にしていたけど年の終わりの楽しみなイベントの1つなんだよね。
毎年私の家でやっていたんだけど今年は違ったみたいで震える手でぼっちちゃんが手を挙げていた
ぼ「あ、あの」
虹「ん?どうしたのー?」
ぼ「こっ今年は私の実家でやりませんか?」
虹「珍しいね!ぼっちちゃんからそういうなんて…どうしたの?」
ぼ「えっと…この前ふたりが私の家に来たのは覚えてますか?」
虹「ふたりちゃん…あ、確かにこの前寂しいからってわざわざ東京まで来てくれたことあったね!」
り「確かぼっちが連絡しないからだっけ」
ぼ「ごふっ…すみません…」
リョウが珍しく追い打ちをかけるように言い放つ。もしかして何かあった?まぁ気にしても仕方ないけど
虹「それで、ふたりちゃんがどうしたの?」
ぼ「じ、実は…今年は一緒に居てあげたいなって…」
喜「ひとりちゃん…!お姉ちゃんらしいわ!」
り「まぁ、そういうことなら私はokだよ」
虹「それじゃあ今年はぼっちちゃんのお家でやろー!」
♢
ということで私達(リョウは少しでもゆっくりしたいからとぼっちちゃんより後の私達と行くことになった)はぼっちちゃんの家の前にいるんだけど…これは入りずらいって!近所の人の目が恥ずかしすぎる…
3人とも静かになっていると庭の方から声が聞こえてきた
「だから恥ずかしいからやめてって言ったじゃん!?」
「だ、だだだだめだよ!お迎えするのに派手じゃないと!」
「派手すぎてみんな引いちゃうからはやく外して!」
「うう…一応抑えたのに…」
「お姉ちゃんはもう少し…ファッションとかの勉強しようよ」
虹「…この声って…」
こっそり除くとぼっちちゃんとふたりちゃんが庭先で言い争いをしていた。まぁぼっちちゃんが勝てるはずもなく肩を落としているけど…ふたりちゃんにまであんなふうに言われるんだね…
3人で覗いていると姉を片付けに行かせひと段落したであろうふたりちゃんが私達を見つけたみたい
ふ「あ!虹夏ちゃん達いらっしゃい!…姉のせいで恥ずかしい思いしたでしょ?」
虹「あはは…まぁ、私達も何回か体験して慣れ…はしないか」
り「私の時も死ぬほど恥ずかしかった…しかも単体」
ふ「あんな姉でごめんなさい…」
何かを思い出して遠くなってるリョウに頭をさげるふたりちゃん…出来た子だなぁ…
喜「ふ、ふたりちゃんは悪くないわよ!?ひとりちゃんも張り切り過ぎてるだけみたいだし」
ふ「と、とりあえず…家の中はまともだから入っていいよ」
ぼ「お、終わったよー…」
り「ぼっち、あれはダメだって昨日私も言ったよね」
ぼ「りょ、リョウ先輩!?いつのまに!?」
り「説教の時間だね」
ふ「それじゃあみんなはこっちにどうぞー」
ぼ「えっ!?た、助け…」
家の中に入ろうとした瞬間片付けを終わらせたぼっちちゃんが戻ってきた。今度はリョウに捕まって説教されてるけど…気にせず入ることにした…あんなに怒ってるリョウ久々に見たかも…
中に入るとクリスマスらしい飾り付けがされていた。後ろを見るとふたりちゃんが胸を張ってるし多分ふたりちゃんがしたのかな?…なんで姉妹でここまで飾り付けに差があるんだろう…パーティの準備をしているとようやく終わったのかぼっちちゃんとリョウ(ぼっちちゃん半泣きでメンダコ化してたけど)が戻ってきてようやく始められそう…
ぼ「あ、あの…虹夏ちゃん」
虹「ん?どうしたのー?」
メンダコから戻れてないぼっちちゃんから呼ばれた。この状態のぼっちちゃん声がいつもより小さいから困るんだよね…
ぼ「あの…もし私が酔って動けなくなったら代わりにサンタさんの役をお願いしてもいいですか?私が用意したプレゼントが玄関に置いてあるので…」
虹「サンタさん?」
ぼ「は、はい…ふたりあんなに大人みたいな感じをしてるのにサンタさんを信じてるみたいなので…」
虹「ふーん…?」
ぼ「お、お願いしますね」
虹「うん、分かった」
ふたりちゃんにも可愛いところあるんだね…お姉ちゃんも25くらいまでは信じてたし有り得るのかも…そんなことを考えていたらいつの間にか人間体に戻ったぼっちちゃんがみんなの元に帰って行った…いつ戻ったんだろう…
り「それじゃあいくよ?」
喜「先輩?」
り「…め、メリークリスマス!」
「メリークリスマス!!」
喜多ちゃんの怖いオーラはあったけどなんとか始まったクリスマス会、やっぱりこういう感じは楽しいよね。
喜多ちゃんはいつも通り…いや、今日はふたりちゃんと一緒に撮ってリョウは何故か既に酔ったぼっちちゃんのお父さんに酒を飲まされ数回でデロデロ…ぼっちちゃんは…あ、既に出来上がって喜多ちゃんに壁ドンして泣き上戸のリョウに泣きながらクラッチされてる…いつからここは天国から地獄に変わったんだろう…まぁ、ふたりちゃんが笑ってるからいいか!ちなみに私は何故か酔わない体質なのか…昔1度酔ったっきりどんなに飲んでも酔わないんだよね。なんでだろ…
そしてみんなが寝静まった頃私はぼっちちゃんに頼まれた仕事をこなすため起き上がった
虹「玄関に…あ、これか…」
ぼっちちゃんの事だから変なプレゼントだと思ってたけど多分…大丈夫そうなプレゼントだね。触り心地的に何か入ってる箱…かな?ネックレスみたいなジャラジャラ聞こえる…
事前に教えて貰ったふたりちゃんの部屋に行くとふたりちゃんは布団に潜っていた…あれ?これって…
虹「…ふたりちゃん、起きてるでしょ」
ふ「あっ…えへへ…バレました?」
虹「笑い方だけはぼっちちゃんにそっくりだね…」
ふ「えへへ…」
姉のように笑うふたりちゃんの横に座って預かっていたプレゼントを渡すとまた同じような笑い方をしたふたりちゃん。こういう所は姉妹なんだね
虹「もしかしてプレゼントもってくるの待ってた?」
ふ「うーん…半分正解ですね」
虹「……半分?」
ふ「虹夏ちゃんなら言ってもいいかな?お姉ちゃんからサンタさんを信じてるって話聞きました?」
虹「うん、意外だったけどその口ぶり的に…」
ふ「流石に15歳ですよ?来年から高校生なのに信じてる人居ないです」
虹「あ、あはは…ソダネー」
いるんですよ、私の身近に25まで信じてた大人が…
ふ「でも中々帰ってこないし連絡もしないお姉ちゃんが私がサンタを信じてるって思ってるからなのか…クリスマスだけは毎年帰ってきてくれるので」
虹「嬉しくて隠しちゃった訳ね」
ふ「えへへ…そうなるね」
虹「それじゃあこのことはぼっちちゃんには内緒にしないとね」
ふ「あっ…リョウさんにも内緒でお願いできます?」
虹「え?リョウにも?」
ふ「…ずっとリョウさんにお姉ちゃんを渡してはあげますけど、私の
そういって笑うふたりちゃんはまるで小悪魔のような笑みのまま私を見つめて何故かドキッとしてしまった…この表情もある意味ぼっちちゃん譲りなのかな?
虹「ふふ、分かった」
ふ「えへへ…虹夏お姉ちゃんありがと♪」
虹「ちょっと…こういう時だけお姉ちゃん呼びはズルいよ?」
ふ「そうですか?虹夏お姉ちゃん?」
虹「もー!」
妹同士、やっぱりどこか通じるところがあるのかな?
私も同じ立場だったらやってるかもしれないしね…
虹「あ、雪」
ふ「わっ本当だ…ホワイトクリスマスだね」
虹「あっそうだ…メリークリスマス、ふたりちゃん」
ふ「!…えへへ、ありがとう」
いつの間にか虹×ふたができてる…毎回放置される喜多ちゃんに申し訳ねぇ…(((