「山田様ー宅配便でーす」
ある日家で寛いでいるとチャイムが鳴った。何か頼んだっけ…あれ?この展開どこかで見たことあるような?
とりあえず宅配の人を待たせる訳にもいかないし早く受け取ろう
り「はい、今出ます」
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「ありがとうございましたー」
宛先は私だけど今月買ったものは全部届いてるはずだし…忘れてるだけ?とりあえず開けてみよう
箱を開けると中には1枚の紙とチョコが入っていた
り「…思い出した、前に好感度が見えるとかいうメガネを送ってきた所だ」
何か既視感があると思ったら前にこんな感じで変なメガネを送られてきた時と全く同じ状況だ。あの時は虹夏や郁代の好感度が高かったのは嬉しかったけどぼっちの好感度が私にだけ測定不能が出て恥ずかしかった
正直あの後の記憶はないけど虹夏曰く私もぼっちみたいに破裂したらしい
り「いい思い出ないけどとりあえず手紙だけでも読んでみようかな。なになに?「いつも当社のご利用ありがとうございます!こちらはもうすぐバレンタインが近いと言うことですのでちょっとした面白い効果があるチョコを送らせていただきます。その効果とは!単発のあなた必見!髪が伸びる薬!短い髪で飽きた方や好きな人の長髪が見たい方はお使いください!効果は一日で消えますのでご安心を」…あとはチョコが美味しくて自信作という情報だけか」
いつもは薬の情報だけなのになぜか今回は自信作のチョコですとか押してきてる…まぁ、どうでもいいけど
長髪になる薬か、結束バンドのメンバーは私以外みんな長いしあれより長くしても面白いだけだよね…そうなると私が使った方が面白い…いや、手入れが面倒なだけか…明日虹夏達に面白そうだし見せてみよう
とりあえず私はチョコをカバンに詰め込み眠ることにした、そして次の日
り「おはよー」
虹「わっ!ぼっちちゃん上手いね!」
ぼ「えへへ…そうですか?」
喜「ひとりちゃん!次は私ね!」
中に入ると何故か髪で遊ばれた後のぼっちが虹夏の髪を結っていた。ぼっちにしては珍しい、いつもなら顔を晒されたショックで破裂するのに今日はツインテールをしている
…いや、平気ではなさそう。少し顔が青い
り「なにしてるの」
虹「リョウ、おはよー。今ねぼっちちゃんに髪の結い方を教えてるの」
り「ぼっちにしては珍しいね、顔を晒されるだけでショック死するのに」
ぼ「あ、今も耐えてます」
喜「だから青いのね…」
り「それでなんで急に?」
ぼ「えっと…最近ふたりの友達が遊びに来るんですけど…髪を結って欲しいと頼まれて…」
虹「それで上手く出来なくてふたりちゃんにガッカリされたみたい」
ぼ「髪を結うのがこんなに難しいって知らなかったです」
り「ふーん」
確かにぼっちが違う髪型にしたのもカツラを被ったりしたくらいしか思い出せないし髪型とかに興味があるような感じでもないしなんだか納得できる。それにしてもぼっちの行動理由って結構妹が多いよね、確か前にも似たようなことがあったし
…それにしても…
虹「ぼっちちゃん、そこはこうした方がいいよ」
ぼ「あ、確かにこれなら簡単に…」
喜「…な、なんだかくすぐったいわ」
ぼ「あっ…ご、ごめんなさい」
喜「ううん、大丈夫よ!これも練習だし♪」
ぼ「えへへ…ありがとうございます」
…私だけ仲間はずれみたいで嫌だな。髪型を変えることに関してはそこまで興味はないけど私だけ仲間に入れないのはそれはそれで嫌だ…そうだ、昨日貰ったチョコを使えば…
り「んっ…あ、確かに美味しい」
ぼっち達が気づかないようにトイレに入りチョコを1つ口の中に入れ込んだ、これで説明通りなら髪が伸びるはず。
り「おお…ってこれじゃあ長髪過ぎない?」
チョコを食べてすぐに頭がムズムズしたかと思うとすぐに視界が青く染った。たまに切るのを忘れて目が少し隠れるのはあったけどこれじゃあ顔まで隠れてる…まぁ、これで紛れるのならいいんだけど
少し楽しい気持ちになりながらトイレを出てぼっち達の所に向かう
り「ぼっち、私の髪を結って」
ぼ「へ?いいで…え?」
虹「…リョウ、その髪…」
喜「きゃぁぁ!長髪の先輩もカッコイイわ!!」
ぼっちが私の方を見ると固まってしまった、虹夏はなんだかお化けでも見たかのような顔してて面白い。郁代はいつも通りだけど
…私も多分同じ状況ならビックリするだろうけど
り「何って…伸ばしただけ」
ぼ「あ、また薬ですね」
虹「お前…また恥ずかしい目に会いたいの??」
り「伸びただけで恥ずかしい目に会うわけないでしょ」
喜「んー…そうですか?」
り「…郁代?」
虹「ね?リョウは髪型を急に変える恥ずかしさを知らないみたい」
何故か郁代と虹夏はお互いに顔を見合わせるのニヤニヤとした顔で私に近寄ってきた。な、何故か背中に寒気がする
り「や、やっぱり辞めてはやく練習しよ」
虹「そんな髪じゃベース見えないでしょー?それに短髪だと混ざれなくて寂しかったんでしょ?」
喜「ふふふ…ツインテールの先輩にお団子の先輩♪」
り「ひっ!?」
虹「大人しく遊ばれてね♪」
そこからの記憶はほとんどない、気がつくと髪型は変わって郁代が連写してまた恥ずかしさで記憶が飛ぶの繰り返し。ようやく解放されたのはそこから1時間後だった
り「(ちーん)」
虹「うん、可愛い髪型いっぱいできたね!」
喜「ひとりちゃんにも送るから安心してね!」
ぼ「あっはい」
何故か私の写真を交換する話で盛り上がっている…結局最終的には最初と同じ髪型で目の前は真っ青…色んな髪型が出来るイコール恥ずかしいのもあるのか…
ぼ「…」
虹夏達が盛り上がっていると何故かぼっちが私の方に歩いてきた、もしかしてぼっちまでも私で遊ぶつもりなのだろうか…もう疲れたから好きにして…
ぼ「……よいしょ」
り「…?」
髪を結うのかと思っていたらぼっちは目の前の髪を手で退かし邪魔にならないように小さなヘアクリップを付けてくれた
ぼ「えへへ…顔、見えましたね…♪」
り「っ!?///」
遊ばれると思っていた私は突然のぼっちの笑顔に私は真っ赤になってしまった。い、いつもはそんな笑顔出来ないくせに…!!
虹「それじゃあ次は動きやすいかみがた…あれ?2人とも何してるの?」
喜「あれ?先輩の顔が…」
ぼ「あっ…えっと…わ、私は何も」
虹「ふーん?」
り「……///」
虹「…それじゃあ次はどのリョウが可愛かったか選手権ー!」
り「!?」
何故か虹夏がニヤニヤしたかと思うと突拍子も無いことを言い始めた。まって、さっきので致命傷を食らったのに更に辱められるの!?
星「おし、虹夏。このスクリーンを使ってディスカッションだ。それに合う服を提供してやるよ」
虹「うわっ!?お姉ちゃん!?いつの間に!?」
星「お前らがいつまでも話してるからな。怒ってやろうと思ったけど面白いことになってるしついでで私も混ざってやろうかと」
PA「私はこのお団子にちょっとセクシーなチャイナ服がいいと思いますよ♪」
突然虹夏の後ろから店長が現れたかと思うとスクリーンとプロジェクターを持ってきてさらに何故かPAさんまでも乗り気で私を辱めようとしてる!?
り「ま、まって…」
虹「それじゃあ!感想回スタート!」
り「わー!!?///」
その後の記憶はまたないけど…死ぬほど恥ずかしかったのだけは覚えてる。正直二度と髪は伸ばすものかと決意したくらいには
…でも…髪をどかした時のあのぼっちの顔ならまた見たいかも
髪型の名前とか触り方?とか…難しい…
pixivにてLINE風で後日談も書いてたりするので良かったらどうぞ!
あとオマケのお話です!
あなたの瞳は
https://www.pixiv.net/artworks/115644376