(ぼ「あっこちらのお話は私とリョウさんが付き合って10年後の結束バンドのお話です。それでも良かったらど、どうぞ!」)
り「ぼっちーみかん食べさせて」
ぼ「あっはい」
今私の前にはだらけきったリョウの要望でみかんを綺麗に剥いて口に入れ込むという言葉にするだけで甘ったるい状況になっている
このバカップルは最近何かあったのか、また私達の前でイチャイチャし始めるようになった。前々から思ってたけどあの頃の恥ずかしがってたリョウは本当に今のリョウなのだろうか…暗殺されて誰かと成り代わってるんじゃないのかな
虹「ちょっとリョウ、イチャイチャするのはいいけど少しは場所を考えてよね」
り「んむんむ…んっ…でも慣れたでしょ?」
虹「確かに慣れたけどさぁ…それでも最近はまた酷くなってるじゃん」
り「…恋人出来ない僻み?」
虹「よし、表出ろ山田」
こいつは本当に誰のお陰で付き合えたと思ってるんだろうか、私だってお姉ちゃんと同じ道を辿りたくないから少しは焦ってるのにズカズカと人が気にしてることを容赦なく言ってくる…
虹「はぁ…こいつに天罰が下らないかな…」
ぼ「あの…既に天罰下ってませんか…?」
り「っ!っ!(バンバン」
虹「いつもの事だしこれくらいじゃ反省しないのはぼっちちゃんが1番分かってるでしょ?」
ぼ「あ、それもそうですね」
私の格闘技術が爆上がりしたの絶対にこいつのせいだよね。昔なら30秒掛かるキャメルクラッチをものの10秒で綺麗に決められるようになった自分が悲しい…最近では志麻さんに「あの馬鹿をしばくから格闘技の師匠になって」と頼まれたくらいだし。
上手くなるのはドラムの腕だけで充分なのになぁ…
そして次の日、集まりがまたあったのだけど喜多ちゃんは諸事情で来れなくなってしまったのでまた私1人が甘いものを食べさせられるのか…ふたりちゃんと話してた方が楽しいかも…
そう思っていたんだけど
り「お、おはよう」
虹「おはよー。早速で悪いけどこの書類書いててほしいな。あ、今日はちゃんと自分でやってよ?」
り「えーと…今日は私がやるから安心して」
虹「う、うん」
何故か来てからリョウの様子がおかしい…いつもならすぐにぼっちちゃんに丸投げするか嫌がるはずなのに素直に書類を書き始めた
…絶対に何かあったな。正直仕事手伝ってくれることに越したことはないだけどこの短時間でリョウがここまで素直に言うことを聞くなんてどんな手を使ったんだろう
り「できたよ、他にやることある?」
虹「んー、集まってもらって悪いけど後は司馬さんの連絡待ちなんだよね」
り「なんだ、じゃああとは自由でいいんだ」
虹「そうだね。それじゃあ今のうちに私とぼっちちゃんで何か甘いもの買ってくるからリョウはゆっくりしてていいよ 」
り「ん、それなら私はコタツで」
ぼ「…」
り「や、やっぱり私も荷物持ちで行くよ」
…確信した、今リョウがコタツに入り込もうとした瞬間ぼっちちゃんの顔を見て慌てて飛び出した。絶対に何かあったに違いない!!一体ぼっちちゃんリョウに何したの……
虹「あー、大丈夫だよ。それより司馬さんの連絡が来るのを待ってて欲しいかな」
り「…ぼっち、それでいい?」
ぼ「えっ?あっいいと思います」
り「分かった」
虹「そ、それじゃあ行こっかぼっちちゃん」
ぼ「あっはい!」
よし、これでぼっちちゃんだけを誘い出すことが出来た。一応怪しまれないようにすぐに買い物を終わらせて帰られるようにコンビニ近くの公園で話すことにしよう。何も買わないとリョウも怪しむだろうし
虹「ぼっちちゃん!少しここの公園で話さない?」
ぼ「へ?いいですけど」
虹「よいしょ…それじゃあ早速本題だけどいい?」
ぼ「あっはい」
虹「なんでリョウあんなに素直に動くの? 」
ぼ「やっぱり気になりますよね…」
虹「凄い変わりようだからね」
ぼ「うーん…その…言わないとダメですか?」
ぼっちちゃんが渋るのって珍しいよね?ここまで引っ張られると逆に何をしたのか気になりすぎる…
虹「お願い!誰にも言わないから!」
ぼ「わ、分かりました」
虹「ありがとぼっちちゃん!」
そう言うとぼっちちゃんは訳を話し始めてくれた
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えっと…まずは最近リョウさんが私に頼み事をしてくるようになった理由から話しますね
それはこの前のことなのですが…この前先輩が風邪をひいた時に私がお粥を食べさせてあげたり体を拭いてあげてたんです。それが気に入ったみたいで何かある事に私に頼み事をするようになったんです
そして虹夏ちゃんに怒られた次の日の朝、その日はたまたま私が早く起きてボーッとしていたんです
ぼ「…んん…起きないと…」
り「すぅ…すぅ」
ぼ「リョウさん…起きて…」
り「んん、あと少し…ギリギリまで眠らせて」
昨日遅くまで新しい作曲をしていたことあったので仕方なくギリギリまで寝てもらおうと思ってベットから降りようとしたんです、その時に
り「…ぼっち、私の代わりにトイレ…いってきて」
ぼ「あっ…はい」
私も寝ぼけていてなんで承諾したのかは分からないんですけど…そのままトイレに行くつもりもなかったのにトイレに行って座ったんです
ぼ「はぁ…あれ…?」
その頃にようやく頭が冴えてきて「私がトイレに行ってもリョウさんの解決にならないのでは?」と浮かび急いで寝室に戻ったんです
そしたら
り「あっ」
顔を真っ青にしてパジャマのズボンを濡らしたリョウさんが証拠隠滅しようとしているところだったんです
り「ま、待ってぼっち…いやひとりさん…これは違うんです」
ぼ「…」
り「この歳にもなってお漏らしなんてする訳ないじゃん…た、たまたま水を零して…」
ぼ「…その割には…黄色ですけど」
り「えーと…り、りんごジュース!そう!りんごジュース零して」
ぼ「…冷蔵庫にはりんごジュース入ってませんけど…」
り「…ぐすっ…虹夏達には言わないで…待って、撮らないで!!////」
焦った先輩はらしくない見破られやすい嘘を連続で言ってきたのですが、一緒に住んでますし私が冷蔵庫を把握してるのですぐに涙目に変わったんですよね
そして無意識に携帯で撮ってしまったので証拠もゲットしてしまいました
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ぼ「と、言うわけで…あれ?虹夏ちゃん…何してるんですか?」
現在、私はぼっちちゃんの回想を聞いてツボに入って地面に蹲ってしまっています。だって卑怯でしょ!?あんなの笑わない方が難しいよ!!それに無意識にカメラ向けるって何!ぼっちちゃんやっぱりドSだったのか…
ぼ「で、出来れば…黙ってて欲しいです」
虹「はぁ…はぁ…確かにこれは墓場まで持って行きたいくらいの話だね… 」
ぼ「ありがとうございます…あ、そろそろ買って帰らないと怪しまれるかも」
虹「そうだね…あ、その写真私にもくれない?あいつ最近調子に乗りやすいし」
ぼ「あ、いいですよ」
人に頼み事をし過ぎてそれが癖になったお馬鹿の話って本当にあるんだね。それにしても隠したいのにすぐに漏らしたリョウの写真を送ってくれるなんて本当にぼっちちゃんはドSでしょ…
これ…使う日が来ないといいんだけどね
これくらいならR入らないよね?
人任せにしすぎてバチが当たりました!
そしてピクシブでオマケもありますのでそっちもどうぞ
虹夏に頭が上がらなくなる山田
https://www.pixiv.net/artworks/115681002