リョウ「ぼっちに赤面させられる話」   作:気弱

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リョウ「ぼっちと喧嘩した…」

り「ぼ、ぼっち…」

 

ぼ「せ、先輩なんか嫌いです!」

 

り「……」

 

本当に些細な言い合いだったはずなのに…私は初めてぼっちと喧嘩してしまった。理由もそこまで大した物ではなくぼっちのプリンを間違って食べてしまったという事…最初は私も謝ればいいものをたまたま不幸が重なって言い返してしまって気がつくとぼっちは泣きながら出ていってしまった。虹夏とはよく喧嘩したことはあったけどここまで来ることは無かったから私はどうしていいのか分からなくなって虹夏の所に相談しに行くことにした、家に入ると何故か郁代もいたけど…

 

虹「今日はぼっちちゃんと家にいるんじゃなかったの?」

 

り「……」

 

喜「せ、先輩?」

 

り「……けん…」

 

虹「けん?」

 

り「…喧嘩した」

 

虹/喜「ええ!?」

 

虹「ちょちょちょ!?何があったの!?」

 

喜「そうですよ!2人ともあれだけ仲が良かったのに!」

 

り「……ぼっちのプリンを食べて…その…言い返しちゃって…喧嘩した」

 

虹/喜「……」

 

2人の目が怖い…そうだよね…こんなくだらない事で喧嘩してぼっちを泣かせたんだもんね。2人に殴られる事を覚悟して目を瞑っていると虹夏が突然笑い出して郁代も釣られるように笑い始めた…え?

 

虹「あっはは!!良かったじゃん!」

 

り「なっ…私達喧嘩したんだよ!?何が良かったの!」

 

喜「リョウ先輩、落ち着いてください!伊地知先輩もそれだと言葉足らずですよー!」

 

虹「ごめんごめん」

 

り「っ…それで…何が良かったの」

 

虹「だってあのぼっちちゃんが言い返したんでしょ?」

 

り「うん…しかも嫌いって」

 

虹「普通なら確かに悲しいと早く仲直りした方がいい…まぁ、後者は今も思ってるけどね?」

 

り「ならなんで良かったになるの?」

 

虹「よく考えて?あのぼっちちゃんだよ?」

 

喜「そうですよ!嫌なことは嫌って言えない性格のひとりちゃんがそこまで言えるのは家族だけなんですからね?」

 

り「え…?」

 

虹「そうそう、私達がTシャツを考えに行った時にふたりちゃんにハッキリ意見を言ってたくらいしか見た事ないからね」

 

喜「私も何度か嫌そうにはされるときはありますけど…最終的には了承してくれますからね!」

 

虹「喜多ちゃんはそろそろスタバにぼっちちゃんを連行するのやめよっか?」

 

喜「いーやーでーすー!」

 

り「それは私もやめて欲しいかな」

 

確かに昔のぼっちを考えるなら「い、いいですよ…えへへ」みたいに我慢するよね…これって心を開いているって事でいいのかな?最悪な方法での確認だけどね…でもそう考えると少し嬉しいかな

そんなふうに考えていると言い争っていた2人が何故か猫のような目で私を見始めた

 

り「な、なに?」

 

虹「それはそれとしてー…仲直りの方法が知りたいんでしょ?」

 

り「う、うん 」

 

喜「それなら私達がいい方法を知ってますよ♪」

 

り「ねぇ…2人とも目が怖いよ?それになんで近寄って…こ、こな…いやー!?」

 

もう…お嫁にいけない………

 

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

 

ぼ「はぁ…」

 

今私はリョウ先輩と喧嘩して公園のベンチに座ってます…プリンなんかで喧嘩するんじゃなかったなぁ…飛び出す時頭に血が登っていたけどこうして落ち着いたらどうしても出ていく時のリョウ先輩の悲しい顔を思い出しちゃう…

 

ぼ「…あ、謝ろうかな…でも…うう…あれ…ロイン…?」

 

頭を抱えていたらロインが来た。相手は…リョウ先輩!?急いで確認しないと…見せたいものがあるから家に戻ってきて欲しい…?見せたいものってなんだろう?

首を傾げながらもすぐにでも仲直りしたかった私は急いでリョウ先輩の家に戻ることにした。家の中に入ると静かで何故か「私の部屋に来て」というメモが置いてあった

メモ通り先輩の部屋に行くけど…どうしてもそこから足がすくんで中に入れずにいた

 

ぼ「あ、あの…先輩…?」

 

り「……」

 

ぼ「えっと…あの…」

 

り「中に入って…?」

 

ぼ「!…は、はい…失礼します……その…さっきはすみませんでし…え?」

 

中に入ると何故か…メイド服を着て顔を真っ赤にしているリョウ先輩がいた。しかも文化祭で着たような服ではなく黒をベースにした生地に少し胸が露出したミニスカートメイド…え?なんで??

頭が混乱している私を先輩は恥ずかしそうになりながら私を見ていた

 

り「あ、あれは…私が悪かったから…その…ぼっちが好きだって言ってたメイド服を着てみたんだけど…どう…?//」

 

ぼ「えっ?あっか、かわいい…です?」

 

り「なんで疑問形…//」

 

ぼ「えっと…わ、私…好きなんて言いましたっけ…」

 

り「……に、虹夏達が」

 

ぼ「言ってません…ね」

 

り「………」

 

あっ先輩が静かになっちゃった…可愛い…多分虹夏ちゃん達に相談したら着せられた…のかな?でもこれって私と仲直りするために頑張って着てくれたんだよね。なんだか嬉しいな

 

り「……と、とりあえず…今回のは私が悪かったし…これで…その…許して欲しいな」

 

ぼ「…わ、私も言いすぎました…すみません」

 

り「良かったぁ…」

 

ぼ「えへへ…私も仲直りしたかったので良かったです」

 

り「うん…それで…その…仲直りしたんだし他に感想とかって…ある…?」

 

ぼ「そ、そうですね…普段より露出があるのもいいですし…なにより恥じらいながら来てるのもいいですよね…!」

 

り「ま、待って!やっぱりもういいから!///」

 

ぼ「あっ!あとは…メイドさんのあの掛け声お願いしてもいいですか?」

 

り「掛け声…?……お帰りなさいませ、ご主人様…とか?」

 

ぼ「……」

 

リョウ先輩がちょっとノッてくれてメイド服の端をつまんで言ってくれた…か、可愛い…あっ…メイドさんってご主人様に奉仕するのが基本…ですよね?

 

り「ぼ、ぼっち?どうしたの…目が怖いけど…」

 

ぼ「め、メイドさんって…奉仕するのが基本…ですよね?」

 

り「ほ、奉仕!?なにするの!?まっ待って!駄目…やっ…!」

 

こういうことが起きるのなら…たまには喧嘩もいいかも…♪

その後気がついたらメイド服がはだけたリョウ先輩が息を荒げて倒れていた

 

 

 

 

 

 

 

 

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